冷たい檻

冷たい檻

968円 (税込)

4pt

北陸地方にある村の駐在所から、警官が失踪した。県警本部から派遣された調査官・樋口藤吾は、後任の駐在・島崎巡査部長と共に失踪の謎を追う。そして、過去に発生した事件や事故が、村に存在する大型複合医療施設に関係していることに気づいた。だが、さらに凄惨で、不可解な殺人事件が発生してしまう……。慟哭の警察小説。〈解説〉大矢博子

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冷たい檻 のユーザーレビュー

3.7
Rated 3.7 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    物語の初めの方は登場人物が多く、場面がコロコロ変わるから話に入り込むのが難しいかったが、終わってみれば600頁が短いと感じるほど没入していた。面白かった!

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    2024年08月07日

    Posted by ブクログ

    安定の作品だった。
    登場する人物が多く、また組織、国の思惑もあって最後までどうストーリーが転んでいくのか分からなかったが、中盤で動きが加速し最後もうまくまとめられて読後感も大変良いものだった。
    できれば、透吾のその後も知りたかったですし、また伊岡作品で登場してくれたら嬉しい。
    フィクション作品だがこ

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    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    ハードボイルドの傑作です。ちょっとオカルトじみてる所もいい。
    主人公は樋口ですが構成は群像劇のような形で、10人近い登場人物の視点で物語が進みます。
    そんなに多様な視点で、ページ数600を超える大作、読みにくそう。と思われるかもしれませんが全然そんなことはなく、すらすら一気に読めてしまいます。
    終わ

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    北陸の過疎の村で起こった駐在失踪事件。
    追っている内に村内にある、中国の製薬会社が経営する総合養護施設の存在に行き着く。
    過疎化、地方政治、高齢者養護、児童養護、犯罪者の更生。日本社会の抱える問題の全てが詰まっている。
    面白い。

    0
    2022年03月31日

    Posted by ブクログ

    読み初めは登場人物の多さに『登場人物の説明』を確認しながら読み進めたが、後半は全て頭に入り物語に没入していった。
    実際にこんな利権だらけの施設があれば恐ろしい話だが、日本が抱えてる社会問題をまとめて解決などといえば簡単にだまされそうでもある。

    登場人物の樋口調査官が魅力的で辛い過去を背負う影の部分

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    2024年08月06日

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