伊岡瞬のレビュー一覧

  • 白い闇の獣

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    ある一家の娘が何者かに殺された
    そこから推測された犯人は少年法で守られた未成年の少年たち
    のちに少年たちが転落死していく中で、あるジャーナリストと亡くなった娘の元教師とが、事件に関わってゆく物語


    少年法が改正される前に起こった殺人事件
    読み進めていくうちに、元教師がこの事件になぜそんなにも関わっていくのかが分かっていく

    ラストには意外な真実も明かされ、ラストはいい意味で心が温かくなる

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    2023年11月23日
  • 教室に雨は降らない

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    これまで読んできた伊岡作品とは違ったテイストかなと思った。

    アルバイト先生が学校内の問題に次々と直面していくなかで、心や行動の代わりようが読んでいておもしろかった。

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    2023年11月15日
  • 冷たい檻

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    大規模な福祉施設に関係して、政治家、中国企業などが利権を漁るため立ち回るという話。
    プロットは悪くはないが、回収の仕方が淡白な気がする。

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    2023年11月05日
  • 瑠璃の雫

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    ネタバレ

    何作かしか読んでませんが、最近読んだ伊岡作品とちょっと違うテイストだな、と思っていたら初期の頃の作品なのですね。

    罪とそれを許すということ。
    倫理なんかくそくらえというある人物の言葉に共感。本作に登場するどの子供も大人の都合で辛い目に合ってる物語でずうっと苦しい感じで読み進み読み終わりました。しんどかった…

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    2023年10月30日
  • 祈り

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    違う形で田舎を出て来た二人、若者と中年男
    の人生が交差した時に起こる人間の
    欲望が渦巻く東京と言う場所で
    起こる綱渡の様な二人の人生。
    1番まともに見えたセールスガールの
    女が一番の悪人とは全く食わせ物だ。
    最後の新たな2014は、春輝の祈りが
    とどいたのだろうか?

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    2023年10月28日
  • 代償

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    ちょっとグロすぎな所もあるけど読みやすかった きもち悪くなりつつ読み進めさせるさすがのテクニックでした

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    2025年04月26日
  • 不審者

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    夫と息子と義母と暮らす里佳子。ある日突然二十年以上行方不明だった夫の兄が現れ生活に入り込んでくる話。物忘れが酷くなった義母は息子ではないと言い、この義兄が現れたことにより不可解な出来事が起こり始め不信感しか抱かない。里佳子に感情移入して読み進めるから不安や焦りがダイレクトに伝わり何が起こるのか読み進めるのが怖くなる。この人間が1番怖いよなってなるゾワゾワ感がほんまに伊岡さんの小説読んでるって気になる。

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    2023年10月08日
  • 教室に雨は降らない

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    ちょっと想定と違ってましたけど、楽しめました。

    学校を舞台にしたミステリーということで、どんな事件が起きるのかと思いきや、どちらかというと小学校におけるアルバイト先生の奮闘の物語。
    今まで読んできた伊岡作品とはちょっと違います。

    主人公森島巧は小学校の音楽のアルバイト教師として赴任。
    腰かけ気分で、次の職を見つけるまでのアルバイトとして働きますが、学校内の様々なトラブルに巻き込まれます。

    モンスターペアレント、いじめ、無気力教師、学級崩壊。

    それらに対して、腰かけながらも真摯に対応していく中で、その真相を明らかにしていきます。

    そんな森島の中にも変化が..

    ちょっと暴走気味の森島で

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    2023年10月01日
  • 145gの孤独

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    短編物語?と最初は読み込み悪くいたが言葉の言い回しが楽しくてスラスラ読みました。
    倉沢さんに会ってみたくなった!

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    2023年09月30日
  • 瑠璃の雫

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    瑠璃の色っていいですよね。暗く悲しそうな色だけど綺麗に発光する。そんな雰囲気を物語から感じました。Sorrowful blueという表現、気に入りました。

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    2023年09月21日
  • 145gの孤独

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    野球に興味無しの私が読むには、いかがかなと読み進めるが、心配無用のおもしろさ。しかし、何か物足りないのは私だけ?

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    2023年09月11日
  • いつか、虹の向こうへ

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    帯の「優しい疑似家族。この中に殺人犯がいる」っていう言葉に惹かれて買った本。

    もっとミステリー的なお話かと思ったら、かなりのハードボイルド感だった。
    尾木さんが、アニメかってくらいボコボコにされる。

    ラストお見舞いのお花の伏線は、なるほどねって感じ。

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    2023年09月08日
  • 冷たい檻

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    裏表紙に慟哭の警察小説と書いてあったのが気になり買った一冊。

    汚い世界と人体実験の話でした。

    けっこう厚い本でしたが、スラスラと読み終えました。

    いろんな登場人物の視線で話が進んでいき、登場人物も多いがわかりやすかった。

    薬で人をコントロールするって怖いですね。
    でももう今世の中ある程度薬でコントロールされてるかもしれない。

    慟哭
    声をあげて激しく嘆き泣くこと。
    うーむ
    そこまではいかなかったが、ラストが良かった小説でした。

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    2023年09月04日
  • 教室に雨は降らない

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    一番最初の宮永と安西の時は森島なかなかやるな!って思ったけどだんだん出しゃばりすぎな感じが鼻に付いてきて朝山母のところであーもう無理ーってなった。
    卒業式前日の校長から森島への言葉には胸がスーッとした。さすが校長!わかってらっしゃる。
    最後の最後でえーそっち?ってなってまた軽くイラッと。。
    森島のことが結局最後の最後まで好きになれなかっけど……面白かった。

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    2023年08月27日
  • 瑠璃の雫

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    美緒の一番下の弟はもう1人の弟の充に殺された
    父は出て行き、新しい家族をつくる
    母はアルコール依存性で入退院を繰り返す
    親類の薫が美緒と充をひきとる
    美緒は元検事の初老の丈太郎と出会う
    彼の娘は誘拐されて行方しらずだった
    美緒の家族の思いと丈太郎の家族の思いが痛く切ない

    もやもやが残った作品
    ただただ悲しい

    薫が一番この作品の登場人物の中で好き

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    2023年08月17日
  • 冷たい檻

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    大人の計画に無害な子どもが犯罪に手を染めてしまった、なんとも気味の悪い話しでした。

    個人的にレイイチくんとカイトくん好きかな、最後は期待した終わり方で良かった! 

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    2023年08月06日
  • 赤い砂

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    怖。
    本当にこんな感染が起こったら恐ろしい。

    コロナは終息というか、もうそれありきの生活になりつつあるけれど、こんな風な感染症が発生したら普通の生活には戻れない。

    著者が書かれたのは、コロナよりずっと前、いろんな感染症が起こる前。
    今回、その昔に書き留めた作品が日の目を浴びる事になった。

    ミステリーと言うよりも、ある意味ホラーだよ。

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    2023年08月05日
  • 赤い砂

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    古本屋で売っていたのを見てとりあえず買った一冊。

    ウイルスの話でした。

    脳にも関連する話で難しい話になるのかなと思ったが、頭の悪い自分でもわかりやすくよめた。

    最後がスッキリしなかった
    事件解決後の事も書いてあるので主人公がどうなったかまで書いて欲しかった。

    感染し発症すると自傷行為に走る
    怖いウイルスですね

    コロナのおかげでウイルスについてちょっとは知っていたつもりだったが、あとがきを読み改めて知った事もあった。

    薬でウイルスは殺せない
    ワクチンは薬ではない

    どうもそうらしい。

    ウイルスの怖さが改めて分かった小説でした。

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    2023年07月23日
  • 赤い砂

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    ウイルスと刑事
    科学ものにサスペンスの風味が足された
    主人公が熱血刑事で伊岡瞬らしい作品

    現実味のあるサイエンスフィクションで
    終始ハラハラさせられたが
    着地はもう少し爽快感が欲しいところ

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    2023年07月12日
  • 瑠璃の雫

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    少女の美緒と初老の丈太郎。2人が出会い、それぞれの家族の悲劇の真実に迫るミステリー。
    美緒の家庭環境は複雑で、父は家族を捨て、母はアル中、弟は発達障害。母の従妹の薫のおかげでなんとか暮らしている状態。弟は生まれたばかりの次弟を窒息死させていた。
    一方、丈太郎はかつて幼いひとり娘を誘拐されていた。その事件は迷宮入りしていた。

    成長した美緒が二つの真相を追求します。
    結末が気になる展開でしたが、真相にはモヤッとしてしまいました。赦しがテーマのようですが、私は赦せない人間なんだと思います。
    時系列が前後されていたり、共感できなかったりで読むのにちょっと疲れました。

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    2023年06月11日