いとうせいこうのレビュー一覧

  • 想像ラジオ

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    ネタバレ

    東日本大震災後の、生者と死者、もっといえば、その間にいる人たちのメッセージを想像という電波を使ったラジオ放送風に描いた物語。

    場面の切り替わりが今一つわかりにくく、語り手がどういう立場なのかつかめず混乱した部分もあったが、
    災害や事故で突如、命を奪われた人の心残りはいかほどのものかを思うと、こういう形ででも、亡くなった人の想いを受けとる術があると救われる人は多いような気がする。

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    2022年12月06日
  • 植物はヒトを操る

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    3大発明家が、エジソン・フォード・バーバンク、育種家が発明家の1人という話がいちばん印象に残りました。
    人が生きるって、食べることが外せないし、いかに多くの人たちを食べさせるかってことが大事な為政者の務めです。
    植物は自分が育つ力があるから、「俺がつくった」というのは驕りだよというのも、なるほどだし、だから発明家としてあんまり知られていないのねとも納得しました。

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    2022年05月05日
  • 見仏記

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    仏像(ブツ)を独特な例えで表現したり、とても楽しい本。

    お二人の関係性も読んでいて素敵だなとおもいました。

    テレビで仏像(新薬師寺)のことをタイムリーにやっていて、本を読み返しながらテレビを見ました。

    貸してくれたお友達に、感謝です。

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    2022年04月14日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    能は実際に観た時も分からんかったけど読んでも分からんかった
    狂言は面白かった
    説経説も面白かった
    出家した旦那追いかけ回すなよって思ったけど、私も絶対追いかけ回すタイプ
    浄瑠璃は世話物も時代物も人情味があって面白い
    時代物の戦闘シーンはやっぱり生で観たらさぞ面白いんじゃないかなって思う
    女殺油地獄は胸糞すぎて無理だったでもリズムがすごく良かった

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    2022年02月11日
  • 「国境なき医師団」になろう!

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    国境なき医師団になるには英語かフランス語ペラペラ必須ということがわかり、どちらもものにならなかった私は無理だなというとこがわかってしまった。寄付がんばります。日本の医師団の方へのインタビューが面白かった。

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    2021年12月02日
  • 想像ラジオ

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    始めはちょっと読みにくく感じて中々進まなかったけれども。死者と生者が抱きしめ合うって確かに。人は2度死ぬという言葉を思い出した。でも、想像すれば声は聞こえて2度めは死なないよね。

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    2021年08月02日
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美

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    ネタバレ

    江戸時代は、だいたい現代?

    治められた4つの小説は、どれも名前は聞いたことがあるかな、というもの。読んでみるとスイスイ読める。古典文学だとちょっと遠巻きにしていたのがもったいない。

    「好色一代男」これぞエロの大国日本だな、とか思ってしまう。とことん遊んで最後に船出していく世之介を、嫌える人なんていないだろう。源氏物語のパロディと言われて、なるほどと思う。

    「雨月物語」いくつかの話は知っていたが、通読するのは初めて。しっとりと、また少し不思議で、少し怪しい。

    「通言総籬」つうげんそうまがき。これは知らなかったけど、『なんとなく、クリスタル』ならぬ『なんとなく、総籬』といういとうせいこう訳

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    2021年04月05日
  • 夢七日 夜を昼の國

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    「夢七日」は幻想的な世界が続き、はっきりしたものが掴めないようなもどかしさを感じた。
    「夜を昼の國」は大阪の国立文楽劇場で人形浄瑠璃を鑑賞してから再読しようと思う。

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    2021年01月30日
  • 小説禁止令に賛同する

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    今、よみたい、ディストピア小説。


    近未来、戦争に破れた日本は東端諸島とよばれ、亜細亜連合の統制下に。思想犯として投獄されている著者が、拘置所の小冊子「やすらか」に寄稿する「小説禁止令に賛同する」という随筆。

    小説を批判する随筆はいつしか虚構と入り交じり。

    演出がすごい。プロットが難解すぎる。きっとほどくともっと驚きがある気がする。斜め読み気味の部分もあり、もう一度しっかり読みたいような、そんな気力もうないような。

    「電脳空間での短言板」が世界を席巻する…

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    2020年11月25日
  • ノーライフキング

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    いとうせいこう氏の処女作とのこと。

    物語が降りてきて一気に書き上げたそうだ。それに習い自分も気合を入れて一気に読みすすめる。

    200ページ程なので、中編になるのかな?

    ビデオゲームをモチーフにした、社会問題を取り上げた文学小説といったほうがいいんだろう。
    自分の中で、良い小説と思える基準にしている
    難解な単語を使ったり、分かりづらい文章構造じゃないこと、はクリアしているので、数時間で読むことができたしいい作品なんだけど。
    途中何気ない文章が、とても怖く感じたり。

    ゲームソフトの呪い、クリアするための攻略法とやらが、若干抽象的でわかりづらいような。
    でも物語のポイントは子供世界のリアルと

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    2020年07月06日
  • 未刊行小説集

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    ネタバレ

    一部複雑難解な表現あり。
    いくつかの映画をモチーフにした作品はついていけなかった。その映画が大好きで繰り返し細部まで見ている人なら楽しめるのかもしれない。

    何かしらのインプットされる情報があって、
    自分の中で解釈、追加想像した物語をアウトプットしてしまうと元の出来事は忘れてしまうのかもしれないと思う。
    日記をつけてしまうと逆に思い出せないで出来事もある。
    歌を忘れてカナリアにが一番長編で読みやすかった。
    物語の中の物語に入り込んで人の正気を惑わせる不思議な魅力がスペインにはあると思う。

    ラストのライカ犬の話は割と良く使われるモチーフかなと思うが、荒ぶる性格というイメージはなかった。

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    2020年05月06日
  • ノーライフキング

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    小学校四年生の大沢まことをはじめ、子どもたちのあいだで「ライフキング」というゲーム・ソフトが流行し、学校や塾ではそのゲームをめぐるさまざまなうわさが取り沙汰されるようになります。呪われた世界を救うというゲームの世界観は、たちどころにうわさが広がっていく子どもたちの情報網を通じて現実世界へと流れ出ていき、大人たちのさまざまな反応を引き起こしていきます。

    1980年代の消費社会を背景にした作品で、たとえば大塚英志の『物語消費論』(角川文庫など)などによって提示された見取り図のもとで読むことが可能であるように思われます。大塚は、やはり本書と同時期に子どもたちのあいだで流行した「人面犬」にかんする都

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    2020年03月05日
  • ノーライフキング

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    ゲームが出始めたときはおそらくすばらしく最先端な話だったんだろうなって印象。ちょっと時間が経ちすぎてしまいましたかね

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    2020年02月29日
  • ノーライフキング

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    序盤、おお!?と面白い流れなんだけど、
    中盤からいまやよくある噂と真相みたいな話になってしまった。
    しかし確かにリアルという言葉が今も通用しているし、コンピュータに子供が(大人も)支配されるという、先見の明はスゴイ。
    明確な答えという名のキングがまだ現れてないという結論もまたリアルだ。

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    2020年01月19日
  • 「国境なき医師団」になろう!

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    前作と比べて一歩引いた客観的な視点からまとめられている。これは多くの非医療従業者がMSFの活動を支えていることを、幅広い人に知ってもらいたいという著者の意図に沿ったものであるという。個人的には主観に近付いた前作の方が入り込みやすく心に響いたが、伝えたいメッセージは一貫している。この本が読者の裾野を広げることを願いたい。

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    2020年01月01日
  • 「国境なき医師団」になろう!

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    ネタバレ

    国境なき医師団の組織やポリシーといった基礎知識、様々な現場における実際の活動、そして、その活動を支える様々なメンバーをいとうせいこうが実地で取材している。その名称が与えるイメージと異なり、非医療従事者が多いこと、その活動が個人の寄付によって多く支えられていることを伝え、読者もこの団体で活動したり寄付の形で貢献できるとアピールしている。

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    2019年12月23日
  • 今夜、笑いの数を数えましょう

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    倉本美津留がダウンタウンと出会い、あの伝説の1万円ライブ開催の経緯が面白かった。あと、バカリズムがなぜ出川哲朗が笑えるのかを解説してる内容が分かりやすかった。

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    2019年05月17日
  • 今夜、笑いの数を数えましょう

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    KERAが対談相手だったので買ったみたが,バカリズムの話に出てくる「納得の快感」ってのが俺のダジャレなんだなと腑に落ちた.

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    2019年03月29日
  • 見仏記3 海外篇

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    あいかわらずいとうせいこう氏の筆致は見事であるが、外国の文化や通訳・コーディネーターに遠慮して、いまいちのびのび感がないように思う。

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    2018年11月17日
  • 見仏記

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    著者の肩に力が入っている感じで、前半はちょっと読みにくい。最後半くらいからいい具合に力が抜けてきて、読みやすくて楽しい。
    最後、あんなセンチメンタルに終わる、はず、だったんだね。

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    2018年10月14日