谷瑞恵のレビュー一覧

  • 伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党

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     昔好きだった少女小説。改めて読んで、やっぱり好きだと思った。
     急にラブラブになったりせず、二人の言動や心情に無理がないので読みやすい。
    自分の魅力を十分分かった上で駆使する男と、自分の魅力がサッパリ分からず自分への賛辞を信じない少女。ナルシストと自虐少女になりそうなのに、どちらも嫌味なく魅力ある登場人物になっている。
     最終巻まで読んだあと改めて読むと、初巻では互いの心の壁が分厚い。二人がいかに影響し合ったのかがよく分かる。

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    2017年08月04日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    さびれた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時 修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思い----家族や恋人、大切な人との悲しい過去を修復できるとしたら?

    【感想】

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    2017年08月01日
  • 伯爵と妖精 1

    購入済み

    マンガの絵に惚れてます

    この「伯爵と妖精」はアニメで見た記憶があるんですが、マンガを読むとまた違った感じに受けられて良いと思いました。
    元々香魚子先生の絵は好きでしたから読みたいと思いました。
    これからの進展が楽しみです。

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    2017年05月05日
  • 異人館画廊 当世風婚活のすすめ

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    少しずつ透磨と千景の関係が、嫌いだし喧嘩もするけどお互い信頼はしてるし安心する、っていう風に変わってきたかなあとおもいます。何かの拍子で自分の気持ちに気付くのかなあ。
    あとまさか足りない図像があれだとは思いませんでした…調べれば調べるほど奥が深いんだろうなあとおもうしもっと詳しく知りたいなーって思いました。

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    2017年05月02日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

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    恋をすると誰もが臆病になる。
    まして以前の恋が上手くいかずに終わってしまっていたら余計に慎重になるだろう。
    嫌われたくない、もう二度と失敗はしたくない。
    好きな気持ちが強ければ強いほど、人は臆病になっていく。
    真実とはいったい何なのだろう?
    知っていることだけがすべてだと思い込んで悩んだり苦しんだり。
    本当は知らないだけで真実は他にあるというのに、目の前に見えている事実だけが真実だと思ってしまう。
    リアルな生活の中にもそんなことは多いのかもしれない。
    明里にどこか棘のあるような態度を取る郁実も心の中に癒えぬ傷を抱えている。
    明里自身も、前に進んでいく勇気をいまひとつ持てずにいる。
    揺れ動く気持

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    2017年03月31日
  • 異人館画廊 当世風婚活のすすめ

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    ネタバレ

    シリーズ4弾

    今回は、千景の失われた記憶に直結するところらしい
    としつこいくらい書かれていました。
    そして、図像術の話よりも、千景と透磨の関係の方ばかりだった。
    あのとき何があったんだ…???
    と気になる終わり方

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    2017年04月01日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

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    ずっと会っていなかった妹・香奈が突然に明里を訪ねてきた。
    卒業を機に家を出てからは、ほとんど帰ることもなく過ごしてきた明里にとって、香奈は微妙な存在だ。
    「一人娘だから」と言ってしまえる香奈は、やはり幸せな時を過ごしてきたのだろう。
    もしも立場が逆だったら、その言葉にどれほど姉が傷つくかわからないはずがない。
    咄嗟に出てしまった言葉は、どんなに取り繕っても本心なのだから。
    「思い出なんて単なる過去の記憶だ」
    この「単なる」という言葉がやっかいなのだ。
    ただの過去の記憶・・・そう言っているのだから。
    でも、思い出という言葉にはそのときの感情が必ずついてまわる。
    嬉しかった思い出、辛かった思い出、

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    2017年03月14日
  • 異人館画廊 当世風婚活のすすめ

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    新たな絵を巡ってのお話。
    透磨と千景の距離と関係も、少しずつ変わってゆく。
    絵は変わらずそこにあるが、人は変わってゆくもの。
    少しずつ千景の過去が明らかになってゆくところも、今後の楽しみ。

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    2017年02月20日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

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    ネタバレ

    完結は寂しいけれど、これ以上続いてもダラけそうだし、ちょうどいいのかも。
    でも、秀司が時計師になって戻ってきた話や太一についてもっと突っ込んだ話などの番外編があったらいいなと思う。

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    2017年02月09日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

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    本作もいろんな人の思い出が良い方転がっていく。秀司と明里のふたりがいて、なんだか不思議な力が生まれてくるんだね。太一の一族とか過去もなんだか伏線がいろいろで、また次に繋がる感じだな。ふたりの柔らかく甘いやりとりが、ほっと癒してくれる。

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    2017年02月09日
  • 異人館画廊 幻想庭園と罠のある風景

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    千景と透麿の心の距離がぐっと近づいた気がする。素直に言葉にはしないけど、お互いに相手を気にかけているのがわかり微笑ましい。透麿と京一も何だかんだで相手の良いところは認めているのが面白い。今後も楽しみです。

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    2017年02月04日
  • 異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵

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    千景と透磨のもどかしい関係を描きつつも、ブロンズィーノの贋作の真相についてもしっかりしたストーリーをを見せてくれてお見事でした。ブロンズィーノの絵を検索して見ると、一見色遣いも綺麗で美しいと思ったのですが、じっと見つめていると不安な気持ちになりました。この作品を読んだ後だからでしょうか。本作ではカゲロウさんの情報力が目立っていて、さらに正体が気になりました。

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    2017年02月04日
  • 異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女

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    本書で初めて「図像」という言葉を知りました。図像については、話の中で詳しく説明されていてわかりやすかったです。話はこの図像が使われた呪いの絵画をめぐるミステリ。美術が好きなので、私は好きな内容でした。濃いキャラクターが多いですが、中でもやっぱり千景と透磨の関係性も今後どう変わっていくのか気になります。

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    2017年02月04日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

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    とうとう完結なんですね。
    通りすがりに古い時計店を見つけると、この作品を思い浮かべていました。

    この物語のやわらかな空気が好きでした。
    どことなくセピア色で、
    淡々と時を刻む針の音が聞こえるような…。
    時にじれったくなるくらい不器用な秀司と明里。
    遠距離でも、この二人なら大丈夫ですよね。

    そして、登場人物の中で特に好きだった太一。
    彼の正体、本当は何だったんだろう…。
    願わくば、大学の単位取得に苦しむ狛犬さんの化身ということで(笑)。

    またまた大判焼きが食べたくなったのであります♪

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    2017年01月30日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

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    ネタバレ

    2017/1/23
    シリーズ完結
    最後、二人がどういう選択をするのかドキドキした。
    もちろんハッピーで満足な選択なんだけど意外性はない。
    意外性が必要とは思わないけどびっくりはしなかった。
    この結末より悪い選択はいくらでも思いつくけど、私なんかじゃ到底思いつかないもう一段上のハッピーな選択肢を期待してしまったりするのが読者のゴウと言うかサガと言うか。
    とは言え幸せな気持ちで本は置けたのでした。
    その後、秀ちゃんが立派な時計師になって帰ってきた話も読みたい。

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    2017年01月29日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

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    なかなか物語の展開に馴染めなかったけれど
    3巻目にしてようやく
    人物の動向が気になって感情移入できるようになってきたかな。

    今回は
    解説にもあったように家族絡みの
    悲しいけれどほっこりする場面がいっぱい。細かいところまでしっかり読まないとひとつひとつの話の良さが伝わらないような気がして
    だから余計に世界観にどっぷりと浸かれたのかも。
    いつ何時も
    変わらない優しさで包んでくれる時計屋さん。4巻目で新しい展開があるのかな。

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    2017年01月06日
  • 異人館画廊 当世風婚活のすすめ

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    ■月の明るい夜、フラワーロードに突然クラッカーの音が鳴り響いた。

    成瀬家は、代々“禁断の絵”を守ってきた旧家だ。その絵が盗まれた。現当主の美津に絵をさがしてほしいと頼まれた千景と透磨だが、件の絵は異人館画廊に置き去りにされていた。同時期、失踪中の次期当主候補・雪江が死体で見つかるが、容疑者として浮上した男が千景の誘拐事件の関係者だと判明し!? 深まる謎の中、記憶の封印が次第に解けてゆく。緊迫の美術ミステリー!!

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    2017年03月09日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

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    ネタバレ

    2016/12/20
    秀ちゃんかっこいいな!
    今まであんまり思ったことなかったけど今回は大声で言いたい。
    秀ちゃんかっこいいな!!!
    「ものわかり、よくないよ」が素敵。

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    2016年12月20日
  • 異人館画廊 当世風婚活のすすめ

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    目をそらすのは、もうやめようー。

    シリーズ4作目。今回取り上げられている作品はホガースの当世風結婚。この絵は知らなかったので、すぐに画像検索した。このシリーズを読むといつも、絵は色んな見方があるのだと興味深く思う。
    千景と透磨の関係も、どんどん興味深くなっていく。いったい過去に何があったのか、何故透磨のことを忘れたのか、気になりすぎて次巻が待ち遠しい!
    相変わらずの京一もこのシリーズの良いところ。

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    2016年12月18日
  • 異人館画廊 当世風婚活のすすめ

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    ホガースの6枚からなる連作画『当世風結婚』を題材に、千景の消し去った記憶が呼び起こされる、ある種重要な巻。
    そして、まさかのカゲロウさん登場。

    透磨と千景の関係が徐々に変わり始めそう。いつも千景の考えていることがダダ漏れじゃないかというくらい、透磨の返しがいいとこ突いてくる。

    アダムとイブを模してイチジクにかぶりついて「これで僕たち同罪ですよ」からの「もうふざけるのはやめにします」にキュン死寸前。

    次巻が待ち遠しい。

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    2016年12月05日