【感想・ネタバレ】想像ラジオのレビュー

あらすじ

深夜二時四十六分。海沿いの小さな町を見下ろす杉の木のてっぺんから、「想像」という電波を使って「あなたの想像力の中」だけで聴こえるという、ラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。その理由は―東日本大震災を背景に、生者と死者の新たな関係を描き出しベストセラーとなった著者代表作。 野間文芸新人賞受賞。

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Posted by ブクログ

読む前は、ささくれ立っていた心が、どことなく落ち着いた。落ち着いたというか、整理整頓がなされて、次の目的地へ向かう準備ができた。

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2024年03月17日

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i started reading this without knowing what it’s about. realized half way through and i started crying the moment i found out because everything suddenly started to make sense. I’ll def read this again and again just to guess if each of the speaker in the book is dead or alive. great book to read in one or two days.

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2023年04月23日

Posted by ブクログ

ずっと前に表紙とタイトルに惹かれて買っておいてあった本
東日本大震災に関連して書かれた本とは知らなかったので、今日読めてよかった
生きてると死を厳格に考えすぎてしまうけど、亡くなった人はもしかしたらこの本みたいにみんなでラジオを聞いてるんじゃないかくらいの気持ちになれたらすこしホッとした
作中でも亡くなった人の苦しみは生きてる人には理解できないと言っていたけれど、自分自身子供の頃大火傷をした時、痛いとか苦しいとか思ったのは治りだした頃だったからそういう瞬間はびっくりしてるだけかもしれないなと思うので、亡くなった人が全員痛かっただろうとか想像して新しい痛みをわざわざ作らなくていいと思う

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2023年03月11日

Posted by ブクログ

誰にでもいつか大切な人との別れが来る。
そのときこの本と出会っているかいないかで
悲しみや死への向き合い方が変わるのではないかなと思いました。

生きている人がいるから死者がいて
死者がいるから生きている人がいる。
捉え方は人それぞれだけれど、自分なりの考え方で、その人のペースで折り合いをつけていけるといいなと思う。

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2023年01月08日

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3.11の被災地を舞台とした、震災「その後」の物語。
その後の物語と言っても「残された人々」の物語ではなく、「残してしまった人々」の物語。
「残してしまった人々の物語」と言っても、過去形ではなく現在形の物語。

現代の我々の生活は、死者達がいなければ無かった。
我々は死者たちによって生かされている。
この手の言い方は数多ある。

しかし、「それと同時に、死者たちもまた我々によって死者たらしめられ、生かされている」という目線は新鮮だった。
そうか、だから僕らは歴史から目を背けてはダメだし、死者たちからのメッセージにアンテナを立ててなければならないんだなあ。

レヴィ・ストロースによれば、世界中で歴史上様々な部族、文化が発見されてきたが、死者を弔うことをしない部族や文化は存在しないのだそうだ。人間が猿から分岐した理由は、言語を操るからでも、道具を使うからでもなく、死者とさえコミュニケーションできる能力によってなのである。それが人間のアイデンティティなのである。

我々現代人は、人間であると言えるであろうか。
この国は、また世界は、人間であることをやめようとしてはいまいか。
死者たちからのメッセージに耳をふさいで、我々はどこへ向かうのか。

…みたいな、なんかそういうことを、小説という形でオブラートでくるんで問題提起しているふりをしながら、確信犯的に、もうバッチリ露出しちゃってる小説。

そのバランス感覚と言語感覚、そして使命感に脱帽。
YouTubeで東京ブロンクス聞こうっと。

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2022年02月03日

Posted by ブクログ

人の頭の中にだけ存在する想像ラジオ。
そのパーソナリティであるDJ アークの軽快な喋りから始まる本書。

始めはDJ本人の生い立ちや昔の思い出だったが、そのうちにリスナーからもらうメールを通じて、何が起きているのか、想像ラジオとは何なのかわかってくる。

時は2011年3月11日 のお話。

人を亡くす。その重みをかみ締めるように読み進める本です。

個人的には21歳の港町で働く女性のエピソードが心に残りました。

人を悼むとき、自分が生きるが苦しいと感じた時に読み返したいと思いました。

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2021年04月25日

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ネタバレ

想像ラジオとは、生者が「悲しみ」を糧に死者を想像することで聞くことができる死者から生者へのラジオです。この想像ラジオのDJアークは、東日本大震災の津波により亡くなり、引っかかった高い杉の木の上から、妻と息子に向けてラジオを放送しています。多くの情報や多忙さから死者を忘れ前に進むことが良しとされるこの現代社会で、死者を思い出すことで生者と死者共に未来を作っていくという新たな考えを教えてくれる一冊です。
テレビの音量を、オンリョウが増えるからと消音で聞く人がいるという話がなぜかとても印象に残りました。テレビやYOUTUBEや雑音に溢れる今のこの世の中、私たちは死者の微かな声を聞くことができない、耳を傾けようとしていないと改めて思いました。私は岩手県の宮古市へ訪れた際、今生きている人のことしか頭になく、どうしたら宮古を元気付けられるか、これからの防災への取り組みについてなど、今、そして未来のことばかりを考えていました。しかし、少し立ち止まって死者の声に耳を澄ませて想像ラジオを聞くことが本当に前に進むためには必要だということに気づかされました。

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2021年04月24日

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他人の痛みや苦しみに触れるということ、そこに思いを馳せたり寄り添ったりすること、ってどこまで許されるんだろうというのがあって。
当事者じゃないと言われたらそれまでだし、他にもっと有意義なことがあると言われたらそれも尤もだし。
自他境界が曖昧になる怖さがあるのも確か。

ただ、自分なりに感じること、考えること、悩み続けること思い続けることがあってもいいし、そこに双方向性があると思えたら大きな救いだと思った。
まさに3.11のとき、心のやり場に苦しんだ記憶が鮮明にあるので。

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2025年11月16日

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DJアークによる、想像力で放送されるラジオ

以下、公式のあらすじ
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深夜二時四十六分。海沿いの小さな町を見下ろす杉の木のてっぺんから、「想像」という電波を使って「あなたの想像力の中」だけで聴こえるという、ラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。その理由は―東日本大震災を背景に、生者と死者の新たな関係を描き出しベストセラーとなった著者代表作。
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津波により杉の木の上にひっかかってしまったDJアークは、「想像ラジオ」を放送する
想像ラジオは、リスナーの想像の中で流れるラジオ
語られる内容も、流れる曲もすべてリスナーの想像によって可変

寄せられるお便りやレポートなど、それらは渾然一体となってDJアークの想像ラジオとして放送される

AMでもFMでもなく、イメジネーションを使ったIM
ラジオが聞こえるのはチューニングが合った人だけ
ラジオが聞こえる人と聞こえない人の違いは何か……



死者の気持ちを代弁していると想像をするのは傲慢かどうか?
作中でも「死者の声が聞こえるなんて勝手に言うのは死者への冒涜だ」と言う登場人物がいる

「溺れて水に巻かれて胸をかきむしって海水を飲んで亡くなった人の苦しみは絶対に絶対に、生きている僕らには理解出来ない。聴こえるなんて考えるのはとんでもない思い上がり」
という意見には同意する

私達は亡くなった人の真意を知り得ない
なので想像するしかないし、むしろ想像はできる


戦後生まれの人は、戦争の悲惨さ、特に原爆で亡くなった人達の心境を語る資格はないのか?という疑問

「東日本大震災を知らない世代が『私たちは経験していないから語る資格がない』と思うことがないように書いた」と解説に書かれてあった

経験していない事でも、想像することはできる
その想像が事実とは異なるものでも、想像する行為は無意味ではない
ただ、その想像は個人のものなので、他人に押し付けるものではないと思う


死者は生者の想い出だけに存在するものではなく
お互いに補完しあった存在という考えは私の中にはないものだった

解説では「樹木が小説になった世界」という表現がされている
生きている組織だけの草花に対し、死んでいる組織と生きている組織が共存しているのが「樹木」
「生体と死体が切り分けられない形で、まさに一体となったのが木なのです」という説明で納得できる

まぁ、細かいツッコミを入れるなら、動物でも爪とはある意味でか死んだ細胞だし、生きている体を構成する死んだ細胞は結構あるんだけどね
まぁ、そんな重箱の隅をつつくような野暮と知りつつ


この小説は鎮魂の物語なのだろうなと思った
震災に限らず、生者と死者に別れた人同士を慰める効用があるのではなかろうか

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2025年08月08日

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誰かの記憶の中で答えて、語りかけ続けてる
そうわかる本当にいい話でした。
改行が少ないため、読みにくさはあるかもです

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2025年06月15日

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ネタバレ

東日本大震災を背景に「想像」という電波から流れるパーソナリティDJアークの言葉や想いを通して死者と生者の絆や関係性を描いた作品。前情報なしで読み始めて正直全く意味がわからなくてなんだコレと思いながら読み進め第一章の最後で「!!!」とぶん殴られたような衝撃と共に涙腺が崩壊。

毎日のように流れる震災や戦争や虐殺など失われた多くの命のニュースに心を痛めながらも時間と共に記憶は薄れてしまうけど亡くなった人のことを今を生きる人たちが想像しながら語り継ぐ事は魂の浄化に繋がるんだな。

直接的に関わることがなかったとしても「想像」という電波にのせて彼らのことを思い出し語りかけることできっとどこかに誰かに私の声が届いていてほしい。なんてな。

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2025年01月25日

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ネタバレ

さらっとした文体で軽快に語られる、最初は全然状況が掴めない。なんなら章ごとにいきなり登場人物が変わる。その人たちが生きてるのか死んでるのか、はたまたどちらでもないのかも分からない。読むのにも想像力がいる作品。震災文学テーマのレポート書くために読んでみたけど、言語化するのが難しいな。沢山書けそうではあるけど。

あぁ、この人達死んでるんだって気付いてから彼らの「会いたい」って気持ち感じるととても苦しくなる。また会いたいね、いつ会えるかなって書いてた第4章は切なくて苦しくて、でもその会話はあったかくて綺麗だった。

現世とあの世の存在とは。被災者とボランティアの関係性。突如訪れた人生の終わり、やり切れない思いで留まる魂。もしかしたら本当にあったのかもしれない震災の話。いろんな切り口の死生観が感じれたのも良かった

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2024年09月14日

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身近な人との別れの後、死後の世界は幸せなところだろうかとか、魂となって自分の周りにいるだろうか、などたくさん想像を巡らせていましたが、結局独りよがりのもんだな、とその度落胆していました。けど、この本の、生者が想うことが死者を残すという考えがストンと落ちてきました。この本に心を救われた人はきっと多いと思います。

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2024年06月25日

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まるで本当にDJアークの語りが聞こえるかのように、作中の音楽を実際に流しながら、自由に読ませてもらいました。

想像することで死者との時間は流れる。
最後は湧き上がるような興奮と寂しさが感じられた。

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2023年09月26日

Posted by ブクログ

では、本当にここで音楽を。コリーヌベイリーレイで、「あの日の海」。想像してください。
むしろ僕は彼もまた、死者の声を聴こうとして、そのことばっかり考えているんじゃないかと思った。で、聴こえないでいる。実際に聴こえてくるのは陽気さを装った言葉ばっかりだよ。テレビからもラジオからも新聞からも、街の中からも。死者を弔って遠ざけてそれを猛スピードで忘れようとしているし、そのやり方が社会を前進させる唯一の道みたいになってる。

読むのにかなり時間かかったなー。でも、なんというか、よくわからんけど感じるところのある小説やった。読む人が読めば色々思うんやろうな。色々聞きたい曲が載ってた。ボブマーリーのリデンプションソングは聞いてみよ

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2022年01月13日

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東日本大震災で亡くなった人と生きて残された人をテーマにした一冊。

東日本大震災から今年で10年が経った。
自分自身、亡くなった人への想像力を働かせることができなっていると感じている。それを自分の近しい人で東日本大震災で被害を受けた人がいても、亡くなってしまった人はいないからかもしれないと思っていた。つまり、死者に近しい人しかその死を悼むことができないのではないかと。
しかし、この話を読んで、それは違うのではないかと感じだ。
この話のなかで、東京大空襲や広島・長崎の原爆投下による死者を悼む人が描かれているところがある。それらに直接的に関わっていたわけではない人が、年長者からの伝聞や感受性が豊かな人(この表現がよいか分からないが)による言葉を通じて、遠い過去の死にも思いを馳せていた。ならば、私自身が東日本大震災での被害者の方に気持ちを向けてもおかしなことではない。
想像力がなくなっているのは自分の立場によるものではなく、自分が怠惰なだけだったのである。

作者のいとうせいこうさんは、東日本大震災後に被災地の福島を訪れ、そこに住んでいる人の寄り合いに参加し、被災者の方々の話に耳を傾ける活動をしてきた。
そのような生の言葉を聞き続けたからこそ書き上げられた作品だと思う。

東日本大震災後を生きる人にとって大切な本になると思う。

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2021年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごい小説だった。

これを書ききった勇気。
東日本大震災というあまりに大きな出来事を、どのように受け止めるか。それをどう表現し、生きている人たちに伝えるか。小説の題材にしていいのか。葛藤と悲しみと無力感に苛まれながら書いたのだろうな、と想像する。

しかし作家であるならば、書かない選択肢は取れないのかもしれない。どれだけ書きたくなくても、それは自分がどう生きるかということと同じだから。

第二章で、震災のボランティアをしている男性たちの会話が展開される。彼らは、人を助けたいとか、助けたいと思うこと自体が不遜なのではとか、死者をどのように悼むべきかとか、関わりのない他者の死とその死者の思いを想像することの罪とか、そういうことを話す。この会話だけでも読む価値がある。彼らはそれぞれが自分なりの考えでボランティアをしているが、無念さとやましさがあり、整理しきれない思いが無数にある。
それでも、彼らは目の前の惨状に対してとにかく手を動かす。感謝されることもあるだろうけど、ボランティア自体になんらかの怒りを感じてしまう被災者もいるため逆に詰められることもある。だけど、とにかく整理されないままそれでも手を動かす。この現実の行動は、私は支持したい。そして当然、これを読んでいる私はなぜ被災地へ行かなかったのか、今からでも行かないのか、と考える。私はたぶん、めんどくさいとか怖いとか交通費がかかるとかそういう理由で行ってない。自分の矮小さ卑怯さが身につまされて嫌になるけど、でもこれからの私の行動は変えられるな、変えたいな、変えようと思った。しかしそうすると当然、じゃあ今から行く準備整えろよ、と自己言及に続く。逃げるようだがこれ以上はここに書くものではなく自分の生活で実践するべきなんだろう。

私自身は、人間には言葉にできないことが絶対にある、と考えるタイプだが、そう考えるとき、別に答えが出せなくてもいいのだ、といったところに落ち着いてしまいがちだ。それは、しんどいことから逃げているだけかもしれない。性急に安直に無理やり答えを出そうとし、さらにそれを言葉にするのは危険なんじゃないか、と身構えているのだが、その思考自体が、問題を遠ざける事態を生んでいるかもしれない、と思った。

答えを出そうとすることが憚られるときでも、言葉にしないといけないときはたぶんあるだろうし不完全で不適切でも言葉にしたり考えたりしないといけないこともあるんだろうな。たぶん。などと考えるのだが、しかしこれ、いま、答えが出せない。どちらに結論づけても誰かを傷つけてしまいそうだし、自分も傷つくかもしれないし、といった逃避のようなループのなか、答えを出すことの怖さに、やはりおれは逃げているのか。
著者は、葛藤しながらでも、表明した。それが冒頭に書いた勇気。
おれよ誠実であれ、と思う。そして言葉だけでなく行動せよ、と自己批判する。そして以下略。

この本が出たのは2013年で、時系列的にどちらが先か分からないが、著者は国境なき医師団とともに行動し、ルポやインタビューなどを出している。そこで語られた言葉が私の頭にずっと残っている。原文がどこにあったか忘れたので曖昧だが、以下のようなことを言っていた。

"なぜ国境なき医師団の人が偉ぶらないか。それは救えなかった人たちへの忸怩たる思いがあるからだ"

本書の第二章で議論をするボランティアスタッフたちも、根底は同じなんだと思う。
さらに本筋とズレてしまうが、日本の政治の世界において、この「忸怩たる思い」を感じている政治家はいるだろうか。ほとんどいないように見えてしまう。だから、どこぞの知事のように、「トリアージ」という重大でセンシティブな言葉を、コロナ禍において簡単に使ってしまうんじゃないか?……


長々と書いたが本のレビューというより内省みたいになったので、ちょっと戻すと、ちゃんとおもしろい小説です。
でもやっぱり、単なる読み物として片付けられない現実の話です。


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2021年11月12日

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ちょっと婉曲が強いかな 死者があの世のいくまでの「感傷」を生きてる人間が想像して綴ったストーリー。
生きてるものにとって、亡くなってしまった魂はこうあってほしいと感じさせる。

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2025年12月06日

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チューニングという名の想像力。
ラジオが担っていた役割も、ある人にとっては映像だったり五感で感じる何かだったりするのかな。


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2025年11月17日

Posted by ブクログ

ある高校の夏休み課題図書に選ばれていたので、手に取りました。
ごめんなさい。
読解力がないのか想像力が足りないのか難しい文章でした。
震災を経験しているので、じんわりと切なさや温かさは感じました。再読して読み込みたいと思います。
死んでしまったらおしまい!生き仏が先!もいいけれど、心のどこかに亡くなったひとを置いておいて、ふとした時に会話をしながら過していったらもっと丁寧に生きられそう、そんなことを教えて貰ったかな。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

死者と生者の願いを想像でつなぐ。独特な切り口と隙のない設定が見事でした。震災をバックグラウンドに描いているので、気を引き締めて読んだのですが、ユーモアありの文章であり、かつ押さえるところは押さえる。面白かったです。

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2024年12月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アーク
芥川冬助。想像ラジオのDJ。たとえ上手のおしゃべり屋。三十八歳。海沿いの小さな町に生まれ育った。米屋の次男。中二からラジオにかじりつく。三流大学に入って東京に出る。エレキギターを買ってバンドに加入。メジャーデビュー出来ずに裏方として小さい音楽事務所に入る。十数年マネージメントをし、実家に帰る

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2024年11月18日

Posted by ブクログ

死んだ主人公が想像ラジオという聞こえる人にしか聞こえないラジオをやる話。とにかく訳がわからなかった。

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2024年10月27日

Posted by ブクログ

私の想像力不足だと思いますが、よくわからない部分が多くて、またいつか読み直したい作品です。
身近な人が亡くなると、亡くなった人のことを思うのは、ありふれたことだと思いますが、逆に自分が死ん時、今も生きているあの人は今、どうしてるだろうか、と考えられる余裕のある死に方と生き方したいと思います。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

抽象的な表現が多かったので、全てを理解できなかったかもしれない。死者と生者の境目、お互いどう思ってるんだろうと考えさせられました。

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2024年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

導入はとても良く、すんなりDJアークのラジオとして話に入り込めてラジオトークも面白かったのだが、ボランティアに来た人間が私にもラジオっぽいものが聞こえる〜というその人達のやりとりだったか、テンポが悪く感じた。後書きを読むに、現代の人が過去の被災者らにもっと寄り添っても良いんだよ、というメッセージを込めたらしいが、少し分かりにくかった。
その後、リスナー達との中継や、DJアークの家族とのやりとりなど、重い内容ではあるもののユーモアがあり面白かった。


「そうそう、ふたつでひとつ。だから生きている僕は亡くなった君のことをしじゅう思いながら人生を送っていくし、亡くなっている君は生きている僕からの呼びかけをもとに存在して、僕を通して考える。そして一緒に未来を作る。死者を抱きしめるどころか、死者と生者が抱きしめあっていくんだ。さて、僕は狂っているのかな?〜」p147

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2023年12月23日

Posted by ブクログ

設定は素晴らしい。にも関わらず、没頭出来ないまま読み切った。文体を好まない?シチュエーションを理解し切れていない?
読み手の問題だが、はまらなかったとしか言えない。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

東日本大震災は小学生の頃の記憶の一つとして、はっきり残っており、ニュースの映像を直視できなかった。遠くの地で起きた、しかし、同じ日本である。死者との向き合い方を想像ラジオという形で示していた。当たり前を当たり前だと思わないよう、今一度引き締め直していきたい。

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2022年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東日本大震災後の、生者と死者、もっといえば、その間にいる人たちのメッセージを想像という電波を使ったラジオ放送風に描いた物語。

場面の切り替わりが今一つわかりにくく、語り手がどういう立場なのかつかめず混乱した部分もあったが、
災害や事故で突如、命を奪われた人の心残りはいかほどのものかを思うと、こういう形ででも、亡くなった人の想いを受けとる術があると救われる人は多いような気がする。

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2022年12月06日

Posted by ブクログ

始めはちょっと読みにくく感じて中々進まなかったけれども。死者と生者が抱きしめ合うって確かに。人は2度死ぬという言葉を思い出した。でも、想像すれば声は聞こえて2度めは死なないよね。

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2021年08月02日

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