いとうせいこうのレビュー一覧

  • 難解な絵本

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    シティボーイズさんのライブって、いとうせいこうさんが混ざった時の方が格段に面白いって思ってたんだけど、やっぱりそういうことなのかー。って思った。

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    2025年04月22日
  • 「国境なき医師団」になろう!

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    いとうせいこうさんの「国境なき医師団(MSF)」の取材ルポです。

    スーダンなどの活動地域からの報告は他の著者のMSFの本とは大きくは変わりませんが、本書の特徴としては、日本のスタッフへの活動やインタビューに多くの紙面が割かれている、というところにあります。

    また、医師や看護師と言った直接医療にタッチする職種のものもありますが、むしろロジスティック(拠点・物資管理)やアドミニストレーター(人事・経理)など、緊急医療活動を支えるスタッフの記述が多いです。

    「私が予算を1ドル節約すると、その1ドルで薬が買えます。」というインタビュー内での言葉が、この組織を支える人の本質を端的にあらわしていると

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    2025年04月19日
  • 想像ラジオ

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    ネタバレ

    東日本大震災を背景に「想像」という電波から流れるパーソナリティDJアークの言葉や想いを通して死者と生者の絆や関係性を描いた作品。前情報なしで読み始めて正直全く意味がわからなくてなんだコレと思いながら読み進め第一章の最後で「!!!」とぶん殴られたような衝撃と共に涙腺が崩壊。

    毎日のように流れる震災や戦争や虐殺など失われた多くの命のニュースに心を痛めながらも時間と共に記憶は薄れてしまうけど亡くなった人のことを今を生きる人たちが想像しながら語り継ぐ事は魂の浄化に繋がるんだな。

    直接的に関わることがなかったとしても「想像」という電波にのせて彼らのことを思い出し語りかけることできっとどこかに誰かに私

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    2025年01月25日
  • 想像ラジオ

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    死と生。2つで1つ。 最後の方に書かれていた、
    ・生者と死者は持ちつ持たれつ。二人でひとつ。
    ・木は生きている部分と死んでいる部分があって、木、という1つのものになっている。
    これはスゴい。かなり納得。でも今まで全く気づきもしなかった。素晴らしい捉え方。いや、まさにそう。
    これに気付けただけで、この本を読む価値がある。

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    2026年03月14日
  • 見仏記

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    仏像愛に溢れた紀行記 幼いころから筋金入りの仏像好きのみうらじゅんさん、作家のいとうせいこうさんが、おじさん同士で他愛無い会話をしながら仏像を巡る紀行記。独自の感性で仏像を形容していくさまが面白い。

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    2025年12月03日
  • 想像ラジオ

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    ネタバレ

    さらっとした文体で軽快に語られる、最初は全然状況が掴めない。なんなら章ごとにいきなり登場人物が変わる。その人たちが生きてるのか死んでるのか、はたまたどちらでもないのかも分からない。読むのにも想像力がいる作品。震災文学テーマのレポート書くために読んでみたけど、言語化するのが難しいな。沢山書けそうではあるけど。

    あぁ、この人達死んでるんだって気付いてから彼らの「会いたい」って気持ち感じるととても苦しくなる。また会いたいね、いつ会えるかなって書いてた第4章は切なくて苦しくて、でもその会話はあったかくて綺麗だった。

    現世とあの世の存在とは。被災者とボランティアの関係性。突如訪れた人生の終わり、やり

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    2024年09月14日
  • 見仏記7 仏像ロケ隊がゆく

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    みうらじゅんさんの何気ない言葉がとても良い。
    奈良に行ったので、2人の解説を読みたくなって購入。
    阿修羅像のクライアントは光明皇后という言葉にハッとさせられた。
    光明皇后がクライアントの仏像は他にもある。
    ありがとう光明皇后という気持ちになった。

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    2024年07月31日
  • 東北モノローグ

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    あの夜、3月12日の日の出の時間を教えてくださった方をようやく見つけることができた。
    絶対に朝が来るということを示してくださって、ありがとうございました。押し潰してくるような闇と絶え間なく揺れる地に挟まれながら、その情報が灯のようでした。本当にありがとうございました。

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    2024年07月29日
  • 想像ラジオ

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    身近な人との別れの後、死後の世界は幸せなところだろうかとか、魂となって自分の周りにいるだろうか、などたくさん想像を巡らせていましたが、結局独りよがりのもんだな、とその度落胆していました。けど、この本の、生者が想うことが死者を残すという考えがストンと落ちてきました。この本に心を救われた人はきっと多いと思います。

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    2024年06月25日
  • 漱石漫談

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    夏目漱石の作品について、筆者の二人が対談する本。

    自分の好きな作品が多くて嬉しかった。やっぱ「猫」はサイコーですよね!「門」もいいよね!「坑夫」好きだっていう意見は今まで見なかったから、同じ意見で嬉しい!
    夏目漱石の作品を読み込んでるんだろう二人の意見はとても参考になった。夏目漱石はコミュニケーション不全の話をずーっと書いてるんだということは今まで気づかなかったけど、言われるとそうだな…
    「坊っちゃん」も威勢が良くて好きだけど、坊っちゃんってあんまり話してない、と書かれてて、あ、確かに…と気づいた。なんか坊っちゃんが可愛く思えてきて、再読したくなった。猫も門も坑夫も読もうかな。

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    2024年05月17日
  • 「国境なき医師団」をもっと見に行く ガザ、西岸地区、アンマン、南スーダン、日本

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    国境なき医師団という、ニュートラルである事にかなり気を遣っている組織を通しての現地ルポなので、変に偏向せず、一般人が本当に現地で抱く感情をそのまま伝えてくれている本だと思う。
    足や手がなかったり背後から撃たれたりがあまりにも普通すぎて感覚が麻痺してしまうが、そんな中でも普通に暮らしている子供たちを見ていると、本当につらい。ガザではイスラエルもハマスも双方がそんな一般市民の手足を犠牲にして戦争をしている。。
    日本の事務所のパートも興味深かった。資金や物資集めなど、こういった組織の裏側をはじめて知った。医師団の方の利他精神とその中でも自己実現をはかる生き方、なかなか誰にでもできるものではない。皆さ

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    2024年04月09日
  • 想像ラジオ

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    まるで本当にDJアークの語りが聞こえるかのように、作中の音楽を実際に流しながら、自由に読ませてもらいました。

    想像することで死者との時間は流れる。
    最後は湧き上がるような興奮と寂しさが感じられた。

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    2023年09月26日
  • 見仏記 道草篇

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    ふらっと立ち寄った書店で、この本と出会いました。最初の見仏記から30年ぶりに見仏記シリーズを読みましたが、お二人ともまだまだ見仏続けられているんだな、と感慨深かったです。

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    2023年07月15日
  • 見仏記6 ぶらり旅篇

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    今回は半分くらいが奈良で、それ以外は京都と愛知でした。
    愛知県は日本で一番お寺の数が多い県らしいし、自分も今度は見仏をメインに愛知へ行ってみようかな…。

    だんだんと年齢を重ねていくにつれて、いとうさんとみうらさんの仏や宗教へ対する考え方が変わっていくのも通しで読んでいて面白いところ。
    無機物にすら仏性を感じるようになるって感覚、よくわかるなぁ!

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    2022年04月30日
  • 見仏記4 親孝行篇

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    小浜の仏像を見に行きたくなりました。
    東大寺二月堂のお水取りを何度も見に行っているので、若狭神宮司にはいつか行かなくっちゃ!

    しかし、20年前から小浜の観光はすたれてしまっていたのだね。
    公共交通機関を使って観光ができない場所には、興味があっても正直言って行きにくいし、影響力のある方々が盛り上げて欲しいけれど、ブームで終わっちゃってもダメだし、本当に難しいです。

    そもそもメディアがやたらと海外ばかりをオシャレ風に取り上げるのが本来はおかしいと思うんだけどね。
    韓国を絶賛する熱量で、国内も取り上げてくれたらなぁ…。

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    2022年04月03日
  • 見仏記3 海外篇

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    とにかく仏像だけを愛する文系ヲタクっぽい2人がひたすら仏像を見るエッセイ第3弾。
    今回は韓国、中国、タイ、インド編だったので、タイしか行っていない自分としてはイマイチかも…と思っていたけれど、リアルなグダグダ感が良かったです。一緒に旅をしているような気分になりました。

    この本を読んで、中国の寺院にはかなり行ってみたくなりました。入滅の地とか見たくなった。
    まぁ、四半世紀前のエッセイだし、今は情勢が微妙なところではありますが…。

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    2022年03月27日
  • 見仏記

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    どちらかと言うとインドア・文系っぽい感じの中年男性2人が信仰心は全くなく全国の仏像を見て回るエッセイ。

    タクシーばっかし使いやがって!
    自分の足で信仰のために四国を巡礼するお遍路さんの対極にあるような2人なので、仏像を見ることに特化された稀有でざっくばらんな見仏スタイルが新しく面白かったです。

    九州や東北の仏を見に行きたくなったよ。
    あと、奈良の五劫院と浄瑠璃寺には近いうちに行こう!

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    2022年03月11日
  • 想像ラジオ

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    では、本当にここで音楽を。コリーヌベイリーレイで、「あの日の海」。想像してください。
    むしろ僕は彼もまた、死者の声を聴こうとして、そのことばっかり考えているんじゃないかと思った。で、聴こえないでいる。実際に聴こえてくるのは陽気さを装った言葉ばっかりだよ。テレビからもラジオからも新聞からも、街の中からも。死者を弔って遠ざけてそれを猛スピードで忘れようとしているし、そのやり方が社会を前進させる唯一の道みたいになってる。

    読むのにかなり時間かかったなー。でも、なんというか、よくわからんけど感じるところのある小説やった。読む人が読めば色々思うんやろうな。色々聞きたい曲が載ってた。ボブマーリーのリデン

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    2022年01月13日
  • 想像ラジオ

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    東日本大震災で亡くなった人と生きて残された人をテーマにした一冊。

    東日本大震災から今年で10年が経った。
    自分自身、亡くなった人への想像力を働かせることができなっていると感じている。それを自分の近しい人で東日本大震災で被害を受けた人がいても、亡くなってしまった人はいないからかもしれないと思っていた。つまり、死者に近しい人しかその死を悼むことができないのではないかと。
    しかし、この話を読んで、それは違うのではないかと感じだ。
    この話のなかで、東京大空襲や広島・長崎の原爆投下による死者を悼む人が描かれているところがある。それらに直接的に関わっていたわけではない人が、年長者からの伝聞や感受性が豊か

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    2021年12月25日
  • ノーライフキング

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    ファミコン全盛期の子どもたちのネットワークと、都市伝説的な噂が社会問題に発展する過程を描くなかで、80年代後半における、デジタルへの希望と不安が入り交じる時代感覚をすくい取ったサスペンス味のある小説。深く考えると考察の余地が多いし、汲み取れるメッセージ性もあるとは思うが、序盤はノスタルジーな感覚、ラスト付近はよくわからん不気味さが強く印象に残る雰囲気ゲー。あとがきにあるように「降りてきた」物語は神がかっている故、30年たった今も人をひきつける魅力があるんだなぁと。ファミコン世代なら一度は読んでほしい傑作。

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    2021年11月30日