【感想・ネタバレ】本性のレビュー

あらすじ

他人の家庭に入り込んでは攪乱し、強請った挙句に消える正体不明の女〈サトウミサキ〉。別の焼死事件を追っていた刑事の元に15年前の名刺が届き、刑事たちは過去を探り始め、ミサキに迫ってゆくが…。

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Posted by ブクログ

はじめまして、の作家さんです、伊岡瞬さん。
本屋で表紙は何度も見てはいましたが、
表紙が重い!ハードボイルドですっ!って
手にとることはなかったのですが、You tubeの
読者家ノンさんのおすすめで、トライしてみました。

やっぱり読まないとわからないよね。読みやすい文体で、サックサック読めちゃいました。
内容もエンタメというか、『サトウミサキ』が
クズ男をエロティックに誘って、単に騙すんじゃなくて、しっかり交わっちゃって、さぁ大変!
相手をメロメロにしてからどーーんって、
落とすんだけど、何か次へ次へと読ませちゃう。

3章なんか、少し資産がありそうな痴呆気味の老婆に近づくサトウミサキ。しっかり身の回りの面倒をしっかりみちゃうもんだから、身内からは遺産狙いかと疑われ、さぁどーする?何が目的?
老婆をお風呂にいれてあげるシーン、サトウミサキも裸になり、次第に興奮する老婆っ!
どーなっちゃうの?
3章は短編としても面白かった!


サトウミサキの過去が刑事二人の捜査によって
徐々に明らかになります。復讐は遂げられていくのですが。

『本性』ってタイトル。
サトウミサキの本性って、ワタシの読解力であっているのですか?

考察する内容じゃないけど、気になるっ!

はじめに戻りますが、装丁を変えたらもっと読まれるんじゃなかろうか?

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

読み進めるのは結構おもしろくて、どう繋がるのかなって思いながら読んでいました。
最後全部が繋がったけど、終わり方がなんだかなぁでした。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

複数の章からなる長編小説。
伊岡瞬は二作目だが、クズ人間とクズエピソードあり、刺激的です。
1つの章の中だけでも二転三転あり、中盤以降は一気に話が集束し読み手が止まらない。
伊岡瞬さんヌマる。他作品も読んでみたい。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

以前読んだ『仮面』に登場した宮下刑事が、他の作品でも活躍していると知り読んでみました。私は、宮下刑事が好きです。地味だけど、キレ者で仕事が出来るところがいい。そんな軽いノリで読んだのだけど、内容は重い。ずしりと重い。読むのが辛くなって読むのや辞めてしまおうかと思ったりもした。でも、結局続きが気になって最後まで読めました。辛さをずしっと引きずるような話だったけど、面白かったです。

私が買った文庫の帯に書かれてことが、私の感想そのものだと思いました。最初は結婚詐欺の話かと思ってたら、どうも違う。魔性の女"サトウミサキ"が次々と罠にかけて人を破滅させていく。最初は嫌な女だと思う。でも"サトウミサキ"の目的とその原動力が分かってくると、今度は応援している。どうか最後までやり遂げてほしい、生き抜いてほしいと。

"サトウミサキ"を応援しちゃうと宮下刑事の立場がないよね…、と訳の分からないジレンマに陥ってしまいました。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

サトウミサキに全て収束するストーリーが見事
面白いし可哀想だなと思ったキャラがあとあとクズであることが判明したりでスッキリする構成
終わり方は続くような終わり方だったがそれも良き

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

一見関係のない人たちの物語のようで、事件が少しずつ進んでいき、見えない部分が見えてくるという、多視点型のミステリー。

ただ、事件の全貌が見えてきても、彼女の本性は見えてこない。そんな気味悪さがあって、面白かった。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

再読、やっぱり伊岡さんはめちゃくちゃむかつくクズを書く(笑)
トラブルの周囲に"サトウミサキ"がいる
前半はサトウミサキと関わる人たちの不穏なエピソード、後半は事件を追いかける刑事ふたりの視点で話が展開される
動機は復讐劇によくあるものではあるけれど、サトウミサキの執念にぞっとする
ラストの宮下刑事の思いから、勝手な想像ですが続編が出ないか期待大です

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2025年06月06日

Posted by ブクログ

途中までは、すごく面白く読めたが、最後がなんだか…なぁーという感じ。衝撃が2度襲うとあったけれど…どこ?という感じだった。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サトウミサキによって、翻弄される男たち。
なぜこの男に?と思う男ばかり。
結婚詐欺、ハニートラップかと思うが、違う。彼女の目的は?

写真とレポートを呈示され、次々に過去が暴かれる。直接手を下すことはほとんどない。
何かあったとき、あの事が原因かと思わせる材料を先に見せるという方法。
男性陣の本性は暴かれたが、サトウミサキの姿はまだぼやけているような、つかみきれない部分も。
真人は、彼女を追い詰められるのか…と思ったら終わってしまった。
続きはあるんだろうか?
いつか描かれるんだろうか?
伊岡瞬さんの作品、他のも読んでみたい。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

ストーリーの繋がりが全く見えなくて
読み進めるのに時間がかかった!笑

最後の方になると続きが気になるし、
段々と話が繋がってきて面白かった。

復讐ってすごく怖い…。
学生時代のことってされた方はすごく覚えてるけど、した方は覚えてないんだろうなー。
人って恐ろしい!

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2025年03月21日

Posted by ブクログ

章ごとに主人公が変わり、4人の関係者と2人の刑事がサトウミサキという女に翻弄される。スラスラ読めてストーリーも良かったけど、終盤は予想を超えるほどの衝撃は感じなかった。

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2025年03月08日

Posted by ブクログ

今まで何作か伊岡さんの作品は読みましたが、この作品は今まで読んだものとはちょっと違う作風でしたが、読者の私もサトウミサキに翻弄されるように、色々な謎を抱えながらどんどん読み進めていきました。特に青木繁子の章は思ってもみない展開すぎて、衝撃でした。
そして、最後そう終わるのかと…
今までにない終わり方だったのが、意外でした。

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2025年02月02日

Posted by ブクログ

サトウミサキの意味不明な行動の理由とは?どうやら15年前のある出来事が発端の様だが、、、とにかく、読み始めたら止まらないノワールミステリー。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

謎の女『サトウミサキ』に翻弄されたり恐怖に陥れられた人たちの視点で楽しめ、ますます『サトウミサキ』の謎が深まる。半分以上がそいいった話で、後半から解決編になるため刑事の活躍が薄いようにも感じたのが残念…というか、もっと読みたかったという個人的感想。警察の事情で事件を軽視されたことが始まりか…ミサキの母と安井が肌を合わせるという描写は『サトウミサキ』が誕生するうえで必要だったんだろう。中学のイジメ描写が酷すぎて、これは恨まれてもしょうがないなと思いつつ、外で行われるイジメをどう止めたらいいのか、大人は無関心ではいけないけど、恐怖を感じてしまうだろうし…といろいろ考えさせられた。

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2025年01月03日

Posted by ブクログ

最初はミサキの目的が全く分からなかったが、最後に真相が明らかになる。つまりは復讐なのだが、見事なまでに騙される者たちが滑稽でもある。

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2024年11月05日

Posted by ブクログ

素直に面白かった!
サトウミサキという女性の行動が何とも上手く描かれていると感じた。
ただ、こういうストーリーは必ず魅力のある女性で、男性が必ず虜になり話が進んでいくんだよね笑
最後の結末は、また続編が出るのか?というような終わり方だった。
前に読んだ「痣」にも登場した宮下刑事が個人的に私は好きなキャラだ。
今度はサトウミサキと宮下刑事との闘いも見てみたいなぁと思う!

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2024年10月19日

Posted by ブクログ

感想
ミサキの目的は何なのか?昔の復讐?様々な人の周りに現れては消えるミサキ。

東野圭吾の白夜行みたい。。終わり方も。。



あらすじ
尚之は40歳独身の素人童貞。私立の学校に勤める資産家だが、主だった資産は母親に押さえられている。

お見合いパーティーでミサキと名乗る女性と出会い、ミサキのために散財する。挙げ句の果てにはミサキに母親共々脅迫されて1000万円払うように言われる。

小田切は、30歳でバイトリーダーをしている金がない独身男性。ある日、ミサキに誘われて高級なご飯をご馳走になった上に関係を持つ。

その後も20万円のテーブルを買ってもらったりするが、ある日を境に連絡が取れなくなる。そして、突然訪問してきた尚之に襲われる。

繁子は、資産家の老女でボケ気味だ。ミサキは繁子の世話と称して頻繁に家に訪れる。繁子は実は、息子の敦が繁子になりすましていたのだ。昔は中学の教頭をやっていた。ボケているが、母親殺しで逮捕される。

これ以降は刑事の目線で彼らがどのようにしてサトウミサキに辿り着いたか?ミサキの目的は?事件の真相は?など明かされていく。

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2024年10月02日

Posted by ブクログ

怖い。最初は何が起こっているのか分からない。読み進めていっても中盤までは分からない。サトウミサキって何者?なんで捕まらないの?彼女が絡む人達ってどんな繋がりがあるの?という疑問ばかりが浮かび、そこが怖い。しかしアルバムが出てくるあたりから、謎が解けていって、納得。怖さに磨きがかかってオープンクロウズ。憎い演出で面白かった。

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2024年09月26日

Posted by ブクログ

伊岡瞬のミステリーは残忍で気持ち悪いとこも多いのだけど面白くて読んでしまう!
続編は出てないのか??
きになる!!

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2024年08月11日

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サトウミサキの復讐譚と、事件を追う刑事の安田と宮下コンビ。前半のサトウミサキと彼女に関わる人物たちの話は面白かったな。みんなダメすぎる人たちで…

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

なぜサトウミサキは頑なにカタカナだったのか
死と破滅の順位づけの差がよくわからなかった
そんなに覚えてないものなのか

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

ミステリアスな『サトウミサキ』に翻弄される男たち。五十嵐貴久の『リカ』のような不吉な女性なのかと予想したが、思ったほど猟奇的ではなかった。最初の印象が少し息切れしたような結末でした。

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

ミサキが最後まで目的を果たせて良かった。スッキリした。安井さんの事は少し好きになっていたので病死で安心した。他の本も読んでみよう

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

3.5

1話目、2話目、3話目と違う主人公の話しで
必ずサトウミサキという女が登場する

このサトウミサキという女が怪しい…

伊岡瞬さんはこういう人を書くのがうまい
この作品を読み終わってサトウミサキをどう思うか
それぞれみんな違う印象を持つかもしれない…

刑事からみた話しもあり
最後には一つに繋がる。

途中不愉快な場面もあるが最後まで楽しめた作品だった。

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2025年01月19日

Posted by ブクログ

伊岡瞬らしい濃密で陰影のあるストーリー展開が印象的だった。一人ひとりの登場人物の視点を通じて物語が紡がれるため、読み進めるたびに新たな発見があり、非常に楽しめた。ただ、結末はあえて余韻を残す形になっていて、その曖昧さが読後にモヤモヤとした感情を引き起こす。それもまた、この作品の魅力の一つかもしれない

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2025年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

40歳独身の梅田尚之がお見合いパーティで出会ったサトウミサキという女性。デートを重ねて高額なプレゼントや旅行を贈り結婚の約束をするが、だんだんとミサキの態度が変わり始め…。
一章では婚活パーティーに参加する梅田尚之、二章ではファミレスでバイトする小田切琢磨、三章では認知症の高齢者・青木繁子、同窓会に参加するバツイチ女性・小谷沙帆里の前に現れるサトウミサキ。空き家で起きた火災で男性1人が亡くなった事件を追うベテラン刑事・安井と若手の宮下。
サトウミサキの正体は安井の過去と繋がっていた。ミサキの動機や行動はある程度理解できるけれど、結末は個人的には正直すっきりしないような微妙な感じだった。

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2024年12月31日

Posted by ブクログ

グイグイ読ませる展開だけど、前後編の前編のような終わり方
読者にその先を委ねた感じ
肉を切らせて骨を断つようなサトウミサキの心情はわからなくもないが、安井刑事の心情が今一つ理解できない。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかったし、少しの隙間時間で読み進めるぐらい読む手も止まらなかった、が、さすがに結末が読者まかせすぎて、拍子抜け…。ほんとにこれで終わり?上下巻だっけ?続きがある?と読み終わってすぐに色々調べたけど、どうやら本当にこれで完結らしい…まじか…。最後まで面白く読めただけに残念すぎる…。せめてサトウミサキについてもう少し深掘りしてほしいし(カタカタ書きで漢字をあえて最後まで出さなかったところとか。浩紀との関連性がわからないように、まさかそれだけ?)、安井の最後、宮下がサトウミサキに迫る展開とか、少なくとも後1章は書けたやろ…。拍子抜けランキング暫定第1位です。でもおもしろかった。伊岡さん他にも読んでみようかな。

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2024年10月15日

Posted by ブクログ

『痣』みたいな感じかと身構えてましたが、章を追うごとに被害者たちと犯人が繋がってくるクライムサスペンスで面白かったです。
宮下刑事、途中まで気づかなかった。伯父さんの話でやっと分かりました。

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

気になって2日くらいで読み終わってしまった。最初はサトウミサキの目的が全然わからなかったけど、だんだんともしかして??とはなっていった。最初は梅田?がただのくずの短編かと思った笑 さほりんも衝撃だった!まさか梅田の相手だったとは、、なかなか癖のある人間な感じはしたけど、最初の印象とは違うなーって思った。面白いと思ったのが、梅田が自分は小綺麗でそれなりの見た目くらいに書かれていたけど、小田桐からしたら髪の薄い年相応のただのおじさんなんだなって。自分と相手の印象の違いを改めて感じた。だんだんとサトウミサキの全貌がわかってきたけど、最後はなんだかあまり納得できなかった。結局復讐とは言え、くずたちに興奮材料があるということなの??安井さんが死んでしまうのは残念だった。宮下はすごいね。私ならとっくに辞めちゃう。そして勝手に宮下を宮下草薙の宮下で再生しちゃってた。

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2024年08月25日

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