伊岡瞬のレビュー一覧

  • 翳りゆく午後

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    先が気になり、一気に読んだ。
    認知症を疑い、免許証の返納を勧める息子と嫁。認知症の疑いのある父は、ひき逃げの犯人として自首し、逮捕される。
    強く正しく校長まて勤めた父の老いてからの孤独と、高校教師をしている息子の家族を信じきることなく保身にはしる姿は、寂しい。

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    2025年11月30日
  • 朽ちゆく庭

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    セレブタウンと呼ばれるエリアに引っ越してきた3人家族。
    中学生の真佐也は不登校で、母の柚美子はパート先の上司と不倫。中堅のゼネコンに勤める父の陽一は突然の自宅勤務。
    ある日、一人の少女の遺体が見つかり、警察や世間の目を集めることになる。

    危ういバランスの上に立つ家族。
    決して、まともと思える人間が登場しない。
    まともに思えるのは、刑事さんや代償にも登場した白石弁護士の様な気がしました。
    世間でいう正しさの正体が何なのか。
    子供を守ろうとする家族。
    子供に無関心をよせる家族
    狡猾な子供。歪な友情や依存関係に苦しむ子供。
    家族や個人の形が歪だからこそ、歪な部分につけ入ろうとする人たちがいる。

    人生とは、蒔いた種を刈ることだと思う。

    柚美子の不倫相手の言葉だけど、結局人生は、幸せも不幸も平坦化されていくのかなと思う。

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    2025年11月30日
  • 翳りゆく午後

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    一気読み。偶然にも父親認知症かも?の内容を2作続けて読みました。
    免許返納問題です。なかなか難しい。

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    2025年11月29日
  • 赤い砂

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    伊岡瞬さんの作品が好きなので作者買いの一環として買った今作品。

    なんかちょっといつもと雰囲気が違う?と思いながらもウイルスによる自殺の連鎖という設定が面白くてどんどんと読み進むことができました。
    あとがきを読んでなんとデビュー前の作品と知り驚愕。

    最後の終わり方が個人的に衝撃的で人生で初めて読み終えた瞬間「えっここで終わるの?」と声が出た。

    スルスルと読んでいたので唐突に終わったように感じたのですが、作品の余韻に浸ったあと、もう一度最後の方を読み、敢えて結末をハッキリ書かない、読者側に想像の余地を持たせる終わり方もそれはそれで好ましいなと思えた。

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    2025年11月27日
  • 奔流の海

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    ストーリーは大きく1部と2部に分かれる構成で、タイトルも付けられてるから意味あり気な印象でしたが読み終えるとあまり意味は無さそうです。
    ストーリーほかなり可哀想な展開が続きます、プロローグで描写した家族がどう繋がるのかは後半の後半まで微妙に解らないのですがラスト50ページから一気に判明する流れは爽快感があるくらいです。
    最後の最後で恋愛小説っぽい終わり方が少しギャップを感じましたが、青春ミステリーと呼べるのかなって印象を受けた作品でした。

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    2025年11月23日
  • 残像

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    偶然のような出会いから始まり、距離が縮まったと思いきやある日忽然と姿を消す人たちとの記憶。
    でもそれは嘘でもなく夢でもなく、ちゃんと現実だった。
    人々の残酷な体験や記憶が渦巻く現実の中でも、読み続けていくと甘酸っぱい気持ちや青春も感じられた。世間では悪人認定される犯人でも、人それぞれ背景や理由がある。
    たとえどのような状況にあっても時間は流れ、人は生きていく。
    大切なことを失うことの絶望、残酷を感じた。でも命がある限り、人生は続いていく。苦しくも死に物狂いで生き続けるという強い「生」を感じた本でした。

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    2025年11月23日
  • 残像

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    ホームセンターでアルバイトをしている浪人生の堀部一平が、同僚の葛城が職場で倒れた事をきっかけにトラブルに巻き込まれて行くストーリー。

    葛城が暮らすひこばえ荘の住人たちが謎だったけど、だんだんと関係性がわかってきたものの、伊岡さんにしてはのんびりした内容だな…と思っていたら、やっぱり残酷な場面が待っていました。

    とにかく吉井恭一が怖すぎます。彼自身の過去を知れば彼自身も可哀想ではありますが、だからといって…。こんな人間の目に止まってしまったら不運でしかないですね。

    主人公の一平は主人公なのに大活躍とはいかず、むしろ探偵の須賀がヒーローに見えてしまいました。そして恭一の父親があのような結末を迎えるとは予想外でしたけど、権力を振りかざしている悪が成敗されたという点ではスッキリしたかな。

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    2025年11月19日
  • 翳りゆく午後

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    教職に就く47歳の大槻敏明には、同市内の実家に一人で住んでいる父親・武がいた。
    武も中学の教職に就き、定年までは校長として務めあげた。
    その後は市が主催している生涯学習センターの講師を務めている。
    敏明が幼い頃には、ドライブが好きな武のクルマに乗り、度々キャンプ場や山へ連れて行ってもらった。

    今や80歳近くになった武だが、愛車には多数のこすり傷があり、不安になった敏明は武にその理由を聞くのだが「駐車中に誰かにぶつけられたんだろう」と一蹴されて取り憑く島もない。
    高齢になったことから、運転免許証の返却を考えるように敏明は意見するのだが、馬耳東風の武だった。
    その武に、生涯学習センターの女性受講者と仲睦まじい姿が目撃されているとの噂を、妻の香苗が聞き及ぶことになる。
    敏明は、夜のドライブにその女性が同乗しているのではとの疑いを抱き、そっと武の愛車の助手席を調べてみると、案の定、長髪の髪の毛が3本程見つかった。
    そこで敏明は、武のクルマに装備されているドライブレコーダーのマイクロSDを抜き取り、新たなSDと差し替えた。
    そして敏明は自宅でSDを再生すると、頻繁に一夜で200km程の距離をを、かなりの高速で疾っていることがデータから明らかになった。
    そして過去のデータが部分的に削除されていることも判明する。
    同乗している女性がデータ削除したのだろうか⋯。

    ある日の夜中、寝入っていた敏明の携帯に武から連絡があり「何かを轢いてしまったかも知れない」と告げられる。

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    2025年11月19日
  • 残像

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    身元引受人、元犯罪者3人の奇妙な生活。
    各々偽名を使い、主人公と接触を試みる。彼女らの過去と目的が分かった瞬間から読者の視点も反転する。
    暗闇の中にも光はあるのだろう

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    2025年11月11日
  • 翳りゆく午後

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    伊岡瞬さん、今回は、クズではない?

    お父ちゃんが認知症かも?
    うちの父親は、もういないけど、最後は、認知症やったしな。あんまり他人事とは思えず。
    この話と同じように、クルマ擦ってたし。まぁ、大きな事故とかはしなかったけど。元々、クルマ関連の仕事してたから、やっぱり、運転に自信があったんかな。

    夜中に、鬼電…
    「死霊館怖かった!なんで一緒に来んの!」
    ちゃうわ!人違いや〜(・・;)

    改めて〜
    「人を轢いてしまったかもしれん」
    と父親から…
    それが悪夢の始まり…
    校長先生までいってるとプライドもあるんかな。自身の能力が下がっている事が認められない。
    忘れることも多くなって来た。
    轢いたかどうかは、別にして、やっぱり運転は控えて欲しい。
    でも、近くに店ないし…
    地元に愛着あって、今更ここから、出るのはといっても、ある程度、歩いてお買い物行けるとこに移ろ!
    その辺の支援は、自治体とかにしてもらって…足代わりを準備できれば、そのまま住めば良いし、運転しない方向で考えて〜

    まぁ、認知症を逆手に取る悪いヤツもおるし、周りにも監視するの必要なんかな…

    今今、問題視されてる高齢者の運転。今回も警察に拘束されたら、マスコミだらけ…
    加害者側だと、情け容赦なし。

    そこは、父親側の息子夫婦、息子が、一致団結して耐えなあかんとこやけど…
    まぁ、あっさりと_| ̄|○
    もう!事件解決より家族崩壊の話やん!
    奥さんに、「ばかか」とか「お前」とか上から目線で言ってるとバッサリいかれる〜
    (−_−;)
    ちゃんとお風呂掃除して、洗濯してや!w

    ***************
    最近、読んだ小説のが映画化されて、邦画よく行くわ!

    「爆弾」

    行ってきた〜

    レイトショーやのに、結構、人おった!!(死霊館とは違うw)
    原作読んでだけど、ワクワク出来た!
    まぁ、舞台は、ほぼ取調室やけど。
    怖いなぁ。
    普通に爆弾作れそうやし。
    霊能力って事で、予言していくけど、あちこちで爆発!!!
    タゴサクと類家の対決もええ感じ!

    脱線しない佐藤二朗さん良かった!(この作品は、福田組やないので)
    山田裕貴さんも天才肌の類家を上手く演じてた。
    私は、染谷将太さん推し!めっちゃ良かった。

    何か、今年、邦画良くないか!いっぱい観てる気がする。基本、洋画派やのに…

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    2025年11月09日
  • 冷たい檻

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    ネタバレ

    日本海沿いにある小さな村の駐在所から警官が失踪した。後任として駐在所に着任した島崎巡査部長の下に、県警本部から送り込まれた調査官・樋口が現れる。警察内で密かに失踪事件を調査することのようなのだが……。過疎の村にふきだまる欲望! 巨大福祉施設に隠された恐ろしい秘密を二人は暴けるのか。そして、樋口の正体とは!? 一気読みの警察小説巨篇!

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    2025年11月06日
  • 翳りゆく午後

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    面白かった!
    ちょうど自分の両親にも訪れるであろう「いつまで運転するの?」で悩む主人公の日々。
    ある場面のセリフで突然違和感が出て、え?!と驚きもあり楽しめました。一気読み。

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    2025年10月23日
  • 悪寒

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    殺人事件を起こした家族の心情ストーリー。といっても、温かい話ばかりではない。主人公の男性が「流れに身を任せる」だけの冴えないサラリーマンでイラっとしてしまう。
    殺人事件の動機が、レアなものなので「新しい視点」を感じざるを得ない。

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    2025年10月20日
  • 仮面

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    再読
    登場人物の描写に「仮面」を想像させる部分は多くあれど、終盤にかけて三条の化けの皮が剥がれていく展開は衝撃
    久保川にとっては三条自身が仮面だったんだろうなぁ

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    2025年10月14日
  • 朽ちゆく庭

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    中盤からの怒涛の展開に一気に引き込まれます。
    次々と巻き起こる事態に、「え!これからどうなるの!?」とページをめくる手が止まりませんでした。

    家族が崩壊していく不穏さみたいなものは実は常に僕らの周りに充満していて、気がついたら誰だってそこに足を踏み入れてしまうものなのかもしれません。

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    2025年10月13日
  • 朽ちゆく庭

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    人が住まなくなると家は廃墟になっていくようだ
    住んでいても心の繋がりが失せていくと庭は朽ちていくのだろうか

    知らない人とすれ違うその一瞬に心が触れ合うことがあるけれど
    毎日を共に暮らす家族なのにお互いの心を知っているのは50%もあるのかな?
    ホントの気持ちは知らないでいるような
    知ろうとしていないような気がする

    山岸さんの家族がどうなっていくのか
    先が見えないのは誰の家も同じかもしれない

    真佐也は………
    少しは明るい所へいけただろうか

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    2025年10月03日
  • 仮面

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    読字障害を持つ人気コメンテーターが殺人事件の犯人か?
    刑事目線、被害者目線、マネージャー目線で語られる。
    事件を追っていく刑事の姿が清々しく面白い。
    ラストシーンはさすが

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    2025年10月01日
  • 不審者

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    ネタバレ

    伊岡作品初です!!
    長距離移動があったので積読しちゃってたこちらを読むか〜と軽い気持ちで手に取り、まんまとスピード読破しました。
    主人公がまあ神経質で潔癖で好きになれないと思いつつ、夫と不審者(仮)があまりに無神経すぎて相対的に主人公に同情した前半。
    完全に覆されました。

    そもそも、冒頭で実子が絶対死んでるのに、この子は何!?養子か…誘拐?!?!でも義母は茗荷が好きで息子に似てるとか言い出すし、血縁あるのか??誰だこれ??と色々疑いながらの読み始め。
    義母の2回目の落下はさては主人公やってんな…?とは思いました。
    途中からは地の文で感情を隠さなくなってきたし、合間に挟まる意味深な伏線と思われるフレーズで(突然「昨日ペットショップにも行ったし」など)こいつ絶対やってんな!!と確信しました(笑)

    それにしても不審者(仮)が不審すぎるんですよ!!すっかり騙された!!でも過去とか背景考えると、だいぶ好みのキャラクターでした(こんなに視点が変わると、キャラクター性が変わるんだなといういい例)
    途中で顔を見せなくなったときに義母が「息子じゃない」と言って、一瞬ゾワとしたけれど、あれは認知機能低下だったのか縁を切ったからの意味だったのか。

    夫が勝手に宿泊許可したり仕事辞めようとしたり諸々、あまりに腹が立ってきましたが協力してたなら納得…と思いきや、最後も含めて本当にデリカシーない、薄っぺらいダメ男すぎて、やっぱ腹立つ。

    移動時間も忘れて、最後まで夢中でドキドキしながら読めました!!

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    2025年09月27日
  • 清算

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    久々の伊岡瞬さん!

    会社精算か…
    倒産よりはええんかな?
    親会社からの支援も限界で、倒産やなく解散→精算。
    こんな事なった事ないから、分からんけど、生活かかってる社員にとっては、洒落ならんな…

    って、何でも良いですけど、伊岡さん!
    人死にませんけど!どうなってんの!
    クズも言うほどおらんし…

    はぁ…ページ半分過ぎた頃にやっと、お空に行った人が出てホッとした!w (^^;;

    しかし!
    この殺人は、ストーリーのメインやない!
    今回の話は、会社精算時にパクられた2億円の話やな。
    なので、殺人のトリックやなく、あくまでも、パクられた方の謎解きやった。
    少しガッカリなとこあるけど、これはこれで面白いかも?

    正直者の主人公が、色んな企みを持った人らに振り回されながら、解決していく感じ。
    正直者が馬鹿を見るとは言うけど、最終的には、やはり正直な人が強いんかな。
    最終的には、人集まるんで!
    トリックより、正直者が振り回されるのがメインかも?w

    正直者がやはり良い!
    やっぱり!
    私の生き方は、間違ってなかったわ!!!www

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    2025年09月27日
  • 本性

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    読み進めるのは結構おもしろくて、どう繋がるのかなって思いながら読んでいました。
    最後全部が繋がったけど、終わり方がなんだかなぁでした。

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    2025年09月26日