谷瑞恵のレビュー一覧
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なんやろうもう・・・。今、ちょっと乱読気味に読書をしている自覚はある。
時間が限られているのに読みたい本はめちゃめちゃようけあるから、とにかくガーッと読もうとしてる・・・。
・・・んやけど、この本はそうやってガーッと読むのは勿体ないね・・・。
(ガーッと読んでも大丈夫な本っていうたら失礼すぎるな)
(すいません)
いやでも、パパッと気分転換に読んで楽しみたい読書もあるよね。それがいいとか悪いとか、面白いとか面白くないとかではなく!
タイトルどおり、「時」が関係する本だけに、しっとりと読みたいねんなあ。
この本もたくさんの人におすすめしたい! ちょっとファンタジーが好きで、昔、少女小説を愛 -
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ネタバレ読み終わりました!
もどかしい気持ちが丁寧に描かれていて
ハラハラしたり切なくなったり。。
好きな人が同じ人って、どうしていったらいいのか
この気持ちをどうしたらいいのか・・・
千景の色々な心情が自分と重なりました。。
私も千景と同じように
棘棘してるし、ひねくれてるようなもの。。
こんな自分が嫌になる…最近は棘棘しっぱなし(苦笑)
普段しない行動を取ったりして
自分は一体何をしているんだろうって
困らせちゃったな。。
でも千景は、
嫌いな自分と上手く付き合っていこうとしている。。
すごいな。。と思いました
一人でも大丈夫。と…言っていた
そうだよね、私もがんば -
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ネタバレ読み終わりました!やっとです…やっと!
絵をじーっと眺めたり見たりするのが好きなので
文章だと想像することしか出来ないけど
情景を思い浮かべるの楽しかったです☆
動物とか人や風景。。
どんな姿をしていて
どんな風にすごしているのかどうか
絵には色んなモチーフの意味が隠されている……
私もどんな意味が込められているのか
そのモチーフの意味とか興味深かったです!
知りたくなりました。。
呪われた絵って本当にあるのだろうか
物語は緊迫な雰囲気だったけど、
図像のこと勉強になりました!
こういう美術に密着!みたいなストーリーを
読んだの初めてかも。。
読書の秋にいいかもしれないですね
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異人館画廊、4巻目。
とっかかりの時点で西之宮透磨のじれったさ。好きになる……
物語自体じれったくて、それが押しつけがましいわけではなくて、すっきりとしていてメインは絵画(イコン)っていうバランスが最高…
カゲロウさん絶対この人!
とおもったら、今作の中でしっかりとそれが確認できてよかった!
じれったい!このじれったさがたまらない!
焦れったくも少しずつ近づく千景と透磨のやりとりが、気持ちの変化と関係の変化の描写が、本当に甘くて苦くてすっぱくて。最後、千景があえて踏み出した一歩を、敏感にもしっかり察知して応えてくれる透磨のその気持ちが最高にうれしかった! -
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ネタバレシリーズ完結編。
今まで楽しませてくれた御礼も含めて★5つ。
サブタイトルを見れば、結末もなんとなく想像もつくが…
収録された3編もすべて、永遠の絆、夫婦に関するものという点が共通していた。
離れているようで繋がっている、離れていることで繋がっている。
いろいろな形があっていいのだ。
そうして、苦いものを秘めながらも、お話は汚れる事がない。
作者は若い人を対象にした作品を書き続けていて、本作が初めての、大人に向けての物語だという。
しかし、大人も、不思議を見たい、汚れない昔を夢見たい。
そういう願いをかなえてくれる本だ。
大人になると見えなくなってしまうものもあるかも知れない。
しかし、ふと -
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もう大分終盤までシリーズで読み進めている中、そういえば初めの二人はどんなだったろうと思い、再読。
面白い!
もう一回読んでも面白いです。そうか、こうやって出会ったんだっけ、レイヴンはこういうこだったっけ、ニコの上着はこうやって手に入ったのか、なんて感慨深く読みました。
ドラマCDの影響で、すべてのエドガーのセリフがオートマチックに緑川光の声で脳内再生される中、まだエドガー耐性のできていないリディアの反応に、こちらまできゅんきゅんしてしまいます。一作目からノリノリだったんだね、エドガー。
ああやっぱりこのシリーズ好きだなあと改めて思いつつ。 -
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ネタバレしないように書くと、大変に焦点のぼけたレビューになってしまいますが…。
最後に向かって、助走の段階はもう終わったのかもしれないと感じました。きっと、この本の時点で最終地点やエンディングは作者の中にあるのかなと。
ここまで築き上げてきた各キャラクターたちの歴史が、強さと優しさを与えてくれています。ここ数冊分、似たようなことを書いていますが、全員がお互いのことを思いやって行動しているのに、毎回胸を打たれます。誰かが何かを決意してくれるたびに、「あなたならそうしてくれると信じていたよ」と感動します。長いシリーズだからこその感覚ですね。
ケルピーが好きです。中盤からの彼は、ケルピー自身にも理解 -
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ネタバレ読み終わりました!
どのお話も切ない・・・
だけど最後はあたたかい気持ちにさせてくれる物語。。
【逆回りの時間】というお話が
過去からメールが届くという表現が
まるで『orange-オレンジ-』のようです!
最初は明里ちゃんと秀司さん
どうなることかとヒヤヒヤしましたが
後半になるにつれ、郁美さんのことがだんだんと分かってきて
過去をやり直せたらいいのに・・・という気持ちに共感し・・・
あとから誤解だったって気づいてしまうくだりが
とにかく切なかった。:゚(。ノω\。)゚・。
でも、過去をやり直したいという切実に願う気持ちが
秀司さんの推理によって優しく紐解かれていく。。
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エドガー、それはやったらあかんやつよ、と誰もが思ったであろう男爵令嬢の口説き。
リディアの身辺が急に慌ただしくなり、彼女もエドガーを守るだけに専念できなくなってきたこの巻。これまたファミリーとして、伯爵家のみんなが互いに互いを守ろうと尽力する姿が清々しいです。
谷さんの描くヒロインは、男性を必要としないと公言するほどマスキュリンではないけれど、だからといって、王子様に守られることを待ち望んでばかりのか弱い女の子でもない。芯の強さに、エドガーは惹かれるんでしょう。だからこそ、そんなリディアが泣き崩れる瞬間は、読んでいてとても辛いです。
ニコのブラッシングのお話が、清涼剤のよう。ニコって罪作りです