伊岡瞬のレビュー一覧

  • 不審者

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    ネタバレ

    自分の守るべき家庭に不審な男が近づいてきて、苛立ちを覚える主人公。その邪魔者を排除するため、主人公はかつて父親に対してもそうしたように男を殺すことを決意する。
    読者ははじめ、男に対する嫌悪感という点で主人公に共感するが、主人公はそれを飛び越えて男を殺そうとするのが面白かった。
    印象に残った表現として、自分にとって不快な存在を靴に入った小石と表現しているところが秀逸だと思いました。

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    2026年03月23日
  • 教室に雨は降らない

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    ネタバレ

    臨時アルバイトとして小学校の音楽教師をする森島を取り巻き起こる、さまざまな事件を題材にした短編集。事件とは言っても、小学生が主体なので残虐なものはなく、学園ものといった感じで気軽に読めた。短編集ではあったが、1年という期間を追って話が繋がってもおり、教員としての1年を追体験できるような感じだった。
    「代償」のようなずっしりと重い作品と比べると少し物足りなさがあったので、またこのような作品も読みたい。

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    2026年03月15日
  • 赤い砂

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    署内で突然、鑑識係が銃を発砲して自殺を遂げる。しかし、状況は自殺と断定するにはあまりにも不信な点が多すぎた。同期の刑事が、その謎を鬼の執念で突き止めるお話。疾病センターで尋問した女性は、事件の3年後スナックに勤めていた。終盤には、刑事と彼女との仲が一気に深まるのだが...ファンタジーな終わり方に賛否があるかも。

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    2026年03月12日
  • 祈り

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    初見の作家さん。

    読み始めは主人公がなかなかのクズっぷりを発揮してくれてまして、
    面白いのかなコレ・・・と思いながら読んでました。

    もう一人の主人公が現れてからもよくわからないままで、
    何の話かと思ってたのですが主人公たちが交錯しだしてから、
    だんだん読みやすくなってきましたね。

    ファンタジーなのかなんなのかわからないままではありますが、
    人物がよくかかれててよかったです。
    そして一見いい人そうな人間がなかなか醜悪なのですが、
    そういう人物ほどこの作家さんは書くのがうまいですね。

    で、最後まで読んだわけですが、これはファンタジーなのかSFなのか・・・!?
    なんと言えばいいのやら…(笑)

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    2026年03月06日
  • 残像

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    ネタバレ

    幸田陽介
    第一志望の大学に合格。ホームセンター『ルソラル』でアルバイトをしている。

    堀部一平
    陽介とは中学時代からの友人。ホームセンター『ルソラル』でアルバイトをしている。浪人生。

    葛城直之
    ルソラルの園芸売り場担当。六十七歳。胃けいれんでバイト先で倒れた。ひこばえ荘一〇三号室。妻は二年ほど前に、全身に転移したがんで死亡した。元弁護士。

    添野聡子
    ルソラルのチーフマネージャーの一人。

    衣田晴子
    葛城の隣人。色白で、目や鼻や口がどれも小ぶりな造り。和風ラテン系。

    天野夏樹
    葛城の隣人。三十歳くらい。肩より少し長めの髪を、無造作にポニーテールにまとめたいる。猫を連想させる目が印象的。美貌

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    2026年03月04日
  • 追跡

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    後から後から組織が増えてきて、何度か巻頭に戻って関係性を確認しながら読み進めていく感じでした。

    面白いところもありましたが、ちょっと全体的に、ややこしかったです。そして、嫌な感じの人が結構出てきます。

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    2026年03月04日
  • 赤い砂

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    コロナ前の作と聞き、驚いた。登場人物が奔走する様子は、コロナ禍、感染源や対策に不安を感じていたことを思い出しながら読んだ。最後は廃校で2人が支え合うなんて、作者が若い頃に書いたらしい、ロマンチックさが出てるんじゃないかな。

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    2026年03月03日
  • いつか、虹の向こうへ

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    ずっと絶対絶命のような状態で話しが進んで、見たいような見たくないようなで、ノロノロと読んだ。
    元刑事という設定だったが、あまり昔の仕事の恩恵もあまり無さそうで、ボロボロすぎて心配になる場面の方が多かった。
    犯人は思ってた人と違ったけど、人のスイッチというか我を忘れるタイミングというのは何時でも訪れるんだなと思った。

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    2026年03月02日
  • 仮面

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    ミステリーというより犯罪小説。謎があるわけではなく犯罪を記録している感じ。前半ちょっと退屈だったが物語が佳境に入ってからは一気に読んだ。

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    2026年03月01日
  • 追跡

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    そこまで、必要な組織なのかな?
    そこまで、やる必要があるんですか?
    そこから、ナニを見出せばいいのかな?

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    2026年02月28日
  • 代償

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    読み始めて内容が重く、なかなかページが進まなかった。それでもなんとか読み進めて行くと二部に入り、ようやく謎ときとなり、結末を迎える。二部の進め方が一部の重さに比べ、軽く感じた。

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    2026年02月24日
  • 本性

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    カバーに『この本 危険です』とか、色々と煽りまっくてるせいで無駄にハードルが上がってる感じ

    最後の展開が急な上に、少し雑な感じ

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    2026年02月22日
  • 乙霧村の七人〈新装改訂版〉

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    ⭐︎3.4
    あらすじ面白そう!で抱いていた期待は超えず…。
    ホラーサスペンスと謳っているのにホラー感が弱いのと、少し無理のあるどんでん返しが気になった。序盤はワクワクさせられたけど、中盤以降はあまり楽しめず。設定は好きなんだけどなー。

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    2026年02月15日
  • 代償

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    イヤな話だった。あまり人にはオススメ出来ない。面白かったが、楽しい面白さではないから⋯⋯。嫌な奴はとことん嫌な奴で、良い友達は最初から最後まで凄く良い友達だった。

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    2026年02月15日
  • 悪寒

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    ネタバレ

    話が薄口なので半日で読めた。なんとなくレビューが書きにくくて溜めてしまった。時間を返してほしい作品
    ふつうは先に読む解説も、のらなくて読むのが遅くなったが、杉江松恋さんの解説ならとページを開いたら 開口一番(??)こう来た
    男は愚かである。
    ある登場人物の言葉を借りれば「中年男の鈍感さは、それだけで犯罪」なのかもしれない。
    と。
    作品は確信犯なのか、実力なのか、レビューも迷う所だった。

    製薬業界では大手の企業に勤めていたが、表沙汰になった得意先への贈賄の罪をなすり付けられた。品行の悪い会長の息子である常務の甘言に騙され、短期の約束で東北に飛ばされた。地方の系列企業で、いわば置き薬屋だった。

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    2026年02月07日
  • 祈り

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    春輝の人智を超えた特殊能力が現実離れし過ぎていて、なかなか入り込み辛い内容だと感じた。
    特殊能力があるが故の、血縁関係のない、所謂他人の親切を真に受ける怖さと疑う心の狭さとの葛藤は可哀想だと。
    お金持ちにも置き換えられることなのかな。

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    2026年02月07日
  • 145gの孤独

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    この作品は元プロ野球選手が便利屋になってからの話だが、野球関係、便利屋関係どちらも物足りなさを感じた。

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    2026年01月30日
  • 本性

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    サトウミサキが何者か 興味を引かれる読み始めから、少々展開があちこちに飛んで。
    私都合の一気読みができないタイミングで
    こんがらがり読みにくい印象になってしまった。
    でもラストを読んだ後に、一気読みしていたら
    きっともっと入り込めただろうな、と。

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    2026年01月25日
  • 代償

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    ネタバレ

    達也という人物に深い嫌悪を抱きながらも意地で最後まで読み通した。前半に積み重なる胸糞の悪さと結末が爽快感という点で吊り合っているとはとても思えないけれど、主人公が過酷な過去を背負いながらもようやく歩み出せる未来を示唆する終わり方は良かった。

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    2026年01月25日
  • 翳りゆく午後

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    四十七歳になる大槻敏明は妻の香苗と反抗期の息子の幹人の三人で東京の西の外れにある団地に住んでいた。
    同じ市内には八十歳になる父親の武が一人で暮らしていた。
    大槻家は旧家で 武は校長職を経て教職を退いた後 市民講座で講師をつとめる地元の名士だった。
    もともと頑迷な性格だった武に半年ほど前から“ある症状”が現れだした。
    武の車に傷が増え、敏明が免許返納を勧めているなか近隣で轢き逃げ事件が発生した──。


    高齢者の免許返納問題を主軸としたサスペンス。
    西尾千代子の一件は本当にこんなこと可能かなぁ〜 と思いながら夢中になって読んでしまった。


    読み終えて思ったのは、認知機能が衰えて それを自覚して

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    2026年01月25日