谷瑞恵のレビュー一覧
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個人的に「虹色の忘れ物」が良かったです。子供の時の記憶や時計屋さんへの思い、おばあさんが「もう、来ちゃだめよ」と言った時の心境…。泣きそうになった。Posted by ブクログ
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元々西洋美術が好きだったけど、この本でアトリビュートのとこを知ってさらに好きになった
読んでいて楽しいし知識も蓄えられるPosted by ブクログ -
大好きな作品の一つです♪長いので、最後まで読むと、読み終わった満足感と、終わってしまった寂しさから、何度もまたはじめから読み返してしまいます。恋愛&ファンタジー好きにはおすすめです!!
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手紙を愛し「おたより庵」を営む詩穂。中学時代に託された手紙。詩穂を慕い支えるアルバイト夕佳、ちょっと見た目が恐い常連客城山、詩穂の元カレ加島。詩穂の静かな日常が手紙が絡む事件で少しずつ騒がしくなる。手紙が繋ぐ連作短編集。見た目から警戒されていたけど、さりげなく詩穂を助けてくれる城山。これからの二人に...続きを読むPosted by ブクログ
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壊れた思い出ありませんか?
今は閑散としてしまった商店街に越してきた明里とこの商店街で時計屋を営む秀司の間に起こる心温まる物語。シリーズ完結。
印象に残った文
「時間を隔てていても、同じ場所に立てば、そばにいるかのように感じられるのではないだろうか」Posted by ブクログ -
大好きな人の夢を応援したい気持ちと、自分の夢を追いかけたい気持ち。両方を叶えようとすると、離れ離れになってしまう。お互いのことを思うと「行かないで」「一緒に来て」はなかなか言い出せない。
でも、素直な思いを言葉にして伝え合うことで、絆がより深くなる。お互いを心から大切に思って、信頼し合っているから。...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ3作目。
1〜2作目も、読み終わった時に優しい気持ちになれました。今回は前作より切ない気持ちが強かったと思います。
ちょっとした誤解や、遠慮や、躊躇いによってすれ違ってしまった過去。過去は変えられないけど、自分の気持ち次第で未来は変えられる。過去の苦しみや後悔を乗り越えた人や、大切に抱えて生...続きを読むPosted by ブクログ -
この物語で起こる「事件」は、どれも誰かが誰かのことを思うあまりに、臆病になったり、意地を張ってしまったりすることで、ボタンを掛け違えるかのように少しずつずれてしまったことが原因で起こっていると思います。掛け違えの中で「悪いこと」(本人の主観的な、あるいは客観的に見ても)をしてしまった人もいるけれど、...続きを読むPosted by ブクログ
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とても優しい気持ちになれるストーリーだった。
謎解きは、ファンタジーな要素が多いけど、よく読めばちゃんと辻褄が合っている。それがとても不思議な感覚で、心地よかった。Posted by ブクログ -
ミステリー要素とちょっぴり恋愛要素があるのがよかった!美術がそもそも好きだから絵画ミステリーっていうジャンル面白かったし、難しい描写も西洋美術史の授業取ってたおかげで理解しやすくてとても好きな小説だなーと思った。
図像術が隠された絵を見てしまったらどうしようって怖くなった笑Posted by ブクログ -
手紙にまつわる雑貨屋を営む女性が、不思議な手紙を巡って、親友の死をめぐる謎に巻き込まれていくストーリー。
面白かった!
読み進めるうちに、だんだん誰もが怪しく思えてきて、結末がが気になって一気に読んでしまった。
ミステリーな部分だけでなく、登場人物の人柄よ人間関係も丁寧に書かれていて、ドキドキしな...続きを読むPosted by ブクログ -
日時計と星時計が婚約指輪代わりのペアウォッチなんていいね。
夫婦はべったり一緒にいる時期があっても、子供も独立して老夫婦になったら、お互いやりたいことを尊重するのもいいな、と思ったり。
そして、商店街に新たな店、というかかつての大判焼き屋を復活させようとする人。
明里もヘアーサロンオープン?
秀...続きを読むPosted by ブクログ -
あれだけ流行ってた時は読む気が起きなかったけど、『異人館画廊』シリーズと同じ作者だと気づいてこちらも。
仕事と恋に敗れて東京から引っ越してきた美容師の明里と、お向かいさんとなる時計師の物語。
主人公と相手役がそれぞれ抱える事情もクリアになり、二人もめでたく両想いになり、これからあと4冊も続刊が!...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ完結。終わってしまってさみしいけれど、心が温まる終わりを迎えて、あぁよかったなぁと思う。すごく好きでした、秀司と明里の2人も、2人の友人も、商店街の人も。修理したい思い出を持つ人々は一筋縄ではいかないことも多かったけれど、その人たちとのかかわりを通して、秀司と明里も人生を拓いていったのかなと...続きを読むPosted by ブクログ