伊岡瞬のレビュー一覧

  • 奔流の海

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    その壮絶な虐待に衝撃を受けた第1章でしたが、残酷で数奇な人生でも現実をしっかり受け入れて地に足つけて前に進む。とっても素晴らしいです。読みやすくてサラッと読めました。

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    2024年06月08日
  • 祈り

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    一気読み
    最後は曖昧だけど
    儚い結末だと感じた。
    色々登場人物面白いんだけど
    尚彦だけは
    ムカついて仕方なく
    胸糞悪い!
    ミステリー感は無いなー

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    2024年05月30日
  • 赤い砂

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    伊岡氏がコロナウイルスが蔓延する遥か前、しかもデビュー前に書いたという作品。
    「赤い砂」の発想と、それを利用したり隠蔽したりする勢力の思惑はいかにも警察ものという感じがして、また1人のまだ若手といっていい年齢の刑事の個人プレーなどは個性に欠けるものの、書かれた時期を考えるとしっかりした作品だと思います。
    最後は予定調和にして欲しかったけどな。

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    2024年05月26日
  • 赤い砂

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    始まりは男が電車に飛び込んで死亡したことだった。
    その後、現場検証を担当した警官が錯乱し、同僚の拳銃を奪い取って自らを撃った。
    電車の運転士も自殺し、拳銃を奪われた警官も飛び降りて死ぬ。
    相次ぐ関係者の死亡は何故なのか。
    永瀬はその真相を探るべく動き出し、原因はウィルスではないかと突き止める。

    次の展開がどうなるのか、ハラハラドキドキしながら読み進んだ。
    けれどもラスト近くになって、恋愛がらみの描写が出てくるあたりからドキドキ感は無くなった。
    甘ったるい描写は私には合わなかった。

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    2024年05月26日
  • 水脈

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    悪くはないけど目新しさもない。宮下巡査部長が出て来た所でお馴染みの真壁氏も登場するだろうな的な漠然としたデジャブ感が全体を覆っていた。やたらに上層部が出てくるが隠蔽体質ばかりで残念。内容は?だが伊岡氏の誠実な文章で☆3

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    2024年05月24日
  • 水脈

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    ネタバレ

    中盤を超えたあたりから、はまり込んでいった。

    善良な人と善良な心が踏み躙られて
    本当やだな。

    人を痛めつける、どうしようもない人達、
    どうにかならないかな。

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    2024年05月22日
  • 水脈

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    内容としては、うーん。いまいちかな。
    伊岡さんの本は読みやすいけれど、正直、内容には入り込めなかった。

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    2024年05月19日
  • 赤い砂

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    途中まではドキドキしながら読んだが、犯人が分かってからは急に萎んでしまった。この作者の特徴かもしれない。楽しませようといろいろやってくれるのだが、かえって話がピンぼけてしまう。最後の終わり方も結論が分からず、スッキリしなかった。

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    2024年05月18日
  • 奔流の海

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    途中から一気に読めるしおもしろかったし驚きもあったけど、そんな都合よくうまくいかないよと思っちゃうし、出て来る女性キャラすべてがあまり好きになれず共感も感情移入もできない状態で終わった。

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    2024年05月15日
  • 冷たい檻

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    伊岡瞬さんの作品、これで何冊読んだかな?
    今回は600ページ近い長編。

    色んな問題が絡み合って、読ませる作品だった。
    登場人物も多くて、途中分からなくなりそうだったけれども、ワクワクと読めた。
    人体実験されてるんじゃないかという件からの展開も、そういう風に絡めるんだと。

    スリリングな展開もあって楽しめたけど、僕の中の伊岡さん作品で、上位には来ないかなぁ。という感だったかな。

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    2024年05月09日
  • 清算

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     大手新聞社の広告代理店「八千代アドバンス」が突然「清算」されることになった。

     清算と倒産はもちろん違うが、社員にとっては会社が無くなる、ということで同じ意味にしかならない。

     「再就職先は会社が責任をもって探し、皆さんの生活を守れるように支援していく」と、役員級の人たちは宣うけれど、どうせ自分たちの再就職先なんて、一般社員に情報を下ろす前に、早々に決まっていて、立場は安泰なんだろう。
     
     そんな気持ちで身の振り方を考えていた主人公の畑井伸一は、突然いままでの制作の仕事とはまるで違う総務部長に任命される。理由は「余人をもって代えがたい人材」と見込まれたから。 
     昇格と言えば昇格。しか

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    2024年04月30日
  • 白い闇の獣

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    あとがきにあるように少年法に訴える作品ではないのはわかる。
    けど、少年法に関して色々考えさせられる。
    獣のような少年はこの世に必ずいてて、その少年を改心させるのが法の趣旨なら、そんな法律は間違ってる。
    小説の中にあったようなとんでもない少年は存在してるし、被害に遭ったことを運が悪かっただけと終わることなんてできやしない。
    皆、当事者にならないと考えないものというセリフがあるが、この言葉が正しい。
    もっと社会の不条理にも目を凝らして、考えなければいけないな。

    内容は、理不尽に少女を殺した少年らが殺害されていき、その背景にある闇を元教師が追っていくというもの。
    犯人の出所や山岡の存在に少し違和感

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    2024年04月29日
  • 残像

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    井岡さんらしい小説でした。深刻なテーマでも重過ぎず、少しハラハラ、最後はほっこり。でも、こんな本が続くともう読まなくてよくなるかも。

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    2024年04月27日
  • 水脈

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    ネタバレ

    最後まで犯人わからず わかった時もふーん…という感じ
    警察がそこまで潜入させるかなぁ???
    いくらなんでもちょっと…
    朝乃さんの弟も犯人たちに直接会いに行くってありえない


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    2024年04月21日
  • 白い闇の獣

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    12歳の誕生日に中学入学を控えた朋美が、中学3年生3人に暴行され、橋から投げ落とされ亡くなった。3人は少年法のもと処分されたが、反省は見られない。4年後、そのうちの2人が転落死する。父俊彦の犯行か?朋美の元担任の香織とライターの秋山が行方不明の俊彦の行方を捜す…。

    時代設定は2000年と2004年の時代設定。昭和の男性が書いたって感じがする作品でした。
    香織が俊彦を探す理由が好きじゃなかったなぁ。
    良い人と悪い人がはっきり分かれているせいか読みやすかった。
    次から次へと話が展開していって、ぐんぐん読み進めることができます。

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    2024年04月17日
  • 水脈

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    同時進行してるかに見えた2つの舞台が実は時間差で、というギミックは良かった。なかなか真相がわからず、最後に犯人の独演会パターンなのは残念だった。動機も無理があった

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    2024年04月13日
  • いつか、虹の向こうへ

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    タイトルの意味が後半わかる。なるほど!
    ミステリとしてもだし、ハードボイルドな表現や主人公の過去との葛藤みたいなところも面白かった。向き合っていく感じ。

    追い続けた犯人がわかるところはすごいあっさり(全然わからなかったけど)で、そこがどこかもどかしい。

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    2024年04月05日
  • 残像

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    伊岡さんらしいイヤ〜な感じから,最後は意外なほっこりハッピーエンドでした。いつもとはちょっと違う雰囲気の作品でした。最後まで,犯罪らしい犯罪は起きずに、終わったので,肩透かしを喰らったように思いました。
    いい作品だとは思いますが,好みではありませんでした。

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    2024年04月02日
  • 清算

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    2024-030
    もし、自分が清算会社に行かされたとしたら、主人公みたいには絶対にできないし、やりたくもない。お金の真相がわかったときには、少しびっくりした。

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    2024年03月31日
  • 残像

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    ネタバレ

    普通に生きていただけなのに様々な悲劇に追い込まれた結果罪を犯すことになってしまった晴子や夏樹は、主人公の一平がいる普通の世界にいつでも復帰できるだろうと思いながら読んでいたが…。
    不器用ながら子を心配し怒る親がいて戻る場所がある一平と、家族も家も全て失って戻る場所もなく転々とするしかない夏樹たちの終盤の明確な対比で、罪を犯すことの影響力を強く思い知らされる。
    「あなたは選択肢をいくつか持っている。それを幸せっていうのよ」の言葉が後から後から効いてきた。
    推理のエンタメ性より人間を見つめたテーマに深い“味力”。

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    2024年03月21日