ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
北陸地方にある村の駐在所から、警官が失踪した。県警本部から派遣された調査官・樋口藤吾は、後任の駐在・島崎巡査部長と共に失踪の謎を追う。そして、過去に発生した事件や事故が、村に存在する大型複合医療施設に関係していることに気づいた。だが、さらに凄惨で、不可解な殺人事件が発生してしまう……。慟哭の警察小説。〈解説〉大矢博子
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
物語の初めの方は登場人物が多く、場面がコロコロ変わるから話に入り込むのが難しいかったが、終わってみれば600頁が短いと感じるほど没入していた。面白かった!
安定の作品だった。 登場する人物が多く、また組織、国の思惑もあって最後までどうストーリーが転んでいくのか分からなかったが、中盤で動きが加速し最後もうまくまとめられて読後感も大変良いものだった。 できれば、透吾のその後も知りたかったですし、また伊岡作品で登場してくれたら嬉しい。 フィクション作品だがこ...続きを読むの作品は日本の未来または、自分が無知なだけで今の日本の現実を描いてるのかもしれない。
ハードボイルドの傑作です。ちょっとオカルトじみてる所もいい。 主人公は樋口ですが構成は群像劇のような形で、10人近い登場人物の視点で物語が進みます。 そんなに多様な視点で、ページ数600を超える大作、読みにくそう。と思われるかもしれませんが全然そんなことはなく、すらすら一気に読めてしまいます。 終わ...続きを読むり方は大団円と言って良くモヤモヤ感が残りません。すっきり全部解決してくれます。
北陸の過疎の村で起こった駐在失踪事件。 追っている内に村内にある、中国の製薬会社が経営する総合養護施設の存在に行き着く。 過疎化、地方政治、高齢者養護、児童養護、犯罪者の更生。日本社会の抱える問題の全てが詰まっている。 面白い。
読み初めは登場人物の多さに『登場人物の説明』を確認しながら読み進めたが、後半は全て頭に入り物語に没入していった。 実際にこんな利権だらけの施設があれば恐ろしい話だが、日本が抱えてる社会問題をまとめて解決などといえば簡単にだまされそうでもある。 登場人物の樋口調査官が魅力的で辛い過去を背負う影の部分...続きを読むとそれでも消えない正義感が事件解決へと導く過程が飽きない。 警察小説とあるが、主となる警察官は元警察官と田舎の巡査官でよく目にする警察小説とは全く違う。 2日間起こった事件を軸に様々な登場人物の視点から展開させ、スッキリと終着させたさすが伊岡瞬である。
語り視点がコロコロ変わり始めは断片的であった物語が結びついていく。大きなものが影で蠢いているのを感じながら、畳み掛けるようにストーリーが進み飽きさせない。
社会問題をテーマにしたミステリーで面白かった。 登場人物は多いが皆個性的で、後半に行くほどページをめくる手が止まらなかった。
子供が攫われる事から始まる。次々と展開する事件や政治的な流れと登場人物の多さに、読む方が混乱して行く。 ショッピングセンターでの殺人辺りから急速に一つの方向に収束して行く。後半は読むスピードが増して来る。並行して、攫われた子供のエピソードも復活し、期待が高まる。事件の原因はそうだろうなと分かって来る...続きを読むが、主人公と子供の邂逅は・・!
「おれは超能力者じゃない。想像してみただけだ。さっきも言ったが、いろいろ考え合わせると、線が一点に集まる」
●多視点の描写とよくわからない不穏さはさすが。 ●しかし、ラストに一気に幕引き、回収の感じが否めない。バタバタすぎて… ●まあなあ…風呂敷広げすぎな気もするけれど、ここまで広げてくれないと話が小さすぎるし… ●政官財はもう少しリアルに描いてくれないと、それに詳しいと冷めちゃうんだよなあ…
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
冷たい檻
新刊情報をお知らせします。
伊岡瞬
フォロー機能について
「中公文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
白い闇の獣
赤い砂
痣
いつか、虹の向こうへ
祈り
悪寒
翳りゆく午後
教室に雨は降らない
「伊岡瞬」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲冷たい檻 ページトップヘ