谷瑞恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんってやさしくてあたたかな物語だろう。でも決してやさしすぎなくてあたたかすぎない。だからとても自然に沁みてくる。そして、自分で気づかなかった、日々誰にでもあるようなささくれに気づかされ、癒してくれる。誰かが、時に自分で作ったお菓子を食べたときみたいな気持ちで本を閉じた。
どこか幻想的なのに、現実的。事件もないし刺激もないけれど、だからこそわたしはこの物語が大切に感じたんだと思う。出てくるレシピはどれもとてもシンプルで作って食べてみたくなる。何度想像してよだれが出たか!
ここが好きここがいい、とかどう感じてなにを学んだかとかではうまく言い表せない。ただこの気持ちに浸るしかできない。そしてそれ -
Posted by ブクログ
大切な友人からお借りして読んだ一冊です。
この本を「しおんが好みそう」と思ってくれたことがとても嬉しくありがたいし、この物語にこの経緯で出会えたこともまた僥倖だと思う。
(とても気に入ったのでもちろんこの後自分でも購入します)
「ようこそ小公女たち」
その小公女に自分も含まれていたらいいなと願う読後。
かつて少女だった自分にも贈りたいと思うし、かつて少女った今だからこそ出会うべき物語だとも思う。
メアリさんのお茶会に招待してもらいたいし、ふたりの小公女がつくった秘密の花園をこの目にしてみたい。
ぶどうパン、トライフル、プディング…
あぁそういえば、そのむかしなんて美味しそうなんだろうとわ -
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Posted by ブクログ
ネタバレイギリス留学時代の恩師から博士論文を勧められた千景。それは再び渡英を意味している。そんな中、不可解な強盗事件に呪われた絵画が関わっていると相談を受けた透磨と千景は、カラヴァッジョに魅せられた男と、父との軋轢に苦しんでいる女との奇妙な接点に気づき…
父との軋轢があった稔がある意味被害者で、何とも言えない後味でした。
そして、あれだけ意地を張っていた千景がようやく素直に透磨の事を受け入れたのがニンマリでした。
また渡英してしまうと遠距離恋愛になってしまいますが、前向きな遠距離なのでこれからが楽しみです。
第一部完という事なので、次のシーズンも期待しています!