伊岡瞬のレビュー一覧

  • 白い闇の獣

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    現実でもありえる話で暗いストーリーではあるけれど、どんどん読み進められる。少年法により守られる犯罪者で、更生する気もない少年たちに憤りを感じる。復讐に手を染めることが良いのか、事件が起こった要因が自分にもあるのか、とても悩む作品である。星3.5

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    2026年06月22日
  • 残像

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    浪人生の一平が出会った年齢、性別も様々な不思議な人たち。同時に進行していく議員の息子の生活。シリアスでありながらもコミカルに進んでいく展開に最後まで楽しく読めた。
    伏線回収はさすがだった。

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    2026年06月21日
  • もしも俺たちが天使なら

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    詐欺の話が好きでAIに推薦してもらい読んだ本。
    面白かった。
    伊岡瞬って、重いというイメージがあったのに、軽妙でよかった。
    谷川のキャラがいい。

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    2026年06月16日
  • 波動の彼方にある光

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    海上保安庁の特殊救難隊。知らない世界の話で命がけで仕事に取り組む姿に感謝の気持ちでいっぱい。今はがんばる、汗だく、必死など昭和の古い価値観と言われがち、でも現場にこういう人たちがいる事は素晴らしいと思う。私はほぼカナヅチなので機材を抱え50mは泳ぎ…なんて尊敬。救助される場面で暴言なんてもってのほかだが自分を抑え人命救助してくれる隊員さんは尊い。出来過ぎでも離島の自分の母を救ってもらい、その時のパイロットに憧れ実現する、気持ちよく感動した。船上の主計士、そんなお仕事もあるんだ、ごはん美味しそう。

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    2026年06月15日
  • 乙霧村の七人〈新装改訂版〉

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    犯人というには…いりくんだ内容でしたが一気に楽しく読み終えました。しかし、最後の文章がわからなくて、つまりはどういうこと?

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    2026年06月14日
  • 瑠璃の雫

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    辛い経験をして気持ちを内に閉じ込めて生きている登場人物達の描写がとてもよく描かれている
    題材の割に読み終えた後味が悪くなかったのは、主人公に寄り添う人の優しさを感じたから

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    2026年06月11日
  • 仮面

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    序盤に不倫や逆売春があり、中盤に回りくどい言い回しがあったりして、どういった展開になっていくのか甚だ疑問に思いながら読み進めていったが、終盤の怒涛のごとき流れにはスリル感を味わい終焉を迎えた。
    宮下と小野田のその後の関係も気になるところだが、菊井のその後の芸能界での活躍も気になるところ。

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    2026年06月07日
  • 冷たい檻

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    北陸の岩森村を舞台に、失踪した駐在警官を追う調査官・樋口が、村に隠された深い闇へと近づいていく物語。
    穏やかに見える村の裏では、児童養護施設や老人ホーム、病院などを備えた巨大施設が存在し、“行き場のない人たち”を受け入れる代わりに、新薬の臨床実験に関わらせるという恐ろしい実態が隠されていた。

    視点人物が多く、最初は少し整理しながら読む感じだったけれど、二日間に起こる出来事の密度がとても濃く、最後まで緊張感が途切れなかった。犯人探しというより、「なぜこんなことが起きたのか」を追いかけていくミステリで、少しずつ全体像が見えてくる面白さがあった。

    現在の事件だけでなく、17年前の樋口の過去も大き

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    2026年05月23日
  • 追跡

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    あの親子を想ってみんなが動くのは感動。

    自分が思う伊岡節は少なめだったかな。
    いつもはもっと重くてどろどろした感じ。

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    2026年05月08日
  • 代償

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    本当に嫌な気持ちになった。自分が生きてきた世界とは違いすぎるけど、でも日本のどこかでは実際にある闇。
     怖くも、読まずにはいられない世界。

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    2026年04月26日
  • 仮面

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    章ごとに人物名が付与され、群像劇の様な構成になっている。
    その誰もが過去に何かを抱え、一癖も二癖もある、だいめいに通りに「仮面」をかぶった人物として登場する。
    陰惨な部分もあり「イヤミス」的な要素もあり、好意的には読めない。
    人物的に救いとなるのは、事件を捜査する若い宮下刑事と、主役的存在の三条公彦の秘書・菊井早紀ぐらいか。

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    2026年04月21日
  • もしも俺たちが天使なら

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    3人のはみ出し者の男たちが、交わり、集まって巨大な敵と戦っていく過程が面白い。どんどん読むスピードが上がる

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    2026年04月20日
  • 教室に雨は降らない

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    作者の生み出すキャラクターに感情移入しやすいから、スラスラ読めます!

    非常勤講師の目線で、学校・親・生徒などのあらゆる闇?みたいなものがテーマ。

    地味そうなテーマに聞こえるけれど、内容は派手過ぎ!(ちょっと無茶苦茶あり)

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    2026年04月19日
  • 翳りゆく午後

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    昨今の高齢ドライバーによる事故の問題を
    提起した作品かと思って読んでいたら、
    高齢ドライバーの事故によって、普通の家庭が
    崩壊していくサスペンスだった。
    敏明は父親を心配しているように見えるがそれは
    保身からであり、妻の香苗に詳しい事を話さない。息子の幹人とはうまくいっておらず、息子は自分とは口もきかない。そんな息子は実は祖父と仲が良く、祖父の武は幹人のやりたい事をひそかに応援していることなど、敏明は全く知らなかった。

    敏明が後に、大きな分岐点があったとしたら
    渓谷でそれらしきものを見つけた時、武に訊かれて「何もない」と答えてしまった瞬間だったと述べて
    いるが、実はその前から家族内の崩壊は始

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    2026年04月14日
  • 不審者

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    ネタバレ

    これは予想外の結末だった
    勿論後半にいくに従い里佳子の思考がおやっと思える場面が出てきたので予想外といえ自然な結末に思える
    中盤まで日常生活に少しずつ忍び寄る不穏な気配が怖くて何が何でも洸太に何もありませんようにと祈るような気持ちで読み進めた(子どもが犠牲になるのは物語でもとても嫌なので)
    全体的に読みやすく登場人物も分かりやすい
    優平さん、本気で疑って気味悪がっててごめんなさい。
    一番まともでしたね

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    2026年04月09日
  • 本性

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    ネタバレ

    続編が出るであろうシリーズ、「サトウミサキであった」にルビが振ってある。続編ですごい伏線回収が予想される。本性自体は読みやすくどんでん返しもないが、読みやすく、続編に期待

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    2026年04月05日
  • 瑠璃の雫

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    ネタバレ

    父は出ていき、母はアルコール中毒で入退院を繰り返す不安定な家庭の中で暮らす美緒と充が足の不自由な元検事の丈太郎に出会う第一章、一人娘の瑠璃が誘拐され、その足取りを掴めないまま過ぎる丈太郎の検事時代を描く第二章、丈太郎の死を受けて瑠璃の事件の真相を追う第三章と、過去の話を途中に挟むことでストーリーが単調にならず、すいすいと読み進めることができた。瑠璃の事件の真相というよりは、丈太郎の妻・初枝が犯すことになってしまった罪と、美緒、充の弟・穰の死の真相が終盤の柱となり、若干尻すぼみ感もあったが、ラストの決断に美緒の精神的成長を感じ、明るい話ではないものの救われた気持ちになった。持ち前の明るさで兄弟を

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    2026年03月20日
  • 不審者

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    おもしろかった。

    日常生活の中にじわじわと忍び込んでくる違和感が、読んでていらいらするのに続きが気になってしまうという感覚。

    やられました。最後のどんでん返し。
    全然気づかなかった。もう1回読み直したい。

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    2026年03月15日
  • 本性

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    ネタバレ

    序盤は中年男性、フリーター男性、高齢女性などそれぞれのストーリーが描かれ、サトウミサキという女性が軸となり繋がっていることがわかるも、その真相は見えない。後半では、宮下と安井という刑事コンビの視点からある殺人事件の捜査を追うが、これが前半のそれぞれの人物、そしてサトウミサキに結びついていき、ある意味解決編のような形で、ラストに近づくに従い一気に読んでしまった。

    サトウミサキによる、弟をいじめていたメンバーへの敵討ちのような格好だが、その関係は複雑に絡み合い、ミサキ自身にも抗えない「本性」があることが伺えるなど、ストーリーの奥底に潜む黒いものが見え隠れする点は、「代償」にも通ずるものがあると感

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    2026年03月15日
  • 仮面

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    伊岡瞬が描く、クズの本性にスーパースターの仮面をかぶせた男。

    練り上げられた素性と経歴。
    生まれ持ったビジュアル。
    それらを武器に、テレビをはじめとする報道の世界で彼は輝き始める。

    だが、この物語で仮面を持つのは、主人公のクズだけではない。
    被害者も、刑事も、それぞれが他人に見せる顔を持っている。

    本人が作る仮面と、本心としてのもう一つの顔。
    そして、その断片から社会が作り上げてしまう虚像。

    読みながら、いくつかの実際の事件を思い出していきます。
    学歴詐称が暴かれたコメンテーターの騒動。
    身体的な障害を詐称していた音楽家。
    被害者本人が映画化まで踏み込んだ、あの事件。

    本作が特定の事

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    2026年03月12日