あらすじ
かつてのセレブタウンに引っ越してきた山岸家。中学生の真佐也は、転校前に部活をやめ、以来、学校をサボり、部屋にこもるようになる。けれど、その部屋には小学校からの友人・純二がこっそりと遊びに来ている。心配する母親・裕実子と対照的に、父親・陽一は不在がちであまり関心を示さない。真佐也はある日、家の向かいの公園でうずくまっている少女・あかりを見かける。その少女には怪しげな噂がつきまとっていた。一方、陽一は急に在宅勤務だと言って会社に行かなくなり、裕実子は勤務先の税理士事務所の上司と密会を続けており・・・・・・。壊れゆく家庭を描く“危険”なサスペンス長編。
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Posted by ブクログ
個人的伊岡作品最高傑作!!
大袈裟過ぎるかもしれないが、それ程までにページを捲る手が止まらず一気読みでした。しかもここまで没頭したのも久々。
家族、取り巻く環境、親近感。色々な感情が自分自身の感性に刺さる。私にとっては、考え、感じさせられた素晴らしい作品でした。
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誰しも同じ毎日が続くと思いがちな日常が少しずつ、これぐらいと目を逸らしていることが積み重なることの怖さ。
伊岡瞬のこれまでのイメージとは違うけど、やはり伊岡瞬!読んだ後に面白かった、金額の価値がある小説
Posted by ブクログ
なんていうのかなあ、お互いを理解してない形だけの家族って結構あるんじゃあないかなあ。やっぱ思いはどんなカタチであれ相手に伝えないといかんよなあ。父も母も家庭を守ろうとしてるんだけど…。うまくいかないストレスが…。 それにしてもここに出てくる警察はお粗末。確固たる証拠もないのに逮捕するなよ。
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久々に1日で一気読みしました
どうなるの?!と先が気になって
でもすっきりしない結末でちょっとがっかり
もっと気持ちよく終わって欲しかったなぁ
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伊岡さんの本は読破していますが、どれも読後、嫌ーな気分になるんですよね。それでも読んでしまうのが、伊岡さんの面白さ!家族崩壊→再生を願います。
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賃貸からセレブタウンに越してきた山岸一家。夫はちょっと自信家なタイプ、妻はなにか秘密をもっていそうなタイプで一人息子の真佐也は不登校で家族とも口を利かない。
そこへ育児放棄されていつも公園で一人遊びをしている小学生女子がかかわってきて、、というお話。真佐也は中学生なのだが、中学生というのは大人と子供の境界線にいるので感情の起伏が激しいし、なかなか大人、特に家族とはうまくいかないよなあ、と思いつつ読んだ。家族ひとりひとりが勝手なことをしているようだが、それぞれいろいろな事情や感情をもってもがいている結果なのだと思った。おすすめ。
Posted by ブクログ
不登校気味の中学生男子とその両親を中心に話はすすむ。
影に現代日本の問題の縮図のような家庭だか、表面的には平穏に見える。みな閉塞感満載で話は進むが、ある少女が現れ、更に事件が起こる。。
家族の心情の丁寧な描写、緻密なストーリー展開に最後まで引き込まれる。家族とは?友情とは?人間関係とは?きれいごとではなくリアルに描かれており、非常に良かった。
Posted by ブクログ
この作品、家庭崩壊三部作の一つみたい…(^^;;
「代償」「悪寒」で、「朽ちゆく庭」
どんなお題目やねん!
まぁ、その通りやねんけど…(−_−;)
あるごく普通の家庭やけど、息子の不登校などもあり、一戸建てを購入して引越し。
家庭の現状〜
お父ちゃん
下請けの事務と不倫…
コンプライアンス違反に裏金…
裏金を手切金に…_| ̄|○
お母ちゃん
勤め先の上司と不倫…
それをネタに脅され中…
息子
不登校ぎみ…
親と会話せず、ゲーム三昧…
お父ちゃん、お母ちゃんのは、バレてないけど、息子はカワイイもんで、でも、もう実質崩壊してるやん〜!
ゲーム三昧の息子が、何日も同じ場所で、一人でずっと座ってる小さな女の子を見つけ…
なんか、外に放り出されたままなんで、可哀想だと家に入れ、オヤツあげたり、ゲームしたり…
ある日、うちに帰ると人の気配…
ゴミ箱に女の子の下着が…
そこから、急展開で、家でその少女が…
マスコミに振り回される家族!!!
親は息子を信じてる!
息子は!
本当は、誰が!
それとも!!!
どんでん返しありのミステリー!で面白いけど…
雨降って地固まるというのは嘘だ。小雨程度ならいいのかもしれないが、嵐が吹きすさび荒廃した庭は、自分一人の力では元どおりにはならない。(本文より)
事件解決しても……
遠くの
そのまた遠くの
更にそのまた遠くの
またまた、その先にも…
微かな光も見えん終わり方!(-ノ-)/Ωチーン
まっ!真骨頂ですな!伊岡瞬さんの!w
Posted by ブクログ
セレブタウンと呼ばれるエリアに引っ越してきた3人家族。
中学生の真佐也は不登校で、母の柚美子はパート先の上司と不倫。中堅のゼネコンに勤める父の陽一は突然の自宅勤務。
ある日、一人の少女の遺体が見つかり、警察や世間の目を集めることになる。
危ういバランスの上に立つ家族。
決して、まともと思える人間が登場しない。
まともに思えるのは、刑事さんや代償にも登場した白石弁護士の様な気がしました。
世間でいう正しさの正体が何なのか。
子供を守ろうとする家族。
子供に無関心をよせる家族
狡猾な子供。歪な友情や依存関係に苦しむ子供。
家族や個人の形が歪だからこそ、歪な部分につけ入ろうとする人たちがいる。
人生とは、蒔いた種を刈ることだと思う。
柚美子の不倫相手の言葉だけど、結局人生は、幸せも不幸も平坦化されていくのかなと思う。
Posted by ブクログ
中盤からの怒涛の展開に一気に引き込まれます。
次々と巻き起こる事態に、「え!これからどうなるの!?」とページをめくる手が止まりませんでした。
家族が崩壊していく不穏さみたいなものは実は常に僕らの周りに充満していて、気がついたら誰だってそこに足を踏み入れてしまうものなのかもしれません。
Posted by ブクログ
人が住まなくなると家は廃墟になっていくようだ
住んでいても心の繋がりが失せていくと庭は朽ちていくのだろうか
知らない人とすれ違うその一瞬に心が触れ合うことがあるけれど
毎日を共に暮らす家族なのにお互いの心を知っているのは50%もあるのかな?
ホントの気持ちは知らないでいるような
知ろうとしていないような気がする
山岸さんの家族がどうなっていくのか
先が見えないのは誰の家も同じかもしれない
真佐也は………
少しは明るい所へいけただろうか
Posted by ブクログ
サスペンスというジャンルを久しぶりに読んだのでサスペンスってこんな感じだったなぁというのを思い出してくれる一冊でした。
面白さで言ったら少し微妙なところもありますが、もし自分の家族がこんな形だったら嫌だなと思いましたし苦しいだろうなと思います。
Posted by ブクログ
最近の私としては読み終えるまでの時間が短くあっという間に読めた
読みやすさとストーリー展開や登場人物が単純だったからかな
引きこもり気味の息子を中心に親の葛藤を描きそこに一つの事件が起きるパターンは他にもいくつかあったような気がする
葛藤する両親自身にも問題を抱え(共に不倫)思考が複雑化する
この少年の10年後はどうなっているのか
この家を売って新天地に行ったところで本質的な部分は変わらないのではないのか
親が子どもと真剣に向き合って行かなければ変わらない。なにも
Posted by ブクログ
嫌いな物語。
暗く嫌な気分がずーーと続く物語です。
不登校の中学生の息子。
かつてのセレブタウンに引っ越して来た山岸家では、その引越しを機に生活が好転することを期待。
しかし、子供は不登校のまま。
なにか秘密がありそう。
そして母親はパート先の上司と不倫。
さらに父親も会社から干されている状態に。
みんな秘密を持っている家族です。
そんな家族関係の下、息子が知り合った幼い少女の遺体がその自宅で発見される。
犯人はだれなのか?
真相は?
という展開です。
母親も父親も救いようがない..
読んでいて、暗い気持ちになります。
特にこの母親!最悪です。
真相は明らかになりますが、家族の問題は全く解決されていないと思うんだけど...
これは、お勧めできない(笑)
Posted by ブクログ
高級住宅街の一戸建てに越してきた家族。
しかし、父親は勤務先での不祥事により自宅待機。母親は、パート先の所長と不倫関係、さらに同僚の誘いに唯々諾々と従い危うい羽目に。息子は、引きこもりの不登校。
この壊れかけた家族の状態が、それぞれの視点で綴られ、読み続けることに倦んでいると、事件が起きる。
この事件をきっかけに緊迫感が増し、犯人は?真相は?と俄然、頁を捲らざるを得なくなる。
やがて真相が明らかになるが、この家族に救いはあったのだろうか。
『悪寒』での白石真琴弁護士が本書にも登場し、その活躍が、ダルな家族の物語の中で一服の清涼剤となっている。
Posted by ブクログ
物語の巻頭の辺りで、やたらとゲームの内容説明が長いと感じたが、ちゃんと意味があったのですね、、
家族全員それぞれに負い目があると、そこを突かれたくないが為に会話も減り、更なる負の連鎖に陥るのか。
その中でも間違いなく、妻であり母親でもある裕実子が最悪。敏腕弁護士を紹介してもらったら、また寝るんかいっ⁉︎
旦那ももちろん悪いことをしてきたが、真佐也の不登校の引き金となったのは裕実子。
でも、そんな妻のふしだらな状況を作り出したのは夫、、結局家族それぞれが蒔いた種が原因か?
Posted by ブクログ
壊れゆく家庭を描くサスペンス小説。
新しく越してきた一軒家。希望にあふれたプロローグから、本編に入ると一気に暗くなる…中学生の息子は不登校のままゲームばかりの毎日。母は息子を心配しながらも、パート先の上司と密会。父は会社でコンプライアンス違反で突然出社しなくなる…
父親・母親・息子それぞれの視点から語られる展開とそれぞれの秘密がどんより感満載…そして知り合った小学生の少女の死から物語がスピードアップする。
家族が崩壊し、華やかだった庭が朽ちてゆく…ちょっとやりきれないが、息子が最後には前向きな姿勢を見せるところが多少報われたかな…
Posted by ブクログ
伊岡瞬『朽ちゆく庭』集英社文庫。
伊岡瞬の作品にしては今ひとつ切れ味が無く、ハズレの作品である。陰鬱な雰囲気の中で繰り広げられる救いようのない物語だった。こんな嫌な小説は読むのが苦痛だ。
念願のマイホームを手に入れながら、互いに不倫する夫婦と虐めが原因で不登校になった中学生の息子。やがて、家族は崩壊し、朽ち果てた庭が残るだけ……
不登校の中学生の息子である真佐也の生活が好転することを期待し、かつてのセレブタウンに引っ越して来た山岸家であったが、真佐也は以前として不登校のままだった。父親の陽一は仕事が忙しく、家庭を余り顧みることはなく、母親の裕実子はパート先の上司と不倫関係にあった。
父親の陽一が在宅勤務となる中、真佐也は近所の公園に来る幼い少女と知り合い、家の中に連れ込むようになる。やがて、壊れかけた山岸家を崩壊させる一撃となる事件が起きる。
本体価格960円
★★★