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逢坂の油問屋の子として生まれた「きよ」は、とある事情から屋敷の奥でひっそりと暮らしていた。そんなある日、弟の清五郎が問題を起こし、逢坂にいられなくなってしまう。両親は清五郎を江戸にやることにしたが、きよも弟の世話係として共に行くことに。ふたりが向かう先は、父の知人が営む料理屋『千川』。そこで清五郎は配膳係として、きよは下働きとして働くことになったのだが、ひょんなことからきよが作った料理が店で出されることになり……。「居酒屋ぼったくり」著者の新境地、ここに開幕!
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Posted by ブクログ
江戸時代にタイムスリップしたかのような。きよさんの料理にかける心いき、見習いたい。弟の清五郎との掛け合いもいい。食材に興味が湧き、料理をもっとやってみたくなった。江戸の庶民の様子、とりわけ食の様子が分かっておもしろい。
きよがちょっと自分に自信なさすぎなのがイラつくけど、料理が大好きでいろんな工夫をするのも楽しめて覚悟も決めて料理人になる決意もしたので今後は前向きに過ごせるといいなと。 弟くんも意外と真面目でよかった。
諸事情で末の弟と一緒に江戸に出て来た主人公。 下働きをしている料理屋にて、弟の嘘によって 料理を出す羽目に。 この弟懲りてない…な状態から始まっています。 甘やかしすぎた、というより、考えない人に?? 1冊終わる頃には、成長していますが 侍相手にすごい嘘を吐くものです。 案外、江戸は狭いというのに...続きを読む。 少しずつ出されていく、主人公の料理。 女だから、というのは当然あると思いますが 配膳係の女性の言う通り、女性の方が 料理に携わっている時間は長い。 プライドの問題、と言われればあれですが。 これから先、こちらもそうですが あちらもどうなるのか…気になる所です。
2023年4月4日 自分が日陰の身とわきまえて 仕事、奉仕に励み、余計なことは言わず、言えない。 でも料理の才能が現れて… 意外にも父親にも愛されていた。
全くと言って良いほど読んだことがない「時代小説」を私が手に取ったのは、好きな作家秋川滝美さんだったから。 料理の才能があるのに自己肯定感の低い主人公のおきよ。 秋川さんらしいなとクスッとしながら、 江戸時代の分からない単語が出てくるたびにググりながら読み進める(笑) この時代の女性の社会進出の難...続きを読むしさもさることながら、 畜生腹、忌み子‥ 初めて知るワードで衝撃を受けた。 その時代の中、料理で生計を立てていくと誓ったおきよ、応援したい。
逢坂の問屋に生まれたきよと清五郎は、江戸にある父の友人の料理屋「千川」へ行くことになった。そこできよは段々と料理の腕が認められ、料理人になることに…。江戸時代の「居酒屋ぼったくり」みたいな感じで読めるストーリーが面白い。続編出るのかなぁ?
姉弟で料理屋に奉公中。 姉きよには料理の才があり、料理を工夫することも好き。料理人として段々認められていく。 弟清太郎との長屋暮らしも微笑ましい。 この二人のこれからの成長が楽しみ。
逢坂の世間から忌み嫌われる双子の姉と不始末を犯した弟、江戸の料理屋へ 東西の料理から新しい品目を、与力にも可愛がられ、その母にも、また主親子にも 女料理人としての決意で
時代小説!でもしっかり秋川節ですね。 きよ、清五郎、弥一郎、源太郎。安心して読んでいられます。続編が読みたいです。
逢坂から江戸にやってきた訳あり姉弟のきよと 清五郎。父の知人が営む料理屋「千川」で、 清五郎は配膳係として、きよは下働きとして 働くことになった。だが、ひょんなことから きよが作った了以が店で出されることになり…。
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