丹地陽子のレビュー一覧

  • 烈風ただなか

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    ネタバレ

    読む順番を間違えた!
    でもそんな順番なんて関係なくとても面白く一気読んでしまった。
    新吾の父の正体も意外なものだったし、死体が消えた謎も陰謀が深くてゾクゾクした。
    そんな中、新吾、弘太郎、栄太の3人の絆や薫風館に対する熱い思いが伝わり、そこもとても良かった。
    父とは袂を別つことになってしまったが、物語は続かないのかな。
    もっともっと読みたい。

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    2022年02月01日
  • 極彩色の食卓【無料お試し版】

    購入済み

    さまざまな要素が絡む

    料理×美大生×一流人の秘密、という、一見無関係な要素がそれぞれ複雑に絡んでおり、それらが見事に調和してこの個性的な作品を構成している。読んでいて料理が作りたくなるもいう内容なのも特徴的であり、美術のセンスと料理のセンスは共通するところもあるのだなと感じた。

    #エモい

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    2021年11月06日
  • エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]

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    シリーズ3作目。やっと出たかーという感じ。間が開きすぎて、主人公美綾と八百万の神モノクロ以外の登場人物を忘れてしまっていたが、その他の人はあまり関わってこなかったので、全く問題はなく、おもしろかった。
    今回、モノクロと美綾は時空を超えて、若き日の平将門の時代へ行く。
    歴史にあまり詳しくはないのだが、平将門の話を荻原さんらしい、歴史ファンタジーに仕上げていて、思わず『そうだったのか』と思ってしまいそうになった。
    将門を最後まで護ろうとする蝦夷の娘、ユカラの想いが切ない。
    このシリーズがどこへ向かうのかまだよく分からないけど、次作はもう少し早く出してもらいたいw

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    2021年10月14日
  • 乙女椿と横濱オペラ

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    ネタバレ

     女学生の紅の許嫁が突如と姿を消した。紅の家の所有する長屋に住む変わり者の草介と共に許嫁を探し始めるが…

     恋に恋する女の子の紅にとって、許嫁の結末はあまりに残酷でした。そして、そんな草介の怪異を見る能力の本当の理由も又切ない。けど、紅の真っ直ぐな心根が影を持つ草介とはお似合いだと思います。

     是非シリーズ化希望です!

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    2021年09月07日
  • エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]

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    久しぶりのエチュードシリーズ。
    久しぶり過ぎて、色々忘れてしまっていた。
    それでも過去を遡るなんて面白すぎて、夢中になって読んでしまった。
    小説なのに美綾が羨ましい。
    神話と史実が地続きで繋がっており、とても読みやすかった。
    ユカラの存在など、全てが綺麗に収まり、なるほどーと感嘆してしまった。

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    2021年09月06日
  • エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]

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    ネタバレ

    読み終わった後、ユカラの名前の意味を調べてやっと納得した。
    久しぶりの荻原先生の世界観に浸れて幸せ。噛みしめながら読みたかったけど、我慢できずに一気読みしてしまった。

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    2021年09月05日
  • つくしちゃんとおねえちゃん

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    つくしの自慢のおねえちゃんは、足を少し引きずっているけど、とても頑張り屋。ひとつひとつのエピソードから、2人の思いやりがじわじわと伝わってきます。

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    2021年07月06日
  • つくしちゃんとおねえちゃん

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    のんびりマイペースな妹つくしと優等生でがんばり屋のお姉ちゃんかえで。お姉ちゃんは右足が悪くてひきずって歩く。ケンカもするけど、助け合う姉妹のお話。優しさを感じました。いとうみくさんのお話に丹地陽子さんの絵がとても合っていて良かったです

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    2021年05月11日
  • 大人だって読みたい! 少女小説ガイド

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    これはすごいガイド本。
    少女小説の黎明期から最近の作品までを取り扱っている。
    津原泰水氏・若木未生氏のインタビューも読みごたえがあり、間に挟まれるコラムがまた面白い。
    それにしてもすごい巻数の作品も多い。
    コバルト文庫やティーンズハートなどの紙の本から始まった少女小説は、ジャンルとしての看板は消えていっても、その傾向は個人のweb小説を経てなろうなどの投稿サイトへと広がっていく。
    ここで紹介しきれない作品もたくさんあるだろう。
    電子版になっていない作品は、なぜあの時代に見つけられなかったのかと悔しくもある。
    少女小説レーベルで発表されていない中でも琴線に触れる作品があるに違いない。
    第二弾も期待したい。そして読みたい本がまた増えた。

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    2021年04月18日
  • 極彩色の食卓 カルテットキッチン

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    久しぶりに本を読んで泣いたな……。

    何となく燕くんは吉沢亮さんみたいなビジュアルなんだろうか、とか思ったり。

    桜ちゃん、優しい人に囲まれててホッとしたよ。

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    2020年12月20日
  • 乙女椿と横濱オペラ

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    ネタバレ

    非常に好みの話だった。
    真っ直ぐでお人好しな(そしてまことの恋を夢見る)女学生と、一回り上の京都弁を喋るぐうたら絵描き青年のコンビ。
    この二人の組み合わせがとにかく尊い。
    京都弁がこれまた非常に耳に心地よい。
    文字で読んでおいて「耳に心地よい」というのも何なんだが、まさしくそんな感じだった。

    また毎回話の最後に彼がほんの少し本音を覗かせるところもよかった。
    相手には全然伝わっていないけれど。
    まことの恋や愛を見つける前に、彼女は彼を「まことの家族」に引き入れちゃっているからなあ。
    そこからまことの恋や愛に転化するところも見てみたいが。
    蕾が花開くような、そんな瞬間を。

    主役二人はそんな微笑ましさを爆発させているのだが、二人を取り巻く事件たちは微笑ましさでは済まないものが多い。
    特に彼の幼馴染みがやらかした話は、色々な意味で怖かった。
    恋多きことはまだ許せるとして、その後が怖すぎる。
    そりゃ呪われもする。
    しかも大体、どの事件もお嬢さんは巻き込まれて危険な目に遭ってるという。
    彼は気が気ではなかったろう。
    多少向こう見ずなところはあるけれど、大体は他人のために動いた結果だから、怒るに怒れないタイプだし。
    彼女は、人を信じているから。
    無論、彼のことも。

    そんな彼(青年絵師)は神隠しにあった過去持ち。
    てっきりあちらの世界に行ったので、人ではない何かになってしまったのかと思っていたが(実は後半に出てくる家族の話で「え?」となる展開がある)予想と違うところに着地したのでびっくりした。
    怪異を見る目を持ってはしまったが、彼はちゃんと人間だった。
    ただ、もう帰る家がないだけで、人間だった。
    そんな彼をお嬢さんたち家族が迎え入れてくれたこと、何よりお嬢さんが受け入れてくれたことが、どれほど彼の救いになったことか。
    そりゃ頭も上がるまい。
    ただ、そのことを明かす気はさらさらなさそうだが。
    彼は確実にもう落ちているぞ。
    初対面の時から。

    椿に金木犀などの植物の描写も印象的。
    またお嬢さんの実家で出る料理も美味しそうで、ここにも家族味があふれる。
    何だかんだと互いに文句を言い合いながらも、やっぱり二人の仲のいい家族を見た物語だった。
    (+強烈なシスコンもいるよ!)
    個人的には別の家族となる話も見てみたいが……お兄さんが許してくれなさそうだな。

    唯一の謎はタイトルの「オペラ」
    最初は歌劇ものかと思っていたけど、そういう要素はなく。
    どういう意味だったんだろう……敢えて言うなら、桂花さんが歌劇団の人みたいな感じではあったけど。
    (でも好みな話なのは変わらないのでよし)

    とにかく、お嬢さんと彼がだべってくれているだけでも尊い。
    そんなシーンだけでも読んでいたいという……つ、続きは……?

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    2020年12月05日
  • ナイチンゲール (新装版)

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    ナイチンゲールの伝記

    ナイチンゲールは裕福な家庭に生まれたものの、自分は幸福ではないと思っていました。
    では、本当の幸福とは何なのか?
    それは人それぞれ感覚が違いますから、これといった答えというのはないんです。
    それがただ、ナイチンゲールの場合は人を助ける事が幸せだと感じたんですね。
    皆さんの場合はそれが違って、もしかしたらお金持ちなのが幸福だと感じる人もいるかもしれない。
    もしかしたら生きていることを幸福だと感じる人もいるかもしれない。
    でも、良いんです。
    別にナイチンゲールみたいにしないといけないわけでわないんです。
    感覚は人それぞれだから。
    いたずらをするのが幸福だと思っても良いんです。
    でも、必ず偉い人みたいにやらなきゃいけないと思うのはやめてください。
    それだけは、やめてください。
    一度きりの人生、楽しめなくなっちゃうから。

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    2020年11月02日
  • 極彩色の食卓

    老女と青年と美味しいに決まっているお料理。そして、ノスタルジーな感じ。心の闇が垣間見える。でも、なんかずっと読んでいたい。

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    2019年10月19日
  • 極彩色の食卓

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    この小説は沢山の色で溢れていました。
    世界的に有名な女流画家である「律子」と絵を描かなくなった青年「燕」の物語。

    生活能力のない律子と一緒に暮らす中で、燕は数々の料理を振る舞いますが、そのどれもが豊かな色によって表現されています。律子は食べたいものを色で指定していくので、燕はそれに合った料理を作る。この時点でもう師匠と弟子のようでした。

    わたしは、自分が本当にやりたいことを、「自分には才能がない」「もっと上手い人が沢山いる」と思って辞めてしまうことが今まで沢山ありました。まさに燕もそんな風に夢を諦めた男の子。

    本を読み終えた後に、
    自分の好きなことをやってもいいんだ。
    と思わせてくれる小説です。

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    2019年07月26日
  • 大草原の小さな家シリーズ 大きな森の小さな家 (新装版)

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    たかだか200年弱前なのに、こんなにも現代とかけ離れた暮らしだったのかと驚く。
    小さい頃は主人公の目線でワクワクしながら読んでいたけど、自分も母になり、ローラの母親の目線で読むと、さぞかし苦労しただろうと頭の下がる思い。

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    2017年12月27日
  • ピースメーカー

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    赤星中学校は運動部と文化部の総合顧問の先生のいがみ合いからトラブルが起きていた。そのトラブルに対して架け橋となり平和をもたらす「ピースメーカー」となるのが放送部のふたりだった。

    これは実に楽しい物語です。中学校の放送部の楽しさ、放送部の利点アレコレを使っての情報収集、そしてトラブル解決のカタルシス。それらが魅力たっぷりに書かれています。
    短めの話がポンポンと詰められています。トラブルがあり情報収集があり解決策が思い付いたところで、ポンと結果は後日談として語られます。そのためテンポよく読めるのですが、登場人物たちとともに解決を経験するという部分では物足りなさもあります。しかし一番山となる事件に関しては、それこそ生実況の如く同時進行で書かれしっかりと味わうことができます。この辺りのバランス感覚は作者の他の作品でも感じますが巧いですね。

    キャラクター設定から話の展開まで都合が良過ぎるとも思えるでしょうが、そんなことを指摘するのは無粋というもの。この楽しさを一緒になって満喫しましょう。
    1974年という40年以上前を舞台としているため、ある種のファンタジーとして味わうこともできるかも知れません。だからこそ楽しいことの抽出でいいのじゃないかと思わされるのです。
    これは現役中学生にも学園生活の楽しさを加味するものとなるのではないでしょうか。
    対立する先生の子ども同士の恋愛、剣道部代表選抜の八百長疑惑、お昼の放送でのロック禁止令などなど。学内のトラブルをピースメーカーが解決します。

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    2017年12月23日
  • 転校生とまぼろしの蝶

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    この物語は、1人の女の子のとなりのクラスに、蝶好きの男の子が転校してきた。それから、女の子のおじさんが、2人に昆虫セットをあげて、女の子と男の子が仲良くなっていくお話です。

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    2013年02月21日
  • ヘンダワネのタネの物語

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    国際理解のもう一歩先に踏み込んだ感じかなぁ。
    いつも絵を描いていて「ヘン」といわれる直と、ヘンなガイジン扱いされたくなくて、ペルシア語を話さないイラン人のアリ。
    日本でまわりに溶け込んでやっていくのに、イランが好きなことを隠していたり…。
    いろんな葛藤があって胸が痛いです。
    人を理解しようとする気持ち。本当は、皆持ってる筈なのに、現実ではそうでなく、生きにくさを感じるって、悲しいですね。
    直とアリの素直な言葉と真っ直ぐな気持ちがまぶしかったです。
    「ヘンダワネのタネの物語」。
    タイトルが秀逸!と思いましたが、本の中からいろんな色や鮮やかでキラキラした世界が飛び出してくるようで、ステキでした。

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    2012年11月22日
  • 過ぎゆくは花咲ける日々 金椛国駿風

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    天賜と阿燁の成長を感じるラストが良かったので、シリーズ完結というのが残念。
    成長した天賜と阿燁の話もぜひ描いて欲しい。

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    2026年10月03日
  • きよのお江戸料理日記5

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    ネタバレ

    ひょんなことから「千川」で酒合戦を開くことになってしまい、準備に大わらわなおきよ達。
    おきよが住む長屋でも若夫婦がやってきて、嫁姑問題に巻き込まれます。それに売られた子どもが逃げ出してきて、力になりたいと思ったおきよが動きます。
    「千川」に新しい人手が出来、丸くおさまって良かったです。おれんは賢そうで今後の活躍が楽しみです。

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    2026年09月25日