谷瑞恵のレビュー一覧

  • 伯爵と妖精 オーロラの護りを胸に

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    記憶をなくしたエドガーにどうしても本当の事を言うわけにはいかない。そのジレンマに苦しむリディア。
    一人で耐えるリディアが健気で、せつなくて。

    しかし、屈託のなくなったエドガーって、いつもよりキラッキラしているような。挿絵も含めて。

    プリンスを封じたといっても、全然事態は好転しないし、記憶喪失のエドガーにはあんまり頼れないし、これから大丈夫なのかしら?

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    2012年09月14日
  • 伯爵と妖精 誓いのキスを夜明けまでに

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    「紳士の射止めかた教えます」に収録されてたリディア両親の素敵な馴れ初めから続くスコットランド編(マッキール家編?)もこれでようやくひと段落。
    婚約後はすっかりリディアが素直になっててかわいいことこのうえないんですけど、この巻のラストのリディアが本当にかわいくて、読みながらついニヤけちゃうくらい。

    本編のここ3冊くらい、加速度つけて突っ走ってたエドガーもやっと立ち止まり、リディアもエドガーのことがどれくらい大切かやっと気がついて信じられるようになって、ふたりの気持ちがほんとにぐっと固い絆で結ばれたなーと。

    この先も楽しみ^^

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    2012年09月09日
  • 伯爵と妖精 運命の赤い糸を信じますか?

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    前の短編集もよかったけど、これはほんとに安心して楽しいとこだけな一冊。
    レイヴン、ロタとポール、エドガーとリディアのそれぞれがかわいかった。先に本編読んじゃってたので、なんでハリネズミなのかやっとわかった。笑

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    2012年09月08日
  • 伯爵と妖精 涙の秘密をおしえて

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    ネタバレ

    アーミンは結局いまだにたんなる恋する乙女ってことでいいんでしょうか…

    再度の裏切りを知ってやけっぱちになるエドガーと、その後、酔ってたあいだの記憶がなくててんぱるエドガーが非常にかわいかった一冊w

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    2012年08月31日
  • 伯爵と妖精 取り換えられたプリンセス

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    エドガーの昔馴染みという海賊ご一行はちょっと苦手だけど、アーミンのあちら側的な行動にもいらっとくるけど、エドガーとリディアの仲はいいかんじで好き。

    相手のことを思いやるようになって二の足を踏み出したエドガーと、かなり前に気持ちが進んでるがために、エドガーの本意を汲み違えて踏み出せないリディア。
    いいかんじにきゅんきゅんします。

    そして、領主館での伯爵の顔をしてるエドガーも個人的にかなり好み。
    プリンスの影響はかなり出てるんだろうけど、もとから素養はあったと思う。

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    2012年08月29日
  • 伯爵と妖精 呪いのダイヤに愛をこめて

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    5巻目にして、ようやくふたりの気持ちが歩みより始めた一冊。
    大事な意味を持つダイヤよりもリディアを選んじゃったエドガーと、熱のせいでもちょっと素直になれたリディア。
    レイヴンもいい味出ててかわいい。

    ナイトメアの行方が気になる。

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    2012年08月29日
  • 伯爵と妖精 プロポーズはお手やわらかに

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    ケルピー初登場。
    あきらかに当て馬なんだけど、エドガーにはいい薬。挿絵は美しくてかっこよいんだけど、巻き毛に見えないのは気のせいですか……?

    前の巻では、好きになるかどうか知るためにデートする的なことを言ってたエドガーは、三巻目にしてすでにその気。予想してたより展開早かった。
    早かったといえば、前巻で明かされたエドガーの過去がさらに浮き彫りに&先に向けて風呂敷広がりました。
    続巻も楽しみ!

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    2012年08月29日
  • 花咲く丘の小さな貴婦人(リトル・レディ)4 荒野へ、心に花束を抱いて-後編-【電子版カバー書き下ろし】

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    ネタバレ

    ずっと待ってたと言えなくて。
    連絡もしなかったことを伝えられなくて。
    沢山すれ違って傷つけて。
    でも忘れられなくて離れられなくて。
    自分もどこかで感じたような想いにほとんど泣きそうになりました。

    いやー五冊一気に読みましたけど、こうなるのかwww
    まあ一巻の時点でジェラルドとくっつくことは誰もが予想できたわけですが、ロジャーァアアアアアアアア(うるさい

    ドロシーはすごく意外でしたけど、イザベラは何となく納得できました。
    これからまた勉強を続けて医学の道を進む彼女の傍らにユージーンが居ればいいなと思います。
    しかしこうなると、キャロルとかレベッカとかの選んだ道も少し気になりますねw贅沢かもし

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    2012年08月10日
  • 伯爵と妖精 誓いのキスを夜明けまでに

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    ネタバレ

    あとがきにもあったように、取りあえずは一つ落着

    ただ相手を思って、辛いことを決意して行動する二人がすごいと思う
    彼となら落ちてもいいと思えるリディアもすごいけど
    彼女が一緒に落ちてしまうかもしれないと思ってもリディアと一緒にいることにしたエドガーも
    こうして書くとエドガーが悪い感じがするけど、実際はお互いがお互いを求めたが故で、エドガーのこの選択もすごく辛いものだと思う

    相手の幸せを思って身を引くのも、相手と居られるなら一緒に落ちてもいいって思えるって本当にすごい

    これから何があっても、二人一緒なら、一緒に居られるだけで安らぎを与え合って、幸せを感じていけるんじゃないかな?


    ニコが三

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    2012年07月04日
  • 伯爵と妖精 運命の赤い糸を信じますか?

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    ネタバレ

    どうしてこのタイミングで短編集3巻目なのか・・・
    時間軸がちょっと分からないけど、本編のシリアスな展開に対してこのほんわかした短編集

    最初の話は
    使用禁止の種のせいで、レイブンもリディアもエドガーに手を上げそうになってしまうわけだけど
    エドガーの為に本気で手首を切り落とすのを考えるレイブンが相変わらず
    そしてリディアにかかった魔法を軽く無理矢理に解いてしまうエドガーがね・・・相変わらずというか彼らしいというか
    オチが結構好き

    真ん中の話が一番好き
    アルフレッドの淡白具合が彼の家族のことを思えば分からなくもないけど、悲しいことなかって感じ
    赤い糸が一本じゃ足りないエドガーと、自分にはないこと

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    2012年07月02日
  • 伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる

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    ネタバレ

    切ない!!!

    エドガーがプリンスの記憶を受け継いでるってリディアにちゃんと話していれば、違う結果になってたかもしれないのにね

    自分たち一族のことしか考えてない様なマッキール家に騙されてしまうリディアも
    マッキール家を、アウローラを少なからず憎んでたブライアンが最後にリディア達を助けて死んでしまうのも
    リディアが今まで以上にエドガーの側に居ることを望んでいるのに、エドガーがリディアのために身を引くのも
    ニコがこれ以上リディアの苦しむ姿は見ていられないとリディアの元を去るのも、そのことでレイブンともお別れすることになったのも
    全部切なかった

    正直ブライアンのことも覚えてなかったけど、いい人(

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    2012年07月02日
  • 伯爵と妖精 恋よりもおだやかに見つめて

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    『恋よりもおだやかに見つめて』
    『ラストダンスはあなたと』
    『しあわせのしるし』
    の三編からなる短編集。

    前作で、妖精国の危機を救ったために、記憶を失ったエドガーだが、その後の話は、第一編目だけで、あとの二編は、リディアとエドガーの新婚のころの話。

    エドガーの自分への愛を疑う訳ではないリディアだが、やはり、非の打ち所が無い貴族であるエドガーと比べると、アッパーミドルであるリディアはどうしても引け目を感じてしまう。
    元通りの二人に戻れるとは思いつつ、切なくてじれったい。

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    2012年07月01日
  • 伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます

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    短編集2作目
    最初と最後の話が好き

    最初の話は妖精のティルと3人が親子のようで微笑ましい
    二人とも素敵な親になるとは思うけど、リディアの言う通り、エドガーの遊びは教育上絶対よくない!
    本作一枚目の挿絵と、ティルとニコの"わあっ、猫がしゃべった!""うわっ、赤ん坊がしゃべった!"ってところが好き

    真ん中の話は、リディアの必死さが可愛いよね
    世間での常套句の意味を知らずに使ったリディアに、あなたには簡単でしょって言われて傷ついたエドガーに、ちょっと可哀想になったけど、その後の行動がね・・・相変わらずだな
    この作品はぜひレイブンの女装姿の挿絵を入れて欲しか

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    2012年07月01日
  • 伯爵と妖精 プロポーズはお手やわらかに

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    ネタバレ

    3巻目にして最初の結構切ないシーンきた
    そしてケルピーとポールは初登場だったね
    にしてもポールがさ、他のキャラと違って、今とキャラ違くない? 今の方が絶対小心者でヘタレ・・・パーティーのシーンとか本当、誰かと思ったよ
    その一方でケルピーって本当に彼なりにリディアが好きなんだなって感じ エドガーと違って周りとの利益とか関係なく、彼女の意思を尊重するところはすごく好き
    そのエドガーは今も相変わらずだもんね 今回ではリディアを傷つけちゃうしさ 距離感に戸惑ってる感は出ても何やってんだか
    で、傷つけられても、それでも人間界を捨ててまでエドガーを助けようとしたリディアの行動は・・・今回はニコの言う通り彼

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    2012年06月26日
  • 伯爵と妖精 白い翼を継ぐ絆

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    ついに妖精国へ行くための船の場所が判明。
    その船探している一方で、レディ・キャスリーン登場。
    エドガーの生家であるシルヴァンフォード家唯一の生き残り。彼女が結婚して生まれた男児には、シルヴァンフォードの爵位が与えられるかもしれないという噂に、エドガーとリディアの心が揺れます。

    まあ毎度似たようなことで揺れているなと思わないでもないですが、結婚後のハナシな以上、バリエーションが狭まるのは仕方がないかな。
    でも一つ一つを乗り越えていくというのは、二人の絆らしくて嬉しかったなぁ。
    にしてもローデン三姉妹の愛らしさと言ったら。
    公爵夫人がおばあさまで良かったねー。
    そう考えると、公爵夫人という方の稀

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    2012年06月24日
  • 伯爵と妖精 月なき夜は鏡の国でつかまえて

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    鏡の中にリディアが捉われた話だという記憶はあったのですが、その後に次々とみんなが鏡の中に入り込むことになっていたのは、すっかり失念していました。
    従順なリディアに、ポールに懐きまくっているロタ、エドガーに些細な危害でも加えそうな輩には、手加減せずに殺しそうになるレイヴン。その上最後に乗り込んだエドガーの残した身体は、リディアにくっつきまくるという…(笑)
    みんなの自分の気持ちに正直な様も面白かったのですが、その彼らの面倒を見ざるを得なくなったニコとポールでしょう(笑)
    いや、もう気の毒…。

    にしても、新婚生活のいろいろもいいですが、やっぱり本編の流れの方がいいなぁと思う。
    その中でも、この話

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    2012年06月24日
  • 伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる

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    アウローラへ結婚の報告をするべく、リディアの故郷を訪れたエドガーとリディア。
    母の祝福を得たと思ったのも束の間、その宿命の為、預言者が眠る聖地へと、行かざるを得なくなって―――――。

    リディアの兄というブライアンも登場。
    エドガーとツノ突き合わせて、vsケルピーもかくやという有様。
    シスコンの誹りは免れませんが、その心情に触れると、ちょっとばかり切なく。
    パトリック側についていたブライアンですが、気に入らないながらもエドガーの人柄に触れ、最後には妹になるかもしれなかったリディアの幸せを祈って、命懸けで二人を助けるのが切ないです。

    それとは別に、ニコがずっと考えていたように、リディアの側を離

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    2013年01月27日
  • 伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば

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    リディアがリズになったときのあの心中…

    読んでるこっちがハラハラ…(´;ω;`)



    エドガーがいよいよ、プリンスの記憶と融合しつつある、というか。
    アンシーリーコートの力が目覚めはじめて、リディアにいうのかどうか…。



    いちばんは抑えきれないエドガーがいよいよリディアを襲っちゃうのかハラハラしたけど、それはなくって残念というか←


    もう、リディアが奥手すぎてエドガー若干可愛そうになってきたwww←

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    2012年06月17日
  • 伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば

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    読み終わって「あれ、結局紅の騎士って…」と思ったけど、たぶんスタールビーのことなんだろうなぁ。

    巨人族によって妖精界に捉われたリディアが、ケルピーのチェンジリングの魔法で、人形と入れ替わり、別人の容姿でリディアと気付いてもらわなければならない話。
    しかし谷さんの引き出しの多さには脱帽です。
    似たような設定ではあるけれど、どれも違って、それぞれがやっぱり危機なのでした。
    そしてリズの立場でリディアを大事に想っていて、それを何気ない行動の端々に感じる接待があればこそ、気持ちが引けているリディアが知るべきエドガーの姿だったんだろうなぁと。
    こないだの花嫁修業の一件から、エドガーを見直していた私です

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    2012年06月14日
  • 伯爵と妖精 花嫁修業は薔薇迷宮で

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    貴族の花嫁修業がメイドとか有り得んだろ、それ。
    というか、部屋に閉じこもった夫人の態度はあからさまにチェンジリングのようなものでは…というツッコミはなしなのね。
    それがあると、物語進みません(でもツッコむ)

    と初っ端からツッコミでしたが、この話は好きです。
    というのも、メイドをしていて嫉妬でいじめられているリディアを助けるのに、貴族の権威を振るうでもなく、婚約者として庇ってしまう訳でもなく、ただ彼女に変わって大鍋とか樽を洗い、「君といっしょなら、農夫のように日なが一日働くのも悪くないかもしれない」というエドガーに、今までのなかで一番の愛情を感じたからでした。
    本当に泣けたよ、この時は。
    彼女

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    2012年06月10日