円居挽のレビュー一覧

  • 語り屋カタリの推理講戯

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    ルヴォワールみたいな特殊設定ミステリ(魔法とか超能力でなくて)なんだけど、ルヴォワールが好きすぎて、それを超える作品が出ないのが残念。

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    2019年03月25日
  • 京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道

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    ネタバレ

    京都を舞台にした本を読み漁っているから、京大生がメインキャラとして登場することがやたら多い。
    生まれ変わったら猛勉強して、京大生になりたいな~なんて考えてしまう。
    吉田キャンパスの場所も良い。
    実在するお店や施設が出てくるので、グーグル地図を見ながら一緒に移動するのも楽しい。

    今回は、謎を携えて三号館へ、という一巻のパターンを踏まず、蒼馬が神出鬼没。
    謎解きはひたすら遠近倫人の恋愛問題、青河幸への想いに絡む。
    甘酸っぱい。
    そして、倫人の成長が嬉しい。

    『たまにはセドリー・オンザ・ロックスを』
    背取りと掛けてるのかな?
    古本市でバイトすることになる倫人たち。
    さる小説のおかげで、文化系カッ

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    2019年02月13日
  • 丸太町ルヴォワール

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    ネタバレ

    〇 総合評価  ★★★★☆
    〇 サプライズ ★★★☆☆
    〇 熱中度   ★★★☆☆
    〇 インパクト ★★★☆☆
    〇 キャラクター★★★★★
    〇 読後感   ★★★★☆
    〇 希少価値  ★☆☆☆☆

     「双龍会」という私的な裁判を舞台とした法廷モノ。更に城坂論語のルージュへの思いを描いたボーイミーツガールものという側面がある。大きな特徴は叙述トリック。以下のような叙述トリックがある。
    ○ 第1章で、「城坂論語」が女性ではないかとルージュが疑う。城坂論語は男性だが、後の方で女性を男性と誤信させる叙述トリックを使っているが、それを見抜きにくくするためのダミーの叙述トリックといえる。
    ○ 瓶賀流は男性

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    2019年12月05日
  • キングレオの冒険

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     こういうけれん味のあるミステリは面白い。
     そしてルヴォワールシリーズ読んでいるとにやにやしてしまう。
     逆に言えば、シャーロックノートやルヴォワールシリーズを読んでいる人向けかもしれない。

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    2018年10月10日
  • 京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道

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    続編待ってました!
    タイミングよく蒼馬さんが登場するのに、なんとなく違和感を感じるけど、仕方ない。
    灰原さんが良いキャラになっていて、さらに読みやすくなり、展開も良かった!

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    2018年08月29日
  • 京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道

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    いいところで現れるけど、1冊目に比べると3号館の存在感は薄いかな。いい感じで進んでると思う。京都日常系で進めるのか、もっと3号館を前面に出すのか、どっちがいいのかな。

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    2018年08月28日
  • 河原町ルヴォワール

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     いやいや、こんなはずないでしょう? 嘘でしょう? 信じられない……から始まるシリーズ最後の双龍会。読んでるうちにだんだんわけがわからなくなるのに、読み終えた後に腑に落ち、もう一度シリーズ第1作から読み返したくなる。
     伏線の張り方がすごい。

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    2018年07月11日
  • 今出川ルヴォワール

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     ミステリというか、コンゲームっぽい。そして複雑怪奇に見せかけて、ここにこのオチをもってくるか、どストレートだな!と楽しくなる。

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    2018年07月11日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    百人と一人しか入学できない進学校なのに
    クラスメイトは平凡ばかり…と思っていたら?

    探偵のための学校、なので当然なのでしょうが
    日常が分からない…。
    いや、すでに仕合が分からない?
    見てる分には面白いでしょうが、参加するとなると
    かなりの下調べと度胸がいるかと。
    とはいえ、初めてだから、が言い訳として
    通じなさそうな仕合でした。

    通じて知人になったのか友人になったのか、の女の子。
    弁の立つ1話で主人公だった彼の過去をほじくります。
    1話で話していた事がなんだったのか、が分かりますが
    彼もすごい事をやり遂げたな、と。
    そしてそれを踏まえて、の3話目。
    色々と覚悟のいる選択で、どうにか事件は解

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    2018年06月10日
  • キングレオの冒険

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    残念ならが教養の無い私はホームズシリーズなど読んだことはなく、ホームズパロディを楽しむことはできなかった。     
    チート設定の名探偵とその助手が織り成すミステリー。    
    相変わらずミステリーの質は高い、と思う。     
    これ続刊ありそうだけど、シャーロック・ノートの方も気が向いたらよろしくお願いします……。

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    2018年05月28日
  • キングレオの冒険

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    各話がホームズに関わるタイトルをもじった題名なのが印象的。(ホームズもいくつか読んだけど結構前だから内容はあまり覚えてない…) キングレオと呼ばれる探偵、天親獅子丸とその従兄弟の大河。2人の信頼関係が凄まじいし、羨ましい。 どの話もわかりやすく、トリックも面白い。最後の『悩虚堂の偏屈家』、宿敵(?)である白坂論語を助ける、そして結果として師匠の罪を暴くという話が特に良かった。

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    2022年01月16日
  • キングレオの冒険

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    京都を舞台にしてホームズをモチーフにした連作短編集ですが、意外にホームズ感はない。敵役も出てきているので、次の巻以降はもっと面白いかも。

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    2018年05月03日
  • 語り屋カタリの推理講戯

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    さすが京都大学推理小説研究会に所属し在学中にデビューしただけある。 ミステリ好きな著者によるミステリ講戯。   5W1Hを具体例を挙げて懇切丁寧にだが全てを教えることなく思考を促し楽しませる。     
    これであなたも名探偵!

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    2018年04月14日
  • 語り屋カタリの推理講戯

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    推理ゲームのベテランプレイヤーであるカタリが新人プレイヤーのノゾミに行う推理講義。5W1Hの謎を解決すればクリアにも関わらず、出題が偏っているという設定も面白かった。

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    2018年04月08日
  • 丸太町ルヴォワール

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    ネタバレ

    とにかく一番感じたのは、厨二病という言葉そのままの小説。
    キャラクターや場面設定といい、私設裁判といい、言葉づかいから何から何まで、現実を自分の理想に都合よく上塗りしたい厨二連中のたわごとワールド。しかも結末に至っては…。

    それでいて、謎解き部分は脆弱極まりなく、ミステリー音痴の俺でさえ「は?これアリなん?」みたいな伏線回収が散見されて、バカミスとしてなら合格だろうけど、これを本格ミステリーとするのはどうかと思う。

    と、ここまで貶しておいて悪いんだが、なんだか妙に引きこまれてしまったのは事実。呑み過ぎて深夜に帰宅した部屋で、水呑みがてらふと付けたテレビに映った深夜アニメについつい見入ってし

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    2018年03月31日
  • 語り屋カタリの推理講戯

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    ちょっと実験的な作品なのかな。主人公達が参加しているゲームについて、もう少し説明があってもよかったかも。仕掛けが大規模過ぎて、いささか現実味がないですね。

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    2018年03月18日
  • 語り屋カタリの推理講戯

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    2018年26冊目。5W1H講義はとても興味深く読めました。特に⌈ウェアダニット・マリオネット⌋は難しいWhereに堂々挑んで、見事な出来映えの作品でした。

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    2018年03月04日
  • 丸太町ルヴォワール

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    「ぼくの初恋にまつわる話をしましょうか」。冒頭の一文とタイトルに惹かれて、この著者初読み。

    初恋を語るのは、容姿端麗、ものすごい知力を兼ね備え、さらには金まで持っている美少年御曹司、その名も「論語」。祖父殺害の濡れ衣を着せられた彼が法廷へ。といっても、世間的には祖父は自然死したものとされていて、真相を追及する場となるのは、京都で開かれる私的裁判「双龍会(そうりゅうえ)」。

    実在の地名だらけだから、私も含めて京都贔屓の人にとってはたぶんとても楽しい。登場人物の容貌や話し方はアニメにしたらさぞかし映えそうで、オタクな雰囲気。「論語」という名前を「ごんべんくさい」と評したり、相当なダジャレという

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    2018年02月13日
  • その絆は対角線

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    それぞれの環境が異なる家庭でそだった若者がカルチャセンターで出会った話の2作目。登場人物の悩みや嫉妬、憧れなどが描かれている。日常系ミステリとしてはミステリ色は薄いが、キャラが立っているので誰かに似ている部分があり、愉しく読める。
    彼女らの成長した姿をみてみたくなる。

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    2018年02月03日
  • その絆は対角線

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    よくまとまっていると思う。「どう生きるか?」というテーマに主人公達4人それぞれの思いが見えて面白い。エリカに関しての1冊通してのストーリーも良くできてる。これはいいシリーズになってきましたね。

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    2018年01月24日