円居挽のレビュー一覧

  • 烏丸ルヴォワール

    Posted by ブクログ

    天才や超人ではない烏有と流が口にすることは、2人と同じように上ばかり見てため息をついている私には共感できるものが多々あった。
    これから自分がどんな人間になるのか、また明日考えようと思う。

    0
    2014年02月13日
  • 烏丸ルヴォワール

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    当たり前のことを大仰な言い回しで盛り上げるのは前作と同じだが、こちらが慣れたか作者が上手くなったのか、随分と楽しめた。人物像が固まってきて、叙述トリック…トリックというほどではなく、派手な叙述演出を落ち着いてキャラで読み分けられるようになったからだろうか。そうか、達也は流にそういう気持ちか、という青春風味で次作の文庫化が待たれる。前作は丸太町、次作は今出川となむ。

    0
    2013年12月04日
  • 烏丸ルヴォワール

    Posted by ブクログ

    「ねえ、うゆうさんはどんな子供だったの?」
    「明日起きたら大人になってたらいいって毎日思ってた」
    「いつまで?」
    「もう忘れたよ…けど今は毎日こう思ってる。大人になるのはまた明日ってな」

    「あなた、本当に霊長目ヒト科ヒト属?」
    「ホモ・サピエンスだよ!」
    「だったら想像なさい。それが人間だけに許された特権よ」

    『世の中は不公平だ。最高はなかなか更新されないのに、最悪は何度だって塗り替えられる。』

    「あたしの仕事はお前の願いを叶えることだ。ガキの嘘ぐらい本当にできなくて何が龍師だよ」

    「やっとアンタの計算が狂ったな」
    「生憎、四捨五入の範囲内だ」
    「ところがどっこい、一桁の計算違いだよ」

    0
    2013年10月30日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

    Posted by ブクログ

    原作のゲームが面白かったので、こちらの小説も購入させていただきました。
    原作の調査・推理の流れを再現することを意識して書かれているのが良かったです。
    一番面白かったのは、センター解体後のジャスミンが見れる5話です。

    0
    2025年11月03日
  • 丸太町ルヴォワール

    Posted by ブクログ

    バトル法廷遊戯the論破合戦
    キャラクターの味付けが濃くて最初ウッ!となりましたが試合シーンは実に楽しめました
    もう少し読んでいる側が入れる隙間あればすごく気に入ってたかもしれない

    0
    2025年08月06日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    自分が正しいと思ってるなら、俺に言葉で勝ってみせろ(p.191)
    〔鷹司高校〕二校ある探偵養成学校のひとつ。エリートが集まる。
    〔剣峰成〕主人公の一年生。なにか事情ありそう。
    〔太刀杜からん〕ちょっと親しくなったクラスメート。名家の出。なにか秘め事ありそう。
    〔大神五条〕生徒会長。手強い。彼とは闘うことになるのだろう。〔誘拐〕一芸に秀でた特殊能力を持つ生徒が誘拐されているようで学校内に内通者がいると考えられている。
    〔鬼貫重明〕名探偵。ナインティラーズの一人。成に勝ったことがあるらしい。トラウマがある。
    〔降矢木残月〕犯罪者。成にも鬼貫にも因縁がある。
    〔感想〕ミステリというより、駆け引き、心

    0
    2025年07月18日
  • 丸太町ルヴォワール

    Posted by ブクログ

    法廷ミステリとして名高いシリーズ。私的裁判「双龍会(そうりょうえ)」は相手を黙らせれば勝ち。黄龍師(検事)と青龍師(弁護士)による言葉の応酬と、その熱量に圧倒されます。正直これらの趣向はあまり刺さりませんでしたが、初恋の女性を巡るラブストーリーとしての側面も併せ持ち、話としては収まりが良かったです。

    0
    2025年06月29日
  • 京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道

    Posted by ブクログ

    灰原さんの「本来告白って――」という言葉に概ね同意。
    一巻で感じたことを言ってくれた。

    やはり腑に落ちない感じはあったけど、前巻ほどではなかった。
    一巻で読むのをやめなくて良かった。

    0
    2025年06月21日
  • 貴女。

    Posted by ブクログ

    初めて百合小説というジャンルを読みました。
    時代設定や環境の違い、人への想い方が表現の仕方で全く違う百合小説を感じました。

    0
    2025年04月09日
  • 貴女。

    Posted by ブクログ

    BLは読むけど、百合って読んだことがない、と思った時に見かけた本。

    シスターフッド的なものもあればカップルものあれば、叶わぬ恋もあれば、憧れ的なものもあり、様々なテイストだったけど、戦国時代を舞台にした作品は面白かったな。

    ただなんか、短編だから致し方ないかもしれないけど、自分のセクシャリティに向き合っていない感じはあって、そのせいか不自由さとか苦悩的な感じはなかったのが少し残念でした。

    2025.2.25
    43




    0
    2025年02月25日
  • 貴女。

    Posted by ブクログ

    友情の好きと恋愛の好きの違いって難しいな。
    異性でも難しいのに同性ならなおさら。

    それぞれ違ったテイストの百合の物語で面白かった。

    0
    2025年02月17日
  • 京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道

    Posted by ブクログ

    古本屋で見つけて読み始めたがどうやら前編があったよう…
    内容的には面白かった。京都を舞台に京大生と不思議な登場人物たちの物語を描く。森見登美彦さんを彷彿とするような部分もありながら独自の要素も加えていく。突飛な展開もあったが楽しかった。

    0
    2024年10月27日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    殺人、爆弾といった大きな事件から学園裁判といったものまで幅広い。しかし頭良い学校で行われる学園裁判はなんかちょっとんー。頭良い人のお遊びに思えちゃったけど、論理vs論理はすごい。
    ついていけない笑

    0
    2024年10月16日
  • 京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気軽に読める連作短編……なんてつもりでいたら、最終章でけっこうな衝撃が

    三号館の存在、夢かうつつかあやふやなままでいくのかと思っていたら、こんなにもがっつりと実在側として描くなんて!
    ホントにびっくりしました

    え、そっち!?そっちの方向で舵を切るの!?
    三号館の目くらましのための偽プレハブ棟の存在が推理の根拠として書かれてるし、現実世界での蒼馬さんも登場しちゃうし、えーー!!??って

    でもそうなると『ペイルライダーに魅入られて』での面浦先輩との対決で使われたアブサン、麻薬効果で何でも言うことを聞いてしまうという魔法のような特製アブサン、あのシーンの「三号館という場所でならなんでもありかな

    0
    2024年06月15日
  • 京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ

    Posted by ブクログ

    主人公の大学生が大学生活で出会った謎をお題に、とても美味しいカクテルを飲むことが出来るバーと出会ってしまったことで、次々と起こる事件。京都の街を舞台に謎解きと、少し恋という日常生活にどんどん読み進んでしまった。

    0
    2024年06月06日
  • 彼女。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    好きだったやつだけ感想

    『恋澤姉妹/青崎有吾』
    唯一現代百合じゃない。何となくスチームパンクっぽいというかデカダンぽい印象。武器が靴べらって???

    『九百十七円は高すぎる/乾くるみ』
    ひたすら算数。先輩に対する思慕と友人に対する恋情が女子高百合っぽい。「先輩に飼われたい」って言ってる女子高生、なんか笑ってしまう。

    『上手くなるまで待って/円居挽』
    主人公の記憶に穴がある所、まあ人間だからそういう事もあるか、と思いつつそんな忘れてる事ある?と思って最後まで違和感。

    『百合である値打ちもない/斜線堂有紀』
    一番現代ぽい百合。女の子の方が美醜を気にすると思うし、配信に対するコメントがリアルで

    0
    2024年04月29日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    探偵を養成する高校。事情があって進学した主人公は学生生活に馴染めずにいたが、毎年新入生と在校生が対抗して行われる学園裁判に参加することになる。
    面白かった。けど、みんな事情あり過ぎでは…。犯罪被害者か探偵の身内じゃないとこの学校来れないのかな?ぐらいに事情盛り盛りなのが少し気になった。

    0
    2024年02月04日
  • 京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ

    Posted by ブクログ

    なかなかおもしろかったです☆
    でも後半の2つのお話は、確率…とかちょっとわたしには難しい。人体消失なんかのお話はワクワクしたし、突然現れる学内の幻のバー「三号館」も魅力的!と思ったのに。
    京都の四季を鮮やかに描写していてそこも良かったです☆
    結局、三号館はなんだったのか…幻か、で終わると思ったら現実にいたとは。続編もあるみたいだけど、正体バレてどう続けるんだろ。
    いつか読んでみたいです。

    0
    2023年08月22日
  • 今出川ルヴォワール

    Posted by ブクログ

    だいぶキャラがこなれてきたので、ここまでの3作の中では好きな方かな。だた、読むのには時間がかかったし、置いて行かれたところも多々あった。解説の我孫子さんの表向きの感想に近いかな。

    0
    2023年06月29日
  • 京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道

    Posted by ブクログ

    登場する女性たちが強く賢く美し過ぎ、一方で主人公の東横は理屈っほくて優柔不断なくせに自尊心が高いのは敢えて対比させるための作為でしょうが、もう少し男性にしっかりして欲しい。
    とはいうものの、コージーミステリーとしてそれなりに面白く、学生時代を過ごした場所が舞台なので親近感を感じます。

    0
    2023年02月04日