伊岡瞬のレビュー一覧

  • 残像

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    気分が悪くなるような過激な場面と協力して何かを成し遂げようとしている場面で感情が激しく動いた。

    終わり方がいまいち腑に落ちていないが、読んでいくうちに最初の説明していなかった部分と結びつきとても楽しかった。

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    2024年01月22日
  • 白い闇の獣

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    フィクションでありながら、何よりもリアリティ溢れ、実際に「神など居ない」と常日頃思う自分にとって納得の一冊。
    ラストが少し呆気なさすぎるか

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    2024年01月21日
  • 冷たい檻

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    「おれは超能力者じゃない。想像してみただけだ。さっきも言ったが、いろいろ考え合わせると、線が一点に集まる」

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    2024年01月18日
  • 不審者

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    なかなか面白かった。
    不穏な空気が漂う描写とストーリーで進み、
    予想外の結末に至る。
    いろいろ豆知識も興味深かった。、

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    2024年01月09日
  • 白い闇の獣

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    事件の内容が痛ましく、また、描写がリアルすぎて、読み進めるのが辛くなるほどのリアリティだった。
    作者自身も世に出すのを迷ったと書いてあるが、あまりの写実さが与える影響などを考慮してのことだろう。
    確かに言う通り、予備知識などなくても、背景を理解しやすいが、その分感情的に入り込みやすく、辛すぎる部分は多かった。いろいろと救われない中で最後に唯一の幸せな部分があり、救われた。

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    2024年01月05日
  • 瑠璃の雫

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    娘を誘拐された老人との交流で家庭が破綻して傷ついた少女がなんとか生きていくのは良かったと思った。丈太郎さんが娘について事実を知った上でとった行動には考えさせられる所があった。そしてその家族の様子にたどり着いた美緒が自分の家族において決着を付けようとして充の決断に納得が行かないさまも今までの辛さを考えたらそうだよなあと思った。充が忘れようと言ったのが逃げなのか強さなのかと思った。

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    2023年12月30日
  • 白い闇の獣

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    2023.11.03
    救いのない現実だからこそ哀しみしか感じない。自分も40歳のときに授かった子を持つため余計にリアリティを感じる。
    毎日を丁寧に生きていないととんでもない後悔をすることになるとも感じた。

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    2023年11月03日
  • 白い闇の獣

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    少年犯罪の残虐さを感じた。少年法で守られた挙げ句被害者家族の苦痛も感じた。そして自分を責めて後悔し続けて生きている人たちの人生観もすごく響いた。そして笹井さんのサーカスの獣の話がすごくずしっときた。
    一度人間を襲うと外にでれるとわかった獣は同じことを繰り返すみたいな話がこの物語の全てを語ってるような感じがした。重たさを感じる読み答えのある小説でした。

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    2023年10月30日
  • 瑠璃の雫

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    父は家族を捨て母はアルコール依存症。弟と二人暮らしの美緒は心を閉ざし人生をあきらめている。子供に親は選べない。とあることで知り合った初老の男性の過去を知り、真実に辿り着いていく。罪に対しての赦しというのは誰がどう判断していくのか。その判断に対しての苦悩は終わりがない。老人と出会い、人生を強く生きていく美緒は良かったな。

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    2023年10月21日
  • 瑠璃の雫

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    極度のアルコール中毒の母親を持つ小学生の美緒
    母を恨み、他人を拒絶する
    元検事の永瀬丈太郎という元検事の初老の男性と出会い、心を開いていく。

    幸せってなんだろう
    幸せな家族ってなんだろう
    相手を許すことの難しさ
    弟の充の無邪気さの一方で、この世で一番残酷なのは何も知らない子供自身なのでは

    もし丈太郎が単に優しいだけの好々爺なら、美緒もここまで心を許すことがなかったかもしれない。不器用な優しさと適度な距離感が素敵だなと思う

    子供を持っても愛せない人もいれば、不幸に遭い、どんなに愛しても会えない人もいる
    伊岡さんの描く世界はどうしても、理不尽だけど最後まで読まずにはいられない

    最期の方の展

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    2023年10月17日
  • 冷たい檻

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    ネタバレ

    現代を最大限に風刺したような作品。
    薬、政府、老人問題、いじめ問題などさまざまな観点を関連づけている。

    特に、特効薬を老人や子供たちを実験台にして行っているというのは無きにしも在らずといった問題なのではないだろうか。

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    2023年10月13日
  • 不審者

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    一気読み。
    何がどうなるんだと少しハラハラしながらも
    予想が外れてしまいました。笑笑
    小説の中だけの話しであって欲しいと思った作品です。

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    2023年10月07日
  • もしも俺たちが天使なら

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    セレブ専門の詐欺師と、イケメンでヒモの喧嘩屋と、不始末で警察を追われた元刑事、それぞれの視点で物語が進み、スピード感が良い。

    最後の巨悪との対決はハラハラもあり、どんでん返しも楽しめました。

    不覚にも詐欺師をかっこいいと思ってしまった。

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    2023年10月07日
  • いつか、虹の向こうへ

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    ネタバレ

    作中に出てくる絵本がタイトルと繋がっているのだけど、その絵本、実際に販売して欲しいくらい美しいお話だった。

    外で読んでいたのに、泣いたり笑ったりしてしまった。主人公が優しかったり人間臭かったりしてて好き。一気読み。

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    2023年09月26日
  • 赤い砂

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    錯乱して自殺にいたるウイルス。
    こんなのが実際に出てきたら恐ろしすぎる。。
    展開が早くてドキドキしながら読んだ。

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    2023年09月26日
  • 祈り

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    ネタバレ

    ままならなさがあまりにリアルで、
    序盤を読むのに時間を要しました。

    読み進めていくと、登場人物の様々な方向への想いが交差していく様子に目が離せなくなりました。

    幸せになって欲しいと思わずにいられない人物、
    どうしてそんな事を、と思ってしまう人物、
    それぞれに訪れる結末も一読者としてはままならないものでした。
    それが、この一冊の本により現実味を持たせていると感じました。

    理不尽な事はいつでも訪れる、日々の幸せにどれだけ自分で気づいてあげられるか、そんな分かっているようで分かっていない事を改めて考えさせてくれます。

    颯太の行動が少し変わっている事に、2人の未来が明るい方向に向かうのではない

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    2023年08月27日
  • 祈り

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    読み始めて、今まで読んだ井岡瞬さんの作風とイメージが違うと感じた…二人の主人公が交互に違う時代で描かれながら自然に同じ時代で出会う。ピースを少しづつ集めながらのストリー展開は読み手を引き込みます。私の乏しい想像力ではラストの読解に至らなかったのが心残りです。

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    2023年08月17日
  • いつか、虹の向こうへ

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    遼平も恭子も早希も淳平も石渡も
    不運すぎて過去が重すぎる。
    虹の向こうとは、平穏な日々でしょうか?
    いつか報われて幸せになってほしい。

    伊岡瞬のこの淀んだ感じ好きなんよねぇー

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    2023年08月12日
  • 冷たい檻

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    ●多視点の描写とよくわからない不穏さはさすが。
    ●しかし、ラストに一気に幕引き、回収の感じが否めない。バタバタすぎて…
    ●まあなあ…風呂敷広げすぎな気もするけれど、ここまで広げてくれないと話が小さすぎるし…
    ●政官財はもう少しリアルに描いてくれないと、それに詳しいと冷めちゃうんだよなあ…

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    2023年08月06日
  • いつか、虹の向こうへ

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    これがデビュー作かー
    面白かった
    設定も良いしもちろん初期ならではかなと思う所もなくはないけども

    主人公のおじさんボコられまくってたけどタフで良かった(笑)

    もっと伊岡瞬読むぞー

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    2023年07月27日