【感想・ネタバレ】人類最強のヴェネチアのレビュー

あらすじ

一万年に一人の最強ヒロイン。

名探偵にして、人類最強の請負人・哀川潤(あいかわじゅん)。
美女二人と連続殺人犯を追う、ノンストップミステリー

「あたしの旅路を邪魔するな。ぶっ殺すぞ」

人類最強の請負人・哀川潤。
今回の任務は、十九歳にして心理学の権威・軸本みよりの現地調査への同行だ。
完璧すぎるメイド・班田玲も加わって楽しい旅行になるはずが、
目的地のヴェネチアでは、観光客カップル、有名女優らが
相次いで溺死させられる、残忍な殺人事件が発生していた。
“溺殺魔”と呼ばれる犯人の魔手は、彼女たちにも迫り――!?

『掟上今日子の備忘録』の西尾維新がおくる、とびきりハードで危険な探偵譚!

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匿名

購入済み

今回の話は大分ミステリ寄りで面白かった。
それにしても殺し方がえぐい。自分が読んだ西尾作品ではそんなことなかったからちょっとびっくりした。
個人的にメイドが好きなキャラだった。メイドが出てくる過去作を読んでみたくなった。

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2023年12月11日

Posted by ブクログ

ヴェネチアとケーニヒスベルクの橋を軸にしたすったもんだ。哀川潤さんが主役を張っていると、安心して読んでいられる。班田玲さんの久々の登場、と言っても『クビキリサイクル』覚えていないので、10年以上ぶりに再読してみようかなと思っている次第。表紙の潤さんの目ぢからに対して、裏表紙の目を閉じているみよりちゃんと玲さんの対比が印象的。

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2021年01月30日

Posted by ブクログ

人類最強の請負人・哀川潤、心理学の権威・3つ三つ編みの18才軸本みより、完璧メイド・班田玲のヴェネチア女子会。
万里の長城からリド島、ヴェネチア本島、ムラーノ島、サン・ミケーレ島、トルチェッロ島、人工島。
ケーニヒスベルクの橋の検証をなぜかヴェネチアでやったら学生ができないはずの一筆書きができた謎をとく。途中から溺殺魔アクア・アクアとの対決に。
変装の達人のサンヴェローゼ警部との旧交を温めたり、哀川潤がマンホール暮らしだったりハーグの非行少女だったりした過去も。
最後は水に溶けてしまうが、妻を殺した本人の心情を知りたくてなり替わった?
若干いつもより推理小説よりの内容。推理はない。

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2020年12月12日

Posted by ブクログ

――

 10余年振りに帰った実家で黒死館殺人事件の初版を見付けました。引くぜ。



 京都に行くなら西尾維新だろう、というわけで。紀行モノというところも重なるしね! それなら水の都つながりで大阪まで行ってしまいたいところだけれどそこは自制しました。なんとか。

 赤いシリーズ相変わらずの疾走感だけれど、今回は特にミステリ色が強め。強烈な、殺人事件モノである。
 それはもう現実味に欠ける主人公側(人類最強と天才とメイド長)に対して、殺人鬼側の薄膜のように丁寧に丁寧に重ねられた狂気のほうが、かえって現実味を帯びてきていて怖くなる。仄暗い水の底から、その狂気が暴かれる様よ。
 ああ、なんて鮮烈な赤。

 なるほど、最強シリーズとは少し趣を異にするのかな? これはこれでシリーズになりゃしないか。哀川潤トラベルミステリー。
 ☆3.7


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2023年09月20日

Posted by ブクログ

作者本人があとがきに書いている通り舞台がヴェネチアである雰囲気は濃くないし、柱となる一筆書き問題の顛末も雑だし、謎解きも乱暴だ。

キャラクターの絡みと、文体と勢いで読ませている感が強いが、それでも読まされてしまうし、充実した読後感を味わえるのは不思議だ。(騙されているかもしれないが)

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2020年12月24日

Posted by ブクログ

人類最強たる赤き女がヴェネチアで
溺殺犯の殺人に巻き込まれるお話。

今までの最強シリーズとは一線を画す印象。
これまでの4作はあくまで哀川潤個人の悩み?問題に焦点があったが、今回は割と推理小説ぽかった。

最強の物語での動かし方が板についてきた
というか、忘却シリーズと似た印象を覚えた。

そう考えると、哀川潤じゃなくて掟上今日子でも、同じような作品が描けそう。
遠回り大好きで、推理のやる気がなさげな最強と
網羅推理を駆使する最速では解決の展開は違うけど。

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2020年12月05日

Posted by ブクログ

久しぶりに読んでみたいと思って借りた西尾維新作品。洪水のように会話が流れ込んでくる掛け合いの激流に飲まれながら、でも少し懐かしみながら読み進めた。今回の事件の場はヴェネツィア、人類最強の請負人哀川潤、天才で可愛い軸元みより、メイドの班田玲の3人のやりとり、掛け合い、会話劇をどう楽しむかだと思う。ちなみにこれがシリーズものだと知ったのは読み始めてしばらく経った後、でもまあなんとなく補完しながら読めたから良いか。
高校生の時とかは物語シリーズとかを読んでいたけど、ちょっと今の年代だと書き振りや文章の雪崩れ込み方がキツく感じることも。ただ作風は好き、今回の軸元みよりさん面白かった!
しばらく時間を空けて、またふと読みたくなったら他の作品を読もうと思う。

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2025年02月17日

Posted by ブクログ

とにかく読むのが辛かった。好きな哀川潤関連でこれだと、年齢的にもう彼の著作を読むのは無理なんだろうな。買ってしまった分を読んだらやめます。

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2024年01月12日

Posted by ブクログ

過去のシリーズ覚えてたら、もっと楽しめたんだろうなぁ…再登場したのは嬉しいけど、ちゃんと覚えてなくて悔しい(ーー;)

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2021年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最近の西尾維新は妊婦に恨みでもあるのか。
殺し方(死に方?)はかなりえぐいけど、それ以外はいつもの哀川潤だと思った。
昔のキャラが出てくると同窓会みたいで楽しい気分になる。

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2020年11月21日

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