円居挽のレビュー一覧

  • 今出川ルヴォワール

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    双龍会も権々会も圧倒的面白さ。大仕掛けもバッチリ決まって痛快。達也の過去にも今にも一つのケリがついた、と思いきや新たな展開も出てきて次巻への期待も高まる。

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    2017年12月30日
  • 丸太町ルヴォワール

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    双龍会での侃々諤々の議論が面白い。論理の応酬は好きなので、読んでいて楽しかった。最後まで意表を突かれまくって、驚き疲れました。

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    2017年11月26日
  • 河原町ルヴォワール

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    ネタバレ

    すごくよかったなー。丸太町の伏線が4巻目で生きたり、もう顔馴染みのように感じられる主人公たちが仲間割れしているのかと思ったら最後に大団結するし。何より、落花のどんでん返しが素晴らしい。
    虚を実にするという特性があるから、どんでん返しが起きることを否定して否定して、否定尽くした先のどんでんがえし、素晴らしかった。
    そして何より、メタなギミック。黄昏卿を2巻ではファンタジーな存在なのかと思わせておいて、その伏線を活かした二つのそうりゅうえ!すばらしかったなー。
    撫子と論語の恋、三巻で終わったのもよかったし、この巻で再開したのもよかった。流の劣等感ややるせなさにはいつも共感するし。

    再読。やっぱり自分は流だなーと思った。全てを把握できなくたって、部分的に突出して戦うことはできる。

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    2017年07月08日
  • 今出川ルヴォワール

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    時折、読んでいて、ふと今読み進めている部分の時間と空間がわからなくなる、足元がおぼつかなくなる雰囲気を味わう時がある、このシリーズのそんなところがとても好きです。
    そしてまた、もどかしく切ない複数のラブストーリーでありながら(僕にはとても稀なことですが)、なんか惹かれてしまうというのも、これまたこのシリーズの不思議な魅力です。

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    2016年12月29日
  • 河原町ルヴォワール

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    ネタバレ

    結果、シリーズを纏め上げる最終巻としてふさわしい傑作に仕上がっていると思う。
    構造としての様式美を優先するあまりか、中盤までは各登場人物の台詞回しが、過去3作において確立されたキャラクターの枠をなんだか少しはみ出しているような印象もあったのだが、すべてが閉じた後で改めて感じるのは、そのような些末な違和を吹き飛ばしてしまう充足だった。

    途中、いくつも示されていたはずの伏線から思い至ることのなかった自らの不明を恥じるべきかもしれないが、スケールの大きな双鴉の計と称すべき、今作の根幹を為す仕掛けには充分楽しませてもらい、素直に脱帽する。
    これまでの今シリーズにおいては、お世辞にもフェアとは言えない、著者を神とする独特なミステリーワールドが構築されていた(そしてそれが魅力でもあった)と個人的には感じているのだが、最終作のここにきてようやく真っ向から正攻法でブチかますトリックを仕掛けてくれた、という印象だ。

    最後も美しく締められているが、あれ、実は主人公ってこの2人だったの?

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    2016年09月16日
  • 河原町ルヴォワール

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    このシリーズが終わってしまうのが寂しい。もっとみんなの喋りを聞いてたい。
    でも終わるならやっぱりこういうラストが良いよね。

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    2016年09月12日
  • 今出川ルヴォワール

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    シリーズものというと、1作目→2作目→3作目…と回を重ねるごとに勢いが衰えていく方が多数かとは思うが、この作品群に関してはどんどんパワーが増しているというか、端的に言って面白くなっているような気がする。
    あるいは、今シリーズが持つ独特かつ独善的な訴求性に、読み手の私が完全に慣れてきたということか?
    最近では珍しく、ページをめくる手が止まらない、他にやることがあってもつい手を伸ばしてしまう、そんな一冊だった。

    相変わらず純粋な推理物、フーダニットとして読めるミステリーではないが、一見暴力的とすら思われる、著者が構築したルールを理解し、この世界の楽しみ方さえ身につければ、これほど面白い小説もなかなかないだろう。
    巻末の解説で我孫子武丸氏が、そのあたりの読者の感覚を非常に上手に綴ってくれている。

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    2016年09月10日
  • シャーロック・ノートII―試験と古典と探偵殺し―(新潮文庫nex)

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    この先の期待をこめての☆×5
    ルヴォワールシリーズに比べて、主人公の年齢層が低いせいか、ちょっと物足りない感じもするけど、どっちもちょっとだけやきもきするような青春感がちょっとだけ入っているのが個人的には好き。

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    2016年08月16日
  • 丸太町ルヴォワール

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    ネタバレ

    2016/3/21 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2017/5/2〜5/9

    ずっと気になっていたルヴォワールシリーズ、ようやく順番が回って来た。私的裁判、双龍会を舞台に繰り広げられる丁々発止の会話。登場人物も魅力的でとても気に入った。続編を早く読みたいところだか、いつになるやら。

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    2017年05月12日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    前作の「謎解きバー」がちょっと拍子抜けだったので、期待せず読みだしたら…あら、双龍会を思わせる学級裁判に、お~やっぱこのノリおもしろいなぁ(お~天親出てきた~!とか思いつつ)、と思いつつ、その後の展開は通常ミステリっぽく、でも本作者さんならではの妙が最後まであって、あ~双龍会だけの人と思ってすみません~~という感想でした。続き物なのかな??続きも楽しみです♪

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    2015年07月07日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    鷹司高校という全寮制のエリート校の新入生である剣峰成(つるみね なる)。
    彼は図書室でのちょっとしたトラブルから、同級生の太刀杜からんという少女と親しくなり、同時に三年生で生徒会長の大神五条と知り合います。

    そして、新入生の歓迎の意味も込めた、この学校ならではの行事「星覧仕合」にて、成とからんはタッグを組み、五条に推理ゲームを挑みます。
    (第1章 学園裁判と名探偵)

    次に、第1章で少しだけ垣間見えた成の鷹司高校入学前の生い立ち、過去に関わることになった事件が語られます。
    (第2章 暗号と名探偵)

    そして、時代はまた現代!?に戻り、休日のある日に成とからんが巻き込まれる事件が描かれます。
    (第3章 密室と名探偵)

    といったように、それぞれが独立しても楽しめるような短編集でもあり、成とからんの鷹司高校での様子を切り取った連作短編集でもあります。

    学園青春モノとしては、新入生は前述の「星覧仕合」後に3年間を過ごす寮が決定されるなどの設定が、「ハリー・ポッター」シリーズを彷彿とさせ、主人公たちの3年間が今後も語られていくのであろうと推察されます。
    (というか、面白かったのでぜひ続けてほしいです)

    探偵(とりわけ名探偵)の位置付け的には、清涼院流水さんを元歌とするJDCシリーズや、先日読んだ北山猛邦さんの「猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数」を思い起こさせられます。

    ライトな装丁とは裏腹に、かなり論理的な推理の応酬や、犯人対名探偵の因縁の対決もあり、本格好きにはたまらない一冊に仕上がっています。

    円居さん、ほんとに続編を希望します。

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    2015年06月13日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    あらすじがダンロンやソロモンの偽証といったような作品から今日モチーフに使われる(元祖がソロモンなのだろうか?)校内で「裁判」とあったので好奇心半分冷やかし半分で読んでみる。
    どちらかというとダンロンのような必ず一つの真実にたどり着かなければならないというよりは、『汝は人狼なりや?』や一休さんの問答のような感じといえば分かりやすいだろうか。
    真実というよりは如何に観客や審判をねじ伏せられるか?調査を基盤とした推理のもと説得する感じ。

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    2015年05月28日
  • 今出川ルヴォワール

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    「オ・ルヴォワール」というフランスの別れの挨拶は、〝別離〟と〝再会〟という反対の意味を一語のうちに孕んでいる。いっぽう、ふたつの通りが交差する点によってあらわされる京都の地名もまた、そこに〝別離〟と〝再会〟とを孕んでいる。「ルヴォワール」シリーズ第3弾の舞台は、大怨寺という怪しげな寺院のある「河原町今出川」。当然、そこは積年の〝別離〟と〝出会い〟の交差点となる。

    メインが、私的裁判「双龍会」におけるディベート以上に「権々会」における「鳳」と呼ばれるカードゲームに変わるとはいえ、その息を呑むような壮絶な騙し合いの連続は相変らずだ。そして最後、登場人物らの人間ドラマにも大きな変転が……

    文庫化されているのはここまでだが、こうなったらこの勢いで「BOX版」で最終章まで読んでしまうべきか、はたまたご馳走は最後まで残しておくべきか…… 悩ましい。

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    2015年01月11日
  • 烏丸ルヴォワール

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    天才肌の登場人物たちの中で、唯一〝人間臭い〟キャラクター流(みつる)。このシリーズは論語、達也、撫子らそれぞれがみな主役の青春群像劇でもあるのだが、個人的にはこれから先「流」がどのように成長してゆくのかが楽しみでならない。おそらく読み手の多くも、(とりわけ双龍会の場面では)「流」のいかにも〝人間臭い〟視点からドラマを眺めているのではないだろうか。その意味で、重要な狂言回しの役割を担っているのがこの「流」なのである。

    シリーズ第二弾であるこの『烏丸ルヴォワール』では、「流」がその人間臭さゆえ敵方の陰謀に翻弄されることになる。伝説の龍師「ささめきの山月」、「流」同様コンプレックスを抱えたまま姿を消していた「烏有」ら新たなキャラクターも登場。双龍会における容赦ない騙し合いのスリリングさは相変らず、息を詰めて読み切ってしまった。

    今後「ささめきの山月」はどのようなかたちでストーリーに絡んでくるのか? はたして「黄昏卿」との直接対決はあるのか? ますます楽しみになってきた。

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    2015年01月08日
  • 烏丸ルヴォワール

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    ネタバレ

    ささめきの山月や有栖、烏有さんや繰子といった新キャラが多く出てくる中、相変わらず論語のキャラの立ちっぷりはすごい。トリックスターのよう!

    次のページをめくるとひっくり返されている状況は相変わらずで、前の『丸太町ルヴォワール』ともども楽しめました。

    とにかくタイトル通りの結末に辿りつきますが、その初めての出会いやらなんやらが悔しいくらい上手く隠されていて何度でも読み返したくなります。

    そして流さんの格好よさときたら!!
    落花さんや他のみんなも素敵なんですが、やっぱり有栖が憧れるのも無理はないですね。

    続きも講談社ボックスで買って読んでしまいそうです。
    文庫で800円、なかなかの金額ですが、その何倍も楽しい時間をすごせました。ありがとうございます!

    購入を迷っている方には「とにかく買え、はよ買え」と言いたい一冊です!!

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    2013年10月19日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    スピンオフというだけあって気軽に読める短編集。
    ゲームの個性的な脇役たちの意外な横顔を知る、みたいな。
    きのことガスマスクの友情、バイトのガイドの日常が面白かった。
    ラストの話はしっかりとウエイトを置いた感じで、最後にニヤリとするゲーム本編にかけた設定もあり、読後感が良かった。

    今後も出版されるのなら、ゲーム内の事件それぞれの後日談的な、ズッシリくる話が読みたいな。

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    2026年09月21日
  • 京都市民限定で求人が出ているとあるバイトについて

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    主人公が、一癖も二癖もある単発バイトを機転を利かせてこなしていく物語ですが、どの話も本当に面白いです!
    しかも、各章の最後に答え合わせのような、実はこう言うことでした、という展開があるものもあり、それが必ず不穏で闇を孕んだ内容になっています。
    ストーリーによっては、明言せずに匂わせる形で終わるものもあり、余韻が素晴らしいです。

    ちょっと気になったのが、主人公は友達もおらず青春というような経験を全くしてこなかったコミュ障という背景を持っているのですが、バイト中の彼にはその片鱗がほとんど出てこないこと…。
    コミュ障ゆえに簡単なこともうまくいかないみたいなシーンがちょくちょくあっても良かったのかなぁと思いました。

    とはいえ、こんなことは取るに足らないことで、登場人物はみな魅力的でキャラが立ってます。
    彼ら彼女らのやり取りを読んでいて、大変楽しかったです。

    京都の土地勘があれば、もっとニヤニヤしながら読めたんだろうなぁ。
    京都市民には絶対的におすすめです。

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    2026年09月06日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    各話の著者が異なるため、続けて読んでいると多少の違和感はあったものの、全体的に満足度が高い。
    真相こそにおわせのみで書かれていないが、ジャスミンについてはがっつりネタバレが書かれているので、ある程度プレイ後に読むべし。(ほぼ、ゲームプレイ済み勢が読むだろうが)

    やはり第3話のガスマスクときのこのキャンプ話が、このコンビの出会いであり、最後までこの2人だけというのも新鮮で、面白かった。

    第4話の心霊フラメンコはタイトルからもそうだが、内容も完全にネタ枠だった笑

    富入さんをもっとください!!

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    2026年08月17日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    ネタバレ

    第3話の山田ガスマスクと谷原きのこが登山に行く話がお気に入り。
    好きなキャラの山田視点の語り口だから山田の内面が覗けて嬉しかった。

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    2026年07月30日
  • 京都市民限定で求人が出ているとあるバイトについて

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    ホラーとかオカルトとかぜんぜん読まないんだけど、京都市民なので読もうかと思って予約したら大当たり!しっかりオチが考えられていて、1話1話すごくおもしろかった!

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    2026年07月21日