谷瑞恵のレビュー一覧

  • 思い出のとき修理します

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    「誰だって、修正したい思い出の一つや二つありますでしょう?」

    ずっと積読していた本。読み始めるとファンタジーが入り交じった作品だけど読みやすかった。
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    過去の体験から偽った自分として過ごす主人公と心優しいが何かを抱えている時計屋さんの物語。
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    太一の存在は明記されてないけど実はそういうことなのかなって感じで良かった。
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    2021年06月07日
  • 異人館画廊 透明な絵と堕天使の誘惑

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    改めて表紙見てみたら、この巻で初めて手をつないでるんですね。
    ついに過去の誘拐事件の真相が明らかになる巻です。次の展開が楽しみではありますが、このお話はどこに行きつくんだろう。

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    2021年05月27日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    気楽に読めるにゃんこアンソロジー。
    シュールだったり、にゃいにゃい可愛かったり、感動したり。
    「縁切りにゃんこ〜」の、にゃんこ達のわちゃわちゃ感が可愛すぎてほっこり。
    「神様はそない優しない」は、なんで関西弁やねん、と思ったけれども、ラストにきゅっとなった。切ないけど優しい物語だった。

    取り敢えず、わたしも猫になりたい(笑)

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    2021年03月30日
  • 額装師の祈り 奥野夏樹のデザインノート(新潮文庫nex)

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    『額を紡ぐひと』を改題し、文庫化された本。
    額装することで昇華する、気持ちにケリをつけ、自分だけのものでなくなって初めて客観的に見ることが出来る。

    改題しない方が良かったのでは?
    文庫は表紙もラノベっぽい仕上がりで少し残念…谷さんのライトノベルは面白く、優しい視点で描く世界観が素敵だけれど大人向けにももっと書いて欲しいと思う。

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    2021年03月20日
  • 額装師の祈り 奥野夏樹のデザインノート(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    大切な人を亡くしたこと、仕事を変えたこと、重なる部分が多くて、はっとする。
    心残りを整理して、きっぱりスタートできたら、どんなにいいことだろう。
    そして、私もこんな風に自分の心の奥底を暴かれたい、そんな風に思った。

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    2021年03月06日
  • 木もれ日を縫う

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    はじめはお母さんに少しイライラしていたけど、最後は何ていうか…切なかった…
    お母さんがなぜ山姥になったのか。その理由が苦しくて、切なくて…
    また、パッチワークを通じて繋がる家族。
    切ないけど心温まる物語。

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    2021年03月03日
  • 額装師の祈り 奥野夏樹のデザインノート(新潮文庫nex)

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    連作集。
    細やかで繊細な人の心の揺れ動きを各話で描きつつ、全編で主人公が抱えていた想いを昇華させてゆく過程が描かれています。

    終盤に急に出てきた登場人物が、主人公とその婚約者を取り巻いていた状況をがらりと変えてしまったので驚きました。かなり重要な人物のように思えたのですが、あまり深く触れられなかったのは主人公がそこから抜け出しかけていたからなのかな…。

    それぞれの依頼人の変わった注文が、その人が抱えている問題へ帰結していくストーリーは読んでいて心地好かったです。

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    2021年01月24日
  • 額装師の祈り 奥野夏樹のデザインノート(新潮文庫nex)

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    文章が良みやすい。額装することで個の経験が一般性を持つものなら、私の人生にも額装して欲しいものがある。着想の妙といったところか。

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    2021年01月20日
  • 拝啓 彼方からあなたへ

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    ほっ懲りミステリーとでも言うのかな。
    こいつか?とわかってくるんだけど気になってスイスイ読めましたよ。

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    2021年01月19日
  • 異人館画廊 透明な絵と堕天使の誘惑

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    シリーズ6作目。ついに千景の誘拐事件の真相が明らかになる。
    千景のもとに届いた不審な手紙と、見たら呪われるという心霊スポットに描かれた絵。調査を始めた千景と透磨の前に、千景の過去を知る人物が現れる。

    誘拐事件の時に千景と出会ったという真柴。特殊な能力を持つために周囲に理解されず、同じように孤独を感じて生きてきた2人だけど、選んだ道は正反対のもの。その違いは千景には愛してくれる祖父母や信頼できるキューブの仲間がいたのに対し、真柴にはその力を利用しようとする人間しかいなかったからか。
    自分が図像術を描き、人を傷つけたかも知れないという思いに慄きながらも、透磨を守るために過去と向き合おうとする千景

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    2020年12月12日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

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    ネタバレ

    郁実は、最初イヤな女だなーと思ってたけど、なんつーか可哀想な人だった。
    そして、明里のお父さん登場。
    他の家族の問題を目の当たりにして、自分も家族について考える明里。
    秀司との未来も考える?

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    2020年11月08日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

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    大ヒットシリーズ2作目。
    1作目は全部明里の目線だったけど、秀司や明里の妹の香奈の目線も描かれるように。
    「時計屋さんという呼び名、そろそろやめない?」と言われてなんと呼ぶのかと思ったら、「秀ちゃん」というのも、なんだか可愛らしい。

    幼なじみ3人の話が一番良かった。

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    2020年11月03日
  • 木もれ日を縫う

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    自立していなくて尊敬できない母を田舎に置いて
    それぞれの人生を歩んでいた三姉妹。
    その三姉妹もお互いを疎ましく思い疎遠になっていた。
    そこへ山姥になった母が現れる…
    そこから始まる自分探し。

    良かった。

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    2020年11月03日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

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    ネタバレ

    前作を読んでから3年半も経っていた。すっかり細かい部分は忘れていたけれど、商店街、神社、秀司と明里ふたりの住まい、時計店の店内。想像の中でできあがる画はその時と変わらないと思う。すごく好きな雰囲気。そして、時計を取り巻く思い出は良くないことが多いけれど、ふたりの空気はなんだか苦しさを和らげてくれて、思い出(その時の思いはそのままでも)は変わらなくても、自分の心のありようが変わって、未来が変わっていくことを予感させてくれる。悪い考えから目を背けすぎないように・・・というメッセージのようにも感じる。私は家族ネタは苦しいと思うことがある。本作もそうだった。でも、読み終えると不思議と晴れやか。この心の

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    2020年10月08日
  • 異人館画廊 透明な絵と堕天使の誘惑

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    ネタバレ

    2年ぶりに発売されたシリーズ第6弾!
    とうとう千景が誘拐されたときの様子が判明。そうなるとこのシリーズ終わり?と思って帯や表紙裏とか探してみたけど、どこにも完結の文字はない。良かった(´- `*)
    次の第7弾では千景と透磨の恋模様を多く書いてもらいたい。表紙のイラストの二人ももう少し寄り添っていただきたい(*´艸`)
    模写を描くようになってから、初めてこのシリーズを読んだが「模写」という文字を読むたびにお絵描きがしたくなった。千景は記憶を失う前まで絵が上手だったらしいが、はたして記憶を取り戻した今はどうなんだろう?図像術も取り入れて描くことができるのだろうか?
    最後の千景と父親との対話が透磨の

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    2020年09月27日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。
    久しぶりに会った同級生の哀しい生き方。離れ離れ、そしてうまく分かり合えない親子関係。秀司と明里の関係も関連してきて。
    過去は変えられないけど、思い出の感じ方は変えられる。思い出を修復して前向きに未来へと向かう。そんな登場人物の姿が描かれています。
    修復出来ない関係もあったけど。今回も切なくも温かな作品でした。

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    2020年09月15日
  • 異人館画廊 透明な絵と堕天使の誘惑

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    どんどん真実が明らかにされていって一気に読んでしまいました。徐々に心を開いていく千景さんもとてもいいです。
    前5作は一度に読んでいたので、間があいて何となくは覚えているものの詳細が思い出せなくなっていたのが残念。図像術、興味あります。

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    2020年09月13日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

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    シリーズ2作目。
    恋人となった秀司と明里を軸にして進む短編集。
    心残りを抱えながら過ごす人達が、ふと飯田時計店に訪れて。
    「おもいでの時 修復します」の言葉のもと、過去を乗り越え未来へ前を向いて進む。そんな姿が綴られています。
    最後には心が温まる。いい1冊でした。
    個人的には「赤いベリーの約束」が心に響いたかな。

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    2020年09月08日
  • 異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵

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    シリーズ二作目。絵画にまつわる謎と並行して、千景ちゃんと透磨の過去も少しずつ明らかになりつつ、距離感も変わっていく様子。ますます続きが気になる。間を開けると集中力がきれそうなので、すぐに予約した。
    (…けど、現状コロナの影響で完全閉館中なので、続きはいつ読めることやら…)

    千景ちゃん目線で話が進んでいくのに、主軸の絵画ミステリについては読んでても全然繋がらない。(読解力の問題?)
    書いていることはわかるんやけど、千景ちゃんや透磨が謎を切り崩している過程がさっぱりわからんのだ。笑

    今回もわからんなりに読み進めて、結局は
    「透磨が『まぼろしのブロンズィーノ』(と思われる作品)を隠し持っていたこ

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    2020年08月15日
  • 拝啓 彼方からあなたへ

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    ふんわりした話かと思いきや…!!
    手紙の力の凄さを改めて感じた。
    私も、手紙が好きで、ちゃんと伝えたい気持ちは手紙に書いて送ったりする。
    おたより庵が近くにあったらほんまに行きたい。
    出てくる人物もみんな好きやった。

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    2020年07月13日