いとうせいこうのレビュー一覧

  • 想像ラジオ

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    ネタバレ

    抽象的な表現が多かったので、全てを理解できなかったかもしれない。死者と生者の境目、お互いどう思ってるんだろうと考えさせられました。

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    2024年08月29日
  • 「国境なき医師団」をもっと見に行く ガザ、西岸地区、アンマン、南スーダン、日本

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    いとうせいこう(1961年~)氏は、早大法学部卒、ラッパー、タレント、小説家、作詞家等として幅広く活動するマルチ・クリエイター。『ボタニカル・ライフ 植物生活』で講談社エッセイ賞(1999年)、『想像ラジオ』で野間文芸新人賞(2013年)を受賞。近畿大学国際人文科学研究所客員教授。
    著者は、2016年から、「国境なき医師団」の取材をライフワークの一つとしており、これまで、ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダの現地取材を記した『「国境なき医師団」を見に行く』(2017年出版、2020年文庫化)、「国境なき医師団」の組織と日本人のメンバーへのインタビュー、現地ルポをコンパクトにまとめた『「国境な

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    2024年04月03日
  • 「国境なき医師団」になろう!

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    いとうせいこうにはもう一冊『「国境なき医師団」を見に行く』というのがあり、どちらにしようか迷ったが、とりあえず新書を読むことにした。
    あとがきでわかったが、『見に行く』は、「より自分の感情に近い書き方」で書いたもので、こちらは「いわばMSFの一員になるためのハウツー本企画として」書いたとのこと。
    だから、こちらはMSFがどんな団体で、どんなメンバーで構成されていて、どう運営されているかがよくわかる。
    白川優子さんの本でも度々出てきた「ロジステシャン」や「アドミニストレーター」などの仕事の内容も、インタビューとともに載っている。
    「国境なき医師団(MSF)」の資金のほとんどを個人の寄付で、しかも

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    2024年02月20日
  • 「国境なき医師団」を見に行く

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    いとうせいこう(1961年~)氏は、早大法学部卒、ラッパー、タレント、小説家、作詞家等として幅広く活動するマルチ・クリエイター。『ボタニカル・ライフ 植物生活』で講談社エッセイ賞(1999年)、『想像ラジオ』で野間文芸新人賞(2013年)を受賞。近畿大学国際人文科学研究所客員教授。
    著者は、2016年から、「国境なき医師団」の取材をライフワークの一つとしており、これまで、ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダの現地取材を記した『「国境なき医師団」を見に行く』(2017年出版、2020年文庫化)、「国境なき医師団」の組織と日本人のメンバーへのインタビュー、及び前著の4ヶ国に南スーダンを加えた現地

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    2024年01月16日
  • 想像ラジオ

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    ネタバレ

    導入はとても良く、すんなりDJアークのラジオとして話に入り込めてラジオトークも面白かったのだが、ボランティアに来た人間が私にもラジオっぽいものが聞こえる〜というその人達のやりとりだったか、テンポが悪く感じた。後書きを読むに、現代の人が過去の被災者らにもっと寄り添っても良いんだよ、というメッセージを込めたらしいが、少し分かりにくかった。
    その後、リスナー達との中継や、DJアークの家族とのやりとりなど、重い内容ではあるもののユーモアがあり面白かった。


    「そうそう、ふたつでひとつ。だから生きている僕は亡くなった君のことをしじゅう思いながら人生を送っていくし、亡くなっている君は生きている僕からの呼

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    2023年12月23日
  • 「国境なき医師団」をもっと見に行く ガザ、西岸地区、アンマン、南スーダン、日本

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    後書きスペースまで本文ガッツリ412ページもあり、内容も結構重いので、一気読みしたら、少し疲れました。

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    2023年08月11日
  • 「国境なき医師団」をもっと見に行く ガザ、西岸地区、アンマン、南スーダン、日本

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    著者であるいとう氏が国境なき医師団(MSF)の活動地域に赴き、現地の様子や患者さんに聞いた話をまとめたもの。
    紛争・貧困問題など、あくまで「知識」として「聞いたことある」程度だった国や地域のリアルな様子がわかる。
    銃撃などで重症を負った方々のお話や、彼らをなんとか救おうと日々奮闘されるMSF関係者の話は、どれも姿勢を正さずには読めなかった。

    この本を読んで、いわゆる地政学をしっかり学んでみたいと思った。

    一方、著者のやや”観光的な”姿勢や、言動の端々に見られる”お気楽な”感じが、現地の空気感と合っていない感じがして、違和感をもってしまった。
    (自分の読み方の問題かもしれないので、あくまでイ

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    2023年08月03日
  • 想像ラジオ

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    設定は素晴らしい。にも関わらず、没頭出来ないまま読み切った。文体を好まない?シチュエーションを理解し切れていない?
    読み手の問題だが、はまらなかったとしか言えない。

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    2023年06月25日
  • 【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き

    購入済み

    まずは素直に読むべきか

    イスラエルとパレスチナの問題 というのは、どちら側の視点で見てゆくか、政治的な立場抜きには語れない 描けない問題である。本書は原則 弱者 パレスチナ側の視点に立って書かれている。「片方の立場から」ということを意識して読めば、なかなかに参考になる本である。

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    2023年03月02日
  • 想像ラジオ

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    東日本大震災は小学生の頃の記憶の一つとして、はっきり残っており、ニュースの映像を直視できなかった。遠くの地で起きた、しかし、同じ日本である。死者との向き合い方を想像ラジオという形で示していた。当たり前を当たり前だと思わないよう、今一度引き締め直していきたい。

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    2022年12月14日
  • 想像ラジオ

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    ネタバレ

    東日本大震災後の、生者と死者、もっといえば、その間にいる人たちのメッセージを想像という電波を使ったラジオ放送風に描いた物語。

    場面の切り替わりが今一つわかりにくく、語り手がどういう立場なのかつかめず混乱した部分もあったが、
    災害や事故で突如、命を奪われた人の心残りはいかほどのものかを思うと、こういう形ででも、亡くなった人の想いを受けとる術があると救われる人は多いような気がする。

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    2022年12月06日
  • 植物はヒトを操る

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    3大発明家が、エジソン・フォード・バーバンク、育種家が発明家の1人という話がいちばん印象に残りました。
    人が生きるって、食べることが外せないし、いかに多くの人たちを食べさせるかってことが大事な為政者の務めです。
    植物は自分が育つ力があるから、「俺がつくった」というのは驕りだよというのも、なるほどだし、だから発明家としてあんまり知られていないのねとも納得しました。

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    2022年05月05日
  • 見仏記

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    仏像(ブツ)を独特な例えで表現したり、とても楽しい本。

    お二人の関係性も読んでいて素敵だなとおもいました。

    テレビで仏像(新薬師寺)のことをタイムリーにやっていて、本を読み返しながらテレビを見ました。

    貸してくれたお友達に、感謝です。

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    2022年04月14日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    能は実際に観た時も分からんかったけど読んでも分からんかった
    狂言は面白かった
    説経説も面白かった
    出家した旦那追いかけ回すなよって思ったけど、私も絶対追いかけ回すタイプ
    浄瑠璃は世話物も時代物も人情味があって面白い
    時代物の戦闘シーンはやっぱり生で観たらさぞ面白いんじゃないかなって思う
    女殺油地獄は胸糞すぎて無理だったでもリズムがすごく良かった

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    2022年02月11日
  • 「国境なき医師団」になろう!

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    国境なき医師団になるには英語かフランス語ペラペラ必須ということがわかり、どちらもものにならなかった私は無理だなというとこがわかってしまった。寄付がんばります。日本の医師団の方へのインタビューが面白かった。

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    2021年12月02日
  • 想像ラジオ

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    始めはちょっと読みにくく感じて中々進まなかったけれども。死者と生者が抱きしめ合うって確かに。人は2度死ぬという言葉を思い出した。でも、想像すれば声は聞こえて2度めは死なないよね。

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    2021年08月02日
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美

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    ネタバレ

    江戸時代は、だいたい現代?

    治められた4つの小説は、どれも名前は聞いたことがあるかな、というもの。読んでみるとスイスイ読める。古典文学だとちょっと遠巻きにしていたのがもったいない。

    「好色一代男」これぞエロの大国日本だな、とか思ってしまう。とことん遊んで最後に船出していく世之介を、嫌える人なんていないだろう。源氏物語のパロディと言われて、なるほどと思う。

    「雨月物語」いくつかの話は知っていたが、通読するのは初めて。しっとりと、また少し不思議で、少し怪しい。

    「通言総籬」つうげんそうまがき。これは知らなかったけど、『なんとなく、クリスタル』ならぬ『なんとなく、総籬』といういとうせいこう訳

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    2021年04月05日
  • 夢七日 夜を昼の國

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    「夢七日」は幻想的な世界が続き、はっきりしたものが掴めないようなもどかしさを感じた。
    「夜を昼の國」は大阪の国立文楽劇場で人形浄瑠璃を鑑賞してから再読しようと思う。

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    2021年01月30日
  • 小説禁止令に賛同する

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    今、よみたい、ディストピア小説。


    近未来、戦争に破れた日本は東端諸島とよばれ、亜細亜連合の統制下に。思想犯として投獄されている著者が、拘置所の小冊子「やすらか」に寄稿する「小説禁止令に賛同する」という随筆。

    小説を批判する随筆はいつしか虚構と入り交じり。

    演出がすごい。プロットが難解すぎる。きっとほどくともっと驚きがある気がする。斜め読み気味の部分もあり、もう一度しっかり読みたいような、そんな気力もうないような。

    「電脳空間での短言板」が世界を席巻する…

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    2020年11月25日
  • ノーライフキング

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    いとうせいこう氏の処女作とのこと。

    物語が降りてきて一気に書き上げたそうだ。それに習い自分も気合を入れて一気に読みすすめる。

    200ページ程なので、中編になるのかな?

    ビデオゲームをモチーフにした、社会問題を取り上げた文学小説といったほうがいいんだろう。
    自分の中で、良い小説と思える基準にしている
    難解な単語を使ったり、分かりづらい文章構造じゃないこと、はクリアしているので、数時間で読むことができたしいい作品なんだけど。
    途中何気ない文章が、とても怖く感じたり。

    ゲームソフトの呪い、クリアするための攻略法とやらが、若干抽象的でわかりづらいような。
    でも物語のポイントは子供世界のリアルと

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    2020年07月06日