西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
登場人物たちのリズミカルな会話や本でしか出来ない文字遊びがあり、読んでいてとても楽しかった。メタ発言や下ネタが多々ありコメディにしか思えないのだが、時折り意表を付くような真理に近い発言が出て考えさせられることも多い。今回の作品では、「本当の正義」について考えさせられた。「正義の第一条件は強いこと。だから、正義はいつも勝つ。」この言葉が一番印象に残っている。私たちが思っている正義は実は正しいからではなく、強いからなのかもしれない。そうならば、正しいだけでは「偽物」となる。これが正解なのかはまだ分からないが、これから考えていく上で大切なヒントをもらった気がする。
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独特
「僕はワガママな人間かもしれないけど適当な人間ではないつもりです!」 「人がルールを守るべきなのではない。ルールが人を守るべきなのだ」 今回も西尾氏特有の言葉遊びや哲学、洒落、小ネタが盛りだくさんでした。
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絵柄はジャンプ系
黒神めだかは、「知的で上から目線 かつ 熱血バカな女の子」という、 ジャンプでは滅多にお目にかかれないキャラクターです。
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Posted by ブクログ
冤罪体質の隠館厄介、今回は頭上から落ちてきた遺言少女とぶつかり、骨折の大怪我。入院中には少女を殺そうとしたという報道をされる、初っ端から不幸に見舞われるところがさすが厄介。
一方、今日子さんは女子中学生に着せ替え人形にされ、セーラー服姿で現れたり、ビルの屋上の策を乗り越えるなど、今回も破天荒で予測のつかない行動をとります。もうそんな今日子さんもお馴染みになってしまいました。
『忘却探偵シリーズ』第4弾は久しぶりの事件1本だけの収録。短編もいいですが、このような形式も読みやすくて良かった。厄介が出てくる回はやはり面白みが増していると感じる。