伊岡瞬のレビュー一覧

  • 不審者

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    夫が突然お客さんだと言い、連れてきた男。それは、21年前に家を出ていった兄らしい。なぜそんなにも経ってから突然現れたのか?しかも、どこか気味が悪い、不審な気がする。この男は、何のために、なぜ現れたのか??
    なるほど、、こう来たか、という感じ。本当に伊岡さんは、悪寒でも思ったけど人間の気持ち悪さというか、不気味な部分をそこらそこらに散りばめるのがうまい。なんだろう、なんかなんでもないことのようにかなり気持ち悪い部分を当たり前のようにスっと入れてくる感じ。そういうの大好きです。悪寒を読んですぐこれを読みましたが、個人的には悪寒よりこっちの不審者の方が悪寒がした。どちらかと言うと悪寒は、前半は割と難

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    2025年08月18日
  • 悪寒

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    主人公の藤井賢一は42歳の会社員。第1部の冒頭に描かれるいくつかの場面だけで、彼が満足のいく生活を送っていないことが分かると思う。東京の本社から、系列会社の営業職として飛ばされたのだ。賢一がこの状況を耐えているのは、本社在籍時の不祥事のため。出向は単身赴任で、妻からはあまり帰ってこなくてもいいと言われ、娘の香純にすら電話もしたくないから用がある時はメールにしろ、と言われる。そんな四面楚歌の賢一に、現在の会社の部下である若い女性に優しくされ、食事にも行ってしまう。そこに、妻から混乱しているようなメールが届く。ここから、本当の物語が始まる。
    第二部に入るにつれてどんどん状況が変わっていき、ころころ

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    2025年08月15日
  • 本性

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    はじめまして、の作家さんです、伊岡瞬さん。
    本屋で表紙は何度も見てはいましたが、
    表紙が重い!ハードボイルドですっ!って
    手にとることはなかったのですが、You tubeの
    読者家ノンさんのおすすめで、トライしてみました。

    やっぱり読まないとわからないよね。読みやすい文体で、サックサック読めちゃいました。
    内容もエンタメというか、『サトウミサキ』が
    クズ男をエロティックに誘って、単に騙すんじゃなくて、しっかり交わっちゃって、さぁ大変!
    相手をメロメロにしてからどーーんって、
    落とすんだけど、何か次へ次へと読ませちゃう。

    3章なんか、少し資産がありそうな痴呆気味の老婆に近づくサトウミサキ。し

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    2025年07月30日
  • 不審者

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    とても面白く引き込まれ、一気読みしました。ラスト数ページで騙され気づいた時には切なく、やるせない気持ちになっていました。
    他の伊岡瞬さんの作品もたくさん読みたいと思いますし、友人にもオススメしたいと思います。
    1回読んだあと、改めてもう1回読むと更に面白さが増すと思います。

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    2025年07月26日
  • 仮面

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    ネタバレ

    一人ずつ何の関係もない登場人物の描写が続く。
    そのうち、点と点が繋がっていく。何人かは、亡き者となるか、行方知れずになる。
    犯人は、これまでの登場人物の中にいるはずだが、誰かが殺人鬼の仮面をつけているのか、それとも殺人鬼の顔を隠すための仮面をつけているのか。
    仮面というタイトルの意図を想像しながら読み進める。
    途中、刑事が囚われ、絶望的な状況に陥るが、そこからどう助かるか、の展開もヤキモキしながら面白く読み進められた。

    誰しも、社会に適合するため、成功をおさめるために、それぞれの仮面はあるだろうけど、その下に隠されている素顔もまた、千差万別なんだと納得した。

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    2025年07月23日
  • 代償

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    読まれた方の感想を見ると圧倒的に「胸糞悪い」と書いてあります。ゾワゾワした感じが他に表現がないかと思い考えました。海岸沿いの岩肌に張り付いている藤壺とその周りにいるフナムシ。主人公にあてはまる表現は「奈落の底」達也にあてはまる表現は「狡猾」ですかね。ラストに向けての展開は読み手を引き込んで離しません。当分伊岡瞬さんの作品にハマりそうです。

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    2025年06月29日
  • 代償

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    450ページ程ありますが、一気読みでした。
    達也のキャラが凄いです。最悪最低だけど人の心を操る天才で、以前読んだ「爆弾」のスズキタゴサクとリンクしてしまいました。
    爆弾好きな方はこの小説好きだと思います。

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    2025年06月24日
  • 悪寒

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    私がにぶいためか、ひたすらにぶい違和感が続いた。キャラクターも濃いのが続いて、夜更かしして読み続けてしまった作品でした。

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    2025年06月20日
  • もしも俺たちが天使なら

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    犯罪小説は大抵分厚くて読むのに勇気がいる。けれど良作の場合1度読み出すとページを捲る手が止まらずスラスラと読み進めてしまう。本書もこんな感じ。

    途中までは誰か真の黒幕なのか、真相は何なのかとハラハラしたけれども、どうやらどす黒い闇だけが描かれる作品では無いことに終盤になって気がついた。

    解説には本書がとある映画のオマージュになっているのではないかという指摘がある。確かに本書は純粋な人間の闇模様だけでは無い、人の善性をも描き出そうという姿勢が自分にも感じられた。

    そしてこの本の良かった点のひとつは、あくまで詐欺を題材に、上手い具合に登場人物たちの行動の起動装置を連続させることで善と悪の繋ぎ

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    2025年06月19日
  • 冷たい檻

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    7年前に読んでいた・・・
    全然記憶にない・・・・
    主人公がカッコいい、シリーズものかと思う描写があるが1作しかないようだ。続きが出たら読みたい。
    最後のシーンは鳥肌が立った。おすすめ

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    2025年06月14日
  • 翳りゆく午後

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    もし自分が敏明だったら。この物語を読んだ誰もがそのように思い、考えながら読み進めることになるのではないだろうか。
    こうであってほしい、自分の思いと答え合わせをするべく一気読みでした。
    最後の終わり方も、物語を俯瞰しながら全体を振り返ることができて構成的に素晴らしいと感じた。

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    2025年06月08日
  • 乙霧村の七人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    ラストについての考察だが、
    浩樹は最終的に和泉夫妻を殺した(殺そうとした)ということだろうか?

    まず、ラストシーンで友里が「鈴の音が聞こえた」と述べている点から考えると、
    ラストシーンで友里が浩樹と出会った際に、友里は「鈴の音が聞こえた」と言っているため、浩樹の顔を見て、恐怖の対象でもあった「鈴の音」を思い起こしたということになる。つまり、その時の浩樹に、何かしらの残虐性や殺意を見出したのではないだろうか?

    次に、
    友里が浩樹に面談を行っている際も
    浩樹は、
    「雨が降ったせいで、面談する場所が、当初会う予定だった死角の多い公園ではなくなった。あなたは運がいい。」
    「仮に例のイタズラで死人が

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    2025年06月05日
  • 痣

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    なかなか宮下さんや上司に 気づいた事を言えない真壁さん 

    読み進めていくうちに どんどん悲惨な事件が増えてきて 謎が増える
    しかし自分勝手でグロい事件でした

    面白かったです 一気読みです

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    2025年06月02日
  • 代償

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    2週目だが、かなり良かった。完全なサイコパスが描かれていて、憎しみを持って感情移入してしまう。サイコパスの小説、どなたか紹介してください。

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    2025年06月01日
  • 奔流の海

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    最後までいろんな?を抱えながら、そしてなんとかなって欲しいと祈りながら、最後まで止まる事なく読み続けられるストーリーが本当によかった。

    プロローグと本編の関係?
    主人公を取り巻く坂井隆や八木沢トオルのような得体の知れない登場人物の持つ影?
    いい人なのか、とてつもなく悪い人なのか?
    どんどん「?」の核心に迫っていくストーリー展開が最後まで飽きることなく読み続けられた。


     

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    2025年05月21日
  • 痣

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    ネタバレ

    ★4.5。
    面白かったなー。読み始めたらさっくさく読めちゃった。読みやすいわ。
    ストーリー展開とかキャラクターも"ザ・キャラクター"って感じしてわかりやすい。ただ内部犯オンパレードだったのがあーって感じだったし結構エンタメ系なのかなって感じはしたけども。読後そんな嫌な気になんなかったからそれは良かった。
    真壁さんはものすごく好きなタイプですね。大泉洋でどうですか。とりあえず悪寒も今度見てみっかなー。悪寒が先なのかと思ったけど痣の方が先だったのね。上手いこと順番に読めていいわー。

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    2025年05月17日
  • 悪寒

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    ネタバレ

    絶望の最下層にいたと思いきや、更なる絶望へと突き落とされていく物語の展開。
    2転3転とする「真相」に、脳が混乱し、疲弊していく様は、主人公の絶望とストレスを少しでも共有できたのではないかと感じさせられるほど強烈だった。

    【以下ネタバレ】
    家族とは、最愛と憎悪の綱渡りだと、作品を通して思った。
    ほんの一言で憎悪に傾き、小さな仕草で最愛に傾く。揺れに揺れながらも、細い綱の上を歩いてゆく。
    そしていつか、月日が流れ、思い出が積もり、今までの「揺れ」を踏まえて、どちらかに大きく体が傾く時がくる。
    1度、「憎悪」側に落ちたら、かけられた言葉が最愛でも、皮肉だと感じてしまうだろう。最愛側に落ちた別の家族

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    2025年05月15日
  • 悪寒

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    なかなか、最後の方まで、誰が犯人なのかわからなかった。人の増悪って、ここまで極端なことはないんだろうけど、妬みや嫉妬から、根強いものがあるんだろうと思う。

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    2025年05月14日
  • 翳りゆく午後

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    高校教師の父親が認知症で交通事故を……というとにかくしんどい展開。でも読み終わって1番に思ったのは自分の父親のことだったな。昔はどんな理不尽とも戦ってくれる人だと思ってたな。現実に気がつくのは妹の方が早かった。私は今も甘えっぱなしだけれど。

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    2025年04月29日
  • 追跡

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    誰が味方で誰が敵なのか、テンポよく繰り広げられるストーリー展開に一気に読んでしまいました
    面白かったです

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    2025年04月21日