伊岡瞬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは辛い、重い物語。
テーマは少年法。
薬丸岳を思い出させるテーマです。
小6の少女朋美が誘拐され殺害されます。
犯人は3人の少年。しかし、少年法に守られ、再び社会に戻ってきます。
4年後、その1人が転落死。
朋美の父親はの俊彦は失踪。
俊彦の復讐なのか?
そして、もう一人も不審死。
と、ありがちの展開ですが、ここからの味付けは伊岡流。
この事件の真相をジャーナリストの秋山と少女の元担任の香織が追うことになります。
なんで、元担任がここまでこだわるの?この香織の行動が変だなぁって思っていたら、なるほどそういうことですか。つらい。
そして、事件の真相は?
ということで、これまた辛い。驚き -
Posted by ブクログ
短編連作?と思いきや、これは、全体で一つの長編ストーリ。
ハードボイルドミステリとなっていますが、主人公倉沢の軽口に辟易します。かなり残念。
とはいうものの、この主人公の人を見る目がきれっきれ!なんじゃこのギャップ(笑)
元プロ野球選手ですよ(笑)
ピッチャーだった倉沢は試合中のバッター頭への死球事故で現役を引退。便利屋を始めます。
その仕事内容は「付き添いや」
息子のサッカーの試合に付き添ってほしいという依頼
フィリピンに帰る女性を成田まで送り届けてほしいという依頼
泊りがけで本棚を整理してほしいという依頼
などなど、変な依頼が舞い込みますが、その真相をズバリと読み取る倉沢の人の見方がすご