誉田哲也のレビュー一覧
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シリーズ第2段。
“白い誉田”に分類されるはずだと思ってたら、なんのなんの、目を背けたくなる場面もしっかりあった(苦笑)。
……でもまあ、それでも誰も死んでないし、一応“白”の側ではあるのか・・・
誉田作品には珍しく、地味~なヒロイン。
基本的には先輩刑事にくっついて回るだけ。
捜査会議で特に主張を掲げるわけでもなく大きな閃きを見せるわけでもないのだけれど……、最後にはしっかりいい仕事魅せてくれた♪
“仕掛け”を成立させうるための必然ではあるのだろうけれど……登場時の描写から一転して、正体を表した『副島』の薄っぺらさと小心者ぶりに、やや興醒め。
峰岸くんの“できるヤツ感”が随所に -
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ネタバレ柏木夏美は、
宮原祐司との出会いによって、
ついに、
メジャーデビューを決めたミュージシャン!
ですが、
夏美のこだわりのせいで上手くいかない。。。
わがままなのか、
こだわりなのか難しいところよね。
でも、
きっとわがまま。
打ち込みではなく、
バンドの生演奏で収録したとかさぁ。。。
で、
ドラムは社長が有名でできる「池上ゴンタ」さんを連れてきて、
ベースは夏美のを録っておいて、
ギターを夏美が弾いて歌うというスタイルで落ち着かせた。
なんで、
すぐに収録かって、
CMデビューが決まったの!
旭ビバレッジのアミノスウェットですか笑
もちろん、
今ではそのCMはバリバリ流れてます!
一方で -
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作中の、曲のアイデアから観客の耳に届く演奏になる
までの作業経緯について詳細に描写されており、
取材で書いたにしてはずいぶんと
血肉になっている文章だなと感じていたら、
作者は作家デビューまえに
バンド活動をしていた、という事実があるらしい。
なるほど、である。
でも、知らないだろう、教えてやろう、なんていう
知識披露の臭い感じはほとんどない。
それよりも、音楽で自分の存在を肯定させようと
奮闘する、やり方は違う二人の少年の成長を
描いていて、そこがやはり誉田さんはうまい。
センチメンタルな過去の記憶に浸りきらずに、
うまく橋を架けて空に昇華させるような結末。
下手打ってダメになるかもしれない -
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