円居挽のレビュー一覧

  • 烏丸ルヴォワール

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    法律の枠外に双龍会という私的裁判が千年も続いているという設定は、京都以外に成立するべくもない。
    万城目氏や森見氏とラップする世界観は、各龍師の複雑な出自も相まって、シリーズの発展に期待を持たせます。

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    2015年06月28日
  • 烏丸ルヴォワール

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    立体的。むしろ四次元的?油断するとパンチが飛んでくるんだもの。議論の応酬という感じは前作の方がよりあった。

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    2015年06月21日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    政府による公式な探偵省庁、その下部組織となる探偵養成学校という設定が面白い。話は、3章から構成されていて、各章毎に別の顔を見せるので、いくつものタイプを楽しめる。この本は物語のつかみの部分と言う感じなので、題材の割にさらっとしている。これから明かされていくであろう謎が謎のまま散りばめられているところから、シリーズものになるんだろうと思う。とても面白かったけど、個人的には、もう少し深い感じが欲しかったかな。

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    2015年05月28日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    【収録作品】プロローグ/第一章 学園裁判と名探偵/第二章 暗号と名探偵/第三章 密室と名探偵/エピローグ

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    2015年05月23日
  • 今出川ルヴォワール

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    心根までミステリー脳に染まり切っていない、あえて「一般人」と呼ぶが、その種の読者(私も含め)にとって本書は我孫子武丸による「あとがき」までが今出川ルヴォワールである。
    前作の書評で私は「極めて現実的なミステリーを望んでいたが中身はファンタジーであった」と書いたのだが、それこそ円居挽の術中に嵌まってしまっていたと認めざるを得ないのが本作である。

    本作も、「一般人」が思い描くミステリーではなく、円居挽が思い描くミステリーであり、それは前作でファンタジーとして描かれ、本作は賭博小説、バトル漫画というべき要素がプラスされて描かれている。最初から筆者と読者の間でミステリーに対する相違が存在しているのだ

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    2014年11月15日
  • 今出川ルヴォワール

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    「さて、繊維が発見されるという前提でお話ししますが…」
    「発見されなかったら無駄骨になるが」
    「されますよ。そうでなければ面白くありませんから」
    「面白いから繊維が出てくる? ナンセンスだ」
    「面白くなければ双龍会じゃありませんよ」

    「実際、今日の夕食にはやや塩分が足りないですけどね。撫子さん、貴女にはあと二回塩を振る勇気が必要です」

    「それにはバイカル湖より深い訳があるんですよ」
    「ほう、どんなだ?」
    「撫子さんに振られました。用事があるんですって」
    「高瀬川より浅いな」

    「達也、撫子ちゃんを怒らせたら駄目だよ?」
    「ただ、お互いに譲れないものがかち合っただけだ」

    「ベターハーフとい

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    2014年08月14日
  • 烏丸ルヴォワール

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    ルヴォワールシリーズ二作目。
    前作からのお馴染み面子、論語、達也、撫子ちゃん対なんと今回は流だと…?

    いつ仕掛けられてくるかわからないどんでん返し。油断ならねえ。

    達也の過去が早く知りたい。
    というか達也、そうなの?やっぱりそうなの?

    双龍会から、黄昏卿、越天学園まで拡がりを魅せるシリーズだけども、いつの間にかそれよりも彼らの行方を見守りたいくらいには愛着を持ってしまってることに自分でも驚き。

    あと解説はルヴォワールを解説してるはずが完全に米澤穂信に終始しちゃってますよ綸太郎さん!

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    2014年03月10日
  • 烏丸ルヴォワール

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    天才や超人ではない烏有と流が口にすることは、2人と同じように上ばかり見てため息をついている私には共感できるものが多々あった。
    これから自分がどんな人間になるのか、また明日考えようと思う。

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    2014年02月13日
  • 烏丸ルヴォワール

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    ネタバレ

    当たり前のことを大仰な言い回しで盛り上げるのは前作と同じだが、こちらが慣れたか作者が上手くなったのか、随分と楽しめた。人物像が固まってきて、叙述トリック…トリックというほどではなく、派手な叙述演出を落ち着いてキャラで読み分けられるようになったからだろうか。そうか、達也は流にそういう気持ちか、という青春風味で次作の文庫化が待たれる。前作は丸太町、次作は今出川となむ。

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    2013年12月04日
  • 烏丸ルヴォワール

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    「ねえ、うゆうさんはどんな子供だったの?」
    「明日起きたら大人になってたらいいって毎日思ってた」
    「いつまで?」
    「もう忘れたよ…けど今は毎日こう思ってる。大人になるのはまた明日ってな」

    「あなた、本当に霊長目ヒト科ヒト属?」
    「ホモ・サピエンスだよ!」
    「だったら想像なさい。それが人間だけに許された特権よ」

    『世の中は不公平だ。最高はなかなか更新されないのに、最悪は何度だって塗り替えられる。』

    「あたしの仕事はお前の願いを叶えることだ。ガキの嘘ぐらい本当にできなくて何が龍師だよ」

    「やっとアンタの計算が狂ったな」
    「生憎、四捨五入の範囲内だ」
    「ところがどっこい、一桁の計算違いだよ」

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    2013年10月30日
  • 京都市民限定で求人が出ているとあるバイトについて

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    ジャケ買い+作者買いで読んでみた。

    タイトルから、今流行りのモキュメンタリー作品のようなものを想像していたが、実際には作者の作風がしっかり感じ取れる物語だった。
    謎解き要素も用意はされているものの、主眼は事件そのものよりも、「イメージとしての京都」に存在する怪異や不思議さを描いた点にある一作。

    連作形式のため、他の地域であれば成立しなかっただろうが、京都であればぎりぎり想像できてしまう。その絶妙なラインの世界観がこの作品の肝だと思う。
    歴史と共に現実と伝承、噂話の境界線を曖昧にしたまま、数多くの物語を積み重ねてきた土地だからこそ、こうした設定が成立するのだろう。

    キャラクターや物語の運び

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    2026年01月23日
  • キングレオの冒険

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    以前「京都なぞとき四季報⋯⋯」を拝読したことがあり、今作も読んでみたがライトノベルのような晴れやかな登場人物たちでアニメ化等も期待出来そうです。つくづく京都ってミステリーやサスペンスの似合う街なんだなぁと思える作品でした。

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    2026年01月11日
  • 【東京創元社無料読本】〈憧れの国〉へのガイドブック

    購入済み

    ミステリーと言うよりは

    日常系ミステリーである。ミステリーに有りがちの殺人などがないので読みやすい。個性豊かな四人の女子中学生の活動を中心に描いているのでこれまた読みやすい。しかし、ミステリーの出来そのものから言うと、文字通り生煮えの部分が目についてそれほどでもない。

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    2025年12月18日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    原作のゲームが面白かったので、こちらの小説も購入させていただきました。
    原作の調査・推理の流れを再現することを意識して書かれているのが良かったです。
    一番面白かったのは、センター解体後のジャスミンが見れる5話です。

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    2025年11月03日
  • 丸太町ルヴォワール

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    バトル法廷遊戯the論破合戦
    キャラクターの味付けが濃くて最初ウッ!となりましたが試合シーンは実に楽しめました
    もう少し読んでいる側が入れる隙間あればすごく気に入ってたかもしれない

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    2025年08月06日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    自分が正しいと思ってるなら、俺に言葉で勝ってみせろ(p.191)
    〔鷹司高校〕二校ある探偵養成学校のひとつ。エリートが集まる。
    〔剣峰成〕主人公の一年生。なにか事情ありそう。
    〔太刀杜からん〕ちょっと親しくなったクラスメート。名家の出。なにか秘め事ありそう。
    〔大神五条〕生徒会長。手強い。彼とは闘うことになるのだろう。〔誘拐〕一芸に秀でた特殊能力を持つ生徒が誘拐されているようで学校内に内通者がいると考えられている。
    〔鬼貫重明〕名探偵。ナインティラーズの一人。成に勝ったことがあるらしい。トラウマがある。
    〔降矢木残月〕犯罪者。成にも鬼貫にも因縁がある。
    〔感想〕ミステリというより、駆け引き、心

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    2025年07月18日
  • 丸太町ルヴォワール

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    法廷ミステリとして名高いシリーズ。私的裁判「双龍会(そうりょうえ)」は相手を黙らせれば勝ち。黄龍師(検事)と青龍師(弁護士)による言葉の応酬と、その熱量に圧倒されます。正直これらの趣向はあまり刺さりませんでしたが、初恋の女性を巡るラブストーリーとしての側面も併せ持ち、話としては収まりが良かったです。

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    2025年06月29日
  • 京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道

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    灰原さんの「本来告白って――」という言葉に概ね同意。
    一巻で感じたことを言ってくれた。

    やはり腑に落ちない感じはあったけど、前巻ほどではなかった。
    一巻で読むのをやめなくて良かった。

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    2025年06月21日
  • 貴女。

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    初めて百合小説というジャンルを読みました。
    時代設定や環境の違い、人への想い方が表現の仕方で全く違う百合小説を感じました。

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    2025年04月09日
  • 貴女。

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    BLは読むけど、百合って読んだことがない、と思った時に見かけた本。

    シスターフッド的なものもあればカップルものあれば、叶わぬ恋もあれば、憧れ的なものもあり、様々なテイストだったけど、戦国時代を舞台にした作品は面白かったな。

    ただなんか、短編だから致し方ないかもしれないけど、自分のセクシャリティに向き合っていない感じはあって、そのせいか不自由さとか苦悩的な感じはなかったのが少し残念でした。

    2025.2.25
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    2025年02月25日