西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ異常なキャラたちをちゃんと深く書いているから、面白いのかな。台詞回しも面白い。
「喧嘩すればよかったんだ」
「現在ってのは、別に過去だけで構成されてるわけじゃねえだろう――未来ってのも、過去と現在の二つだけで構成されてるってわけでもねえ」
「ばいばい、セリヌンティウス」「走れ、メロス」
「十万回に一回しか起きない事は一回目に起きる―」
「恥ずかしい告白大会しようぜ。一番、人類最悪。実は俺、何も考えてないんだよ」
「探していた幸せはあんな遠くにあったけれど、僕たちは、幸せになった。
多くのものを失いながら、かけがえのないものを得た」
「僕たちは、幸せになった」 -
Posted by ブクログ
中学時代にはじめて買った西尾さんの本。
今でこそ有名になってしまったけれど、この頃はまわりから何の前評判も入ってくることもなく、新鮮な気持ちで読むことができた。
「ライトノベル+推理小説」
という組み合わせも面白かったし、斬新なキャラ名に惹かれて当時は本当にのめりこんだ。
読むごとに魅せられる部分が違って、
保健室での饒舌な部分や様刻のために無理して校内を移動したりする部分など色んな表情を見せる黒猫のキャラクターに惹かれることもあれば、
最初は嫌いだったりりすの良さが読む度に少しずつわかるようになったり……
あとは作中で夜月が自分の本棚の本を背表紙の色別に分けて虹色にグラデーションさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ完結。別離のシーンでは「全部嘘だった、感情は駒だ」という言葉に今までの全てを否定されたのかと思った。けど「言葉は嘘でも、気持ちは嘘ではない」、その言葉に胸が苦しくなった。死ぬ事でしか止まれなかったとがめ。それだけに最後の言葉は胸に刺さる。ちぇりおのくだりは泣き笑い状態。素直に笑えたのは誠刀の皿場工舎ぐらいかな、アニメでもそこは爆笑した。そして七花は「おれも、おれのためにだけ、戦ってたんだと思うぜ」って言うけど、とがめに惚れていたことも確信し、信じている。そこがややこしいような素直なような。心に響く言葉が多すぎてもうわけがわからないw。
物語の最後の節は12巻積み重ねた重みを感じる。活字で読む