伊岡瞬のレビュー一覧

  • 教室に雨は降らない

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    ネタバレ

    読みやすく痛快でとても面白い作品だった。事勿れ主義が蔓延りどこか保身に走る教師たちとは裏腹に、複雑な人間関係に揉まれながらもしっかりと自分の意思があった子どもたちが描かれているのが皮肉じみてて良かった。
    昔塾の先生に「教師は真面目じゃ務まらない」という言葉を聞いたことがある。仕事など探せばいくらでもある職業だからこそ真面目に根詰めると死んでしまう。だから教師はちょっと道から外れてるくらいがいい、と。そんな言葉を思い出しながら、森島こそ教師に向いているのではないかと思った。我流が過ぎる部分もあれど、誰よりも子どもたちと真摯に向き合っていた彼の姿は、結果として子どもたちを惹き付けたのだ。
    「教師」

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    2021年11月24日
  • もしも俺たちが天使なら

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    詐欺師とヒモと探偵の組み合わせで、謎の犯罪者集団に喧嘩を売る物語。
    騙し騙されのコンゲーム。

    結末はもう少し捻るかな、と予想してたので拍子抜け。
    ドロップアウトしたキャラクターの悲哀を描く点は安定した面白さ。

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    2021年10月27日
  • もしも俺たちが天使なら

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    詐欺師に不良に元刑事。
    君たちが天使ならそんな生き方はしなかっただろう。
    けれど、もしも天使だったらこんなにこんがらかった事態に手をつけなかった気もする。「信心のない者たちに手を貸す理由はない」なんて言ってね。
    「くそったれめ」 とか言いながらそれぞれの立場で何とかしようとする彼らは、チームとしての一体感には欠けるけどすごい奴らだよ。

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    2021年09月14日
  • 145gの孤独

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    前半の2章は流行りの作家が書いたお涙頂戴の短編風ですが、よく経験する読んで失敗したと思う薄っぺらさはなく、充実した内容でさすが深いという感じでした。3章以降は雰囲気が一変、いつものサスペンス性が戻ってラストは怒涛の展開。十分に楽しませていただきました。ただ、この小説としては前半、特に最初が良かったかな。ラストも今まで読んだこの著者の作品としては珍しい終わり方でこれも癒されました。

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    2021年01月28日
  • 145gの孤独

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    ラストの1ページにじーんときた。
    ああ、そういうことだったのか、と驚きの設定もあり。
    それを知るまでは、面白くて笑いながら読んでいたので。
    伊岡さんの本はとことん残酷な話もいいけど、こういうのもいいな。

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    2019年02月10日
  • 代償

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    事前情報無く読みました。相当面白い! 相当気分が悪くなる本だが、こんな奴も世の中いるのかと心底思った

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    2026年03月08日
  • 桜の花が散る前に

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    優しさに包まれた伊岡さんらしい作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    カメラマンの乾耕太郎は、幼馴染の美人占い師・深沢桜子に淡い恋心を抱いている。しかし、その父・七ノ瀬天山を死に追いやったという自責の念から、本心を明かせずにいるのだった。「占いと事件」を縦軸に、「幼馴染みの恋の行方」を横軸に描いたミステリー連作集。

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    2016年04月10日
  • 桜の花が散る前に

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    まさに、桜の季節に読めて良かったと思える。最後も良かったかど、続きあるのかな。
    いわゆる日常のちょっとしたミステリと恋心ってことで◎

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    2016年04月01日
  • 145gの孤独

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    だれとも関わりのない孤独ではなかった。
    関わろうとしてくれる人は周りにいるのに心を開くことができない本人が閉じているための孤独。表向きは会話もするし推理もするのに閉じている。なんて複雑なおじさんなんだ。
    いやいや145g分だけ、関わりきれないってことかも

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    2013年01月14日
  • 145gの孤独

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    誰にも、どこにも、属さない、という美学が、心に染みる物語だった。
    栄光の日の自分の幻影を無意識に追い続けてしまう。
    俺はこんなんじゃなかった。そんな苦しみが心の奥に潜んでるような、人間の醜さを悔やむような思いも、想像してしまう、一冊だった。

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    2012年12月18日
  • 痣

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    真壁が本格的に動き出してからが面白かった。相棒宮下の存在が良い緩みを与えてくれていた印象。ただ犯人の動機は弱く、ばら撒かれた謎に対するアンサーとしてスッキリとはいかなかった。
    亡くなった奥さんの声が段々妄想めいてきてるなと思ったら病院を勧められていて苦笑。主人公にはゆっくり休んでほしい。

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    2026年08月15日
  • 水脈

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    刑事物としては普通におもしろかった。でも特殊サギと警察の話で、人間不信になるようなストーリーだった。社会に対する問題提起なのかと思うけど、読後感は暗くなる。将来に希望が持てなくなった。

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    2026年08月03日
  • 朽ちゆく庭

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    ネタバレ

    普通に面白かった。二転三転とするけど、結末は大体読めてくる。
    真佐也も内心自分より下にみていた純二がいなくなって、ちょっとした会話をする相手のいない寂しさがつらかったと思う。
    嘘をついたままの長い人生を思うと、いま 向き合っていけば取り返しがつくよ。
    この父親はいいとこなし。
    母親は子供が引きこもり気味で閉塞感あるのは理解できるけど、流されすぎ。

    でも、母親の裕美子が面接にまで辿り着けば、100%就活に成功するって、羨ましすぎる。

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    2026年07月29日
  • 水脈

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    最後しんどくて、、、
    特に印象に残ったのは、人の親切を利用して裏切ること。子どもを使って生活に困っているように見せかけ、親切にしてくれた老人の家へ招き入れてもらい仲間と強盗をするなんて、本当に信じられない。人の善意につけ込むやり方は悪魔!

    さらに、その中心にいた人物が元公安という設定にも驚いた。現実にはフィクションだと分かっていても、「本当にこんなことがあるのか」と考えてしまうほど衝撃的

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    2026年07月21日
  • 痣

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    著者の作品は初めて読んだと思います
    なんというか…ハードボイルドな警察小説でした
    昭和後期から平成初期にかけて描かれた警察小説のような世界観です
    好きな人にはめっちゃ刺さりそうな内容です
    フィクションとして読む分には面白い作品ですがリアリティには欠けるような気がします
    こんなことある?現代で許される?ありえないよね?ってツッコミどころ満載ですが物語として読む分には映画を見ているような気持ちで楽しめました
    回想シーンやイマジナリーフレンドとの会話が多いところが少し気になりますが全体的にスラスラ読める内容でした

    続編もあるようなので読んでみます

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    2026年07月16日
  • 追跡

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    政界フィクサーの孫を巡って複数の組織が争い裏切りあうサスペンス小説。後半にかけてハードボイルドの様相が強くなり、複雑な関係性に頭を悩ませながら読み切りました。

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    2026年07月14日
  • 代償

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    過去にトラウマのある主人公の弁護士。
    いちばん関わりたくない憎んでいる相手の弁護をすることになる。幼少期のように彼の手の中で転がされてしまうのか。それとも彼を有罪に落とし込められるのか。
    最後まで目の離せない作品。

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    2026年07月12日
  • 水脈

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    内容はもちろんだけど、暗渠に興味を持った。
    最後の参考文献に挙げられた書籍も面白そう。
    暗渠散歩してみたい。

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    2026年06月28日
  • 残像

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    伊岡瞬=クズ(悪口ではありません)のイメージ。
    個人的にはもっと刺激的でイヤミス的な流れを期待してました。今回は意外とマイルドだったかなと。
    しかし、2つの話がどうつながっていくか、主人公と3人の女性たちとの絡みが気になって面白く読ませてもらいました。

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    2026年06月27日
  • 痣

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    ネタバレ

    昔の刑事の組織という感じだった。
    真面目な人ほど、抱えきれない直面にぶつかると180度変わってしまう…。

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    2026年06月22日