谷瑞恵のレビュー一覧
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前回、あんな格好良い終り方をしたエドガーさん。今回の中編では、なんだかとっても楽観的に。そうだよね。あなたって基本そうだったよね。お坊ちゃんで美形でタラシなんだもんね、デフォルトが。
と気が抜けるような、ほっとするような。とりあえず、リディアを傷つけることだけはしてくれるな!と読んでいたため、レイヴンに「もっとやれ!もっと言ってやれ!」と思う回数が多かったように思います。
リディア視点だと、どうしても切ない方へと傾いてしまうので、エドガー視点が新鮮でした。彼、ヒゲ生えるんですね。イラストだと完全無欠の王子だから、なんだかそれも新鮮。
短編が2つありますが、どうにも続きが気になって仕方がないため、気もそぞろ。 -
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このシリーズも3巻目ですが、どうも、盛り上がったところで急に失速するというか、いつも肩透かしをくらったように感じます。
ミステリのカテゴリーではないので、種明かしをしたり、衆人環視の元謎解きをする必要はないのでしょうけど、それにしても物足りない。で、結局あのひとは、なんでそれをしてたのさ!の部分が未消化です。
2巻に比べると、透磨くんは自覚症状も出てきて、覚悟も決まったようです。よかよか。千景ちゃんは、未だに悶々としていて、彼女が「冷静よ!」と言うたびに失笑してしまう。でも彼女、まだ19歳ですもんね。あんなものなのか。
キューブのメンバーたちにも何か過去が?という伏線も敷かれ、カゲロウさんに会えるのもそう遠くはなさそうです。
シリーズを通して、ピックアップされる画家が素敵。今回も、ブリューゲルを調べましたが、あのイカロスは素晴らしい。また、絵画を言葉で説明してくれる箇所が好きです。どうしても感覚に頼らざるをえず、しかも主観的になりがちな絵の魅力を、ああして言葉にできるのは、かゆいところをさりげなくかいてくれるみたいで、読んでいていつも興奮します。次は誰の絵なのかな。楽しみ! -
Posted by ブクログ
美術に絡んだ探偵もの。
ミステリというには軽く、ぎこちない恋愛の行き違いもあったりと若々しいけど、芸術の暗部を扱う陰影も含んでいます。
表紙イラストに惹かれて読みました。
じつはシリーズ2作目だったんですね。
最初ちょっと入りづらいと感じたのはそのせいでしょう。
千景は、英国で図像学を学んだ早熟な天才。
祖母と暮らすために、帰国しました。
祖母は屋敷の一部を改装して「異人館画廊」とし、祖父の絵を展示し、常連のためにささやかに喫茶もやっています。
千景は幼い頃に両親が離婚、その時どちらにも望まれなかったことがトラウマになり、祖母以外の人間にはなかなか心を開かなかった。
とはいえ、この頃には既に友達というか~仲間はいるんですね。
若き画商の透磨も仲間の一人。
子供の頃から知り合いの透磨は、千景と顔を合わせるたびに憎まれ口を利いてしまうが、傍目には特別な存在なのはありあり。
お互いにまだ全然、恋愛とは思っていないのだけどね。
イタリアの画家ブロンズィーノの贋作が出回っているという噂があり、千景は展示を見て回ることになる。
高級画廊の展示会にまぎれ込んだが、贋作は見つからない。
死の舞踏がテーマの絵には、ある秘密が隠されているという‥
関係者に事件が起き、さらに‥?
「思い出のとき修理します」と同じ作者なんですねえ。
普通の子と優しい彼が主人公だった「思い出‥」とは、話も雰囲気も真逆かも。
これぐらいのふり幅はあったほうが楽しいかな。
最初の刊を読まなくちゃ☆ -
Posted by ブクログ
ネタバレ幼い頃の思い出って、セピアの中に包まれていますね。
誰かと手をつないで歩いたことは覚えていても、背が小さいからなのか、見上げた先にある人の顔がおぼろげだったりする。
そんな、境遇にある人たちの、“父”に関するお話と、青春の思い出、恋愛。
私、骨董屋の娘苦手だな~なんて思っていたのですが、そんな思い出があったんですね。
「いっそ、時が戻ればいいのに」
そんな思いが、“思い出の時の修理”に、繋がるわけですが、ついに、逆回しの時計を欲する人が出てきた!
しかし、起きた事を変えることはできない、それをどういう出来事としてとらえるか、そんな心の持ち方も重要だし、過去に言えなかった言葉を今、言う事だってできる…
そんな人と人のつながり方を、繰り返し、優しく説いてくれるお話でした。
早く次が読みたいなあ… -
とても素敵なお話です
表紙買いで1、2巻を購入。
とてもホンワカなお話。笑顔や涙するお気に入りの小説です。しかし…
3巻の表紙の絵が変わった…
とても残念です…なので星4個
私だけでしょうか… -
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エドガーとリディアの息子・アルヴィンも一歳半を迎え、いよいよ一家はエドガーの亡き父の領地であるシルヴァンフォードを訪ねることに。けれども両親の眠る墓地は鍵が堅く閉ざされていた。鍵を持つ墓守の老人は、本当の若君であるエドガーを後継者と認めていなくて……「伯爵と妖精」のその後を描いた後日談番外編集。
ちゃんと読書しなくちゃ!よしはくよー読もう!待ちに待ってた番外編だ~ 本編終わっててその後日談と言うのは実に心落ち着けるもので良いですねえ。今回収録されてる話はほとんど最終回後なのでなおリラックスして読めました。前までははくよーの文章読みづらいなあって思ってた、むしろ毎回コバルト読むとそんな風に思ってたんだけど今回そうでもなかったのは自分が成長したのか気にしなくなっただけなのか。結構すいすい読めました。
表題作もいいんだけど「春を待ちわびて」もすごく良かったです。新たなるシルヴァンフォードにての「旅立ちは青い空の下で」はエドガーが本物の若君なのにそれを伝えられなくてもどかしいし伝えても本当だと思ってもらえないだろうなって言うジレンマがすごく切なかったです(´;ω;`) やっと戻ってこれたのに…… ロタとポールの仲が少し進んだのは嬉しかったけど大公が亡くなったのもやっぱ切なかったなあ… 最終的にはエドガーがそうだってわかったのかな…そこらへんはこちら側の解釈にまかされているのだけど、そうだったらいいなと思います。んで「小さな伯爵のぼうけん」アルヴィンが成長してなんと双子の弟と妹がいるですと詳しく聞かせてもらおうかエドガー!って思いましたw 短い話だったのでもっと読みたかったです~ ケルピーがアルヴィンのお兄さんぽいところが萌えた、もっと出番欲しかった…
また番外編読みたいです。ロタとポールはある程度進んだからレイヴンとケリーの話はよ!と思ってますw -
Posted by ブクログ
ネタバレ近所の本屋さんが入荷に一ヶ月以上かかったせいで、漸く読めた!
全体的にほのぼのとした短編集だったなぁ
相変わらず妖精との問題に巻き込まれたりしてる一方で
ロタとポールの関係の変化と彼らの旅立ち
念願のエドガーの帰省
そしてアルヴィンの物語
どれもよかった
ただ前に雑誌で読んだ『春を待ちわびて』は設定が変わっていてびっくりしたけど
そして結局オニキスの毒がどうなったのか分からない
設定が変わって描写が変わったせいか、毒が浄化されてないような気もするし、リディアがアルヴィンが成人するまで生きてるかとか考えてるからやっぱ寿命縮まったままなのか?とも考えられるしで・・・
誰かハッキリさせてくれ・・・
あとロタとポールが意外な展開を遂げてびっくり
でもそれを除けば、漸く訪れた彼らの平和な日常がとってもよかった
そして待望のニコとアルヴィンのツーショット!
アルヴィンはもちろんなんだけど、何あの二人(一人+一匹)・・・すごく可愛いし癒される
最後の親子三人の姿もすっっっごく幸せそうで、見てるこっちまであったかい気持ちになった
本当、三人ともよかったねー
それからそれから
なんだかんだ言いながらアルヴィンの子守りをしてるニコとケルピーもいいし
少し変化を見せたレイヴンとケリーもよかった けどこの二人に関してはもう少しあったら嬉しかったなぁ
あと双子の弟妹も見たかった!!
谷さんまた短編集書いてくれないかな・・・ -
Posted by ブクログ
シリーズもはやいもので、27巻。残り5巻となる。
なんだかいろいろややこしくなってきて、ついてくのに必死になってきたり……(すみません)
まだ、時々、誤植や校正もれがあって「あ゛~」となる。
ユリシスのことを少し見直したのに、結局、そうなるしかなかったのかなぁ。
プリンスを屠るためには、道はひとつしかなくて。
そんなときでも、ラブラブ要素はなくならないのがこのシリーズのいいところ。
エドリディはシリアス街道まっしぐらなので、その役目は、ポール&ロタとレイブン&ニコ(笑)
いつからだろう、毎巻レイブンとニコの2ショットイラストが必ず挿されるようになってて、それを見れば癒される!(*´▽`*)ほゎ
これからイギリスにもどるのだろうけれど、
ハッピーエンドには程遠く、エドガーとリディアの絆の強さだけがたのみ。
エドガーの記憶がどうなるのか、正念場はまだまだこれからだ。