伊岡瞬のレビュー一覧

  • 冷たい檻

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    ネタバレ

    現代を最大限に風刺したような作品。
    薬、政府、老人問題、いじめ問題などさまざまな観点を関連づけている。

    特に、特効薬を老人や子供たちを実験台にして行っているというのは無きにしも在らずといった問題なのではないだろうか。

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    2023年10月13日
  • もしも俺たちが天使なら

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    セレブ専門の詐欺師と、イケメンでヒモの喧嘩屋と、不始末で警察を追われた元刑事、それぞれの視点で物語が進み、スピード感が良い。

    最後の巨悪との対決はハラハラもあり、どんでん返しも楽しめました。

    不覚にも詐欺師をかっこいいと思ってしまった。

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    2023年10月07日
  • いつか、虹の向こうへ

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    ネタバレ

    作中に出てくる絵本がタイトルと繋がっているのだけど、その絵本、実際に販売して欲しいくらい美しいお話だった。

    外で読んでいたのに、泣いたり笑ったりしてしまった。主人公が優しかったり人間臭かったりしてて好き。一気読み。

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    2023年09月26日
  • 赤い砂

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    錯乱して自殺にいたるウイルス。
    こんなのが実際に出てきたら恐ろしすぎる。。
    展開が早くてドキドキしながら読んだ。

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    2023年09月26日
  • 祈り

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    ネタバレ

    ままならなさがあまりにリアルで、
    序盤を読むのに時間を要しました。

    読み進めていくと、登場人物の様々な方向への想いが交差していく様子に目が離せなくなりました。

    幸せになって欲しいと思わずにいられない人物、
    どうしてそんな事を、と思ってしまう人物、
    それぞれに訪れる結末も一読者としてはままならないものでした。
    それが、この一冊の本により現実味を持たせていると感じました。

    理不尽な事はいつでも訪れる、日々の幸せにどれだけ自分で気づいてあげられるか、そんな分かっているようで分かっていない事を改めて考えさせてくれます。

    颯太の行動が少し変わっている事に、2人の未来が明るい方向に向かうのではないか、と勝手ながら期待を込めたいです。

    一人で抱えるにはなんて切ない祈りを、何故春輝にもたせたのだろうか。2人が出会わない世界線ではなく、鶴巻にも生きて欲しかった。そこが心残りです。

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    2023年08月27日
  • 祈り

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    読み始めて、今まで読んだ井岡瞬さんの作風とイメージが違うと感じた…二人の主人公が交互に違う時代で描かれながら自然に同じ時代で出会う。ピースを少しづつ集めながらのストリー展開は読み手を引き込みます。私の乏しい想像力ではラストの読解に至らなかったのが心残りです。

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    2023年08月17日
  • いつか、虹の向こうへ

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    遼平も恭子も早希も淳平も石渡も
    不運すぎて過去が重すぎる。
    虹の向こうとは、平穏な日々でしょうか?
    いつか報われて幸せになってほしい。

    伊岡瞬のこの淀んだ感じ好きなんよねぇー

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    2023年08月12日
  • 冷たい檻

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    ●多視点の描写とよくわからない不穏さはさすが。
    ●しかし、ラストに一気に幕引き、回収の感じが否めない。バタバタすぎて…
    ●まあなあ…風呂敷広げすぎな気もするけれど、ここまで広げてくれないと話が小さすぎるし…
    ●政官財はもう少しリアルに描いてくれないと、それに詳しいと冷めちゃうんだよなあ…

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    2023年08月06日
  • いつか、虹の向こうへ

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    これがデビュー作かー
    面白かった
    設定も良いしもちろん初期ならではかなと思う所もなくはないけども

    主人公のおじさんボコられまくってたけどタフで良かった(笑)

    もっと伊岡瞬読むぞー

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    2023年07月27日
  • 赤い砂

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    感染した人を自殺に追い込む恐ろしいウイルス。しかも固形粉末化され、長期保存が可能。液体に溶かせば、感染力を持ったウイルスに戻るという。こんな物が盗まれるなんて、セキュリティ甘すぎ。刑事モノの形をとっているが、永瀬刑事一人で解決って、無理でしょう。などと書いてますが、面白かった。

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    2023年07月22日
  • 冷たい檻

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    600ページ弱の長編。
    ちょっと登場人物が多すぎたのと、視点があっちこっちいって、最初は頭の中がごちゃごちゃしましたが、後半からやっと名前も覚えて、人物像がはっきりしてくるので読みやすくなりました。
    村に存在する大型複合医療施設をめぐる事故や事件の真相が明らかになっていく最後は時間を忘れて読んでいました。
    調査官樋口シリーズがあってもよさそう。(あるのかな?)

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    2023年07月15日
  • 瑠璃の雫

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    井岡瞬さんの小説が好きだから買った一冊。

    赦しとは何か家族とは何かを知る話

    それなりに厚い本だったがスラスラ読んでしまった。
    それだけ内容に興味がもてたからだと思う。

    元検事の過去の事件は謎が少しあるが大まかな内容がわかりスッキリ終えたと思う
    でも主人公の家族の事件はスッキリしていない

    赦しもテーマの一つの話らしいが、自分の子を殺した親なんて赦されるものじゃない
    その事で家族が不幸になるなら復讐もしたくなるんじゃないかとおもう
    主人公は復讐なんてしてないけど

    もっと残酷な話で主人公があまり救われない話かなとも思ったが、なんとなく主人公が救われる話で良かったと感じた小説でした。

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    2023年07月08日
  • 祈り

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    コンプレックスに苛まれている25歳のサラリーマン宮本楓太は、ひょんなことで出会った冴えない中年男の秘密を知って以来、彼から目が離せなくなる。

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    2023年04月20日
  • 145gの孤独

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    プロ野球で活躍していた倉沢 修介。
    しかし、不幸な死球事故で相手のバッター共々不幸な人生に。

    始めた仕事は、便利屋。その中でも、人に付き添う『付き添い屋』を始めることに。
    しかし、奇妙な依頼の数々。
    『息子のサッカー観戦に付き添って欲しい』
    『フィリピンに帰る女性に成田空港まで付き添って欲しい』などなど
    しかし、その依頼には、裏があった、、、

    ・第一章 帽子
    ・第二章 報酬
    ・第三章 記憶
    ・第四章 利腕

    それぞれ味わいがある作品です。
    登場人物の過去が明らかとなり、そして、かつての相手バッターの西野 真佐夫が、実は、、、
    これは、驚きでした、なるほど。

    最後、ボールが投げられない体となった倉沢。
    しかし、何故か気持ちは晴れ晴れとしていた。
    彼ら彼女らに幸あれと。

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    2023年04月15日
  • 冷たい檻

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    面白かった。最後は怒涛の伏線回収だったけど。
    あとがきにもあったように伊岡瞬さんはとても読みやすい。(リーダビリティがある)
    たくさん登場人物が出てくるが、一人一人がしっかり描かれているから、彼ら彼女らのドラマを感じ取りやすい。

    また、この一冊にいろんなテーマが凝縮されているが、とくにぐちゃぐちゃになることもなく、結末へと誘うのは本当にお見事です。

    いや、すっかりファンだな、、いつからだろう笑

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    2023年02月28日
  • いつか、虹の向こうへ

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    一人称で語られる酔いどれ男(大概、過去に傷を負った)が、敵対勢力にボコボコにされながら、それでも己の心に決めた信念を愚直に貫く。
    ハードボイルド小説のひとつの典型ともいえるが、著者のデビュー作である本書も、それを踏襲していると言えそうか。
    この主人公、自分の家で3人の居候(それぞれ深い悩みを抱えている)と同居して疑似家族的関係でいるというのがユニークで、そこに家出中の少女が転がり込んでくることにより、事件が始まる。
    暴力団も絡まり、主人公も骨折するなど再三瀕死の重傷を負うが、休む間もなく直ぐさま行動を開始できることに少し違和感が拭えないが(笑)。
    題名は、居候の一人が翻訳した絵本の内容からとられていて、小説のメインプロットと絡まっている。

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    2023年01月26日
  • 白い闇の獣

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    少年法とは、罰するために存在するのではない。
    被告ではなく、保護されるべき対象。

    【罪を犯した加害者】ではなく、保護者 社会のせいで罪を犯してしまった被害者。とされている。

    これは自論だけれど、この上記の少年法理念は非常に腹が立つ。もっと汚い言い方をすればクソだ。

    少年の獣にも制裁がある社会が実現できると信じたいな…

    伊岡瞬さんの小説これからもたくさん読んでいきたい。勉強になりました。

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    2024年08月02日
  • 冷たい檻

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    ネタバレ

    舞台は北陸の過疎の村 比山、岩森、青水
    かんぽの宿の跡地に、3年間、岩森の丘という複合型ケアセンターができた。通称「施設」。にじ、みらい、かもめ、病院から成る。にじは、民間児童養護施設。みらいは、青年更生施設。かもめは、アルツハイマー専門の介護付有料老人ホーム。今までに入所者の老人2名が崖から転落死している。運営は中国の大手製薬会社。センター長は元官僚の天下り。
    数年前は賑わっていたが、隣町の比山に新設された大型ショッピングモールに客足を奪われ、閉鎖された岩森の大型ショッピングモール「タウン」。土地の売買で揉めているようす。
    8月16日夏祭りの夜、青水駐在署の北森が失踪した。北森は公安として任務についていた。
    調査官の樋口は、北野の行方を調査する任につく。
    過疎の村の闇がじわじわと明らかになっていく展開で、ストーリーに引き込まれる。話のトーンは全体的に暗め。そして登場人物が多い。

    樋口透吾 48歳。某組織の調査官。元刑事。17年前に3歳の息子をさらわれた。長身、二枚目、鋭い目つき。北森の行方調査にあたる。
    島崎智久 29歳。北森の後任として青水駐在署に赴任。妻と3歳の娘との3人家族。「タウン」での殺人事件の捜査中に襲われ、拳銃を奪われてしまう。
    <にじ>
    桑野千晶 37歳。主任職員。最近「施設」が栄養剤として投与している薬に疑問を持ち始め、懇意になった深見に施設の情報を渡す。
    貴 小学6年。母子家庭だったが母親がいなくなり、養護施設に入所している。遥と仲が良い。伸を兄のように慕う。
    遥 小学6年。にじでは優等生で通っている。可愛らしく皆に好かれている。
    康介 小学6年。虐待を受け、施設に入所している。おとなしい性格だったが、最近「アルゴル神」「覚醒」に魅了され、攻撃的な性格になった。
    <みらい>
    小笠原 58歳。元県警本部生活安全部長で、施設の保安担当。
    玲一 20歳。幼い頃親の元からさらわれ、全学連の組織で育てられていた。組織壊滅とともに養護施設に入所。施設で妹のように可愛がっていた少女に乱暴した大学生4人を半殺しにした為、青年更生施設に入所
    カイト 19歳。手先が器用で頭の回転が速い。学生の頃にいじめていた相手の目をカッターナイフで切り刻んだ
    守 20歳。ロリコン嗜好で遥にちょっかいを出す。「タウン」で遺体が発見された。鎌で30箇所以上も刺されてから2階から突き落とされた。
    伸 20歳。体格が大きく強靭。学生の頃に絡んできた酔っ払いをボコボコにした。見た目は怖いが、貴を弟のように可愛がる
    <かもめ>
    熊谷有里 23歳。介護職員。両親は「タウン」でラーメン店を営んでいる。

    赤石隆一郎 72歳。岩森村の前村長。古くからこの地域一帯のローカルフィクサー
    中条俊一 52歳。鷺村薫の施設秘書
    鷺村薫 大物国会議員。次期総裁を狙う。厚生労働省、郵政に顔がきき、かんぽの宿岩森を中国の大手製薬会社が格安で購入できるよう都合した
    上野 40歳。中国の大手製薬会社星河の日本総支社営業課長。タウンの地上げ、購入を模索。
    深見梗平 政治家と企業を繋ぐブローカー。鷺村の遠戚にあたる。星河のスタンドプレーを阻止

    中国大手製薬会社の星河が運営する施設は、施設収容者に投薬の治験をしていた。治験により精神のバランスを崩す子供たち。極度の操状態となり、老人や北森を崖から突き落としていた。付近の海岸線は波が荒く、遺体は岸につくか、遠くに流されるかのどちらかという環境。そんななか、タウンで守の死体が発見された。何者かに襲われ銃を奪われた島崎駐在員。にじの子供たちの不審な行動に気づくみらいの若者たち。失踪した北森の行方を調査する樋口は、この町の黒い部分に気付く。樋口に出会った玲一は、自分と同じ目をした樋口が、実の父ではないかと気づく。

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    2022年11月20日
  • 祈り

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    最近、本運(こんな言葉ないけど)がいいかも!面白かった!!伊岡瞬の他の本も読んでみよ。
    いやあ…千穂こわい。無邪気に可愛い顔して巧妙に残酷なことこれからしようとしてるんやから。ある意味一番かわいそうかもしれん。颯太は最初っからいけすかんくて、嫌悪感半端じゃなかったけど、さすがにザマアミロとは思えない。千穂こわい…。
    「祈り」は届いたんかな。誰も彼もが自分のことを忘れて、春輝は大切な人とベンチに座ってた。誰かを生かすことができた。でも、生かされた颯太が地に足つけて生きていけるかどうかまでは、さすがにね。また、騙されるんやね…学ばないヤツ。そして…最後の一章は、???やった。どういうこと。颯太は晴輝を忘れてるし、なんで自分の会社のビラのことも分からないの?うーん。困惑。
    もっとSF満載で微妙かな?と思ったけど、なんかその辺でもしかしたら起こってそうなことにも思えた。
    そして鶴巻!すき!

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    2022年09月03日
  • 教室に雨は降らない

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    伊岡瞬の連作ミステリ。
    小学校で起こる様々なトラブルに巻き込まれる音楽臨時講師が、真摯に向き合い解決し成長していく姿を描いています。
    展開が面白く、先が気になっての一気読みでした。
    さすがは伊岡瞬!な感じですが、バイクにこだわる理由が・・・?? それは読んでのお楽しみで(^_^;)

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    2022年07月12日