誉田哲也のレビュー一覧

  • インデックス

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    ネタバレ

    ブルーマーダー事件から続くTVの連続ドラマのような展開。このまま映像化もできるような、起承転結のある短編集であった。
    前半は池袋署での玲子の活躍が描かれ、中盤~後半は捜査一課にもどった玲子が描かれる。現在の姫川班は一癖も二癖もあるメンバーが揃っており一筋縄ではいかないのは一目瞭然、これ以後の展開が楽しみになる終わらせ方である。
    『落としの玲子』ではちょっと嫌な感じの玲子が出ていて、中々アドバイスを受け入れられない後輩がいたことを思い出した。
    それ以外の玲子は相手の弱い部分も許容できている、良い感じの玲子が出ていたと思う。

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    2025年02月24日
  • ドルチェ

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    誉田哲也の警察小説もの。主人公は、元捜査一課の独身42歳の魚住久江。斜に構えて、事件を、世の中を見ているのがいい。
    サクサクと読める。

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    2020年07月12日
  • 増山超能力師大戦争

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    増山超能力師事務所の続編。今回は長編。
    だからなのかテンポがよろしくない。前作が自己紹介的な役割になるということか。
    とはいえ、長編としての面白みはきちんとあるし、最後の黒幕的な存在とのやりとりは静かなシーンなのに迫力があった。さらには、家族や部下との関係性も深みが増して面白かったと思う。
    やはり短編としての面白みを期待してしまうのだ。でも、次回作も長編になってしまうんだろうな。

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    2020年06月30日
  • 主よ、永遠の休息を

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    ネタバレ


    事件がつらすぎる。
    途中でこれ史奈ちゃん殺しちゃったの稲垣じゃないってことは桐江かお父さんじゃん、って思ってからは絶対ハッピーエンドにならないなーと気分が重くなった。
    それでも後半ハラハラしながら一気読み

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    2020年06月29日
  • 増山超能力師事務所

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    軽さ満載の浮気調査から始まったこの物語は哀しみ伴う暗い暗い事件の幕開けの余韻を残して終わる(続く)。

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    2020年05月17日
  • Qrosの女

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    3.5
    主要登場人物それぞれの視点で… 一人称が次々と入れ替わり進んで行く推理?小説。

    芸能事務所・スマッシングカンパニーの事務職・市瀬真澄は、たまたまヘルプで入ったファッションブランド・QrosのCM撮影の現場で、クライアントに見染められ急遽人気俳優・藤井涼介の相手役に抜擢される。
    結果、CMが予想を大きく上回る好評を得た事で謎の共演女優「Qros」の女を探る声がネット上で盛り上る。
    この事態に向けたスマッシングの看板女優・福永瑛莉の猛烈な敵対心を受け、事務所は一切の情報を遮断し全てを無かった事にしようとするが、ネット上の追跡は過激さを増し、もはや真澄が身の危険を感じる程に至ってしまう。

    その頃、Qrosの女を追っていた週刊キンダイの記者・栗山は業界の取材で得た情報からQrosの女にそっくりなニューハーフ・ミクと出会い、その眼鏡姿からヒントを得てついに「Qrosの女」特定に至る。
    そしてその追跡中に園田の家から逃げ出た真澄を助け、自分のアパートで匿う事になるのだった。

    一方、ネット上のQrosの女特定に大きく関与したゴロツキジャーナリストの園田は、自分のネタが手元を離れ一人歩きした事に激怒し、勝手に拡散させた依頼主を突き止めようと行動を開始する。
    ある日、策を弄し、まんまと真澄に接触する事に成功するが自宅に連れ込んだ所をヤクザに襲われ真澄を置いて逃走する。

    真澄を中心に、栗山、園田、事務所、人気俳優、それぞれがそれぞれの抱えている「思い」で絡んで行く。

    ネット拡散の犯人…
    そしてその結末は…

    ◯栗山孝治…生粋の芸能記者。過去に自分の記事が原因でアイドルを死に追いやった事を悔いている。

    ◯矢口慶太…週刊キンダイの芸能記者。栗山のサポートでQrosの女のスクープをゲットしたと思いきや…。

    ◯市瀬真澄…スタイル抜群で美人。芸能事務所に勤めているが、芸能界入りには全く興味がない。

    ◯栗山志穂…栗山の妹。突然連れ帰った真澄を軽いノリで受け入れ信頼を得る。IT関連に強く犯人特定に助力。

    ◯園田芳美…業界で有名なブラックジャーナリスト。
    過去、栗山がアイドルを死に追いやった記事のガセネタを掴ませた男。

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    2020年05月02日
  • 疾風ガール

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    他人と自分を比較せず真っすぐに突き進む夏美は潔くて気持ちいい。こんなふうに自信を持っていられたら毎日は楽しいに違いない。夏美には音楽の才能があった。本人はそれを自覚はしていないのかもしれないが、夏美は音楽に出会えたことで明るい道が拓けた。誰にだってひとつぐらい良いところがある、と思う。でも誰もがそれに出会えるわけじゃないんだよな。でも、才能がなくても楽しくてこれが好き!ってものに出会えたなら幸せだ。本人が楽しんでやっている姿は下手くそでも周りをハッピーにする。夏美たちのようにプロを目指すと話は別なのかな。
    この物語で残念なのは城戸薫だ。オイラが死にたいほど辛い目に遭ってないだけなのかもしれないけど、自殺は嫌だ。学校での成績、部活での活躍、会社での実績………生きていればいろんな評価が付きまとう。頑張ってもダメなことなんてたくさんある。誰もが東大に入れるわけじゃないし、高校球児の誰もが甲子園に行けるわけじゃないし、サラリーマンの誰もがエリートになれるわけじゃない。だから何なんだ、って思う。頭のいい人がいて、スポーツに長けた人がいて、仕事のセンスがある人がいて、それだけだ。どうしたら自分を輝かせていられるかを考えた方がいい。生きてるだけで丸儲け。オイラは生きることに貪欲でいたい。

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    2020年04月26日
  • 疾風ガール

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    歌唱力と存在感が周りを惹きつける。
    その世界に一気に引き込まれる作品。

    映像化するとしたら誰を起用するのだろう。

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    2020年04月26日
  • ドルチェ

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    文庫化された姫川玲子シリーズ、ジウシリーズは一通り読んだので、魚住久江シリーズに手をのばしました。

    他作品に比べると派手さはありませんが、そのぶんリアリティはあるのかな? って感じです。
    主人公の久枝は、姫川とは対局の人柄です。

    誉田さんは、いくつかのシリーズ共通の年表を持って、それを意識しながら執筆されていると聞いたことがあります。
    そのため、ジウシリーズと姫川シリーズのコラボも実現できたかと(硝子の太陽N・R)。

    この魚住久枝シリーズと他作品のコラボも期待したいです。

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    2020年04月24日
  • 世界でいちばん長い写真

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    最初は「世界でいちばん長い写真」の意味がわからなくて「?」と思いながら読み始めました。
    しばらく読んでいても、主人公の状態説明とか、周りの人間との絡みとか、そういうのが書かれていてちょっと間延びしそうなかんじでした。

    しかし、雰囲気が変わったのは、主人公が「グレートマミヤ」と名付けたカメラに出会ってから。

    意図してそういう書き方にしていたのかな?
    仲良しの幼馴染みが転校してしまってから、本人が思う以上に気力を無くしていた主人公に、エネルギーが入ってきます。

    カメラの仕組みが良く分かって、題名の意味が理解出来た時、この物語の生徒達のように「わくわく」した気持ちになりました。

    頭の中に、世界でいちばん長い写真の映像が、しっかりと浮かんできました。
    読後感は、とても爽やかな気持ちになれる一冊でした。

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    2020年04月12日
  • 世界でいちばん長い写真

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    宏伸はいい友達がいてよかった。洋輔、三好奈々恵、安藤エリカ。そして、従姉のあっちゃん。自分から動き出すことができない宏伸をみんながそれぞれやり方で後押しする。宏伸は世界一長い写真実行委員会を通じて少しだけポジティブになっていく、誰かの笑顔のため。最後の最後にあっちゃんの言葉がうまくまとめてくれている。いまはすっかり聴かなくなったけど時々、尾崎豊の「心をいつでも輝かせてなくちゃならないってことを」って歌詞はふとした時に浮かんでくる。たぶん自分がネガティブな時だ。年齢に関係なくそうあるべきだと思っている。オイラの好きな人たちは年齢に関係なくいつも明るくて元気だ。あっちゃんが言う「ほんとはみんな、何でもできるのに、やらないだけなんだよ。やろうとしてないだけなんだよ」って言葉のとおり。自分が行動することで誰かが笑顔になってくれたらいいな、って思う。ホント何でもいいんだよね。子どもが毎日遊ぶことに夢中でいるように、オイラも毎日やりたいことをたくさん持ち続けたい。朝が待ち遠しい日々は楽しいから。

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    2020年03月29日
  • 疾風ガール

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    カリスマ性のある夏美がこの作品の魅力なんだと思う。
    ただ、かっこよい、いるだけでオーラがある、そういう言葉が多くて彼女ならではの魅力が伝わってこなかった。
    せっかく夏美本人の視点と外からの視点と両方あるのだから内面的にも客観的にも伝えられそうなのに。
    薫も顔がきれいなことしかわからなかった。
    全体的に登場人物の魅力があるはずなのに伝わらず残念。

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    2020年03月24日
  • 警官の目

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    ネタバレ

    娘がテセウスの船見ている
    ムズイ
    TVに「ヤメイ」とか言い煩がれた
    此の本の2話目に親子の話がある
    主人公の心中は似ている気がする

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    2020年03月14日
  • 警官の貌

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    警察小説4篇。警察小説といっても色々なんだな。あまりにグロテスクな描写は苦手だ。お仕事小説が好きな自分は組織の内情がわかるような内容がいい。警察といっても仕事は色々なんだな。その内部事情を知るにはもっともっと読まないと。
    4篇の中では今野敏『常習犯』が良かった。

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    2020年03月13日
  • 警官の目

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    警察小説アンソロジー。
    今野敏 「消えたホトケ」死体が消えたのは? 萩尾警部補のもの。
    五十嵐貴久 「汚名」父が起こしたという事件の真相は?
    三羽省吾 「シェパード」すばしっこい犯人を追い詰めるには。そしてその犯人は?
    誉田哲也 「裏切りの日」こちらは「背中の蜘蛛」の第一部。
    三羽さんは初読みですが、三羽さんを含め、長編で読みたい作家さんばかりです。短くてさっと読めるのがこの本で良かったことですが。
    誉田さんは「背中の蜘蛛」を読んでねっていう感じかしら。今野さんは短すぎて残念、物足りない。
    違ったタイプ刑事たちのですが、それぞれのお話、楽しめました。

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    2020年03月01日
  • あなたが愛した記憶

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    記憶が継承される。殺人者の人格が受け継がれる。愛した記憶が引き継がれる。なぜ民代じゃなくなったのか?

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    2026年03月11日
  • ヒトリシズカ

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    ネタバレ

    誉田哲也さん得意の警察小説から幕を開けるが、一つの事件が解決したかのように見えて、その背後にいる影が姿を現し、続く事件が次第に怪奇な様相を見せてくる。そんな連作短編が最後に繋がる構成が面白い。
    題名と表紙の清楚な花を見、作者にも関心があって、読んでみたが、やはり多くの代表作に比べて、少しライトな感じがした。

    題名は漢字になると少しホラーじみている。


    闇一重
    小金井交番の管内で銃による死亡事故が起きた。被害者は組員で、少女を集め薬を使い売春をさせていた。しかし銃痕に不審な点があった。一度止まった銃弾が心臓まで押し込まれた形跡が見つかったのだ。
    現場から逃げた男が逮捕された、だがそこにひとりの少女がいた。調べが進んでいくと、その子は現場捜査に加わった警官が世話になった上司(伊東)の娘らしい。彼女はその前から家出して行方不明になっていた。
    この件については、何も聞かず見なかったことにしてくれ、警官仲間はそういって頼んだ。

    蛍蜘蛛
    梅島の路上で刺殺事件が起きた。西新井署の巡査二人も捜査本部を手伝うことになった。巡査の山岸はストーカー相談を受けたことがあった。相談に来たのは、彼の行きつけのコンビニ店員で、ストーカーというのは死んだ男だった。だが再度の聞き込みをすると、コンビに店員はすでに姿を消した後だった。一方少女と居たと言うアリバイが崩れた水野と言う男が、犯人に挙げられ自殺。

    腐屍蝶
    警察官をやめ探偵になった青木のところに、伊東と言う男が家出した娘の捜索を依頼してきた。しかしその娘は市原市の山林で白骨化していた。一方、家出人のサイトで娘の写真を見た西新井署の山岸巡査は、コンビニで働いていた澤田と言う娘が家出した伊東静加に似ていると思った。一方青木は女に浮気調査を頼まれた。相手の南原は組員崩れの不動産屋で、青木は追跡中に見つかってしまった。


    罪時雨
    伊東が行きつけの理髪店のインターン(深雪)が、DV被害にあっているという、聞いてみると若く見えた彼女には内縁の夫がいて、若いときに生んだ娘もいるという。その同居人が刺されて死んだ。そのとき八歳になる娘が通報してきた。時が経ち、伊東は深雪と結婚した。

    死舞盃
    南原が撃たれて死んだ。組のフロント企業だった南原が銃と薬を奪ったのが元で襲われたらしい。内通してきたのはアキという女だった。捜査をしているうち青木という探偵の行方も明るみに出た。

    独静加
    死んだ女性の戸籍が使われていた。容疑者を逮捕したが、彼女には子供がいた。容疑者の本名は伊東静加。


    ねたバレになりそう、というかすこしねたバレ。伊東静香の足跡が浮かんでくるにつれ、事件の真実が明らかになる、と言う仕組みになっていてる
    物悲しい生き方の一方で、罪を犯しつつ、人間らしさから外れていく、シズカが哀れにも見える。
    優しい花の名前がついた題名で買った本が、犯罪小説だったことに少し驚いた。

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    2026年02月10日
  • 疾風ガール

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    乃木坂文庫。飛鳥ちゃん表紙だった。じゃなきゃ読まなかったかな。そういう意味ではいい企画。
    誉田さんの本あんま読まないなぁと思ったけど、読んでたわ。武士道シックスティーンとかのシリーズだわ。瀧井さんの書評読んで気付いたや。
    とてもキレイな流れの青春もの。悪意や奸計はなく、スッキリとした読み味。それだけに落ち着くところに落ち着いた感もあるけど。
    うん、良質な青春ものなんだ。それでも続きが気になると「武士道」ほど思わなかったのは、僕が音楽を早すぎる段階で諦めたからだろう。だからこれが響くティーンがきっといるんだろうな。そういう人に読んでほしいな。
    女性キャラクターの造形を瀧井さんは絶賛していたけど、そうなのか。という感じ。汚れた成人男性としてはちょっと男に媚びすぎてる感じがしたかなぁ、と。千鶴さんはもっと怒っていい。男性が作る女性キャラクターは女性に、女性の作る男性キャラクターは男性に響くのかしら。

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    2019年12月24日
  • 警官の目

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    警察小説4人の作家4作品
    今野作品のみしか経験していなかったので、違う警察を見たような気がしたのは私だけだろうか。

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    2019年12月02日
  • 警官の目

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    四人の作家による、4編の警察小説。

    「消えたホトケ」
    トップバッターは今野敏。
    前作でも登場した、萩尾と武田のコンビがいい。
    決してかっこいいとは言えない萩尾と、若干腰掛け(他部署への)の武田が織りなす物語は、テンポが小気味よい。
    コロンボを彷彿とさせる、ちょっと冴えない感の漂う先輩警官の武田は、誇り高きプロフェッショナルだ。
    物語は「ボタンの掛け違い」によって答えが見つからない。
    ダメなら元に戻ってみよ。
    この考え方は、今、仕事に行き詰まる私にとって家族や先輩に言われるよりもすっと心に入ってきた。
    できるかな、明日からの仕事。
    抜け出せるかな、苦悩から。
    頑張れるかな、きっと、大丈夫。

    「裏切りの日」
    解説にもあるように、事件の動機も、犯人も、分かる人にはきっと早くからわかってしまうだろう。
    しかし、本書での終わり方、海外ドラマのような、「え、これで終わり?次は?!」となる。
    それもそのはず、近日発刊される物語の序章なんだそうだ。
    何を裏切ったのか?事件の全容が知りたい。
    姫川玲子シリーズの凄惨さがないだけに、いったい何が影に隠れているのか、気になる。
    誉田哲也も、私は好きで、ついつい新作や、未読のものがあると穴を埋めようと読みあさってしまう。
    先輩から指摘されるように、視野を広げないとな。
    (でもどうやったらいいんだか。自分ではそんなに狭いつもりはないけれど)
    と思いつつも、趣味ぐらい、どっぷり好きなものに浸かりたい。

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    2019年11月24日