谷瑞恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
谷瑞恵さんのミステリで、他の本と同様メインの主人公、ストーリーがあってその中で短編がある形です
主人公は5歳の男の子のシングルママ、喫茶こだまという標本などが置かれているレトロな喫茶店で仕事をしているが、オーナーである伝説収集家の手伝いもすることになって…というお話
1話目はケサランパサラン
2話目は井戸の主
3話目は切ってはいけない庭の木
4話目は幽霊が通る踏切
5話目は神隠し
に関する5話のお話です
不思議な伝承や伝説から出た話ですが、ほとんどがきちんと解決して、でも不思議なこともあるなってお話ばかりです
最後で主人公も少しは納得できたのかな、良かったなと思えるお話でした
面白かったし、 -
Posted by ブクログ
大阪の靭公園のそばで『ピクニック・バスケット』というサンドイッチ屋さんを営む笹子と蕗子の姉妹の物語。
今回はハロウィンから冬に向かう季節の5つのお話が収められていました。
『ピクニック・バスケット』は、悩みを抱えたお客さんの心に寄り添い、お客さんの探し求めているサンドイッチを作ってくれる、思いやりに溢れたお店。
店頭に飾られていたカボチャのランタンがなくなったり、首輪をしたシャム猫が迷い込んできたり、小さな事件を解決しながらゆったりと物語が進んでいきます。
想像力が豊かで、いつも個性的なファッションで来店し、場を盛り上げてくれる常連客の小野寺さんは、姉の笹子に片想い中。
一方、妹の蕗子とイ -
Posted by ブクログ
常葉百絵(ときわ ももえ)は、5歳の息子・太貴(たいき)と暮らすシングルマザー。太貴は4歳の時に「神隠し」に遭ったことがあり、6日後に発見された。
大きなお城にいたらお父さんが来て助けてくれたなどと空想のようなことを話すので百絵は戸惑っている。写真家だった夫の誠太(せいた)は闘病の末にすでに亡くなっているのだ。
百絵は『喫茶こだま』に採用されたつもりだったのに、オーナーの賀見社真夜(かみやしろ しんや)から、自分の秘書を兼任するよう言われた。
賀見社の名刺には「伝説収集家」とある。伝説を集め、買い取って「標本」にするのである。店の中にはそんな「標本」がたくさん飾られていた。
開けてはいけない -
Posted by ブクログ
「思い出を修理できるならしたい」と願う人は、現実にも多いかもしれないですね。
なんとなく過ぎていって、自分の中では整理できているつもりでも、何気ないことがきっかけで溢れてきてしまう。
気付かないふりも、しんどいですよね。
第二弾では、明里さんの妹が登場。
複雑な家庭なのでどうなのかなと思っていましたが、姉妹仲は良いみたいでほっとしました。
単純な家族じゃないからこそ、距離感は難しいですよね。
明里さんと時計屋さんの恋人としての距離感は、まだまだこれからという感じですが。
それよりも太一の存在が気になってきました。
言動が人間離れしていることは、前作でもありましたけど、今回はさらに。
彼は何 -
Posted by ブクログ
意味深なタイトルに惹かれたのですが、これは偶然の産物だったのですね。
昔ながらの商店街。
以前は活気があったであろう場所って、どこか寂しげに感じますが、登場人物たちも何かしら過去を引きずっていて。
全体的に物悲しさを感じるストーリー。
連作短編集なので、とても読みやすいです。
それぞれ「思い出」に囚われていたり、傷ついている人たち。
ひとつひとつ解決していって、それに伴い少しずつ主人公の明里ちゃんと時計屋さんが変化していくのがいいなと。
途中さらっと爆弾発言というか、予想外の展開があり驚きましたが。
無事に解決されてよかったです。
過去は変えられないけど、思い出は修理できるのかもしれない -
Posted by ブクログ
ネタバレとき、時間に関わりのある小説が本当に素敵だなと思いました。今作は、古くから今まで時を経て伝わる伝説やものを調べていく物語。
息子が神隠しにあったのかもしれない…そんな百絵が「喫茶こだま」で働きはじめて、オーナーの伝説収集の手伝いを始めるが、百絵は非科学的な出来事は信じられない、そう思ってた。だから息子が亡くなったはずの父親に会ったもいう発言も信じることができない。しかし物語が進むにつれもしかすると…と考えが変わり、百絵は大貴を誠太が守ってくれたと思うようになる。1話1話ももちろん魅力的で面白いのですが、やはり物語を通しての百絵と大貴の物語が印象的です。
また、「水を染める色は」が個人的に好きだ