伊岡瞬のレビュー一覧

  • 朽ちゆく庭

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    賃貸からセレブタウンに越してきた山岸一家。夫はちょっと自信家なタイプ、妻はなにか秘密をもっていそうなタイプで一人息子の真佐也は不登校で家族とも口を利かない。
    そこへ育児放棄されていつも公園で一人遊びをしている小学生女子がかかわってきて、、というお話。真佐也は中学生なのだが、中学生というのは大人と子供の境界線にいるので感情の起伏が激しいし、なかなか大人、特に家族とはうまくいかないよなあ、と思いつつ読んだ。家族ひとりひとりが勝手なことをしているようだが、それぞれいろいろな事情や感情をもってもがいている結果なのだと思った。おすすめ。

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    2025年12月30日
  • 奔流の海

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    初読作家さんです。サイン本を見かけて購入し、積読してました。
    凄く悲しくて辛いお話から始まるのですが、全てが繋がった時、この本と出逢えて良かったなあと思えました。そして、星をたくさん観ることが出来る場所に行きたくなりました。
    今年はこの本で終わりそうです。
    来年は、もっと本を読みたいです。
    よいお年を!

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    2025年12月30日
  • 水脈

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    お〜!
    真壁さん&宮下さんのコンビ復活やん!

    序章で、いきなり、夏休みの宿題に、水質調査みたいなのしようとして、水質調べようと、「あれ?足見えてるけど、マネキンかな?」(꒪ཀ꒪)
    宿題、強制終了〜!

    水脈から、死体も流れ着いてるから、その辺からタイトル付けたんかな?
    今回のは、水脈って言っても、
    暗渠(あんきょ)ってヤツで、蓋とかして外からは見えん川、水路ってヤツかな?

    テーマは、
     闇バイト?
     特殊詐欺?
     半グレ?
    でも、もっと深くは、権威主義な桜の代紋の組織かも?

    真壁さん&宮下さん、相変わらず、捜査に参加はするけど、ちょっと距離を置いた立場。審議官の姪のお付きとして。

    更に

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    2025年12月30日
  • 清算

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    読み終えて、読み切って、充実感が漂った。
    会社の解散から清算までを押し付けられた男が、時に毒舌や強烈なツッコミを入れながら(どちらも大人として、表には出さずに胸の内に秘めているが)粛々とこなしていく姿に、現代のビジネスマンの悲哀を感じた。
    会社というのは、上下関係というのは、くだらないけどこういうものだよね、という思いが何度も浮かんだ。
    トラブルにも見舞われ、彼にとっては災難としか言えないが、これからの活躍を祈っている。

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    2025年12月30日
  • 朽ちゆく庭

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    不登校気味の中学生男子とその両親を中心に話はすすむ。
    影に現代日本の問題の縮図のような家庭だか、表面的には平穏に見える。みな閉塞感満載で話は進むが、ある少女が現れ、更に事件が起こる。。
    家族の心情の丁寧な描写、緻密なストーリー展開に最後まで引き込まれる。家族とは?友情とは?人間関係とは?きれいごとではなくリアルに描かれており、非常に良かった。

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    2025年12月27日
  • 瑠璃の雫

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    ネタバレ

    少女と元検事の交流が静かに語られている小説で、ミステリー・推理小説かと思って読み始めたら、すこし期待と違っていたが、それでも面白く読めた。

    所々、話が飛ぶというか、読者の想像に委ねられているところがある。一つだけよくわからなかったのは、放火犯の動機。なぜ彼は放火したのだろうか。。

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    2025年12月25日
  • 追跡

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    途中から、ん?どういう事??と混乱するが、ラストは懇切丁寧な解説がありスッキリする。悪人にランクがあり、憎めない悪人が魅力的だった

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    2025年12月21日
  • 波動の彼方にある光

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    吉岡英梨:シロウト・トッキュー/伊岡瞬:荒天の鷹/梶永正史:コネクテッド/麻生幾:ストリクス/額賀澪:海めぐる給食室

    海上保安庁で働く人たち
    新米からベテランまで様々な仕事に就く
    日本の海を守り、
    災害や海を渡ってくる脅威から国民を守る

    みなさま たいへんありがとうございます

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    2025年12月19日
  • 朽ちゆく庭

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    この作品、家庭崩壊三部作の一つみたい…(^^;;
    「代償」「悪寒」で、「朽ちゆく庭」
    どんなお題目やねん!
    まぁ、その通りやねんけど…(−_−;)

    あるごく普通の家庭やけど、息子の不登校などもあり、一戸建てを購入して引越し。

    家庭の現状〜
     お父ちゃん
      下請けの事務と不倫…
      コンプライアンス違反に裏金…
      裏金を手切金に…_| ̄|○
     お母ちゃん
      勤め先の上司と不倫…
      それをネタに脅され中…
     息子
      不登校ぎみ…
      親と会話せず、ゲーム三昧…
    お父ちゃん、お母ちゃんのは、バレてないけど、息子はカワイイもんで、でも、もう実質崩壊してるやん〜!

    ゲーム三昧の息子が、何

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    2025年12月16日
  • 145gの孤独

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    伊岡瞬さんの描く人物は魅力的。主人公の倉沢は軽口をたたくが、内面にもつ感情の反動のようなところが垣間見え、ネガティブ思考なのだけど覚悟を決めて取り組むと全力を尽くす感じ。そうなるの?っていうこともちょいちょいあって読んでて飽きもこないし面白いと思いました。
    裏表紙の紹介文にハードボイルドと書いてあるけど、ハードボイルド感はあまり感じられないです。

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    2025年12月11日
  • 代償

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    高校生の時に読んだ本を再読してみた。

    何もかも奪われた少年は、奪った少年にその代償を支払わせることが出来るのか。
    手を汚さずに罪を犯す人間に罪悪感なんてものはない。証拠もないから断罪することは出来ない。では、彼はどうやって代償を支払うのか。読んでいて、ハラハラドキドキ。
    途中胸糞悪くなる悪人に、私まで心臓を捕まれながら読んだ。

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    2025年12月08日
  • 祈り

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    ネタバレ

    自分の解釈は歪曲して捉えてるのかもだけど、
    行動力のない祈ることしかできない人間(春輝)が実際の力(鶴巻)を得たとしても、力を使うことによる代償を想像できなくて結局現実逃避してしまうのかー、と。
    実家にお金送らないくせに、母親の優しい声が聞こえるって都合いい耳だね。と皮肉を言いたくなる。取捨選択して現実を生きねば!と思える作品。

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    2025年12月05日
  • 翳りゆく午後

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    先が気になり、一気に読んだ。
    認知症を疑い、免許証の返納を勧める息子と嫁。認知症の疑いのある父は、ひき逃げの犯人として自首し、逮捕される。
    強く正しく校長まて勤めた父の老いてからの孤独と、高校教師をしている息子の家族を信じきることなく保身にはしる姿は、寂しい。

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    2025年11月30日
  • 朽ちゆく庭

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    セレブタウンと呼ばれるエリアに引っ越してきた3人家族。
    中学生の真佐也は不登校で、母の柚美子はパート先の上司と不倫。中堅のゼネコンに勤める父の陽一は突然の自宅勤務。
    ある日、一人の少女の遺体が見つかり、警察や世間の目を集めることになる。

    危ういバランスの上に立つ家族。
    決して、まともと思える人間が登場しない。
    まともに思えるのは、刑事さんや代償にも登場した白石弁護士の様な気がしました。
    世間でいう正しさの正体が何なのか。
    子供を守ろうとする家族。
    子供に無関心をよせる家族
    狡猾な子供。歪な友情や依存関係に苦しむ子供。
    家族や個人の形が歪だからこそ、歪な部分につけ入ろうとする人たちがいる。

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    2025年11月30日
  • 翳りゆく午後

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    一気読み。偶然にも父親認知症かも?の内容を2作続けて読みました。
    免許返納問題です。なかなか難しい。

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    2025年11月29日
  • 赤い砂

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    伊岡瞬さんの作品が好きなので作者買いの一環として買った今作品。

    なんかちょっといつもと雰囲気が違う?と思いながらもウイルスによる自殺の連鎖という設定が面白くてどんどんと読み進むことができました。
    あとがきを読んでなんとデビュー前の作品と知り驚愕。

    最後の終わり方が個人的に衝撃的で人生で初めて読み終えた瞬間「えっここで終わるの?」と声が出た。

    スルスルと読んでいたので唐突に終わったように感じたのですが、作品の余韻に浸ったあと、もう一度最後の方を読み、敢えて結末をハッキリ書かない、読者側に想像の余地を持たせる終わり方もそれはそれで好ましいなと思えた。

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    2025年11月27日
  • 奔流の海

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    ストーリーは大きく1部と2部に分かれる構成で、タイトルも付けられてるから意味あり気な印象でしたが読み終えるとあまり意味は無さそうです。
    ストーリーほかなり可哀想な展開が続きます、プロローグで描写した家族がどう繋がるのかは後半の後半まで微妙に解らないのですがラスト50ページから一気に判明する流れは爽快感があるくらいです。
    最後の最後で恋愛小説っぽい終わり方が少しギャップを感じましたが、青春ミステリーと呼べるのかなって印象を受けた作品でした。

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    2025年11月23日
  • 残像

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    偶然のような出会いから始まり、距離が縮まったと思いきやある日忽然と姿を消す人たちとの記憶。
    でもそれは嘘でもなく夢でもなく、ちゃんと現実だった。
    人々の残酷な体験や記憶が渦巻く現実の中でも、読み続けていくと甘酸っぱい気持ちや青春も感じられた。世間では悪人認定される犯人でも、人それぞれ背景や理由がある。
    たとえどのような状況にあっても時間は流れ、人は生きていく。
    大切なことを失うことの絶望、残酷を感じた。でも命がある限り、人生は続いていく。苦しくも死に物狂いで生き続けるという強い「生」を感じた本でした。

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    2025年11月23日
  • 残像

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    ホームセンターでアルバイトをしている浪人生の堀部一平が、同僚の葛城が職場で倒れた事をきっかけにトラブルに巻き込まれて行くストーリー。

    葛城が暮らすひこばえ荘の住人たちが謎だったけど、だんだんと関係性がわかってきたものの、伊岡さんにしてはのんびりした内容だな…と思っていたら、やっぱり残酷な場面が待っていました。

    とにかく吉井恭一が怖すぎます。彼自身の過去を知れば彼自身も可哀想ではありますが、だからといって…。こんな人間の目に止まってしまったら不運でしかないですね。

    主人公の一平は主人公なのに大活躍とはいかず、むしろ探偵の須賀がヒーローに見えてしまいました。そして恭一の父親があのような結末を

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    2025年11月19日
  • 翳りゆく午後

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    教職に就く47歳の大槻敏明には、同市内の実家に一人で住んでいる父親・武がいた。
    武も中学の教職に就き、定年までは校長として務めあげた。
    その後は市が主催している生涯学習センターの講師を務めている。
    敏明が幼い頃には、ドライブが好きな武のクルマに乗り、度々キャンプ場や山へ連れて行ってもらった。

    今や80歳近くになった武だが、愛車には多数のこすり傷があり、不安になった敏明は武にその理由を聞くのだが「駐車中に誰かにぶつけられたんだろう」と一蹴されて取り憑く島もない。
    高齢になったことから、運転免許証の返却を考えるように敏明は意見するのだが、馬耳東風の武だった。
    その武に、生涯学習センターの女性受講

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    2025年11月19日