いとうせいこうのレビュー一覧

  • 見仏記

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    古本で購入。
    以前からで読んでみたかった本。

    小学生の頃から仏〈ブツ〉に強い思い入れを持つみうらじゅんと、同行する仏像素人のいとうせいこう。
    この妙に濃い2人組の道中記となれば、ちょいと興味が湧きます。

    みうらじゅんの仏像の見方がとにかく変わってる。
    (仏に対して)「この人」
    「九州に仏像制作文化が根付かなかったのは来日したミュージシャンが成田でライブやらないようなもん」
    「この人ジーパン似合うよ」
    独特な見方を持った人間は、変だけどおもしろいね。

    一方のいとうせいこうは分析とか思索に走る人らしく、そこここで独自の理論を展開する。
    「観光としての見仏はいつから始まったのか」なんてのは、確

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    2013年07月22日
  • ノーライフキング

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    題材がおもしろく実際に体験しているのでいっきに読むことができました。

    今思うとあのポケモン100レベルの裏ワザはいったいどこから流れてきたのだろうか?携帯電話やパソコンも今より普及していなかったのに…

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    2013年07月11日
  • 自己流園芸ベランダ派

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    ボタニカルライフに続いて、いとうせいこうのベランダでの園芸エッセイなのだが、ベランダーのあるあるが本当に詰まっている。
    その上この人のベランダに時折訪れては話を聞いてるような細やかな植物の描写と気持ちの動きについての記述に思わず一緒に喜んだり悲しみを抱いたり。
    植物を不器用ながらも育てている人や、植物を育てたいけどなかなか踏み出せない人に呼んで欲しい本だ。

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    2013年05月15日
  • 見仏記

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    過去に奈良・京都旅行したときは仏(ブツ)の何を見てきたんだろうか。
    寝転がって仏を見上げる。「流行ってるかな~」「グッと来るかねえ」「世界的国宝」「かなり信仰されたね、この人は。だって、黒いもん」「フェノロサいかせていただきます。」

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    2013年03月18日
  • ノーライフキング

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    今読んでもよく分からないだけだが、これが書かれた当時は、ものすごく革命的だったのだろうなということは感じられた。

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    2012年12月10日
  • 見仏記

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    両氏の視点が強烈におもろい。仏像ってこう観るのか・・・。
    「人生とは死ぬまでの暇つぶし」
    心のアソビは大切ですね。

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    2012年10月07日
  • 見仏記6 ぶらり旅篇

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    見仏記を本屋で平積みしてあるのを初めてみた。みうらじゅんの大仏好きは筋金入りだと聞いていたが本を読んだことはなく初めて買ってみてあれれ?帯がかかっていて「見仏記」までしか見えなかったが、表紙をめくったら「見仏記6」って書いてあるよ。もう6巻目だったのですね‥
    このシリーズはじめて読んだがみうらさんの並々ならぬ仏への愛を感じる。見仏とか仏友とか仏性とか普段聞かない言葉が乱れ飛ぶ。いとうせいこうとはあうんの呼吸の仏友らしく、みうらさんのご発言に敢えて突っ込まないとか、結構いいコンビらしい。
    しかもその仏閣方面ではかなりのVIPポジションになっているらしい。
    文章だけだとなかなかわかりにくいが、みう

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    2012年09月23日
  • 見仏記

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    ネタバレ

    京都に旅行に行く前にとふと読む。
    これはなかなか興味深く面白い世界だ。
    「この人たちはさー」という切り込み方が面白い。

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    2014年01月04日
  • 見仏記

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    いとうせいこうとみうらじゅん。仏像を愛してやまないふたりの見仏記。

    何冊か仏像の本を読んだけれどこれはまた距離感が絶妙。
    まるで友達と一緒に見仏しているような心地よさ。
    みうらじゅんの着眼点や言動。せいこうさんの暴走。
    専門書では味わえない感覚が楽しくよい読書時間が過ごせました。

    「三十三年後の三月三日、三時三十三分、三十三間堂でまた会いましょう。」
    というロマン溢れすぎた別れにも大興奮。
    でも続いてるからあっさり再会したんでしょうね(笑)
    その辺も含め続編が楽しみです。

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    2013年02月15日
  • 植物はヒトを操る

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    ネタバレ

    ベランダ園芸家でもあるいとうせいこう氏と、世界的な花の育種家の竹下大学氏の植物にまつわる対談集。

    昆虫に蜜を与える代わりに受粉という生殖作業をさせるという点からして、少なくとも植物は昆虫を操ってきたのだろうと感じていたが。
    さらに、実は人間だって植物に操られてきたのかも?と思わせる新たな視点が次々と登場する。

    また、世界の中でも日本人の成し遂げてきた植物への研究は、あらためて素晴らしいと思える話も多数。
    食料危機を救うための小麦や稲、鑑賞用としての植物の品種改良など。
    そして、今では普通になっている観葉植物の「斑入り」は、日本人が最初に目を付けて、その美意識がヨーロッパの人々にも伝染したと

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    2012年08月17日
  • 文芸漫談 笑うブンガク入門

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    この本を読んで、小説が楽しく読めるようになるか、または書けるようになるか、は全然わからない。けれども、この人達の会話は面白い。イロニーとか、世界を言葉で捉えることの難しさとか、難しい語り口で読者を煙に巻こうと思えば、巻けそうな題材を軽妙なやりとりで語り尽くす。でも、この人達のように小説を楽しんで読めるようになれるかは、やっぱり疑問。この人達だからこそ、みたいな所が大きいんじゃないかしら。でも、新しい視点が得られる感じがして、この本自体は楽しい。

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    2012年07月01日
  • 世界文学は面白い。文芸漫談で地球一周

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    大分前に読んだ。とにかく、著者二人の視点が面白い。肩肘張らずに純文学を読み解くのを楽しんでいる。この本に紹介されてる本は読みたくなる。そして、このLIVE行ってみたい。

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    2012年04月06日
  • 文芸漫談 笑うブンガク入門

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    純文学とそれ以外の文学を分ける一線(もし分ける必要があるのならだけれど)、それは自らが属するジャンルに関する自己言及とその不可能性への思慮の有無だろう。文学は、人間の誕生とともに発生し、本の売れ行きに変動はあるかもしれないが、人の営みとしては一向に進化せず、かといって退化もせず、人間の誕生という瞬間的な皮膜に常に立ち戻る可能性を秘めている。一つ一つの小説に言及しながら、彼らが語っているのは、紛れもなく文学であり、その語り口は軽妙にして諧謔にあふれている。芸として見事。

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    2011年06月10日
  • ノーライフキング

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    子供達の間で大流行しているゲームソフト「ライフキング」。
    このソフトにはⅠ~Ⅳのバージョンがあり、更には呪われたバージョンⅤがあるという。
    噂は噂を呼び、ついには現実を侵食していく。そして・・・

    僕も小3の時にやったドラクエⅢに衝撃を受け、タクティクスオウガで矛盾を知り、FFⅦで感動に至るのであるが、その後はゲーム特にRPGにはハマりすぎて徹夜も辞さなくなり、社会生活を送れなくなるのが分かっているので、手を出さないようにしている。

    それくらいゲームには心をのめりこませる何かがある。
    そして、そこにネットワークという魔力が加わり、子供達は否がおうにも闘いに巻き込まれていく。

    本書で語られる

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    2011年01月19日
  • 見仏記

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    見仏記シリーズ大好きだ。いとうせいこう、みうらじゅんと一緒に寺を巡っていると突然2人が巨大化したため私は「大仏サイズ!カッコイイ!」と叫びながらカメラのシャッターを押しまくる、という夢を見たくらい好きだ。

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    2010年12月07日
  • からっぽ男の休暇

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    「ノーライフキングの作者だ」と思って読むと
    えらい目に遭います(^ ^;

    これは「難解な絵本」の系譜というか、
    シティボーイズやら中村ゆうじさんやらと
    ラジカルガジベリビンバシステムをやってた
    「本来の」いとうせいこう氏のノリ(^ ^

    本書は、南の島で長期バカンスを楽しむ男の
    モノローグの形で進む短編集。

    のんびりした時間を過ごしつつ、
    ふとした拍子に「おとぎ話」の一節を思い出す。

    例えば、砂浜にいる太った犬を見て、
    一瞬「オオカミか?」と勘違いして。
    勘違いにはすぐ気がつくのですが、
    ふと「赤ずきんちゃん」の一場面を思い出して。

    せっかくならストーリー全体を思い出そうとするのですが

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    2010年12月02日
  • 自己流園芸ベランダ派

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    植物、私も苦手だったけれど、多肉植物を友人に勧められてから俄然興味が出てきた昨今。
    色々枯らしてきたけれど、せいこうさんのように捨てないで水をたまにあげていたら春になったら芽吹いたとか、感動もあり。
    植物に元気をもらうことや発見が多い。
    ガーデニングというと敷居が高いけれど、これくらいのスタンスでいると気が楽である。
    最後の対談はとても哲学的。。。

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    2010年05月27日
  • 世界文学は面白い。文芸漫談で地球一周

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    文学作品ってこういう風に読んでもいいんだぁ!って目から鱗!
    かなり笑えたー。紹介されてた作品、読んでみよ。

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    2010年06月02日
  • ノーライフキング

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    二十年ほど前のファミコン全盛期に書かれた本だが、今読んでも古さを全く感じさせなかった。子供の間に噂が広まっていく過程や、保護者の団体とマスコミ主導で行われるディスコンの排斥運動の描写が秀逸。

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    2010年01月03日
  • 自己流園芸ベランダ派

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    朝日新聞に連載されていたコラムをまとめた本。植物を買ってはダメにし,思いがけない発見がありと共感を覚えることもあるのでは。

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    2009年11月03日