いとうせいこうのレビュー一覧

  • 金子兜太 いとうせいこうが選んだ「平和の俳句」

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    終戦の日に。好きな俳句、
    若者に武器より強い夢持たせよ(小倉亜希18)
    デモの誘い真面目に読む日が来るなんて(金井ゆきな21)
    父に来た赤紙書いたのは誰だ(秋松成喜79)

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    2016年08月15日
  • 見仏記

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    仏像めぐりの参考として


    興福寺、東大寺、法隆寺、中宮寺、法輪寺、法起寺、松尾寺、六波羅蜜寺、東寺、三十三間堂、東北の慈恩寺、立石寺

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    2016年08月11日
  • 存在しない小説

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    いやぁ、面白かった。
    なんというか、著者の狙い的にはメタフィクション的な問題提起ってことなんだろうけど、短編一つ一つが普通に面白い。
    つまるところ、これを本当に海外の書き手による作品の翻訳ものとして楽しんでもいいし、そう思わせるように書いてしまう著者ってスゴイ!って思ってもいいし、さらに著者の狙いをメタ的な視点から考えるもいいし。
    正直言って、いとうせいこうさんの狙いがなんだったのか、僕はイマイチわからなかったけど、面白かったからまぁいいか、って感じ(笑)

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    2016年01月20日
  • 見仏記

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    みうらじゅんといとうせいこうが仏様を見に行く。
    それだけでも、一筋縄でいかないのがわかりますが、当然そうなります。
    ただ、この本からわかるのは、仏様をどう見てどう感じるかは、ひとそれぞれでよい、ということでしょう。
    仏様の持つ意味はもちろんあるわけですが、それをどのように自分の中で解釈し、消化していくかは個人任せだと思うのです。

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    2015年06月29日
  • 見仏記2 仏友篇

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    33歳と36歳だったかな?今の自分と変わらない年齢なのに驚く。滋賀、京都、四国、東京、鎌倉、北越、佐渡、新宿。

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    2015年05月16日
  • 解体屋外伝

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    いとうせいこうさんに興味があって読んだ。

    いきなり外伝から読んでしまったのだけれど、そんなの関係なく入り込めました。

    なんだろう。
    ハリウッドのアクション映画みたいだ。
    戦闘シーンの描写がかっこいいし。

    でもなによりかっこいいのは言葉を武器にして戦う人が主人公だ、ということ。

    言葉
    その意味
    暗示

    自分の人生は自分で作っている。
    自己啓発とかでよくきくけれど、なんだか本当にそうだよなって思った。

    自己暗示をかけて、自分のいる世界を狭めている。
    自分を縛って、苦しんでいる人の、いま、なんと多いことか。

    学校や職場で人間関係とかに悩んでいる人とか、
    読んだらいいんじゃないかな。
    スカ

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    2014年08月31日
  • 解体屋外伝

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    言葉に呑まれる。

    『ワールズ・エンド・ガーデン』に登場した解体屋が主人公。

    本から吐き出された言葉が勢いをつけて頭を流れる。

    この本はじっくり構えて読むより、流れにまかせて一気に読むのが私には合っている気がする。

    「暗示の外に出ろ。俺たちには未来がある」

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    2014年08月04日
  • 見仏記6 ぶらり旅篇

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    ついに現在ある見仏記の最終版まで読破。
    ぶらり旅だけど、仏に導かれるように進む2人。
    今回は鉄地蔵や法然上人、円空仏を求めての拡大版の旅でした。我が庭のように進むみうらさん。そして、お寺関係者にも知れ渡る2人の旅。認知度が上がってきたことも、読んでいて嬉しくなりました。

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    2014年06月30日
  • 見仏記4 親孝行篇

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    今回はそれぞれのご両親も含めた見仏記。
    相変わらずの仏愛たっぷりな見仏記だった。
    このシリーズを読んでいて、猛烈に見仏したいのだが、なかなかそれもできずにいるので、さらに見仏記で見たつもりになり、さらに見仏したくなる、という悪循環にはまっている。
    見仏できる予定もないので、またさらに次へと読み進めることにする。

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    2014年06月27日
  • 見仏記3 海外篇

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    面白く読んできて3冊目。ついに2人は海外へ。
    韓国、中国、インドと仏教伝来を逆コースで行く。
    2人の視点はあくまで仏像へと注がれているわけだけど、韓国で豊臣秀吉のことで嫌みを言われたり、インドの少年に心を痛めたり、仏像愛だけでないものも感じさせてくれる。最後の友情を告白するみうらさんに感動すらする。
    でも、やっぱり独特の感覚でインドの仏像から日本の仏像のルーツを見いだしてくれる。それは教科書的なものでは全然ない。だけど、体験からくるものからなのか妙にしっくりと心に入ってくる。
    次はどこに行くのだろう。楽しみだ。

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    2014年06月25日
  • 解体屋外伝

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    ネタバレ

     言葉で相手の精神を揺さぶり洗脳する「洗濯屋」とその洗脳を外す「解体屋」、そんな物騒な人たちが暗躍し、企業に忠実なカイシャニンゲンを量産しているという世界観。
     
    脳(システム)の書き換えによるマインド・コントロールとか聞いただけでも面白そう。その上意外に直接的なバトル要素も多くてマンガ的な読み心地だった。
     主人公なのに最初から最後まで三枚目な扱いだった解体屋の性格が結構好き。自由にルビを振りまくる文体のジャンキーな感じとあいまって読んでいて楽しかった。
     
    ただ、
    「暗示の外に出ろ。俺たちには未来がある」
    良い決め台詞だけど、自己暗示のリフレインで強引に前に進んでいくので、最終的には何とな

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    2014年06月14日
  • 見仏記

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    以前から読んでみたかった本。
    やっぱり面白かった。自由に感じて、言葉にして仏像を見ていいんだな。
    それにしても、みうらじゅんさんの仏像愛には感嘆!

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    2014年06月14日
  • ノーライフキング

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    小学生の間で爆発的ブームを起こしているディス・コンゲーム、「ライフキング」。
    全国的ブームの中、裏技や呪いの噂が広まり、やがて大人社会も飲み込む騒動に発展していく…。


    とても、20年以上前に書かれた内容とは思えません…。
    今なら、2ちゃんのデマとも本当とも分からない話に、翻弄されている感じ??
    ゲームの世界と現実世界がシンクロした時の、子供達のパニック…。

    その時期特有の一過性の熱病というには、現実世界は重い閉鎖された世界…。
    自分が子供の頃に信じていた「ノストラダムス」とか「口避け女」とか思い出しちゃいました。

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    2014年03月26日
  • 自己流園芸ベランダ派

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    ボタニカルライフに引き続き、いとうせいこうさんの園芸ものを。
    相変わらず面白いのだけど新聞連載のせいか文章が短めなのが残念。
    気になる植物は画像検索しまくったので、すこしだけ植物に詳しくなれたかも。

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    2014年02月06日
  • 見仏記

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    親孝行編に続き2回目の見・見仏記。
    いつの間にかBook Offで仏像写真集を見て癒されてる自分を発見しました。
    2人とも見た目と違う「ちょっといい奴」がときたま顔を出してて好感度良し。
    2人は仏友(ぶつゆう)。
    しかしこの頃いとうさん32歳。今の自分より年下とは・・・。
    いいなぁぁぁっ、こういう仕事。
    小学生時代にみうらさんが作った仏像記事のスクラップは小学生でこれだけのものを!と感心する一方、純少年の熱気が伝わってきて思わず微笑ましいです。

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    2013年11月15日
  • 文芸漫談 笑うブンガク入門

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    漫談という形式で文学を語る。この形式だから、整理されていないまだ理論化されていない思いが文字として固着される。「無意識は他者だと思って良い」とか「のでってのが物語なのでもういやだ。」とか。とっても素晴らしい本でした。続編も読んでみよう。

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    2013年11月06日
  • 解体屋外伝

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    復刊されるのをずーっと待っておりました。おそるべき予見性。NLPなどの自己啓発、セミナーにお金払ってでるのがお好きな方は、時に本書を読んで頭を冷まされるのも一興かと。

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    2014年05月14日
  • 小説の聖典

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    いとうせいこうと奥泉光が小説の書き方、読み方、そして小説とは…と二人で掛け合いで語っていく。「作者は読者でもある」に頷いていたら「他人の言葉で書く」に驚愕。私は自分の身に馴染んだ言葉でなければ使ってはいけないと思っていたから。けれど、そうなのだ。読むのは私と私ではない人ならば、読む人がどの言葉でどう受け取るか「私」には決められない。私の身に馴染んでいるかどうかは関係ないのだ。笑って唸る漫談。

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    2013年09月30日
  • 見仏記6 ぶらり旅篇

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    お二人とも年を重ねて、丸くなったなぁ。あんなにバカにしていたお庭を観賞したり、ねこの写真を撮ったり、でも、そんな自分達を笑いに転化してしまうところが、やっぱり、かっこいい。仏像への愛だけは変わらない。それもまた、かっこいい。憧れの人生の先輩たちです。

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    2013年08月06日
  • 小説の聖典

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    漫談といえば漫談だが話の中身は硬派。いとうがツッコミで、奥泉がボケ。で、結局、いとうがインタヴュアーで、奥泉が自身の小説創作の姿勢やら裏話やらを語ることになっている。奥泉作品のファンにはうれしい本。

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    2013年07月22日