伊岡瞬のレビュー一覧

  • 清算

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    『八千代アドバンス』に勤める畑井は、制作部の次長から突然、総務部長に昇格するのだが、これは解散前の作業を無理矢理押し付けられ感が否めないのである。
    覚悟などできないまま、「わかりました」というしかない。
    「やはりわたしには、無理だと思います。考え直してください」や「そういうことでしたら辞めさせていただきます」という言葉は、口から出せないまましぼんでいった…。
    解散後も清算業務をあたってもらいたいと言われ「は?」である。だがそれも受け入れてしまう畑井。

    少人数での清算中に負債の返済用資金二億円が元社員と共に消えてしまう。

    何もわからないまま上層部に言われることしかできない畑井。
    やがて傷害事

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    2024年02月05日
  • 清算

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    『倒産に必要なのは胆力、解散に必要なのは忍耐力』。自身の忍耐力を信じつつ、消えた二億円を取り戻そうと奔走する畑井。嫌味な同僚が続々登場し、遂には殺人事件が…面倒見の良い畑井が報われたので良かった。

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    2024年02月04日
  • 祈り

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    面白かったんだけど、尚彦がでてくるたびにイライラした。
    なんて奴だ。
    ラストはよくわからなかった。
    読む人の解釈に委ねるってこと?
    実際に二ノ宮キャスティングで映画にしたら面白そう。

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    2024年02月03日
  • 白い闇の獣

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    少年犯罪や少年法をテーマにした作品を好んで読むことが多い。守るべきは被害者や遺族なのに、蔑ろにされる描写はどの作品であっても心苦しくなるしやるせない。
    過剰に保護される加害者たちは、少年法を逆手に取り、反省など微塵もせずに犯罪を重ねていく。
    この作品に登場する少年たちもまさしくそれで、生きてる価値すらないクソ共が!!と読んでる間本当に腹立たしかった。


    伏線もしっかり回収されてるし、犯人もまさかな人物で面白かった。

    いなくなった人は二度と戻らない、犯した過ちも無かったことにはならない。そう思うと一縷の望みを感じるラストではあったが、モヤモヤしてしまう。

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    2024年01月31日
  • 白い闇の獣

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    フィクションでありながら、何よりもリアリティ溢れ、実際に「神など居ない」と常日頃思う自分にとって納得の一冊。
    ラストが少し呆気なさすぎるか

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    2024年01月21日
  • 冷たい檻

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    「おれは超能力者じゃない。想像してみただけだ。さっきも言ったが、いろいろ考え合わせると、線が一点に集まる」

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    2024年01月18日
  • 瑠璃の雫

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    娘を誘拐された老人との交流で家庭が破綻して傷ついた少女がなんとか生きていくのは良かったと思った。丈太郎さんが娘について事実を知った上でとった行動には考えさせられる所があった。そしてその家族の様子にたどり着いた美緒が自分の家族において決着を付けようとして充の決断に納得が行かないさまも今までの辛さを考えたらそうだよなあと思った。充が忘れようと言ったのが逃げなのか強さなのかと思った。

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    2023年12月30日
  • 瑠璃の雫

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    父は家族を捨て母はアルコール依存症。弟と二人暮らしの美緒は心を閉ざし人生をあきらめている。子供に親は選べない。とあることで知り合った初老の男性の過去を知り、真実に辿り着いていく。罪に対しての赦しというのは誰がどう判断していくのか。その判断に対しての苦悩は終わりがない。老人と出会い、人生を強く生きていく美緒は良かったな。

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    2023年10月21日
  • 瑠璃の雫

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    極度のアルコール中毒の母親を持つ小学生の美緒
    母を恨み、他人を拒絶する
    元検事の永瀬丈太郎という元検事の初老の男性と出会い、心を開いていく。

    幸せってなんだろう
    幸せな家族ってなんだろう
    相手を許すことの難しさ
    弟の充の無邪気さの一方で、この世で一番残酷なのは何も知らない子供自身なのでは

    もし丈太郎が単に優しいだけの好々爺なら、美緒もここまで心を許すことがなかったかもしれない。不器用な優しさと適度な距離感が素敵だなと思う

    子供を持っても愛せない人もいれば、不幸に遭い、どんなに愛しても会えない人もいる
    伊岡さんの描く世界はどうしても、理不尽だけど最後まで読まずにはいられない

    最期の方の展

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    2023年10月17日
  • 冷たい檻

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    ネタバレ

    現代を最大限に風刺したような作品。
    薬、政府、老人問題、いじめ問題などさまざまな観点を関連づけている。

    特に、特効薬を老人や子供たちを実験台にして行っているというのは無きにしも在らずといった問題なのではないだろうか。

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    2023年10月13日
  • もしも俺たちが天使なら

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    セレブ専門の詐欺師と、イケメンでヒモの喧嘩屋と、不始末で警察を追われた元刑事、それぞれの視点で物語が進み、スピード感が良い。

    最後の巨悪との対決はハラハラもあり、どんでん返しも楽しめました。

    不覚にも詐欺師をかっこいいと思ってしまった。

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    2023年10月07日
  • いつか、虹の向こうへ

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    ネタバレ

    作中に出てくる絵本がタイトルと繋がっているのだけど、その絵本、実際に販売して欲しいくらい美しいお話だった。

    外で読んでいたのに、泣いたり笑ったりしてしまった。主人公が優しかったり人間臭かったりしてて好き。一気読み。

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    2023年09月26日
  • 赤い砂

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    錯乱して自殺にいたるウイルス。
    こんなのが実際に出てきたら恐ろしすぎる。。
    展開が早くてドキドキしながら読んだ。

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    2023年09月26日
  • 祈り

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    ネタバレ

    ままならなさがあまりにリアルで、
    序盤を読むのに時間を要しました。

    読み進めていくと、登場人物の様々な方向への想いが交差していく様子に目が離せなくなりました。

    幸せになって欲しいと思わずにいられない人物、
    どうしてそんな事を、と思ってしまう人物、
    それぞれに訪れる結末も一読者としてはままならないものでした。
    それが、この一冊の本により現実味を持たせていると感じました。

    理不尽な事はいつでも訪れる、日々の幸せにどれだけ自分で気づいてあげられるか、そんな分かっているようで分かっていない事を改めて考えさせてくれます。

    颯太の行動が少し変わっている事に、2人の未来が明るい方向に向かうのではない

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    2023年08月27日
  • 祈り

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    読み始めて、今まで読んだ井岡瞬さんの作風とイメージが違うと感じた…二人の主人公が交互に違う時代で描かれながら自然に同じ時代で出会う。ピースを少しづつ集めながらのストリー展開は読み手を引き込みます。私の乏しい想像力ではラストの読解に至らなかったのが心残りです。

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    2023年08月17日
  • いつか、虹の向こうへ

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    遼平も恭子も早希も淳平も石渡も
    不運すぎて過去が重すぎる。
    虹の向こうとは、平穏な日々でしょうか?
    いつか報われて幸せになってほしい。

    伊岡瞬のこの淀んだ感じ好きなんよねぇー

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    2023年08月12日
  • 冷たい檻

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    ●多視点の描写とよくわからない不穏さはさすが。
    ●しかし、ラストに一気に幕引き、回収の感じが否めない。バタバタすぎて…
    ●まあなあ…風呂敷広げすぎな気もするけれど、ここまで広げてくれないと話が小さすぎるし…
    ●政官財はもう少しリアルに描いてくれないと、それに詳しいと冷めちゃうんだよなあ…

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    2023年08月06日
  • いつか、虹の向こうへ

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    これがデビュー作かー
    面白かった
    設定も良いしもちろん初期ならではかなと思う所もなくはないけども

    主人公のおじさんボコられまくってたけどタフで良かった(笑)

    もっと伊岡瞬読むぞー

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    2023年07月27日
  • 冷たい檻

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    600ページ弱の長編。
    ちょっと登場人物が多すぎたのと、視点があっちこっちいって、最初は頭の中がごちゃごちゃしましたが、後半からやっと名前も覚えて、人物像がはっきりしてくるので読みやすくなりました。
    村に存在する大型複合医療施設をめぐる事故や事件の真相が明らかになっていく最後は時間を忘れて読んでいました。
    調査官樋口シリーズがあってもよさそう。(あるのかな?)

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    2023年07月15日
  • 瑠璃の雫

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    井岡瞬さんの小説が好きだから買った一冊。

    赦しとは何か家族とは何かを知る話

    それなりに厚い本だったがスラスラ読んでしまった。
    それだけ内容に興味がもてたからだと思う。

    元検事の過去の事件は謎が少しあるが大まかな内容がわかりスッキリ終えたと思う
    でも主人公の家族の事件はスッキリしていない

    赦しもテーマの一つの話らしいが、自分の子を殺した親なんて赦されるものじゃない
    その事で家族が不幸になるなら復讐もしたくなるんじゃないかとおもう
    主人公は復讐なんてしてないけど

    もっと残酷な話で主人公があまり救われない話かなとも思ったが、なんとなく主人公が救われる話で良かったと感じた小説でした。

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    2023年07月08日