西尾維新のレビュー一覧
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冤罪体質の隠館厄介、今回は頭上から落ちてきた遺言少女とぶつかり、骨折の大怪我。入院中には少女を殺そうとしたという報道をされる、初っ端から不幸に見舞われるところがさすが厄介。
一方、今日子さんは女子中学生に着せ替え人形にされ、セーラー服姿で現れたり、ビルの屋上の策を乗り越えるなど、今回も破天荒で予測のつかない行動をとります。もうそんな今日子さんもお馴染みになってしまいました。
『忘却探偵シリーズ』第4弾は久しぶりの事件1本だけの収録。短編もいいですが、このような形式も読みやすくて良かった。厄介が出てくる回はやはり面白みが増していると感じる。 -
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作家の言祝(ことほぎ)は安楽市から来た自称町おこしコンサルタントの生前(いくまえ)から、自殺の名所にするための小説を依頼される。安楽市は工業地帯のベッドタウンだったはずなのに時代とともに、寂れきっていた。
ある事情からその依頼を受けた言祝は安楽市で謎のネグリジェ女性と食事だけは美味しい宿泊施設で出会う。結局、安楽市自殺名所化計画は進む…のか?
年を取ると油もの辛くなるのと同じ感じで、西尾維新を読むのがコッテリしてきた。いかん、もっと感性を柔らかくしないと、と思いながら読みました。でも、これは結構油っけ控えめだと思います。自殺の名所を作るための秘訣アレコレが面白かったです。
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10余年振りに帰った実家で黒死館殺人事件の初版を見付けました。引くぜ。
京都に行くなら西尾維新だろう、というわけで。紀行モノというところも重なるしね! それなら水の都つながりで大阪まで行ってしまいたいところだけれどそこは自制しました。なんとか。
赤いシリーズ相変わらずの疾走感だけれど、今回は特にミステリ色が強め。強烈な、殺人事件モノである。
それはもう現実味に欠ける主人公側(人類最強と天才とメイド長)に対して、殺人鬼側の薄膜のように丁寧に丁寧に重ねられた狂気のほうが、かえって現実味を帯びてきていて怖くなる。仄暗い水の底から、その狂気が暴かれる様よ。
ああ、なんて鮮烈な -
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ネタバレ【再読】
姫ちゃんって死んじゃうんだっけ……??
事件直後の描写は西尾維新全開って感じで懐かしく感じた。
『円朽葉は違う世界から来た宇宙人なんじゃないか』みたいな会話のパートが好き。西東天もふくめ、なんだか違う物語のスピンオフみたいな回だった。
ジェイルオルタナティヴとバックノズルが初めて出てきた回、戯言シリーズは最初の作品からかなりオルタナティヴがキーワードになっていたことを思い出す。
というかクビシメロマンチスト、サイコロジカルもそうだな…
クビツリハイスクールも、姫ちゃんがジグザグのオルタナティヴと言えないこともないので、かなり序盤からテーマと位置付けてたのかもしれない。
そんなことない -
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ネタバレ西尾維新は化物語アニメを見たくらいでした。
なんとなく化物語的な長いセリフ回しの連続、を身構えていました。
が、そこまででもなく、
癖がそこまで強く無かったのは良い意味で意外でした。(デビュー作だから?)
ミステリとしてもちゃんとしていたので、
普通にミステリとしてオススメですね。
首無し死体のセオリーは絶対的なんですかね。
最近、ミステリを深掘りして読んでいますが、
首無しは必ず入れ替わり、ですね。
今回は、更に踏み台としての登りやすさ、
と言う目的もあったのですが。
若干ではあるが、キャラクターが、何というか「記号的」であり、「こう言うのが良いでしょ」感を感じる。
それ故、動機を聞 -
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ネタバレ完全な戯言シリーズの再現ではないけど、いろいろ書いていろいろあった上での新作続編の戯言シリーズの雰囲気はある感じ。
友に双子の弟がいたとか知らんよ。知らん知らん。マ?
でも、いーちゃんはクビキリサイクルで10年間地下に閉じ込められた奴がどんなものか知ってるか?とか問いかけていた気がするので、いーちゃんは知ってたと思う。
いーちゃんと友が仲良さそうで良かった。友にメイド服着せたり、娘の制服着てデートして職質受けたりしてるけど。仲良いね。
考察で、友が衛星の玖渚を作り上げのはいーちゃんをまた自分の元に呼ぶためでは?とあり、泣く。
あと、世界遺産の城だったのは、哀川さん対策もあるけど、上下運動が -
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西尾維新作品の中でも、文字数が少なめで比較的言葉遊びの言い回しなども少なく、スっと閉めてしまう作品。
読み始めてしばらくは、主人公の性別の判断に戸惑いながら読んだ。(ちなみに男性)西尾維新作品の中では、没個性主人公というところ。
自殺というのがテーマのひとつでもある為、人によるとその文字の羅列に嫌悪感を示す人もいるかもしれないが、私は読んでよかったと感じた。物語を読み進めていくともうひとつのテーマが見え隠れする。物語の最後の展開はそんな馬鹿なと、いう落とし込み方かもしれないが、その言葉を西尾維新という作家が書くことにすごく意味があると思えた。