いとうせいこうのレビュー一覧

  • ノーライフキング

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    この本棚もまた、私の「賢者の石」の一部なのでしょう。
    無機の王が迎えに来るまで、私も新しいリアルを生き続けます。
    ワスレナイデ、ハーフライフ。

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    2009年10月07日
  • ノーライフキング

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    いとうせいこうさんが小説を書いていることに驚き購入しました

    20年ほど前に書かれた小説なのに古臭さがあまりなく、
    ストーリーに入っていきやすい面白い小説でした

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    2009年10月04日
  • 見仏記

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    コアなのにすらすら読めてしまう不思議。仏像に関する知識ゼロで読み始めたのに、すごく楽しかった。みうらじゅんの破天荒な着眼点を、いとうせいこうが絶妙な距離感を保って文章にしたからかしら。寺巡りたいー。仏像メリーゴーランドしたいー。黒くて偉い仏に会いたいー。唐招提寺の千手観音見たいー。
    先日阿修羅展に行き、みうらじゅんの「仏像は寺で見るもの」に心底納得。

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    2013年02月28日
  • 見仏記3 海外篇

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    仏像を見るためだけに、地の果てまでも出かける、いとう&みうら両氏。さすがに外国まで見仏に行くのは、並みの見仏人にはできないです…。見仏記シリーズは実は、別宅に置いてあるので、内容もちょっとうろ覚え。個人的にはタイの人気坊主雑誌がツボ…。

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    2009年10月04日
  • ノーライフキング

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    長らく絶版だったものが、再版となりました。

    いとうせいこうってこういう文章書くのね〜

    小説に出てくる世代の子供にとってはホラー小説になるのかもしれない。
    大人にとってはどうなんでしょう。

    家族で読みまわしてほしい一冊です。

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    2009年10月04日
  • 自己流園芸ベランダ派

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    植物,

    を通してながめる,季節の移り変わりの本.

    浅草のマンションのベランダを,1年のサイクルで訪れる四季.
    その流れを自分の育てる植物と共に感じながら生きる,四十半ばの独身男.最高です.

    特に中盤すぎあたりにある,『冬の終わりに共振する』の回が白眉.
    久しぶりに音楽ではなく,本を読んでいて体がぞわっとした.


    不満があるとすれば,タイトルと表紙とインタビュー(誰だか分かんない女性の方).
    でも相変わらず良い.

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    2009年10月04日
  • 文芸漫談 笑うブンガク入門

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    その名の通り笑いながら、とっても楽しく読めるブンガク入門です。フィクションを書く方はもちろん、ノンフィクションを書く方にも参考になると思います。

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    2009年10月04日
  • 見仏記2 仏友篇

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    私が読んだのは中央公論社のハードカバーですが、角川から出てる文庫本のほうが入手しやすいようです。
    えーと単純に仏像を見にいきたくなりました(思うツボ)。学生時代にゼミ旅行とかで仏像の数は結構見てたと思うんだけど、仏像にフェロモンとか感じたことなかったなぁ〜。実際に見たことがある仏像もいくつか紹介されていたけど、どんな仏像だったかなんて全く記憶に残ってませんでした。また改めて仏像を見に行きたいです。付き合ってくれる人がいればですが・・・。

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    2009年10月04日
  • からっぽ男の休暇

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    南の島でのんびりと休暇を過ごしていると、ふと童話のことが気になり始める。しかし思いだそうとするがなかなか思い出すことができない。そして、思い出せたと思ったら、なんか違う話になっている。でもまあ違っていても良いか、と思えるほどのんびり読める15の話。ときおり挿入されている南の島の写真も良い感じ。

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    2009年10月04日
  • 通言総籬・仕懸文庫

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    山東京伝による吉原および深川の遊郭での通な会話や所作の江戸時代のルポ。
    後半の仕懸文庫は、蔦屋重三郎による出版らしい。そして2人が処罰された。

    現代語訳は過去にも何人かが行っているようだが読み比べていない。いとうせいこうによる現代語訳では、注が多く(見開き2ページの3分の1になることも)、それも今風に解説してある。でも多すぎて、注は飛ばして本文を読み進めた。ときおり注を見るくらいだった。

    吉原と深川では、金に余裕のあるものが「尻をふりふり」通い、通な言葉のやりとり、流行やならわし、当時の着物や食べ物などが詳細に解説。本気なのか浮気なのか、二者に分けられないのか、臨機応変な会話などが描かれる

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    2025年12月15日
  • 想像ラジオ

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    チューニングという名の想像力。
    ラジオが担っていた役割も、ある人にとっては映像だったり五感で感じる何かだったりするのかな。


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    2025年11月17日
  • 想像ラジオ

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    ある高校の夏休み課題図書に選ばれていたので、手に取りました。
    ごめんなさい。
    読解力がないのか想像力が足りないのか難しい文章でした。
    震災を経験しているので、じんわりと切なさや温かさは感じました。再読して読み込みたいと思います。
    死んでしまったらおしまい!生き仏が先!もいいけれど、心のどこかに亡くなったひとを置いておいて、ふとした時に会話をしながら過していったらもっと丁寧に生きられそう、そんなことを教えて貰ったかな。

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    2025年09月28日
  • 「国境なき医師団」をもっと見に行く ガザ、西岸地区、アンマン、南スーダン、日本

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    ガザにイスラエルが侵攻する前の訪問だが、当時からパレスチナ人に対する殺戮が日常的に行われていたことがわかり、暗澹とする。イスラエルは何の権利があってパレスチナ人を支配下に置き、ことごとく権利を奪うのか。国際社会はなぜこの暴虐を長年放置してきたのか。今も続くジェノサイドに対し、何もできない苛立ちと諦念に苛まれつつこの本を読んだ。

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    2025年07月06日
  • 小説の聖典

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    文芸漫談の2人による小説論。
    2人の夏目漱石の解説本がすっごく面白かったので、他の小説の解説とかしてるのかな〜という期待を込めて読んだけど、私の勘違いで、「小説とは何ぞや」的な話だった。註も含めて面白かったけれども、難しかったのでまた機会を捉えて読み直す。

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    2025年01月26日
  • 見仏記 道草篇

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    続編出てたんだ!といっても気づいたのがだいぶ遅かったが…。
    あいも変わらず、ゆるいノリのお二人。話題が深く潜りつつも、途端に浅さと視点が変わるみうら氏が良い。旅館の布団重ね敷き…まだ遭遇してるんすか。

    仏像趣味のきっかけになったシリーズだが、自分もだいぶお二人が巡ったお寺にも行った。
    今回の恐山もそうだが…本書を読んでレンタカーでいったことを少し後悔している。
    恐山はバスに乗ってこそ、あの視点になれるのだろうか。

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    2025年01月20日
  • 想像ラジオ

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    死者と生者の願いを想像でつなぐ。独特な切り口と隙のない設定が見事でした。震災をバックグラウンドに描いているので、気を引き締めて読んだのですが、ユーモアありの文章であり、かつ押さえるところは押さえる。面白かったです。

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    2024年12月19日
  • 想像ラジオ

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    ネタバレ

    アーク
    芥川冬助。想像ラジオのDJ。たとえ上手のおしゃべり屋。三十八歳。海沿いの小さな町に生まれ育った。米屋の次男。中二からラジオにかじりつく。三流大学に入って東京に出る。エレキギターを買ってバンドに加入。メジャーデビュー出来ずに裏方として小さい音楽事務所に入る。十数年マネージメントをし、実家に帰る。

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    2024年11月18日
  • 小説禁止令に賛同する

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    小説として、個人の内部から排出されたものを他者性として捉えると、「あいだ」を想定した対人関係論との接点に行き着く。
    p54にある「あれ、まだあるでしょう綺麗ね」と、蜻蛉玉について言及するシーンなどがそうだ。人間とは、地続きである。精神とは、究極のレベルで孤立していない。ただ、それを実感するための能力、リテラシーが、近代以降に加速度的に減退しただけのような気もする。

    p48 編物のくだり。織物ほどギリギリではないつながり、隙間や空間の存在が「あいだ」の範囲を広げるのか?

    p188 「書けば書くほど現実は遠のいていく…私はこれを書きようがない」のくだり。ビオンのOについての表現と重なるか?

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    2024年10月28日
  • 想像ラジオ

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    死んだ主人公が想像ラジオという聞こえる人にしか聞こえないラジオをやる話。とにかく訳がわからなかった。

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    2024年10月27日
  • 想像ラジオ

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    私の想像力不足だと思いますが、よくわからない部分が多くて、またいつか読み直したい作品です。
    身近な人が亡くなると、亡くなった人のことを思うのは、ありふれたことだと思いますが、逆に自分が死ん時、今も生きているあの人は今、どうしてるだろうか、と考えられる余裕のある死に方と生き方したいと思います。

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    2024年09月21日