円居挽のレビュー一覧

  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    【収録作品】プロローグ/第一章 学園裁判と名探偵/第二章 暗号と名探偵/第三章 密室と名探偵/エピローグ

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    2015年05月23日
  • 今出川ルヴォワール

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    心根までミステリー脳に染まり切っていない、あえて「一般人」と呼ぶが、その種の読者(私も含め)にとって本書は我孫子武丸による「あとがき」までが今出川ルヴォワールである。
    前作の書評で私は「極めて現実的なミステリーを望んでいたが中身はファンタジーであった」と書いたのだが、それこそ円居挽の術中に嵌まってしまっていたと認めざるを得ないのが本作である。

    本作も、「一般人」が思い描くミステリーではなく、円居挽が思い描くミステリーであり、それは前作でファンタジーとして描かれ、本作は賭博小説、バトル漫画というべき要素がプラスされて描かれている。最初から筆者と読者の間でミステリーに対する相違が存在しているのだ

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    2014年11月15日
  • 今出川ルヴォワール

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    「さて、繊維が発見されるという前提でお話ししますが…」
    「発見されなかったら無駄骨になるが」
    「されますよ。そうでなければ面白くありませんから」
    「面白いから繊維が出てくる? ナンセンスだ」
    「面白くなければ双龍会じゃありませんよ」

    「実際、今日の夕食にはやや塩分が足りないですけどね。撫子さん、貴女にはあと二回塩を振る勇気が必要です」

    「それにはバイカル湖より深い訳があるんですよ」
    「ほう、どんなだ?」
    「撫子さんに振られました。用事があるんですって」
    「高瀬川より浅いな」

    「達也、撫子ちゃんを怒らせたら駄目だよ?」
    「ただ、お互いに譲れないものがかち合っただけだ」

    「ベターハーフとい

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    2014年08月14日
  • 烏丸ルヴォワール

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    ルヴォワールシリーズ二作目。
    前作からのお馴染み面子、論語、達也、撫子ちゃん対なんと今回は流だと…?

    いつ仕掛けられてくるかわからないどんでん返し。油断ならねえ。

    達也の過去が早く知りたい。
    というか達也、そうなの?やっぱりそうなの?

    双龍会から、黄昏卿、越天学園まで拡がりを魅せるシリーズだけども、いつの間にかそれよりも彼らの行方を見守りたいくらいには愛着を持ってしまってることに自分でも驚き。

    あと解説はルヴォワールを解説してるはずが完全に米澤穂信に終始しちゃってますよ綸太郎さん!

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    2014年03月10日
  • 烏丸ルヴォワール

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    天才や超人ではない烏有と流が口にすることは、2人と同じように上ばかり見てため息をついている私には共感できるものが多々あった。
    これから自分がどんな人間になるのか、また明日考えようと思う。

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    2014年02月13日
  • 烏丸ルヴォワール

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    ネタバレ

    当たり前のことを大仰な言い回しで盛り上げるのは前作と同じだが、こちらが慣れたか作者が上手くなったのか、随分と楽しめた。人物像が固まってきて、叙述トリック…トリックというほどではなく、派手な叙述演出を落ち着いてキャラで読み分けられるようになったからだろうか。そうか、達也は流にそういう気持ちか、という青春風味で次作の文庫化が待たれる。前作は丸太町、次作は今出川となむ。

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    2013年12月04日
  • 烏丸ルヴォワール

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    「ねえ、うゆうさんはどんな子供だったの?」
    「明日起きたら大人になってたらいいって毎日思ってた」
    「いつまで?」
    「もう忘れたよ…けど今は毎日こう思ってる。大人になるのはまた明日ってな」

    「あなた、本当に霊長目ヒト科ヒト属?」
    「ホモ・サピエンスだよ!」
    「だったら想像なさい。それが人間だけに許された特権よ」

    『世の中は不公平だ。最高はなかなか更新されないのに、最悪は何度だって塗り替えられる。』

    「あたしの仕事はお前の願いを叶えることだ。ガキの嘘ぐらい本当にできなくて何が龍師だよ」

    「やっとアンタの計算が狂ったな」
    「生憎、四捨五入の範囲内だ」
    「ところがどっこい、一桁の計算違いだよ」

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    2013年10月30日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    ネタバレ

    原作のスピンオフとなる5つの短編集。すべて作者が異なるため、作品ごとに雰囲気や作風の違いが大きく、個人的にはかなり好みが分かれた。

    特に好きだったのは、読者自身が推理を楽しめるミステリー寄りの作品。原作にあるような初心者向けの露骨なヒントが少なく、手掛かりを拾いながら考察できるのが良かった。
    一方で、推理や真相がやや単純で物足りなく感じる作品もあった。短編集という性質上仕方ない部分はあるものの、作品ごとの出来には差がある印象。
    表紙をはじめとしたビジュアル面は魅力的で、個人的には結構な加点要素だった。

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    2026年06月21日
  • 日曜は憧れの国

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    カルチャーセンターで出会った、学校も性格も異なる四人の少女達のミステリ。
    いわゆる「日常の謎」系ではあるんだけど、各話の謎の系統がバラエティに富んでいて良かった。少女達のキャラクター、それぞれが抱えるコンプレックスも等身大で親しみが持てた。彼女たちと同じ年代の人たちにぜひ読んでもらいたい作品。

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    2026年06月02日
  • 京都市民限定で求人が出ているとあるバイトについて

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    短いストーリーを通じて主人公と周りの繋がりが深まるハートフル系で思ったのと違ったけど、これはこれで軽くていいと思います。
    一つずつが短い割にオチはちゃんと考えられていたなと今思いました。

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    2026年05月29日
  • 京都市民限定で求人が出ているとあるバイトについて

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第一部 三途の河
    第0話 蜘蛛の糸
    第1話 深村堂
    第2話 墓場荘
    第3話 ささめきの間
     幽霊についての貼雑
    第4話 ヨモツミハシラ
     呪いについての貼雑 
    第5話 書楼祇陀林
     深村堂についての貼雑 
    第6話 百歩の家

    第二部 地獄の淵
    第7話 きしもじ講 
    第8話 再会 
    第9話 滓滓縷縷 
    第10話 沌蘭寺のあれ
     リアル京都市民.botについての貼雑 
    第11話 リアル京都市民.bot 
    第12話 釈迦の掌

    ホラー×ミステリ
    いってしまえば、ぼっちをこじらせた男子大学生・祟が、「偶然」出会った女子高生や得体の知れない少女、訳ありのイケメン高校生に気に入られ、怪異に挑

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    2026年04月21日
  • 京都市民限定で求人が出ているとあるバイトについて

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    ネタバレ

    タイトルと表紙から得られるイメージと内容がかなり違った。若干表紙詐欺感が否めない。主人公の名前に無理がある。主人公はその弱さ故の強みを持っている。ヒロインの呼び方が途中で変わるのは違和感。舞台が京都である必然性はいまいち感じなかった。

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    2026年03月09日
  • 京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道

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    京都なぞとき四季報第二弾。
    BAR三号館のマスター蒼馬さん、ミステリ研の瓶賀さんの話し方が似ており、二人とも男勝りなのが気になる。各話で出されるカクテルはどれも飲んでみたくなりますが、謎ときは⋯⋯まぁ、そんなもんかって感じです。
    遠近倫人と青河幸の恋の行方は!?あまり共感出来ない主人公を応援出来ないかも。私は灰原さん派!

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    2026年02月27日
  • 京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ

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    京大吉田寮内に神出鬼没のBAR3号館、お代の代わりに謎を話してカクテルを飲む。安楽椅子探偵モノの短編5作のミステリーです。

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    2026年02月15日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    ゲーム本編では読み取れなかった「ジャスミンが福来あざみをどう見ていたか」が読めたのは良かったです。
    短編5本と読み切りやすいので、お子様にも薦めやすい作品。

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    2026年02月09日
  • 京都市民限定で求人が出ているとあるバイトについて

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    ジャケ買い+作者買いで読んでみた。

    タイトルから、今流行りのモキュメンタリー作品のようなものを想像していたが、実際には作者の作風がしっかり感じ取れる物語だった。
    謎解き要素も用意はされているものの、主眼は事件そのものよりも、「イメージとしての京都」に存在する怪異や不思議さを描いた点にある一作。

    連作形式のため、他の地域であれば成立しなかっただろうが、京都であればぎりぎり想像できてしまう。その絶妙なラインの世界観がこの作品の肝だと思う。
    歴史と共に現実と伝承、噂話の境界線を曖昧にしたまま、数多くの物語を積み重ねてきた土地だからこそ、こうした設定が成立するのだろう。

    キャラクターや物語の運び

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    2026年01月23日
  • キングレオの冒険

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    以前「京都なぞとき四季報⋯⋯」を拝読したことがあり、今作も読んでみたがライトノベルのような晴れやかな登場人物たちでアニメ化等も期待出来そうです。つくづく京都ってミステリーやサスペンスの似合う街なんだなぁと思える作品でした。

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    2026年01月11日
  • 【東京創元社無料読本】〈憧れの国〉へのガイドブック

    購入済み

    ミステリーと言うよりは

    日常系ミステリーである。ミステリーに有りがちの殺人などがないので読みやすい。個性豊かな四人の女子中学生の活動を中心に描いているのでこれまた読みやすい。しかし、ミステリーの出来そのものから言うと、文字通り生煮えの部分が目についてそれほどでもない。

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    2025年12月18日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    原作のゲームが面白かったので、こちらの小説も購入させていただきました。
    原作の調査・推理の流れを再現することを意識して書かれているのが良かったです。
    一番面白かったのは、センター解体後のジャスミンが見れる5話です。

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    2025年11月03日
  • 丸太町ルヴォワール

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    バトル法廷遊戯the論破合戦
    キャラクターの味付けが濃くて最初ウッ!となりましたが試合シーンは実に楽しめました
    もう少し読んでいる側が入れる隙間あればすごく気に入ってたかもしれない

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    2025年08月06日