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『痣』の名コンビ宮下刑事&真壁刑事が帰ってきた!
【著者からのコメント】
真壁、宮下という〝無茶〟な刑事コンビが初登場した作品が『痣』(徳間文庫)でした。
その後、この2人に人気が出て、わたしの作としてはめずらしくキャラがひとり歩きし、版元をまたいであちこちの作品に登場することとなりました。(少しでも顔を出している作品の総部数は80万部を超えます)
あの二人組が、本作『水脈』で、堂々〝主役〟として戻ってきます。
そして、シリーズものを書かないわたしとしては、初の「続編」チャレンジになります。
今回は、エリート血統の帰国子女という「お荷物」のお守りをしながら、未知の闇に挑みます。
事件を解決するのか、ぶち壊すのか。最後まで流れゆく先がわからない『水脈』をご堪能いただければと思います。
【あらすじ】
神田川の護岸に設けられた排水口から、遺体が発見された。
台風の雨で増水した影響で、遺体は地下水路の「暗渠」を通って流れ着いたようだ。死後数日経過しており、猛暑で一部は腐敗も始まっていた。
和泉署に合同捜査本部が立てられ、宮下は久しぶりに真壁と組むことになるのだが、そこには“お客様”も加わることになった。
暗渠に妙に詳しいその客は謎に包まれていた――。
この事件は濁流のひとつにすぎない。
地底には、見えない「水路」が無数に広がっている――
【主な登場人物】
・宮下真人 警視庁高円寺北署、刑事課所属。奥多摩分署時代、真壁と組んでいた。
・真壁修 奥多摩分署から警視庁捜査一課へ引き抜かれる。現在は特務班所属。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
都会に存在する暗渠から流れついた死体… 外れもの刑事たちが組織の軋轢と難事件に挑む警察小説 #水脈
■あらすじ
東京は杉並区の神田川で男性の水死体が見つかった。どうやら地下水脈である暗渠から流れついた遺体だった。
管轄の警察署で捜査が始まるも、真壁と宮下刑事は社会行動学を研究している女学生の捜査取...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月13日
真壁・宮下 刑事にまた会えたー!!
今回は女子大院生というお荷物を抱えての捜査で新鮮だった。
暗渠を通って流れ着いた水死体。
夫に先立たれ一人で暮らしている老婦人。
家庭内暴力に苦しむ母娘。
三つの事がどう繋がるのか、また女子大院生の謎が知りたくて一気読み。
読んでいてルフィ事件を思い出した。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月08日
警視庁捜査一課の真壁と高円寺北署の宮下が、神田川に流れ込む排水口で拷問を受けた痕跡のある遺体が見つかった事件を追う。
警察幹部から大学生の姪が論文を書く為に、宮下と真壁に同行する事となってゆく。
が、彼女は暗渠や地下水流に意外な知識を持つのは何故か?2人の刑事の違和感はそこから大きく残忍で救いようの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月27日
宮下刑事&真壁刑事再び。
神田川護岸の排水口で若い男性の遺体が発見された。
地下水路の暗渠を通って流れ着いた遺体には殴打の痕跡があり殺人事件と認定される。
両刑事は謎多き女性・小牧未歩と共に事件を追う。
捜査状況と交互に描かれるのは認知症を患う老女の日常。
川が合流していく様に点と点が線で繋が...続きを読む
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