円居挽のレビュー一覧

  • 貴女。

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    どの作品も味わいが多種多様でとても良かった。
    特に、織守さんの百合が心にブッ刺さって、読んでいる間ずっと胸キュンが止まらなかった。ずっとハッピーな雰囲気なのに、感情描写の一つ一つに質量があって良かった。

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    2025年11月16日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    百合作品といえば、ただただ男女の関係の男の方を女性に置き換えただけのものと思いがちだ。事実、私はこれを読むまでそう思っていた。

    ただでさえ恋愛経験が少ないから、こういった感情の機微を理解するのは正直言って難しいところだけど、男女の関係以上に繊細なことだろうし、それぞれの心情の変化なんかもまったく違ったものになるだろう。それをそれぞれここまでうまく表現したものは他に類の見ないのではと思う。
    私もまだまだ百合ビギナーであることを自覚したので、百合の教科を必修科目にしたうえで、教科書に全作品掲載して教師に解説したもらいたい。

    特に好きな作品は5作品目、斜線堂有紀先生作の「百合である値打ちもない値

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    2025年11月10日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    クリアしてから小説があることを知りタイミングよく書店に再入荷されていてゲット。
    ジャスミンさん視点の話は熱い!
    大学時代のきのこと山田のぎこちない友人関係が微笑ましかった。
    本編でダメージを喰らっていたので読んでよかった。

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    2025年10月23日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    都市伝説解体センターのスピンオフ短編集。大変面白かった。
    がっつりとしたネタバレはないけど、クリア後推奨。
    ジャスミンがカッコよく、ガイドさんが活躍していて、非常に満足度が高い。

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    2025年10月14日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    1 2話はゲーム中のお話。3 4話はゲーム開始前のお話。5話はゲーム後のお話で構成されていた。

    1話と2話であざみちゃんとジャスミン先輩の互いの思いが感じられてすごく良かった。ただいまゲーム2周目なのでその事を噛み締めながら楽しみたいと思う。

    3話はきのことガスマスクの邂逅。とても青春って感じでゲームでどうしてあんな事にと切なさを感じながら、それでもゆったり流れる時間の描写が清々しく思った。

    4話はもうひたすらに面白かった。期待以上だったかも。声出して笑ってしまった。

    5話もすごく良かった。ただ、欲を言うならゲームラストに繋がる描写がもっと読みたかった。

    それぞれの作者のあとがきとか

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    2025年10月12日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    今の所これといった不満点が全くない断篇集。ただし原作プレイ済みに限る。あざみーとジャスミンの仲の良さにニコニコする。あと個人的に大好きな富入さんの登場が嬉しい。装丁が凄く凄い。無駄に力入ってる。そこも評価したい。楽しめ装丁。

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    2025年09月30日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    ネタバレ

    一番金がかかってそうなスピンオフ。全編著者違うし、表紙絵も描き下ろしだし、なんかステッカーもついてるし装丁もやばい。カバーはモコモコした手触り、本文も赤と黒。

    全話別の人に書かれているわけだが、みんなキャラクターの理解度が高いのか、編集がしっかりしているのか、とにかくこの作品の最重要項目である、愛すべきキャラクターたちという軸がどれも通っているので、著者が違うというのは正直全く気にならなかった。

    第一話からあざみーではなく、ジャスミンが主人公!そしてゲームの第一話のあとという時間軸。追加のオリジナルストーリーが読めるのはとにかく嬉しい。ユーテックとかも話題に出てくるし。
    ただ、帯にも書いて

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    2025年09月23日
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)

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    探偵養成学校に入学した主人公がロジカルバトルを繰り広げる学園裁判から始まり、過去の事件、連続爆弾魔との対決までてんこ盛りな一冊。
    登場人物の名前が難しくて何度も戻ったりはしたけど、まだまだ物語は始まったばかりで楽しみ。

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    2025年07月21日
  • 彼女。

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    思い出しただけで眩しくなるような瞬間さえあるなら、幻滅しようが、それを抱いて生きていけるんじゃないかなとは思ってるよ。

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    2025年05月01日
  • 貴女。

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    待ってました、な百合小説アンソロジー。お気に入りは、織守きょうや「いいよ。」。幸せたっぷり。定番の記憶喪失モノ斜線堂有紀「最高まで行く」も好き。円居挽「雪の花」は高河ゆんの扉も相待って良い。共犯者モノ好き。

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    2025年04月29日
  • 貴女。

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    ネタバレ

    めっちゃ好きです!
    完全にパケ買いしたんですけど、ただの百合のいちゃらぶのアンソロジーじゃなくて、ミステリ要素だったり時代要素だったり、もちろん王道な百合だったりと色んな種類の百合小説が読めて大満足です!帯に書いてあった「〝百合〟ってこんなにも自由。」になるほど!ってなりました。それぞれの小説の初めにイラストレーターさんが書かれたイラストが入ってて物語にあってて想像しやすくてすごく素敵です!

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    2025年02月01日
  • 貴女。

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    初めて百合小説を読んでみましたがめちゃくちゃ良かった!あと表紙が良すぎマジ大好き。2024年マイベスト表紙賞あげちゃう♡

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    2025年01月27日
  • 丸太町ルヴォワール

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     祖父殺しの容疑をかけられた御曹司・城坂論語を巡る私的裁判・双龍会で繰り広げられる天才達による論理合戦が面白いリーガルミステリーで、軽妙な文体と個性豊かな登場人物、変死事件の謎、謎の女・ルージュの正体、そして二転三転する展開の末に待ち受ける驚愕の真相など面白い要素全部載せのような作品だった。また主要人物である城坂論語の恋愛要素も面白かった。

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    2025年01月21日
  • 貴女。

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    ネタバレ

    前作アンソロはエッジが効いた作品が多かった印象。個人的に百合は甘味を求めて嗜むのが好みなので、今作のほうが感覚にフィットした。とはいえミステリ作家が多いので、単に好き→好かれていちゃいちゃ、だけではない工夫?を面白く読んだ。
    織守さんの「いいよ」は正に「こういうのでいいんだよ!」(孤独のグルメ的な)とゆっくりじっくり楽しみました。いい百合だった…。
    収録順に感想
    武田→オチは読めるとしても印象に残る作品。地味なイモ子が大人の女性に磨かれるとか、タイプ違いのかわいい親友に密かに思われてるとか、百合への目配せが嬉しい
    円居→これも百合、そうか百合かぁ。面白い。
    木爾→アイドル…。文章が今風
    青崎→

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    2024年10月26日
  • 貴女。

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    本タメで紹介されていて面白そうだと思ったので手に取った。
    武田綾乃、円居挽、織守きょうや、木爾チレン、青崎有吾、斜線堂有紀の6人による百合小説アンソロジー。
    どれも違った百合を表現していてとても良かった。

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    2024年10月24日
  • 彼女。

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     『貴女』の方が好みだったが、こちらも面白かった。無敵の恋澤姉妹に果敢に挑む話も印象的だったし、九マイルは遠すぎる的な917円は高すぎるの謎解きもワクワクした。最も好きだったのは、『百合である値打ちもない』だ。容姿の整った相手に釣り合うよう整形する心境、揺れる気持ちが何とも言えなかった。
     このシリーズを機にアンソロジー、更に挑戦してみようと思う。

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    2024年09月17日
  • 貴女。

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    本の帯に書いてある通りです。自由で自然
    サスペンス、歴史物、アイドルもの等内容も様々で、文体も個性的です。アンソロジーでは珍しく、後で思い出せない作品がありません。
    編集者の作戦であろう、可愛いピンクの表紙に躊躇した人にも是非読んでもらいたいです。

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    2024年08月03日
  • 丸太町ルヴォワール

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    再読。前回、星4だったが、自身の中で評価は上昇。
    シリーズ全作を揃えたので再読。

    1度目はくどく感じた青龍•黄龍の応酬や、事件を知らない聴衆を納得させるためなら出鱈目を展開する手法が出来事の大枠を知っている読者からすると「それでいいのか?本当に可能か?」と感じていた部分が多くありました。また、何度も繰り返されるどんでん返しがくどく感じるところも多少。

    しかし、再読では伏線やそれぞれの騙し合いが大変面白かった。また、キャラが立っている分感じるラノベ感が苦手と思う方もいるだろが、また彼らと会えたという懐かしい感じが世界感へのめり込む要因となれた。重箱の隅を突くような細やかな伏線からの展開や追求

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    2023年12月04日
  • 丸太町ルヴォワール

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    ルヴォワールシリーズ1作品目。
    論語とルージュの会合から始まる。
    面白い個性を持ったキャラクター達。
    ルージュの正体は誰か、祖父殺しの犯人は誰かという結論に達するまでの天才たちの騙し合いを楽しむストーリ。
    叙述トリック満載。
    真相はどうあれ、大衆が納得すればOKという世の中なので、それができる人が強いですよね。
    面白かったです。

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    2023年06月13日
  • 日曜は憧れの国

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    ここのところよくジュブナイルミステリをよく読むのだけれど、これは白眉と思います。というか好きですね。

    キャラは立っているが、キャラ付けされすぎていない絶妙なバランス。
    単に「事件を解いた」→「人間的に成長した」のような安易な成長譚にせず、謎そのものにしても、その解決方法にしても異なる意見・性格の友人と議論し(時にはしっくりとくる結論がでないこともある)、人生の答えを見つけ出そうともがく様を丁寧に描いている。
    4人のメイン主人公たちの描きわけが巧みなのは、作中何度か2人×2チームで行動した(その組み合わせを変える)時に如実に現れます。また続編ではさらにそれが際立つ。

    いずれにしても、子どもの

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    2023年04月21日