【感想・ネタバレ】追跡のレビュー

あらすじ

謎が謎を呼ぶノンストップサスペンス

東京都武蔵野市で住宅一棟が焼ける火災が発生。
焼け跡からは、その家に住む志村潔(69)とその息子夫婦と見られる
男女三人の遺体が見つかる。単なる住宅火災に見えたが、
夫婦と見られる遺体の死因は焼死ではなく、
刺されたことによる失血死であった。

しかも現場からは、この夫婦の子供と見られる小学生が消えていた。
さらには、志村の経歴をたどると、“息子”がいた形跡がない。
一体この火事で死んでいたのは何者だったのか?
警察が捜査をに乗り出すのと軌を一にして、
地下組織『I』の作業員の樋口にもある指令が下される。
不可解な火災、血の繋がりのない“家族”、消えた子供の行方……
エンタテインメントを追求した、究極のノンストップサスペンス。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

誰が味方で誰が敵なのか、テンポよく繰り広げられるストーリー展開に一気に読んでしまいました
面白かったです

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

まさに追跡する者と追跡される者の緊張感が溢れる疾走感ある小説だった。

冒頭に小説の人物相関図が記されていたので面倒な物かと危惧したが、たしかにこの相関図と共に読み進めると、放火殺人小児誘拐という複雑な事件の物語に没入できた。
信頼と裏切りの繰り返しにより、読者も誰が正しいのか探っていく。
コミカルな要素も含みながら、スピード感溢れる追跡の小説だった。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

読みやすいのに、読み応えもあった。
複雑に絡み合った人間関係で、それぞれ、誰と誰が仲間なのか敵なのか、目的は何なのか先が気になった。
最初から気持ちを入れて集中して読まないと、人物像を見誤ってしまいそうでした。
『冷たい檻』の樋口さんが再登場した。

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

東京都武蔵野市で住宅火災が発生。焼け跡から男女三人の遺体が見つかる…。警察小説かと思いきや裏組織や政界フィクサー、与党幹事長も登場して息詰まる展開に。「冷たい檻」の樋口も登場。この作者さん、こんな小説も書くのかとビックリするやら感心するやら、傑作。

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2025年04月10日

Posted by ブクログ

伊岡さんの物語は、テンポよくサクサク読める。誰が敵で味方か、最後まで、こんがらがったが楽しく読み終えたから、マッいいか。予想外の結末も、すんなり受け入れられる。

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2025年04月24日

Posted by ブクログ

人間の醜さと怒りを力強く描いたサスペンスミステリー、疾走感と緊張感でドキドキが止まらない! #追跡

■あらすじ
東京の住宅街で火災が発生、その家に住む老人と息子夫婦の遺体が発見される。通常の火災事故と思われたが、発見された遺体は刺されていることが判明、さらに現場から少年が失踪していたのだ。警察は捜査を開始するのだが、この事件の背後には隠された秘密があるようで…

■きっと読みたくなるレビュー
スピーディーでドキドキが止まらないドエンタメ小説、もうこの本そのまま脚本で映画にできちゃいそうですね。

伊岡瞬先生は粘り気のある警察小説のイメージが強かったのですが、本作はノンストップサスペンス。まず構成力が素晴らしいんですよ、たぶんプロットの段階で既に優勝レベルの出来と見た。読者を惹きつける力はさすがですよね。

さて物語の内容はタイトルの通り「追跡」していくストーリー、何よりテンポがイイ。さくさくと読み進められ、ハリウッド映画を観てるみたいに次々お話が進んでいく。

追跡というくらいなので、逃げる人と追いかける人がいるのですが、これがハラハラして手に汗を握る。そもそも、なぜ逃げているのか、なぜ追いかけているかが良く分からんというところが惹きつけるんすよね。

そしていつものとおり人間性を切り取るのがお上手、醜さや怒りをふつふつと伝わってくる。悪人だけじゃなくて、やっぱり警察も人間なんだよなーと思わせてくれるんです。そりゃ警察官だって人の子ですよ、正義感が強い人もいれば、出世したい人もいれば、他人を信じない人もいますよね。

登場人物のイチ推しキャラは、やっぱりアオイですね。本作のキャラはみんな謎めいている人たちばっかりなんですが、最たる人がアオイ。強く優しく頭が良い、そして美人(たぶん)。もし映像化される際は、誰が演じるか注目するに違いない。

全編にわたって切った張った大立ち回り、駆け引き裏切り騙し合いばかりなんですが、物語のコアとなる動機の部分には温かみを感じることができます。ちょっとホッとしますね。ぜひ続編で主要キャラたちを再演させて欲しい!面白かった~

■ぜっさん推しポイント
あらためて世の中には悪党やクズが存在することを認識させられますね。陰謀論、闇組織、裏社会、上級国民… 本作みたいに派手じゃないにしろ、現実にありそうでマジで怖い。政治家のお偉いさん、自分や友達の利益ばっかりじゃなく、未来ある子どもたちのために住みやすい日本にしてあげてください。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

放火殺人事件発生の翌日には無事解決という、敏速な仕事ぶり。無駄がない。警察上層部と政治家の腐った繋がりを、樋口やアオイらが暴露、一掃。仕掛けられた罠や謀叛も難無く回収。暗躍する『組織』にまた会いたい。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

政治家同士の争いに子供がまきこまれる
組合だのIだの
分断する警察上層部
あまり良くわからない内容だった

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2025年03月31日

Posted by ブクログ

全くこんな闇の世界線があったら
国は持たない。
人も信じられないし、日本の政治家は
なるべくクリーンであって欲しい。
願わくばだが。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

まさしくタイトル通り追跡でした。
追跡の発端となる理由は、最後に分かるが、途中誰と誰が手を組んでいるのか?様々な思惑に混乱させられる。だからこそ先が気になって読み進められた。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

まさに"追跡"だった!
最初は登場人物たちの関係や立ち位置みたいなのがわからなくて難しそうだなって感じたけど、追っていくうちにわかってきて、面白かった。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

軽いタッチな感じ。
一気読みしなかったからあれこれだっけと混乱した
関係図とかあると助かったかな

ポンコツ風を装ったのか 最後までわからず
でもハッピーエンドで救われる作品だった

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2025年07月05日

Posted by ブクログ

あまり権力争いみたいな話を読まないからか、最後までこの物語を面白がっていいのか真面目に読むべきなのかがわからなかった。
面白がって読むほうが正解だったのかなと全部を読んでから思う。


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2025年07月05日

Posted by ブクログ

中盤まではイイ感じのスリルと謎解き感だったが、タイトルにもある追跡が始まった辺りから勢力図が複雑化しすぎて、ネタバレ覚悟で冒頭の人物相関図を見てしまった。負けた気分。

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2025年05月20日

Posted by ブクログ

今作は、
私が好む伊岡瞬作品に漂う、何とも重苦しく、ちょっと気分が悪くなるようなムードが無く、
軽いタッチでスピード感あふれるテレビドラマのようにわかりやすい作品でした。
個人的には、期待と少し差がありました・・・

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

火災のあった住宅地から見つかったのは3人の遺体。もう1人いたとされる子供は行方不明に、しかも親子と思われた3人に血縁を示すものはなかった。警察、政治家、闇組織が其々の思惑で行方不明の少年を追う、アメリカ映画の様な展開。裏切りや寝返りなども含めて楽しめた。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

住宅火災が発生し住人とその夫婦と思われる3人の遺体が発見される
しかし、子供の遺体が見つからない・・・
死因の原因は焼死ではなく刺殺だった・・・

内容が複雑で理解するのには苦戦しました。
しかし、物語のスピード感がよくテンポ良く読めたのがよかったです。

タイトル通りに「追跡」に恥じぬ物語だと思います。
追いかける側、逃げる側の追跡が癖になりそうです。

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2025年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

発端はまるで宮部みゆきの「理由」を思わせるような疑似家族の殺人事件として社会問題の掘り下げや警察内部の人間関係や組織の歪みが描かれるサスペンスフルでダークな展開かと思った。が、冒頭に表示される『人物相関図』の通りに伊坂幸太郎の殺し屋シリーズに登場するような「I」「組合」「ドロップ」など入り乱れて、事件現場から消えた「雛」を追跡するロバート・デニーロの映画「ミッドナイト・ラン」や「レインマン」を彷彿させられるようなアクションドラマとなっている。政界のフィクサー達のいざこざや事件揉み消し、「日本版フーバー長官」の件などはありきたりだが、「レオン」を思い起こさせるアオイとリョウの関係や樋口のキャラクターに最後まで飽きずに楽しめた。

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2025年04月18日

Posted by ブクログ

火災発生から問題解決迄の日数はほんの二三日の短時間の話しだが、それだけにとどまらずに話しが行ったり来たり実に面白い裏話が続き読者を楽しませてくれる。著者独自の世界だ。

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

なんてややこしい…
序盤はなんのこっちゃで、人物相関図を見て首をかしげながら読んだ感じ。
でも終盤どんどんと自分の中の疑問が解決して一気におもしろくなった。

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2025年03月09日

Posted by ブクログ

住宅火災から一家3人の遺体が発見されるが、いるはずの子どもが行方不明…。
調べるうちに彼らは本当の家族ではなかった。

子どもの行方を追ううちに見えてきたものは…。

5年前の政治家の息子の犯罪の揉み消しが発端となった事件であり、政界と警察内での癒着でもある。

『I』の樋口とアオイの動きに見どころはあったが、スピード勝負で決着は着くので、読み応えはそれほど感じず、もっと長編を読みたいと思った。


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2025年03月08日

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