あらすじ
大阪の靱公園にある、仲良し姉妹の笹子と蕗子が営む手作りサンドイッチの専門店『ピクニック・バスケット』。
おっとりした姉の笹子がつくる絶品サンドイッチは、誰もが胸の内で大事にしている味にそっと寄り添ってくれる。
そんなやさしい味に惹かれて、今日も人生にちょっとした悩みを抱えるお客さんがやってくる。
ある時蕗子は、笹子が元彼と会っていることを知る。フランス帰りのシェフである彼に、笹子は引き抜かれてしまうのかも……。
心穏やかではいられない蕗子だが、彼女にも新たな変化の兆しがあって――!?
感情タグBEST3
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姉妹のサンドイッチ屋さん『ピクニック・バスケット』を舞台に進むストーリー第二弾。
何か劇的な出来事が起こるわけでもなく、一冊を通してパンのようにふんわり、サンドイッチのように親しみやすい空気感が漂う。
読んでいて疲れない、癒し系のパン小説。
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『めぐり逢いサンドイッチ』の続編。
サンドイッチを通して、人と人を繋げる温かな物語。
今回も美味しそうなサンドイッチがたくさん出てきて、食べたくなりました。
もうすぐ11月3日はサンドイッチの日。好きな具材のサンドイッチ食べようかなと思います。
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それはそれは美味しそうな知らないサンドイッチの数々。それだけで単純に楽しい作品。
前作も大ファンですが、本作はさらにサンドイッチという手段を通じて人の想いや思い出に向き合い引き出す描写に惹かれました。
ほっこり、美味しく。。
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笹子と蕗子、ふたりの姉妹が営むサンドイッチ屋「ピクニック・バスケット」。
登場したサンドイッチは、どこか懐かしい気持ちになる雰囲気を持つサンドイッチ。
このシリーズを読むとサンドイッチが食べたくなる。
笹ちゃんの元彼登場で不安になる蕗ちゃんに、笹ちゃんのことがほんとに好きなんだなぁ、と感じます。
今作では何気にアプローチを強めてくる川端さんにもご注目。
何気に懐の大きな絵本作家、小野寺さんも気になるところ。
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靭公園に面したサンドイッチ店『ピクニックバスケット』を舞台にした連作短編第二弾。
お客さんの思い出の具材をはさんでサンドイッチにしてくれる、姉の笹子と妹の蕗子の営む小さなお店は、いつもほのぼのとした雰囲気で優しい。
昔の記憶を呼び起こすように、サンドイッチでこんな素敵な話を紡ぎだせるなんて、とてもお洒落です。
今はもう閉店してしまった「トワイライト」という喫茶店のクラブハウスサンドの話「黄昏ワルツ」と、おじいちゃんが子どもの頃に食べたジャムサンドの話「明日の果実」が特によかったです。
笹子の元カレが登場したり、蕗子とパン職人の川端さんとの恋模様も描かれているけれど、このふたりの姉妹は深い絆で結ばれているみたいで、『ピクニックバスケット』は閉店しないでまだまだ続いていてほしいです。
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シリーズ第二弾。笹ちゃんと蕗ちゃん姉妹のサンドイッチ屋さん「ピクニック・バスケット」には今回も色々なお客様が。
キューカンバーサンドイッチ、フィッシュソーセージサンドイッチ、クラブハウスサンドイッチ、干し柿ジャムサンドイッチ、鶏つくねサンドイッチ、笹ちゃんがお客様を思って作るサンドイッチはどれも本当に美味しそうでした。特に鶏つくねサンドイッチが食べてみたい!
それと蕗ちゃんと一斤王子の川端さんの2人の距離があまり縮まらなかったことにモヤモヤ。小野寺さんが気をきかせてくれたのにな~。第3弾を読むのが楽しみです。
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前作がサンドイッチ愛に溢れていたので、
今回も気になって読んでみたが、
相変わらずサンドイッチ愛が凄い!
これを読むといつもサンドイッチが
どうしても食べたくなってしまう。
これは、笹子のサンドイッチに対する
思いが凄いからだと思う。
その料理で人を幸せにしたいという想いが
とても強いんだろうと思った。
訪れた人に笑顔になってもらいたくて
笑顔にしたくて、その場で
「そのサンドイッチ作りましょうか?」
と言えるのは凄い。
キュウリオンリーのサンドイッチ気になるなあ!
笹子の恋愛は、料理が好きだからこそ
元彼に料理の楽しみを
“楽しませてもらってた“と気づくのは
悲しかったろうなと思う。
そして、それを抜け出すため、
今の自分の料理をするために
好きだけどお別れを選んだ笹子は
本当に強い女だと思う。
これからの二人に
素敵なサンドイッチと出会いが
訪れますように!
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サンドイッチに絡んだエピソードや想いで、美味しさが伝わってくるようなお話だった。
親友のような関係の笹ちゃん、蕗ちゃん姉妹。
独特なファッションで誰に対してもフレンドリーな小野寺さん、イケメンパン屋の川端さんにクールビューティな西野さん。
出てくる登場人物はみんな親しみやすい魅力がある。
「料理がただの食べ物じゃないことを知っている。人に寄り添って、楽しませたり勇気づけたり、そっと心を動かすものだと知っていて丁寧にサンドイッチを作ってる。」
この文章がとても素敵で好きだと思った。
読むとほっこり癒される、本の厚み的にも非常に読み易い1冊だった。
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待望のサンドイッチシリーズ、続篇。
〝黄昏ワルツ〟と〝明日への果実〟が好みだった。
ポテト、パセリが添えてあるクラブハウスサンドや干し柿のジャムサンド、食べてみたい!
谷さんの物語は優しくて、時間の流れがゆっくり感じられる不思議な空気感が好き。性急ではなく、少しずつ変わっていく関係性が丁寧に描かれていて暮らしが見えるからだろうか。
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2冊目。こういう小説は、食べてみたくなりますね。1話目で魚肉ソーセージを使ったサンドウィッチが出てきます。読んでから気になってスーパーで見てみました。今は色々な種類があるんですね。そういった気づきを与えてくれる小説でもあります。
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出てくるサンドイッチが珍しくてなおかつ美味しそう。「ピクニック・バスケット」みたいなお店が近くにあったら通いたい。今回は前作より笹ちゃん蕗ちゃん恋愛要素あり。蕗ちゃん川端さんともう少し、てとこかな。小野寺さんは今回存在薄め。でも何かと助けてくれていい人。
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お客様の気持ちに寄り添うサンドウィッチ屋さん第2弾。今回も美味しそうなサンドウィッチの数々。蕗ちゃんと川端さんのもだもだが増しましたがあまり進展はなし。笹ちゃんの長い恋は終わったので、小野寺さんにはこれから頑張ってほしいところ。お客さんだけでなく、みんなはやく幸せになってほしいです。
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大阪の靱公園でサンドイッチ屋さんを営む姉妹のお話。シリーズ2作目。短編で読みやすい内容。
東京から大阪へやってきた妹の蕗子、シェフ兼店長の笹子とお客さんたちとの優しいエピソードと美味しそうなサンドイッチに癒されます。
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【収録作品】青い花火/オーロラ姫のごちそう/黄昏ワルツ/明日の果実/祝福のサンドイッチケーキ
おいしそうなサンドイッチにひきつけられる。出てくる人がみんなふつうに「いい人」なので、安心して読めるのもいい。
キュウリサンド、魚肉ソーセージサンド、クラブハウスサンド、そして謎のジャムサンドにクリームチーズを使ったサンドイッチケーキ。自分で作れそうなものもあるけれど、たぶん違うんだよなあ。