西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの後に毒刀『鍍』所有者、真庭鳳凰、炎刀『銃』所有者、左右田右衛門左衛門とのクライマックス連戦が控えていることが早くから判明しているため、読む前はこの巻は退屈だろうな・・・と思っていたがどっこい、盛りだくさんの要素とまさかの展開で、ほのぼのした読み口ながらこれまでの九巻中ベストな面白さ。
その盛りだくさんなところを挙げてみると、物語当初からとがめに調教され続け、見事なまでに人間化したことがはっきり読み取れる七花、ついにベールを脱ぐ奇策士とがめのこれぞまさに奇策、完全に物差しと化した錆白兵(哀)、さらば麗しき真庭鴛鴦タン(つД`)・゜・とフックありまくり。
なにげにこの左右田右衛門左衛門 vs -
Posted by ブクログ
前作の化物語よりも少し会話が落ち着いていると感じた。前ほど面白おかしくない。とはいえ会話のやり取りはやはりテンポよく進んでいく。このリズムのよさみたいなものはやはり重要なこの著者の持ち味だろう。ほかの作者にはまねできないテンポ、言葉回しである。このリズムを崩してほしくないと思う。
近い雰囲気だと個人的に感じるのは星界シリーズのクファディスとスポール様とか、カヒュールとトライフのやり取り。ただ、彼らはボケと突っ込みじゃなくていたってまじめな話をしているわけだが。
そんなこんなで相変わらず続編は楽しみである。できる限り偽物語とか猫物語を読みたい。