いとうせいこうのレビュー一覧

  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美

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    冬期休暇のため長くて分厚い本が読める!と、気になっていた日本文学全集シリーズ。
    現代語訳のため相当読みやすく、休み前半で読めた。

    【井原西鶴「好色一代男」 新訳:島田雅彦】
    光源氏、在原業平の流を汲む色好みの世之介さん、幼少のころから60歳までに遊びに遊んだ女3,742人と男725人、使ったお金は現在価格で500億近く。
    そんな世之介さんの一代記(まさに一代限り。何も続かない、何も残らない)を
    7歳から60歳までを1年ごとに54章で書いたもの。

    昔増村保造監督、市川雷蔵主演の映画を見ました。
    映画での世之介役の市川雷蔵は実に自由で前向きで明くて良かった!
    光源氏や在原業平はいじいじグダグダ

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    2018年01月29日
  • ノーライフキング

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    なるほど、テレビゲーム熱が高じて現実世界へ蔓延してくるっていう、当時はかなりのリアリティを持って大人たちに囁かれていたであろう内容の物語化。テレビゲーム創世記、まだ大人たちからは圧倒的に煙たがられる存在であった当時、リアルタイムでハマリまくっていた自分としては、懐かしく思い出されるような描写もそこかしこに。ゲーム人口が圧倒的に増えている現在よりは、当時の方がインパクトは大きかったかも。本作そのものを楽しめたというより、読んでしまったことで、またゲームがやりたくなっちゃいました。のめり込み過ぎてしまうんで、ある程度自重しているんです。

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    2018年01月05日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    菅原伝授手習鑑 三浦しをん 訳
    実際の出来事を後年、娯楽として楽しみながら市井の人間は、知って行ったのだなということがよく感じられる人形浄瑠璃。これが、今、私たちが普通に使う言葉に置き換えられているのだから臨場感あふれるのは当たり前。ここまで持って来てくださった役者三浦しをんさんに感謝。

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    2017年08月20日
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美

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    どこかで雨月物語は円城訳が一番怖いと読んで、手に取った。知らない話が多かった。現代語で通読できるのは、ありがたい。

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    2017年06月02日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    能・狂言(岡田利規)
    説教節(伊藤比呂美)
    曽根崎心中(いとうせいこう)
    女殺油地獄(桜庭一樹)
    菅原伝授手習鑑(三浦しをん)
    義経千本桜(いしいしんじ)
    仮名手本忠臣蔵(松井今朝子)
    月報:酒井順子・後藤正文

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    2017年04月05日
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美

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    ネタバレ

    『好色一代男』の世之介のように若い頃に五百億円を遺産相続したら人生狂ってしまうだろうな。庶民のわたしとしてはその千分の一位が現実的かな。この読書メーターにレビューを書いて楽しんでいるのですからそんなにお金があっても使い道がありません。もう若くはないので色に狂うこともないのです。『雨月物語』はすこしオカルト的。『通言総籬』は江戸版「なんとなくクリスタル」といった感じ。『春色梅児誉美』は男女の手練手管が見事に描かれています。ハッピーエンドで良かったですね。

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    2017年03月05日
  • ノーライフキング

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    SFかと言うとそうでもない、オカルトでもない。
    むしろ現代のネット社会に通じる高度な情報のネットワークと子供達の心にあるアンリアルの果てに結びつく新しいパースペクティヴを持ったリアルのありようを通じ、小さきものが体を震わせながら今の闘いを戦って行くと言う物語。

    子供の世界と大人の世界は位相が違うが、そこにある生と死のリアルは地平の彼方で融合し、少年は闘いを挑むのだ。
    その果てに何が待つとしても、自らの選択で。

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    2016年12月10日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    タイトルは知っているものの
    中身は案外知らない
    有名、名作、古典がズラリとそろった
    分厚い一冊。

    読めるのかな?
    と、少し心配しながら手にとったところ
    これがさすがに、現代作家にかかると
    すいすいと読めてしまう。
    ストーリー展開のおもしろさに
    「こんな話だったの?」と驚かされたり。

    物語に、古い新しいはなく、人の心を
    惹きつけるものは、変わりなくおもしろいのだ。
    と、古典をもっと読みたくなった。

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    2016年12月09日
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美

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    現代語訳、分かりやす。
    目から鱗が落ちる。
    時代で移ろうもの変わらないもの。若い頃にもう少し勉強しておけばよかった、こう言う本を現代語訳ではなく理解できる人間だったろどれだけ楽しかったんだろう。

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    2016年11月16日
  • 金子兜太 いとうせいこうが選んだ「平和の俳句」

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    終戦の日に。好きな俳句、
    若者に武器より強い夢持たせよ(小倉亜希18)
    デモの誘い真面目に読む日が来るなんて(金井ゆきな21)
    父に来た赤紙書いたのは誰だ(秋松成喜79)

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    2016年08月15日
  • 見仏記

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    仏像めぐりの参考として


    興福寺、東大寺、法隆寺、中宮寺、法輪寺、法起寺、松尾寺、六波羅蜜寺、東寺、三十三間堂、東北の慈恩寺、立石寺

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    2016年08月11日
  • 存在しない小説

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    いやぁ、面白かった。
    なんというか、著者の狙い的にはメタフィクション的な問題提起ってことなんだろうけど、短編一つ一つが普通に面白い。
    つまるところ、これを本当に海外の書き手による作品の翻訳ものとして楽しんでもいいし、そう思わせるように書いてしまう著者ってスゴイ!って思ってもいいし、さらに著者の狙いをメタ的な視点から考えるもいいし。
    正直言って、いとうせいこうさんの狙いがなんだったのか、僕はイマイチわからなかったけど、面白かったからまぁいいか、って感じ(笑)

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    2016年01月20日
  • 見仏記

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    みうらじゅんといとうせいこうが仏様を見に行く。
    それだけでも、一筋縄でいかないのがわかりますが、当然そうなります。
    ただ、この本からわかるのは、仏様をどう見てどう感じるかは、ひとそれぞれでよい、ということでしょう。
    仏様の持つ意味はもちろんあるわけですが、それをどのように自分の中で解釈し、消化していくかは個人任せだと思うのです。

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    2015年06月29日
  • 見仏記2 仏友篇

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    33歳と36歳だったかな?今の自分と変わらない年齢なのに驚く。滋賀、京都、四国、東京、鎌倉、北越、佐渡、新宿。

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    2015年05月16日
  • 解体屋外伝

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    いとうせいこうさんに興味があって読んだ。

    いきなり外伝から読んでしまったのだけれど、そんなの関係なく入り込めました。

    なんだろう。
    ハリウッドのアクション映画みたいだ。
    戦闘シーンの描写がかっこいいし。

    でもなによりかっこいいのは言葉を武器にして戦う人が主人公だ、ということ。

    言葉
    その意味
    暗示

    自分の人生は自分で作っている。
    自己啓発とかでよくきくけれど、なんだか本当にそうだよなって思った。

    自己暗示をかけて、自分のいる世界を狭めている。
    自分を縛って、苦しんでいる人の、いま、なんと多いことか。

    学校や職場で人間関係とかに悩んでいる人とか、
    読んだらいいんじゃないかな。
    スカ

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    2014年08月31日
  • 解体屋外伝

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    言葉に呑まれる。

    『ワールズ・エンド・ガーデン』に登場した解体屋が主人公。

    本から吐き出された言葉が勢いをつけて頭を流れる。

    この本はじっくり構えて読むより、流れにまかせて一気に読むのが私には合っている気がする。

    「暗示の外に出ろ。俺たちには未来がある」

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    2014年08月04日
  • 見仏記6 ぶらり旅篇

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    ついに現在ある見仏記の最終版まで読破。
    ぶらり旅だけど、仏に導かれるように進む2人。
    今回は鉄地蔵や法然上人、円空仏を求めての拡大版の旅でした。我が庭のように進むみうらさん。そして、お寺関係者にも知れ渡る2人の旅。認知度が上がってきたことも、読んでいて嬉しくなりました。

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    2014年06月30日
  • 見仏記4 親孝行篇

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    今回はそれぞれのご両親も含めた見仏記。
    相変わらずの仏愛たっぷりな見仏記だった。
    このシリーズを読んでいて、猛烈に見仏したいのだが、なかなかそれもできずにいるので、さらに見仏記で見たつもりになり、さらに見仏したくなる、という悪循環にはまっている。
    見仏できる予定もないので、またさらに次へと読み進めることにする。

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    2014年06月27日
  • 見仏記3 海外篇

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    面白く読んできて3冊目。ついに2人は海外へ。
    韓国、中国、インドと仏教伝来を逆コースで行く。
    2人の視点はあくまで仏像へと注がれているわけだけど、韓国で豊臣秀吉のことで嫌みを言われたり、インドの少年に心を痛めたり、仏像愛だけでないものも感じさせてくれる。最後の友情を告白するみうらさんに感動すらする。
    でも、やっぱり独特の感覚でインドの仏像から日本の仏像のルーツを見いだしてくれる。それは教科書的なものでは全然ない。だけど、体験からくるものからなのか妙にしっくりと心に入ってくる。
    次はどこに行くのだろう。楽しみだ。

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    2014年06月25日
  • 解体屋外伝

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    ネタバレ

     言葉で相手の精神を揺さぶり洗脳する「洗濯屋」とその洗脳を外す「解体屋」、そんな物騒な人たちが暗躍し、企業に忠実なカイシャニンゲンを量産しているという世界観。
     
    脳(システム)の書き換えによるマインド・コントロールとか聞いただけでも面白そう。その上意外に直接的なバトル要素も多くてマンガ的な読み心地だった。
     主人公なのに最初から最後まで三枚目な扱いだった解体屋の性格が結構好き。自由にルビを振りまくる文体のジャンキーな感じとあいまって読んでいて楽しかった。
     
    ただ、
    「暗示の外に出ろ。俺たちには未来がある」
    良い決め台詞だけど、自己暗示のリフレインで強引に前に進んでいくので、最終的には何とな

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    2014年06月14日