谷瑞恵のレビュー一覧
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異人館画廊、4巻目。
とっかかりの時点で西之宮透磨のじれったさ。好きになる……
物語自体じれったくて、それが押しつけがましいわけではなくて、すっきりとしていてメインは絵画(イコン)っていうバランスが最高…
カゲロウさん絶対この人!
とおもったら、今作の中でしっかりとそれが確認できてよかった!
じれったい!このじれったさがたまらない!
焦れったくも少しずつ近づく千景と透磨のやりとりが、気持ちの変化と関係の変化の描写が、本当に甘くて苦くてすっぱくて。最後、千景があえて踏み出した一歩を、敏感にもしっかり察知して応えてくれる透磨のその気持ちが最高にうれしかった! -
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ネタバレシリーズ完結編。
今まで楽しませてくれた御礼も含めて★5つ。
サブタイトルを見れば、結末もなんとなく想像もつくが…
収録された3編もすべて、永遠の絆、夫婦に関するものという点が共通していた。
離れているようで繋がっている、離れていることで繋がっている。
いろいろな形があっていいのだ。
そうして、苦いものを秘めながらも、お話は汚れる事がない。
作者は若い人を対象にした作品を書き続けていて、本作が初めての、大人に向けての物語だという。
しかし、大人も、不思議を見たい、汚れない昔を夢見たい。
そういう願いをかなえてくれる本だ。
大人になると見えなくなってしまうものもあるかも知れない。
しかし、ふと -
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もう大分終盤までシリーズで読み進めている中、そういえば初めの二人はどんなだったろうと思い、再読。
面白い!
もう一回読んでも面白いです。そうか、こうやって出会ったんだっけ、レイヴンはこういうこだったっけ、ニコの上着はこうやって手に入ったのか、なんて感慨深く読みました。
ドラマCDの影響で、すべてのエドガーのセリフがオートマチックに緑川光の声で脳内再生される中、まだエドガー耐性のできていないリディアの反応に、こちらまできゅんきゅんしてしまいます。一作目からノリノリだったんだね、エドガー。
ああやっぱりこのシリーズ好きだなあと改めて思いつつ。 -
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ネタバレしないように書くと、大変に焦点のぼけたレビューになってしまいますが…。
最後に向かって、助走の段階はもう終わったのかもしれないと感じました。きっと、この本の時点で最終地点やエンディングは作者の中にあるのかなと。
ここまで築き上げてきた各キャラクターたちの歴史が、強さと優しさを与えてくれています。ここ数冊分、似たようなことを書いていますが、全員がお互いのことを思いやって行動しているのに、毎回胸を打たれます。誰かが何かを決意してくれるたびに、「あなたならそうしてくれると信じていたよ」と感動します。長いシリーズだからこその感覚ですね。
ケルピーが好きです。中盤からの彼は、ケルピー自身にも理解 -
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ネタバレ読み終わりました!
どのお話も切ない・・・
だけど最後はあたたかい気持ちにさせてくれる物語。。
【逆回りの時間】というお話が
過去からメールが届くという表現が
まるで『orange-オレンジ-』のようです!
最初は明里ちゃんと秀司さん
どうなることかとヒヤヒヤしましたが
後半になるにつれ、郁美さんのことがだんだんと分かってきて
過去をやり直せたらいいのに・・・という気持ちに共感し・・・
あとから誤解だったって気づいてしまうくだりが
とにかく切なかった。:゚(。ノω\。)゚・。
でも、過去をやり直したいという切実に願う気持ちが
秀司さんの推理によって優しく紐解かれていく。。
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エドガー、それはやったらあかんやつよ、と誰もが思ったであろう男爵令嬢の口説き。
リディアの身辺が急に慌ただしくなり、彼女もエドガーを守るだけに専念できなくなってきたこの巻。これまたファミリーとして、伯爵家のみんなが互いに互いを守ろうと尽力する姿が清々しいです。
谷さんの描くヒロインは、男性を必要としないと公言するほどマスキュリンではないけれど、だからといって、王子様に守られることを待ち望んでばかりのか弱い女の子でもない。芯の強さに、エドガーは惹かれるんでしょう。だからこそ、そんなリディアが泣き崩れる瞬間は、読んでいてとても辛いです。
ニコのブラッシングのお話が、清涼剤のよう。ニコって罪作りです -
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たぶん、このシリーズ中一番すきな終り方だったように思う。いえ、展開は好きではないですが、最後のエドガーのセリフが。
ここ数巻、ずっと苦しいままでいたエドガー。久しぶりに見せた調子の良い彼と、これからのことを思う辛い彼と、そして最後の言葉に込められた意味を思うと、リディアでなくても泣けます。ここからまた急展開になるのでしょうか。
作中でも触れられていますが、血のつながりはないみんなが、ひとつのファミリーとして機能し始めていて、それに心を打たれました。みんな、それぞれがそれぞれのことを思って決断を下していて、ちょっとばかりの犠牲にはなんの躊躇もしないけれど、どれだけ自分がファミリーにとって必要か知 -
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ちょっとダレていたのが、しゃきっとした気が。
初期の、「胡散臭く口説いてくる美形貴族」を「歯牙にも欠けずつんけんしてるふりをして、内心どぎまぎさせられている少女」という構図が好きだった私としては、結婚してから、リディアがなにかというと、貴婦人として振舞わなくてはとか、気品がうんちゃらかんちゃらいうのが正直面白くなく。リディアって、もともと気品のない下衆い女性ではないと思うのですが。身分がちょこっと低いだけで、そもそも、出自ですべてが決まる世界に身をおくのなら、あきらめて自分らしく振舞えば良いじゃん。ていうか、あなたのバックにはエドガーがついてるんだから、何があっても大丈夫だってば。
というイラ -
購入済み
あたたかい
やっぱりこの作家さんのお話は好きだなぁ。優しくて温かくて、今までこんな風に時計を見たことがなかったけれど、最近触ってない時計を触りたくなってしまった。忘れがちな思いを思い出させてくれる、そんな本だと思う。
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一作目よりも好き!でした。
前回は、図像術がイマイチ前に出てこず、怖い怖い詐欺みたいになっていたような気がしたんですが、今回のは本当に怖かったので。ブロンズィーノの「愛の寓意」を恥ずかしくも知らなかったのですが、この作品を読んでいる最中に実物を見たくなって検索をかけたら、とっても素晴らしい絵画に出会えました。絵画はやっぱり、裏側というか、何のシンボルが何を表しているのかが分かった方が断然面白いですね。
1作目に比べて、千景と透磨の関係性が深くなったので、少女漫画的な楽しみがありました。特に、透磨の「目に毒の意味が〜」の部分は、ぐっときました。理性的な男子が思わず理性を失いそうになって、それを必 -
ネタバレ 購入済み
安定の面白さ
今回は、家族についてのお話でした。複雑な事情を自身の家庭に持つ明里は、今回も他人の過去のために頑張ります。奮闘する明里を秀司が見守っていたり心配したりする距離感が絶妙ですね。今回も色々な人の想いと二人(太一くんも入れて三人も好きです)の掛け合いで心が暖かくなりました。次のお話も待ち遠しいです!
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