伊岡瞬のレビュー一覧
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ネタバレ読みやすく痛快でとても面白い作品だった。事勿れ主義が蔓延りどこか保身に走る教師たちとは裏腹に、複雑な人間関係に揉まれながらもしっかりと自分の意思があった子どもたちが描かれているのが皮肉じみてて良かった。
昔塾の先生に「教師は真面目じゃ務まらない」という言葉を聞いたことがある。仕事など探せばいくらでもある職業だからこそ真面目に根詰めると死んでしまう。だから教師はちょっと道から外れてるくらいがいい、と。そんな言葉を思い出しながら、森島こそ教師に向いているのではないかと思った。我流が過ぎる部分もあれど、誰よりも子どもたちと真摯に向き合っていた彼の姿は、結果として子どもたちを惹き付けたのだ。
「教師」 -
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ふ〜ん。伊岡さん、こんなんも書かはるんや。
いつものミステリーとは、一味違う。
小学校の熱血?アルバイト教師の話。
なので、「飛び出せ青春」(古る!)ではなくて、「熱中時代」(これも古い…)って感じの現代版かな?
+ミステリー風味。
上のテレビドラマには、あんまりモンスターペアレントはいなかったような…
最近の小学校は、大変や。知り合いに保健の先生いるけど、めっちゃ忙しいらしい。私の頃は、楽やったと思うけど、今は、満員御礼らしい。
何か、学級崩壊、いじめと色々事件が発生して…させてもあるけど 笑。
アルバイト教師は、終了して、ピアノの生かして、楽団へ!
…でも…やはり…
《好きなら、それで -
Posted by ブクログ
ネタバレ平凡な家庭に育った小学生の圭輔は、彼にとって不幸な事件のため、遠縁で同学年の悪魔のような達也の家で暮らすことになる。読んでて辛くなる(何でここまで卑屈なの?)。
その後長じて弁護士となった圭輔のもとに、逮捕された達也から弁護の依頼が来る(何で卑屈を引きずったまま断れないんだ!)。そして達也の巧妙な罠で裁判でも翻弄される。
450ページの長編の内330ページくらいまでは、圭輔の弱さと達也の悪魔的な巧妙さで人間の醜さとそれに屈する弱さから来る無力感にイライラする(結構「吉田修一」っぽい)。
しかしその後、332ページ目くらいから友達の寿人の友情により巻き返しが来て最終的にほホッとする(勧善懲悪的な -
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ネタバレ前半(1部)は少年圭輔が達也と出会い、そしてどん底に突き落とされていく読みは進めるのが辛い悲惨な少年時代が語られている。何度も涙腺が緩んでしまった。後半は成人した圭輔が弁護士となりそして再び達也と絡んでしまい、過去の事件を紐解いていく。
圭輔の人生で両親を早くに亡くすのは悲劇に違いないけど、寿人と出会えたことが最大の喜びでありその幸運はその後感謝してもしきれないだろう。2人の友情が暗い物語に明るい材料になっている。
冷静な圭輔が弁護士の資格をその明瞭な頭脳だけでなく適正もあると思える。まだまだ感情をコントロールしきれない駆け出しの弁護士を先輩女性弁護士という存在も少なからず明るいエッセンスとな -
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元プロ野球選手の男が、便利屋として働きつつも色んなカンで色んな事実を知っていくという話。
「ハートウォーミング」なんてほど甘いもんじゃないほど抱えてるものが物悲しい。
色んな人が主人公に手を差し伸べるんだけど、振り払ってきたっていう一節があって、人間の夢とか失意とか感じてなんとも言えない気分になった。
そういう意味では「145gの孤独」ってとってもいいタイトル。
実は再読なんだけども、主人公が「女が落ちる冗談」をさりげなく言う奴でちょっと好きだったんだなぁと思い出した。
割とシリアス目な話なんだろうけど、主人公の内面の二枚目っぷりと頭の良い冗談を言える感じがライトな印象を残す一冊。
割とこう -
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犯人はクズ!
表題の「仮面」通り、それぞれの登場人物の仮面、その真相という物語です。
登場人物ごとに章立てされていて、ストーリが語られていきます。
本作では、「読字障害=ディスクレシア」という障害が出てきます。
初めて知りました。
そんな障害(本書の中では特性)をもち、アメリカ留学後、作家・評論家として活躍中の三条。
その三条がTV出演するときに一緒にカンペの内容を伝える早希。
三条のマネージャのような役割の久保川。
カンペ読んで、伝えるためだけに女性って必要?
イヤフォンで伝えればいいんじゃないの?
って思いますが、とりあえず、その設定は受けいれて...
しかし、TVの世界の中で、つ -
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序盤はとんでもない胸糞なので要注意。
展開がしんどすぎて火事くらいで読み進めるか考え、一旦手を止めた。結局、このまま終わる方が気持ちが暗くなりそうだから、物語が好転するまで読むことに。予想以上にまだまだ地獄の状況になってメンタルが燃え尽きる。でも、逆に何としてもスッキリする展開が見たくて、そこからノンストップで読み切った。
虐待や性加害など達也に同情できる要素があるのに、全く同情できないほど非道。すでに今世だけでは償いきれない代償を背負ってると思う。
夢中で読んだのに、面白いの一言では表せない作品。まだ重さを引きづってるから、次は優しい作品を読んで気持ちを浄化したい。 -
Posted by ブクログ
達也が邪悪すぎて、全編通して胸糞悪すぎる話でした。読んでる間本当に気分が落ち込みました…。そういう意味では、元気なときに読んだ方がいい作品。
1章は少年時代、2章は弁護士になった主人公の圭輔が強盗致傷罪で逮捕された達也から弁護を依頼される…という展開ですが、有罪になれば無期懲役か死刑という重い罰が下るのに達也はヘラヘラとして焦る様子はなく。主人公は嫌々ながら弁護を引き受け、達也の有罪を願います。
達也がそんなに余裕なのはなぜか?主人公に弁護を依頼した意図はなんなのか?
次第に、悪魔のような計画が明らかになっていく展開がスリリングで引き込まれました。