【感想・ネタバレ】木もれ日を縫うのレビュー

あらすじ

ファッション業界で働く紬の前に、長らく行方不明だった母親の文子が姿を現した。紬の部屋で暮らし始めた母は自身を「山姥になった」と言い、面影にもどこか違和感がある。困惑する紬は、同じく故郷を離れ東京で暮らす二人の姉に相談するが――。20代、30代、40代。それぞれの年代の三姉妹は、母との再会をきっかけに、自分自身を見つめ直すことになる。母と娘の絆を描く、心に染みるミステリー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

過去のわだかまりが解けていくほのぼのとしたストーリーかと思いきや、結構しっかりとしたミステリー。
引き込まれて一気読みしました。

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2024年03月16日

Posted by ブクログ

現実と非現実の堺をさまようような展開が面白い。登場人物たちの距離感も心地いい。少し寂しさはあるものの、本当にすっきりとしたラストシーンだった。
これは映画化してほしいなぁ。

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2019年07月04日

Posted by ブクログ

いろんな伝説があって、その伝説は昔からの言い伝えだったりするのだろうけど、きっと昔に何かがあってそのような言い伝えがあったのだろうから、その伝説を読み解くのは歴史を知り、そのなかで人の心の変遷を知るようで面白そうだと思った。機会があれば調べてみたい。

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2022年05月21日

Posted by ブクログ

はじめはお母さんに少しイライラしていたけど、最後は何ていうか…切なかった…
お母さんがなぜ山姥になったのか。その理由が苦しくて、切なくて…
また、パッチワークを通じて繋がる家族。
切ないけど心温まる物語。

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2021年03月03日

Posted by ブクログ

自立していなくて尊敬できない母を田舎に置いて
それぞれの人生を歩んでいた三姉妹。
その三姉妹もお互いを疎ましく思い疎遠になっていた。
そこへ山姥になった母が現れる…
そこから始まる自分探し。

良かった。

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2020年11月03日

Posted by ブクログ

文庫化したので久しぶりに。
当時単行本で読んだ時より読みやすいなと感じた。
母親と直接会ってはいないけどパッチワークを通して家族が繋がったのかなと思う。

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2019年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母と娘の関係はいつだって複雑だ。
敵にもなれば、味方にもなり、尊敬できる対象となるか、蔑み、存在そのものを消してしまいたいものか。

これはそんな母娘の物語だ。

ありふれた、それでも、切ない、愛情に満ちた物語でもあるのだから、全くやるせない。

私にはもうそんな母が逝ってしまったのだから。

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2019年04月20日

Posted by ブクログ

行方不明のだったのに突然現れた母、故郷と母から遠く離れ遠ざけてきた娘三人。母親の言う「山姥になった」という言葉の意味は?母親が子供を思う気持ち、どこまでも深い思い。親子、姉妹を繋ぐパッチワーク。手芸の趣味はないけどとても魅力的でやってみたくなる。
母親の文子と三姉妹を繋ぐ照美。
著者らしい不思議なファンタジー色のあるストーリーだった。

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2025年04月16日

Posted by ブクログ

ギクシャクした家族関係の中で生きてきた母と三姉妹が、山姥伝説を通して母との気持ちが通じ合えて、自分自身を見つめ直していく。
少しミステリアスな内容でしたが、各地に伝わる伝説に興味がわきました。

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2024年10月15日

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