いとうせいこうのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ江戸時代は、だいたい現代?
治められた4つの小説は、どれも名前は聞いたことがあるかな、というもの。読んでみるとスイスイ読める。古典文学だとちょっと遠巻きにしていたのがもったいない。
「好色一代男」これぞエロの大国日本だな、とか思ってしまう。とことん遊んで最後に船出していく世之介を、嫌える人なんていないだろう。源氏物語のパロディと言われて、なるほどと思う。
「雨月物語」いくつかの話は知っていたが、通読するのは初めて。しっとりと、また少し不思議で、少し怪しい。
「通言総籬」つうげんそうまがき。これは知らなかったけど、『なんとなく、クリスタル』ならぬ『なんとなく、総籬』といういとうせいこう訳 -
Posted by ブクログ
いとうせいこう氏の処女作とのこと。
物語が降りてきて一気に書き上げたそうだ。それに習い自分も気合を入れて一気に読みすすめる。
200ページ程なので、中編になるのかな?
ビデオゲームをモチーフにした、社会問題を取り上げた文学小説といったほうがいいんだろう。
自分の中で、良い小説と思える基準にしている
難解な単語を使ったり、分かりづらい文章構造じゃないこと、はクリアしているので、数時間で読むことができたしいい作品なんだけど。
途中何気ない文章が、とても怖く感じたり。
ゲームソフトの呪い、クリアするための攻略法とやらが、若干抽象的でわかりづらいような。
でも物語のポイントは子供世界のリアルと -
Posted by ブクログ
ネタバレ一部複雑難解な表現あり。
いくつかの映画をモチーフにした作品はついていけなかった。その映画が大好きで繰り返し細部まで見ている人なら楽しめるのかもしれない。
何かしらのインプットされる情報があって、
自分の中で解釈、追加想像した物語をアウトプットしてしまうと元の出来事は忘れてしまうのかもしれないと思う。
日記をつけてしまうと逆に思い出せないで出来事もある。
歌を忘れてカナリアにが一番長編で読みやすかった。
物語の中の物語に入り込んで人の正気を惑わせる不思議な魅力がスペインにはあると思う。
ラストのライカ犬の話は割と良く使われるモチーフかなと思うが、荒ぶる性格というイメージはなかった。
13 -
Posted by ブクログ
小学校四年生の大沢まことをはじめ、子どもたちのあいだで「ライフキング」というゲーム・ソフトが流行し、学校や塾ではそのゲームをめぐるさまざまなうわさが取り沙汰されるようになります。呪われた世界を救うというゲームの世界観は、たちどころにうわさが広がっていく子どもたちの情報網を通じて現実世界へと流れ出ていき、大人たちのさまざまな反応を引き起こしていきます。
1980年代の消費社会を背景にした作品で、たとえば大塚英志の『物語消費論』(角川文庫など)などによって提示された見取り図のもとで読むことが可能であるように思われます。大塚は、やはり本書と同時期に子どもたちのあいだで流行した「人面犬」にかんする都