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挫折した絵に対する想いを取り戻して3年。 相変わらず律子のアトリエに住み続ける燕は、将来のビジョンを見つけられないまま、美大の最終年を迎えていた。ある日、燕はアルバイトを始めた音楽喫茶で音楽高校に通う桜と出会う。 挫折とトラウマからピアノが弾けなくなっていた彼女にかつての自分の姿を重ねた燕は、彼女の仲間やそのその幼馴染、そして律子とともに、料理で寄り添っていくが――。
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Posted by ブクログ
久しぶりに本を読んで泣いたな……。 何となく燕くんは吉沢亮さんみたいなビジュアルなんだろうか、とか思ったり。 桜ちゃん、優しい人に囲まれててホッとしたよ。
美しい極彩色の食べ物達に音が加わり混じりあった今作、やはりとっても美しいなと感じられる 食べ物の色の美しさを感じるために読む作品だなって 赤や黄色、白や黒や緑 食べ物を色で楽しむ律子さんが羨ましくて、そして食べ物ってこんなに色鮮やかなんだって思い出させてくれる ステンドグラスのクッキー、想像したけ...続きを読むどとても素敵で作ってみたい! クッキーに穴を開けて砕いた飴玉を流し込む 絶対美味しいしキラキラ綺麗なんだろうなぁ どれもこれも美味しそうだったけれど、今作の中で1番食べたいと思った食べ物! あと、土鍋とレトルトカレー回は震災の時を思い出した 私の住む場所も震災直後停電して、家で土鍋を使って真っ白な白米を炊いて、みんなでレトルトカレーを食べた 怖かったけれど、思い出として残っているから凄く共感してしまった回だな 今作登場の桜ちゃんと夏生君 悩んだり喧嘩したり相手のことを想ったり、青春って感じの2人のことが好きになる 桜ちゃんも前を向くことができてとても良かった 彼女のピアノの音はどんな音色なのだろう そして燕くん…やはり律子さんに想いを寄せてるのねだいぶ年の差だけど応援したい! けど…ふと我に返って考えると介護のこととか考えてしまう……うん…… 2人の関係性とか、燕くんと両親のこととかもっと深く突っ込んで欲しいな〜と思ったけれど、次巻があると信じて待っていようと思う!
ますます律子さんは魔女に近くなり...笑笑 それでも、時は動くし人も少しづつ変わる。 鮮やかな色合いの料理は健在で、 まるでその料理が食べる人の心も彩っていくような感じがする。 絵画はもちろん、音楽にも言葉にも それぞれが持つ色味の力は、無視できない強さがある。その強さを受け入れられるかが、今度は...続きを読む人の心しだいなんだろうな お
前回の彩り溢れる料理と色彩に溢れた絵画に、今回は音が加わり、カラフルさがますますパワーアップした感じでした。 前作から三年後。 燕は少しずつ表情が生まれてきて、人間としても成長していく。家族との関係は相変わらず。でも前よりも絵画に寄り添うようになった気がする。 律子さんはかわらずパワフルでおちゃ...続きを読むめ。 今回のことは、一見偶然かと思えたけど、すべてが必然で、今回のもう一人の主人公桜にとって、とても大切なことだったんだなあと実感した。 今後、律子さんと燕くんの関係はどうなっていくのだろう。巣立ちよりハッピーになってほしい。
前作は料理と色彩の組み合わせで、何とも美味しそうな食卓風景を描きだしていたけれど、本作はさらに音楽の要素が加わって、より豊かな食卓になっている! 音楽を専攻しているけれど人前でピアノが弾けない高校生・桜が、美術の道に進む燕と出会って、少しずつ自分の気持ちや過去の記憶と向き合っていく物語。 家族に...続きを読む甘えたいけれど、甘えられない。 ピアノを楽しく弾きたいのに、弾けない。 色んなジレンマを抱えている桜の苦しさに、胸が押しつぶされそうになる。 でも、燕の料理と、律子の絵が、彼女の気持ちを解放させる。 お腹も耳も目も満足させてくれるこの本、疲れている時におすすめです!
前作から三年後のお話。料理と色彩に加えて、今度は音楽が。最初よくわからなかった伏線が回収されていく終盤がとてもいい。続編も期待だけど、音楽家のブランクということに関しては気になりました。。
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