伊岡瞬のレビュー一覧

  • 祈り

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    伊岡さんのミステリー感が好きだったけど今回の作品はちょっと違うかな~。面白さはあるけどもいつもの伊岡さんのラストの感じとまた違う。
    楓太自体は現代の若者が陥りそうなリアル感があって良かったがラストのインパクトに欠けた

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    2023年06月09日
  • 教室に雨は降らない

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    今まで読んできた伊岡さんの作品とはちょっと毛色が違うかな。

    怖さのようなドキドキ感というよりも、教室で起こる少しの謎的な感じ。

    アルバイトの新米教師が、生徒や保護者と触れ合いながら謎を解決しつつ、段々と教師という仕事にハマっていく。
    生徒だけでなく、保護者とも同僚とも色々あって大変よね。

    学校では問題色々起こるよね。
    学校って、一体何年前?
    教員免許取っておけばなぁなんて思ったりもしたね。

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    2023年05月05日
  • 祈り

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    ダメ人間だからこそ人間味を感じ、その不完全さに親近感を覚えてしまう。のだが本作の主人公はあまり心地よい感じではなく、その愚かさにあーこんなんにはなりたくないなあ、、と思ってしまう系だった。
    ちょっとした超能力が色んな人物の人生を狂わせてしまう話だが、色んなシーンでこじつけがすぎるなという感想。ラストのオチもよくわからず、決死の祈りにも関わらず千穂は変わらなかったってことなんですかね?それだと虚しいのだが、、

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    2023年04月30日
  • いつか、虹の向こうへ

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    タイトルから想像もできないハードボイルド小説だった。
    飲み屋の女性に誘われて家に行ったら、その女のヤバい彼氏が現れて揉み合いになった挙句死なせてしまい、服役した過去がある元刑事(主人公)。
    その男の家に居候する、繋がりのなさそうな奇妙な3人の男女。
    その家に転がり込んできた若い女。
    その若い女を追って家にやってきたチンピラが死体として発見され、若い女は逮捕。主人公はチンピラが所属していた暴力団の組長から「本物の犯人を見つけ出さなきゃ、山に埋める」と謎の二択を迫られ、事件の解明に乗り出す…っていう物語。
    虹の向こうっていうのは「死」のことで、いつか虹の向こうに行ったら、先に死んだ人(3歳で死んで

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    2023年04月25日
  • 瑠璃の雫

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    数ある真相には意外なこともいくつかあったけど、第二部は全体的に間延びしてる気がした。
    感涙必至とあったけど特に心が震えるシーンはなかったのが残念。

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    2023年04月15日
  • 祈り

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    不思議な超能力を生まれ持った男性と上司に叱られてばかりで不運な男性を並行して書かれた物語

    春輝の他人に強く感情を表に出せない性格に度重なる不幸な出来事に終始やるせない気持ちになった。

    一方で楓太の他責思考や不甲斐ない性格が故に引き起こす自業自得な不運な出来事に苛立ちが隠せなかった。

    物語の展開が予想していたのと違った。エンディングの締まり方が綺麗で面白かった。

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    2023年04月04日
  • もしも俺たちが天使なら

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    三人の群像劇として話が進んでいきます。
    個人的には、これくらい密接して話が進んでいったほうが分かりやすく読みやすいです。あー、あの時のあれが伏線だったの!!的な要素はないです。でもシームレスに読み進められます。
    オチの肝の部分は馴染みがないから難しかったです

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    2023年03月04日
  • 祈り

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    物語にぐんぐん引き込まれるのに…
    最後の方でアレ?ってわからなくなってしまいました。
    もう一度、読み返してみようかなと思っています。

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    2023年02月28日
  • 瑠璃の雫

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    スラスラ読めるんだけど、なぜか入り込めず読みにくかったな〜。
    第二部の丈太郎の視点での事件の真相が少しずつ明らかになっていくところは伊岡作品らしくて、そうそうコレコレと思いながら読めました。

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    2023年02月26日
  • 桜の花が散る前に

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    伊岡先生のお名前で購入したが、残念、こちらは私の苦手な短編だった(~_~;)

    短編ではあるが、一応主人公は変わらない。
    カメラマンの乾耕太郎と、幼馴染の占い師、深沢桜子が主役。

    この2人に巻き起こる事件の一つ一つが短編となっている。

    乾耕太郎は、桜子の父親に命を救われる。桜子を頼むと言い残された耕太郎は桜子を見守っていた。

    DV鬼嫁の殺害、没交渉となっていた母娘の再会、過去のホームレス殺人事件、耕太郎のファンだと名乗る女、桜子の占いの危機、、、

    やっぱり短編だと、どうしても物足りないんだなぁ。。。
    それで?その後どうなったの??知りたいところが全部切れてしまう(^◇^;)

    一編、一

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    2023年02月19日
  • 145gの孤独

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    お話としては、プロ野球の投手として活躍していた主人公は死球事故が原因で引退し便利屋を始める。
    その便利屋の仕事のうちの一つとして始まったのが「付き添い屋」
    付き添い屋への依頼は、どこか変わった依頼ばかり・・・
    本来ならただ付き添えば良いだけなのに、客の奇妙な依頼の背景を主人公が観察と推理で解き明かす。
    本の帯には「ハートウォーミング・ミステリー」と書かれていましたが、ミステリーと言う程ではないな。。。

    読み始めは付き添い業務の一話完結の短編集かと思っていましたが全てのお話が繋がって結末に向かってくるところが面白かった。

    登場人物のキャラが一人一人個性的でかつ会話が軽妙なので読みやすい。

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    2023年02月18日
  • 白い闇の獣

    ネタバレ

    奥さんの気持ちを思うと胸が痛い

    読みやすく、あっという間に読了。

    ただ、娘を失ったその日に夫が娘の担任と浮気していたと知った朋美ちゃんのお母さんの気持ちを思うと、胸が痛くてたまりません。

    本文中に香織さんが由紀子さんに対して、直接あの日の件に関して謝罪をしている場面が無かったのが個人的には納得いきませんでした。

    そのためか全く香織さんに感情移入することができず、秋山が香織にどう考えても惚れている描写や、由紀子が香織に怪我を負わせたと知った瞬間、秋山が由紀子の家を睨む描写、秋山と香織の恋愛要素などには若干の不快感を覚えました。

    胸糞の悪さで有名な伊岡ワールドは好きですが、今回は個人的な都合で胸糞の悪さを大いに感じました

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    2023年06月18日
  • 教室に雨は降らない

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    ネタバレ

    こちらも、会社の人からいただいた一冊。
    私がミステリー読みたいと言っていて、
    おすすめしていただいた本です。

    東野圭吾「放課後」と本書をいただきましたが、
    私はこちらの方が好きかもしれないです。
    そして、なんか過去に読んだことある気がする。
    たぶん10代(すっかり忘れてる泣)

    登場人物たちの背景とか心情が描かれている方が、
    読みやすい感じがします。

    小学校の音楽の臨時講師の森島巧が主人公。
    モンスターペアレント、いじめ、無気力教師、学校崩壊。
    あらゆるトラブル、事件に森島が奮闘(?)します。

    それにしても、森島は若いし、
    子どもたちもまーまー曲者いるし、
    教師達もなんだかなあって人もい

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    2023年01月29日
  • 冷たい檻

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    ネタバレ

    警察小説あるいはハードボイルド小説として考えると、最後までドキドキできて、スピード感があって、ついでに主人公が魅力的なので星四つでした。
    ミステリー小説と考えると、結末がある程度予想できて、どんでん返しもないので星二つでした。

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    2023年01月28日
  • 祈り

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    なんとなく先が気になる。解説にもあるとおり、真澄の存在が良く効いている。
    これまで読んだ伊岡作品とは、全く違って、ある意味新鮮だった。

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    2023年01月12日
  • 瑠璃の雫

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    ネタバレ

    主人公の美緒が叔母の知人である
    元検事の永瀬と知り合い、心を開いてゆく。
    成長した美緒は永瀬の身に過去に起きた事件を
    調べてゆく。
    美緒自身の苦しい環境と永瀬の過去の事件が
    絡みながら、解決とは言えない許しに向かう

    過去の誘拐事件と美緒の家庭環境や事件、
    それぞれなかなか複雑なものが
    一冊の中にあるものだから、かなり濃い。
    美緒がただの元気な探偵少女のような設定では
    深い許しには繋がらないのだろう

    許しに向かうラストとは言え、はい許しました
    お終い。とはならないわけで、美緒の家庭環境は
    まだ良くなった訳では無く
    救いは最初からブレずに寄り添う薫さんの存在かな
    と感じた。その薫さんも幼い頃の

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    2023年01月10日
  • いつか、虹の向こうへ

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    ハードボイルド系であり、さりとて読み進めると人間味が溢れる作品でもあり…って感じでした。

    前半部分は、この作品に静かに引き込まれていきます。途中のハラハラドキドキ感がたまりません。
    後半部分は、少し登場人物同志の繋がりが解りにくくなりましたが、一気の伏線回収!!!

    読み終えてから、この題名が好きになりました!!!

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    2022年12月30日
  • 教室に雨は降らない

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    音大卒の主人公が赴任先の小学校でさまざまなトラブルにまきこまれるというお話。帯には連作短編ミステリということになっているけれど、どちらかというと長編を各話で区切っただけ、という感じ。主人公もずっと同じだし。

    本作はいわゆる人が死なない『広義のミステリ』というやつで、イメージとしては石田衣良さんの『池袋ウェストゲートパーク』なんかが作品の雰囲気に近いかな。

    一話読んだ時点では、主人公のキャラも薄いし、ミステリ的な要素も微妙なので、最後まで読みきれるか心配だったけれど、じわじわと面白くなってきて意外と楽しんで読めた。

    子供の純粋な残酷性、学校現場の改善すべき点、教育に絶対的な正解がない点、な

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    2022年12月30日
  • 祈り

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    伊岡瞬さんの作品は、見つけたら買って読むぐらいには結構好き。

    ハラハラドキドキの展開やハードボイルド的な感じの作品が好みかな。

    今回はちょっと不思議な力がある作品。

    現実世界に不思議な力ものはあんまり好きでは無いけれど、伊岡さんの作品なので読んでみた。

    終始暗いムードが漂っているけれど、そういう雰囲気は好き。

    不思議な力によって暗い過去を背負っている春輝と冴えないサラリーマンの楓太。それぞれのエピソードが交錯して、春輝と楓太に関わる人物同士の思惑が絡んでいく。

    最後の展開をどう捉えるか…。

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    2022年12月28日
  • 祈り

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    ネタバレ

    春輝の最後の祈りがすごく切ない。
    世界にうんざりしながらも、大切な人を思い浮かべて最後を迎える。
    心が苦しい。

    全ての人が願うままの人生を生きて欲しい、
    他人の人生を操作するような人がいてはいけない、と思った。

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    2022年12月25日