水脈

水脈

2,090円 (税込)

10pt

『痣』の名コンビ宮下刑事&真壁刑事が帰ってきた!

【著者からのコメント】
真壁、宮下という〝無茶〟な刑事コンビが初登場した作品が『痣』(徳間文庫)でした。
その後、この2人に人気が出て、わたしの作としてはめずらしくキャラがひとり歩きし、版元をまたいであちこちの作品に登場することとなりました。(少しでも顔を出している作品の総部数は80万部を超えます)
あの二人組が、本作『水脈』で、堂々〝主役〟として戻ってきます。
そして、シリーズものを書かないわたしとしては、初の「続編」チャレンジになります。
今回は、エリート血統の帰国子女という「お荷物」のお守りをしながら、未知の闇に挑みます。
事件を解決するのか、ぶち壊すのか。最後まで流れゆく先がわからない『水脈』をご堪能いただければと思います。

【あらすじ】
神田川の護岸に設けられた排水口から、遺体が発見された。
台風の雨で増水した影響で、遺体は地下水路の「暗渠」を通って流れ着いたようだ。死後数日経過しており、猛暑で一部は腐敗も始まっていた。
和泉署に合同捜査本部が立てられ、宮下は久しぶりに真壁と組むことになるのだが、そこには“お客様”も加わることになった。
暗渠に妙に詳しいその客は謎に包まれていた――。

この事件は濁流のひとつにすぎない。

地底には、見えない「水路」が無数に広がっている――

【主な登場人物】
・宮下真人 警視庁高円寺北署、刑事課所属。奥多摩分署時代、真壁と組んでいた。
・真壁修 奥多摩分署から警視庁捜査一課へ引き抜かれる。現在は特務班所属。

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水脈 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    殺人事件の捜査と、一人暮らしの老女ととある母子のふれあいの双方の物語が展開されていき、最終的には悲惨な事件となってしまう…
    物語の主題は特殊詐欺
    世間を騒がせる犯罪の背景や闇がリアルに表現されており、なんだか酷い時代になってしまったな、と読んでいて少し憂鬱になりそう
    特殊詐欺のような犯罪が起きてしま

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    捜査と犯行状況を交互に描写。二場面にタイムラグあり。事件の隠蔽を画策する警察や半グレ強盗らに怒り心頭。宮下&真壁コンビ復活が霞む。過疎化、空き家問題、独居老人、闇バイト…様々な社会問題が絡むミステリ。

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    真壁警部と宮下のコンビが久しぶりに復活!
    「痣」の奥多摩時代から、「仮面」で大きく成長した宮下と、鋭さは相変わらずで少し丸く?なった真壁がコンビを組んで活躍する姿が見れて嬉しい!

    テーマは暗渠、特殊詐欺、公安捜査など

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

     途中まではとてもよかった。連載だったらしいが、打ち切りになったのかと思うほどラストがはしょりすぎ。もっと犯人についてページをさいてほしかったな。結局コンビと「お守り」を書きたかったのか?

    0
    2024年06月26日

    Posted by ブクログ

    宮下刑事、真壁刑事シリーズ。
    本の分厚さに圧倒されましたが、続きが気になってあっという間に読み終わりました。以前の作品の方が物語のスピード感はあったような気がします。

    0
    2024年06月04日

    Posted by ブクログ

    「痣」の続編ともいえる宮下&真壁刑事コンビもの。「痣」以上に素晴らしいプロットで、コンビの掛け合い含め存分に楽しめるが、それだけにラストの真犯人のショボさが悪目立ちして読後感があまりよくないところが難点。。

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    都会に存在する暗渠から流れついた死体… 外れもの刑事たちが組織の軋轢と難事件に挑む警察小説 #水脈

    ■あらすじ
    東京は杉並区の神田川で男性の水死体が見つかった。どうやら地下水脈である暗渠から流れついた遺体だった。
    管轄の警察署で捜査が始まるも、真壁と宮下刑事は社会行動学を研究している女学生の捜査取

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    神田川護岸の排水口から地下水路を通って流れてきた遺体が発見され、真壁、宮下コンビが犯人を追う。特殊詐欺や闇バイト、犯罪組織の闇は深い。都市の地下には張り巡らされた水路があり、世の中には、人の不公平感や鬱屈した不満が湧き出て大きな流れとなった地下水脈が流れている。

    0
    2024年03月20日

    Posted by ブクログ

    真壁・宮下 刑事にまた会えたー!!
    今回は女子大院生というお荷物を抱えての捜査で新鮮だった。

    暗渠を通って流れ着いた水死体。
    夫に先立たれ一人で暮らしている老婦人。
    家庭内暴力に苦しむ母娘。

    三つの事がどう繋がるのか、また女子大院生の謎が知りたくて一気読み。

    読んでいてルフィ事件を思い出した。

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    警視庁捜査一課の真壁と高円寺北署の宮下が、神田川に流れ込む排水口で拷問を受けた痕跡のある遺体が見つかった事件を追う。
    警察幹部から大学生の姪が論文を書く為に、宮下と真壁に同行する事となってゆく。
    が、彼女は暗渠や地下水流に意外な知識を持つのは何故か?2人の刑事の違和感はそこから大きく残忍で救いようの

    0
    2024年03月08日

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