円居挽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
再読。前回、星4だったが、自身の中で評価は上昇。
シリーズ全作を揃えたので再読。
1度目はくどく感じた青龍•黄龍の応酬や、事件を知らない聴衆を納得させるためなら出鱈目を展開する手法が出来事の大枠を知っている読者からすると「それでいいのか?本当に可能か?」と感じていた部分が多くありました。また、何度も繰り返されるどんでん返しがくどく感じるところも多少。
しかし、再読では伏線やそれぞれの騙し合いが大変面白かった。また、キャラが立っている分感じるラノベ感が苦手と思う方もいるだろが、また彼らと会えたという懐かしい感じが世界感へのめり込む要因となれた。重箱の隅を突くような細やかな伏線からの展開や追求も、「確かにそう言われてみれば」と思え楽しめました。
ルージュを守るため、両者が真相を隠し、別の真相へ辿り着かそうとするところが最高。双竜会終盤、ルージュへの論語の言葉が哀愁に満ち、とても良かった。キャラたちの一挙一動表情が目に浮かぶような場面描写、真相に気づいたであろうころからの応酬からが、本作の見せ場だと思います。
すぐさま、「烏丸ルヴォワール」へ。 -
Posted by ブクログ
ここのところよくジュブナイルミステリをよく読むのだけれど、これは白眉と思います。というか好きですね。
キャラは立っているが、キャラ付けされすぎていない絶妙なバランス。
単に「事件を解いた」→「人間的に成長した」のような安易な成長譚にせず、謎そのものにしても、その解決方法にしても異なる意見・性格の友人と議論し(時にはしっくりとくる結論がでないこともある)、人生の答えを見つけ出そうともがく様を丁寧に描いている。
4人のメイン主人公たちの描きわけが巧みなのは、作中何度か2人×2チームで行動した(その組み合わせを変える)時に如実に現れます。また続編ではさらにそれが際立つ。
いずれにしても、子どもの「学ぼうとする」姿を応援する姿勢を貫いて物語を紡いだ作者のオトナとしての矜持を尊敬します。 -
購入済み
ミステリバトル
能力バトルというと言い過ぎだが、それと似た雰囲気がある。頭を使う作品は好きだが、硬い文章や重い展開が苦手な人にオススメ。ラノベから大衆小説へのステップアップにも最適な作品である。
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Posted by ブクログ
ネタバレ第一章はスタンダードに悪人成敗。感じの悪いやつが普通に悪いやつだった。シンプルに爽快感のある作り。
そこからは遠近の青春が繰り広げられる。
不思議なバー3号館だが何となく今回は関わりが薄い。蒼馬さんの存在が遠近の今一歩頼りない感じを際立たせる役割を果たしているのはわかる。
しかし三号館と蒼馬さんという最大の謎が解き明かされる事は遂になかったのだ。
トリックは意外性のあるものも多い。前巻よりも読んでてエンタメ性がある。京都という古都を全面に生かしたものが多かった。
ドラマ化した際は蒼馬さんが前面に出てくる事だろう。もしかしたら狙ってたりして?