丹地陽子のレビュー一覧
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ネタバレエイブリーがなんで相続人に選ばれたのかやっと判明する。しかし、そんな理由だったとは…。だからトバイアスの遺言も「すまない」だったのね。すまないでは済まされないけどね。命狙われるんだから。いくら身内が大事だからって、復讐者の気をひくために他人を囮にするとはトバイアスってやっぱ嫌なやつ…でも莫大な財産を相続できるんだから、それぐらいはなんとか頑張れってことだったんだろうか。
最後の賭け、エイブリーの度胸の良さに惚れた。若干18歳にして、大人相手に見事油断を誘い、自分の望みを叶えた。自分の安全を確保するためにマスコミを上手く使ったのも見事だった。
これだけ頭のきれるエイブリー、将来は遺産をもっと増やしてとんでもない富豪になるのではと思いきや、金に執着せずやりたいことをやるという選択をしたところも格好良かった。
4兄弟との関係も、ジェイムソンと付き合いながらもグレイソンが気になるという葛藤の中、自分の気持ちに決着をつけてくれて良かった。ジェイムソンもグレイソンも…じゃあ、一気に印象悪くなっただろうな。私はザンダーが一番良いと思うんだけど。
イヴやヴィンセントは悪役としてちゃんと嫌いだった(笑)イヴはまあ、彼女も利用されていたんだけど、こういう自分が愛されているというのを分かっていて人の心を弄ぼうとする女、嫌だわぁ。
トビーが解放されなかったのは残念だったが、娘と一緒にいるんだったらいいかと無理やり納得。
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Posted by ブクログ
ネタバレ綺麗にまとまった終わり方だったので、エイブリーとともに冒険や謎解きした気持ちになれて、良い思い出になったと思う。
だけどトビーの顛末はなんかスッキリしないし、イブもそう。ラストのチェス対決があっさりしてしまったので見せ場が勿体無い気もする。
とはいえ、ようやく出てきた宿敵にトバイアスの先読みは当たりすぎて、凡人の脳みそには「すごいなぁ」という感想しか出てこないのは、ミステリーを作り込んでいる証拠になりえる。
ラストはジェイムソンともう少しイチャイチャしてもよかったのではないか。グレイソンがプリンセスになってどうする、とちょっと笑ってしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1、2巻は次への期待があったから面白かったけど、最終巻の3巻はこれで終わりなので、こんな終わりか〜でちょっとがっかり。
ヴィンセント・ブレイクとその息子ウィリアム・ブレイクという新キャラがぽっと出てくるのがちょっとな。
トビーが残したウィリアム・ブレイクの詩があったけれども。
イヴも怪しんでいたからなんでみんなもっと疑わないんだ?って、そこのキャラの思考と自分の思考との乖離さが気になった。
グレイソンとエイヴリーも、ジェイムソンを不安にさせるな〜!で好きになれなかった。グレイソンは好きだけど。
エイヴリーの資産をどうするかも、性善説寄りの使い方で、ほんとにうまくいくのか?で白けちゃった。
横領者出ない?大丈夫?
普通に運営してても横領する奴は出てきそうだけど。
相互監視が強くなったと考えれば良いのか?
そこまで会社運営うまくいってるのすごいな。
経済危機きたらとか、戦争のリスク管理、自然災害の対処とか、現実が不安定すぎるので、エイヴリーの決断を応援出来ない。
謎解き部分は面白いけど、最後のウィリアムとの戦いでエイヴリーが犠牲にしたのって、トビー(ジェームズ)では?
全財産をベットしてるわけだけど、完勝じゃないので、なんかあんまり盛り上がれなかった。
トビーは結局ウィリアム・ブレイクとマロリー・ラフリンの息子で、トビー自体もまあ不義の子扱いだったのかな。
トバイアスの名を受け継ぐ好きになれない血筋の血を引く子。ハイブリットだね。
グレイソンに揺れまくるところが、エイヴリーもうちょっとしっかりしてくれと思ったし、その分ジェイムソンの活躍があんまり。
ジェイムソンがエイヴリーを待つ男状態で、いやお前もっとガンガン行けよと思ってしまったが、これ以上話広げると畳むの大変だもんな、という脚本の都合を考えてしまって、あんまり楽しめなかった。
翻訳者によればスピンオフが出てるらしいので、それは読んでみたい。 -
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ネタバレ相続ゲーム第二弾。
今度はトビーを探せとな。トバイアスはいったいどれだけの謎を遺して逝ったのか。
次から次へと明らかになるホーソーン家の血統やエイブリー自身の出自の謎にと、ページを繰る手が進む。亡くなったと思っていた人間が実は生きていて、しかもエイブリーの父親疑惑まであるとは。
これだけ遺産があるのにそれを放棄して逃亡するなんて信じられないが、エイブリーのように命を狙われることを考えると、逃亡も致し方ないと思う。ましてや自分の子にまで危険が及びそうなら、なおさら。
エイブリーもなかなかセレブ生活を送れず、命を狙われたりマスコミ対応したり謎を解いたりと忙しい日々。
シェフィールドの冷酷さには肝が冷えた。自分の復讐のために、直接的には恨みのないエイブリーに対して容赦なさすぎる。彼のような人間は、人を道具としか思わないんだろう。
恋愛方面に関しては、ジェイムソンとグレイソンの間で揺れている感じか。どうやらこの巻でジェイムソンとの仲がかなり進展しているようだが、私はグレイソンの方が好みだ。なんとなく。 -
Posted by ブクログ
誰もが一度は夢見る億万長者だが、身に覚えなく莫大な遺産が手に入ったとしたら、どうだろうか。きっと困惑するに違いない。そして困惑しつつも密かに喜びを噛み締めるんだと思う。
エイブリーは17歳という若さで血縁関係でもないトバイアスから遺産を譲り受けた。そこから彼女の受難の日々が始まる。命を狙われつつも遺産の謎を解こうとするエイブリーは凄い。私だったら一切何もしないで引きこもる(笑)
ホーソーン家の4兄弟は自分たちの遺産が減り、全く関係ない者(エイブリー)に遺産が渡るとなったら面白くないと思うんだが、結構皆エイブリーに協力的なんだよね。しかも皆顔が良いという設定で、どうせ誰かと恋仲になるんだろうなとちょっと冷めてしまった。
ホーソーン家に関わる者たち、使用人やエイブリーの腹違いの姉等と登場人物も多いが、不思議とゴチャゴチャしない。今のところエイブリーの味方だと思われる者たちも、いつか敵になるような気がしてならない。
エイブリーへの遺言の意味はまだ明かされず、ザンダーへのメッセージも気になるので、間をおかず次巻を読もうと思う。 -
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ネタバレTさんのおすすめ。
高級料理屋の次男坊仙之助は絵にかいたような極楽とんぼ。
商売にも励まず、婿にも行かず、親に与えられた屋敷で、
怪しげな珍品を集めるという趣味事にふけっている。
炎の出る振袖とが、生きて歩く人形とか。
遊び人の主人公やしっかり者の女中といった登場人物はよくあるが、
怪談もどきの事件が上手くできているのだと思う。
ほぼほぼ人間の悪意が引き起こした事件であり、
怪しげな存在はふんわりとだけ匂わされるだけというバランスも良い。
だんだん深刻な事件になっていって、
最後に鶴屋南北が出てきて、床下の死体や殺人の話となるのも良かった。
いくら御用聞きの親分が船頭を務めているからといって、
大川に浮かぶ逃げ場のない猪牙船の上で、
犯人とおぼしき男を追い詰めていく場面は、
なんだかほんのり怖かった。