谷瑞恵のレビュー一覧
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もしかして谷さんは、もっともっとおどろおどろしい話を書かれたら面白いのではないだろうか、と読みながら感じました。
このシリーズは、割とあっさりと人が死に、グロテスクな描写はほとんどないものの、事件に関わる人間の内面がドロドロしています。
主人公が浮世離れているせいで、まるでそういったことを感じない作りにはなっていますが、みんな負の感情に引っ張られているなあ…と毎巻思います。4巻目になる今作は、一番それを感じたかもしれません。キリスト教における7つの大罪の中で、一番罪深いのは嫉妬だと思っているんですが、さもありなん。嫉妬から引き起こされる様々な感情は、己をも傷つけますね。怖い怖い。
透磨がやっと本気になりました。京一さんではつかなかった火が、例の彼によって、やっと。次巻も楽しみです。 -
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恋のライバルのことも解決してあげるとか優しいなぁ。
少しずつ向き合っていく朱理たちに私も頑張ろううと思える。向き合って上手くいってもいかなくても向き合ったことに意味があると思う。不安だし怖いけど少なくともできる限りのことをすることで後悔は残らない。何もしないとチクチク残り続けるから。やれるだけのことやって分かり合えなかったらその人とはご縁がなかったってことなんだろうな。
太一って何者なんだろうなぁ笑
派手な刺繍が入ってるってスタジャンというよりスカジャンな気がしたんだけど…どうなんでしょう?
ユリスナルダン プラネタリウムコペルニクス 天文腕時計
ボーラーハット 山高帽、ダービーハット、たまにhydeが被ってるやつだ
アントン・シュナイダー 老舗鳩時計メーカー
ニッカーボッカー 膝下で裾括られた半ズボン。ゴルフとか土木作業員とか。
サーモントラウト もとはニジマス。海面養殖用に作り出された洋食品種。サケとマスは同じサケ科 -
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ネタバレシリーズ第3弾。妹より。
1・2作目、ちょっと私には合わないと思って敬遠してましたが
3作目も手に取ったら意外に、続編も楽しみになってきました。
絵画、図像術の専門の千景
絵画のことはわからないので、グーグル画像検索しながら。
「イカロスの墜落のある風景」 そしてそれを真似たとする庭
特に今回は、千景とお父さんの関係がクローズアップされました。
そして、件の庭の持ち主のところの親子関係も
画像検索といえば今回は絵画よりも前に
おばあちゃんが作るおやつ? スターゲイジー・パイの方が先でした
(これはどういう向きにして口に入れればいいんだろう?) -
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前回、あんな格好良い終り方をしたエドガーさん。今回の中編では、なんだかとっても楽観的に。そうだよね。あなたって基本そうだったよね。お坊ちゃんで美形でタラシなんだもんね、デフォルトが。
と気が抜けるような、ほっとするような。とりあえず、リディアを傷つけることだけはしてくれるな!と読んでいたため、レイヴンに「もっとやれ!もっと言ってやれ!」と思う回数が多かったように思います。
リディア視点だと、どうしても切ない方へと傾いてしまうので、エドガー視点が新鮮でした。彼、ヒゲ生えるんですね。イラストだと完全無欠の王子だから、なんだかそれも新鮮。
短編が2つありますが、どうにも続きが気になって仕方がないため、気もそぞろ。 -
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このシリーズも3巻目ですが、どうも、盛り上がったところで急に失速するというか、いつも肩透かしをくらったように感じます。
ミステリのカテゴリーではないので、種明かしをしたり、衆人環視の元謎解きをする必要はないのでしょうけど、それにしても物足りない。で、結局あのひとは、なんでそれをしてたのさ!の部分が未消化です。
2巻に比べると、透磨くんは自覚症状も出てきて、覚悟も決まったようです。よかよか。千景ちゃんは、未だに悶々としていて、彼女が「冷静よ!」と言うたびに失笑してしまう。でも彼女、まだ19歳ですもんね。あんなものなのか。
キューブのメンバーたちにも何か過去が?という伏線も敷かれ、カゲロウさんに会えるのもそう遠くはなさそうです。
シリーズを通して、ピックアップされる画家が素敵。今回も、ブリューゲルを調べましたが、あのイカロスは素晴らしい。また、絵画を言葉で説明してくれる箇所が好きです。どうしても感覚に頼らざるをえず、しかも主観的になりがちな絵の魅力を、ああして言葉にできるのは、かゆいところをさりげなくかいてくれるみたいで、読んでいていつも興奮します。次は誰の絵なのかな。楽しみ! -
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美術に絡んだ探偵もの。
ミステリというには軽く、ぎこちない恋愛の行き違いもあったりと若々しいけど、芸術の暗部を扱う陰影も含んでいます。
表紙イラストに惹かれて読みました。
じつはシリーズ2作目だったんですね。
最初ちょっと入りづらいと感じたのはそのせいでしょう。
千景は、英国で図像学を学んだ早熟な天才。
祖母と暮らすために、帰国しました。
祖母は屋敷の一部を改装して「異人館画廊」とし、祖父の絵を展示し、常連のためにささやかに喫茶もやっています。
千景は幼い頃に両親が離婚、その時どちらにも望まれなかったことがトラウマになり、祖母以外の人間にはなかなか心を開かなかった。
とはいえ、この頃には既に友達というか~仲間はいるんですね。
若き画商の透磨も仲間の一人。
子供の頃から知り合いの透磨は、千景と顔を合わせるたびに憎まれ口を利いてしまうが、傍目には特別な存在なのはありあり。
お互いにまだ全然、恋愛とは思っていないのだけどね。
イタリアの画家ブロンズィーノの贋作が出回っているという噂があり、千景は展示を見て回ることになる。
高級画廊の展示会にまぎれ込んだが、贋作は見つからない。
死の舞踏がテーマの絵には、ある秘密が隠されているという‥
関係者に事件が起き、さらに‥?
「思い出のとき修理します」と同じ作者なんですねえ。
普通の子と優しい彼が主人公だった「思い出‥」とは、話も雰囲気も真逆かも。
これぐらいのふり幅はあったほうが楽しいかな。
最初の刊を読まなくちゃ☆