円居挽のレビュー一覧
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ネタバレ京都を舞台にした本を読み漁っているから、京大生がメインキャラとして登場することがやたら多い。
生まれ変わったら猛勉強して、京大生になりたいな~なんて考えてしまう。
吉田キャンパスの場所も良い。
実在するお店や施設が出てくるので、グーグル地図を見ながら一緒に移動するのも楽しい。
今回は、謎を携えて三号館へ、という一巻のパターンを踏まず、蒼馬が神出鬼没。
謎解きはひたすら遠近倫人の恋愛問題、青河幸への想いに絡む。
甘酸っぱい。
そして、倫人の成長が嬉しい。
『たまにはセドリー・オンザ・ロックスを』
背取りと掛けてるのかな?
古本市でバイトすることになる倫人たち。
さる小説のおかげで、文化系カッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ〇 総合評価 ★★★★☆
〇 サプライズ ★★★☆☆
〇 熱中度 ★★★☆☆
〇 インパクト ★★★☆☆
〇 キャラクター★★★★★
〇 読後感 ★★★★☆
〇 希少価値 ★☆☆☆☆
「双龍会」という私的な裁判を舞台とした法廷モノ。更に城坂論語のルージュへの思いを描いたボーイミーツガールものという側面がある。大きな特徴は叙述トリック。以下のような叙述トリックがある。
○ 第1章で、「城坂論語」が女性ではないかとルージュが疑う。城坂論語は男性だが、後の方で女性を男性と誤信させる叙述トリックを使っているが、それを見抜きにくくするためのダミーの叙述トリックといえる。
○ 瓶賀流は男性 -
Posted by ブクログ
百人と一人しか入学できない進学校なのに
クラスメイトは平凡ばかり…と思っていたら?
探偵のための学校、なので当然なのでしょうが
日常が分からない…。
いや、すでに仕合が分からない?
見てる分には面白いでしょうが、参加するとなると
かなりの下調べと度胸がいるかと。
とはいえ、初めてだから、が言い訳として
通じなさそうな仕合でした。
通じて知人になったのか友人になったのか、の女の子。
弁の立つ1話で主人公だった彼の過去をほじくります。
1話で話していた事がなんだったのか、が分かりますが
彼もすごい事をやり遂げたな、と。
そしてそれを踏まえて、の3話目。
色々と覚悟のいる選択で、どうにか事件は解 -
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ネタバレとにかく一番感じたのは、厨二病という言葉そのままの小説。
キャラクターや場面設定といい、私設裁判といい、言葉づかいから何から何まで、現実を自分の理想に都合よく上塗りしたい厨二連中のたわごとワールド。しかも結末に至っては…。
それでいて、謎解き部分は脆弱極まりなく、ミステリー音痴の俺でさえ「は?これアリなん?」みたいな伏線回収が散見されて、バカミスとしてなら合格だろうけど、これを本格ミステリーとするのはどうかと思う。
と、ここまで貶しておいて悪いんだが、なんだか妙に引きこまれてしまったのは事実。呑み過ぎて深夜に帰宅した部屋で、水呑みがてらふと付けたテレビに映った深夜アニメについつい見入ってし -
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「ぼくの初恋にまつわる話をしましょうか」。冒頭の一文とタイトルに惹かれて、この著者初読み。
初恋を語るのは、容姿端麗、ものすごい知力を兼ね備え、さらには金まで持っている美少年御曹司、その名も「論語」。祖父殺害の濡れ衣を着せられた彼が法廷へ。といっても、世間的には祖父は自然死したものとされていて、真相を追及する場となるのは、京都で開かれる私的裁判「双龍会(そうりゅうえ)」。
実在の地名だらけだから、私も含めて京都贔屓の人にとってはたぶんとても楽しい。登場人物の容貌や話し方はアニメにしたらさぞかし映えそうで、オタクな雰囲気。「論語」という名前を「ごんべんくさい」と評したり、相当なダジャレという